ペルソナ5 The My Star   作:アカトンボ

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一応ペルソナ5のゲームのように意識して話の構成を書いているつもりなんですけど、らしくなってますかね。


第十四話 武器

 4月23日、日曜日、昼間。

 やる事も特にないため、蓮がこれからの怪盗団活動に向けてモルガナに教わった『キーピック』や『煙幕』といった潜入道具の補充をしていたところ、ふとスマホが鳴る。確認してみると、ちょうど先週の休日にラーメンくらいしで知り合ったたけしくんからチャットが届いていた。

 

【やあ雨宮君、今日は空いているかな? よかったらこれからラーメンくらいしに来てくれないか? あの店から武器を買えるめぼしいメニューがわかったかもしれないんだ】

 

 たけしくんの言っている『めぼしいメニュー』とは、つまりゲテモノである。前に板チョコミルクラーメンやら生クリームチャーハンを注文していたたけしくんが、武器の噂を確かめるために吐きそうになりながらも死に物狂いで食べていた勇姿を思い出す。そこへ蓮と出会い、そんな彼が『協力してくれ』と頼まれたのだ。これからの怪盗団活動のために新しい武器は必要となってくると思い、蓮はたけしくんに協力することになって今に至る。

 そこへ蓮のスマホが鳴って気になったモルガナが蓮のスマホ画面を覗く。

 

「ああ、あのラーメン屋な……蓮、本当にあんな不味そうなのを食うつもりなのか?」

 

 モルガナにそう言われ、蓮は少し渋い顔になる。本当は蓮だってゲテモノメニューは食べたくないのだ。どうせなら美味しいものを食べたいに決まってる。しかし、武器を調達できるところと言ったらあの店しかない。どんなに胃が悲鳴をあげようとも覚悟の上だ。蓮はそうモルガナに伝える。

 

「そうか…すまんな、蓮。ワガハイも協力できればいいんだが……」

 

 気持ちだけ受け取っておく、と申し訳なさそうにしているモルガナに言う。普通の猫にラーメンはNGな食べ物だ。いくらモルガナが特殊でも多少の心配があるため、モルガナの分まで蓮は頑張ることを決意する。

 

「そうだ、アケチやアクアにも手伝ってもらったらどうだ? オマエとあの胡散臭い眼鏡だけじゃ心許ないだろ」

 

 胡散臭い眼鏡というのはたけしくんの事だろう。

 モルガナの言っている通り、あの2人にも協力を頼みたいところではあるがそれは諦めた方がよさそうだ。明智は昨日、警察に呼び出されて以来、連絡が来ないのだ。おそらく何かの捜査で忙しいのだろう。となると、アクアに頼もう――と一瞬考えたのだが、アクアも昨日の異世界でのシャドウとの戦闘で疲れていそうだ。怪盗団に入ったばかりの彼に今からゲテモノを食わせるのは人の心がないというものだ。そう思い、蓮がチャットを閉じようとすると、ちょうどアクアの方からチャットがきた。

 

【監督に用事があって今からそっちに行く】

 

 どうやらアクアも今日は予定があるようで、やはりここはリーダーである自分しかいないと思った蓮はアクアには『自分はこれから用事があって出掛ける』と送り、たけしくんには『今から向かう』とチャットの返事をした。

 

「蓮、健闘を祈ってるぜ! 絶対無事に帰って来いよ!」

 

 モルガナにエールを送られながら、蓮は覚悟を決めてラーメンくらいしに向かうことにした。無事に帰って来られるかどうかは別として。

 

 

 そしてラーメンくらいしに着き、扉を開く。ラーメンの作っているおばちゃんに「いらっしゃい〜」と言われるとともに、前と同じカウンター席の位置に座っていたたけしくんと目が合うと、たけしくんは手招きをしながらこちらに声をかけてきた。

 

「来たんだね。隣に座るといいよ」

 

 言われた通り、蓮はたけしくんの隣の椅子に座る。今のところ、客は自分とたけしくんしかいない。果たしてこのラーメン屋は繁盛しているのだろうか。武器を手に入れるようになってから廃業なんてことはないといいのだが。

 これからどんなゲテモノを食わされるのか見当もつかないが覚悟を決めるしかなさそうだ。

 

「早速だけど、『キウイチャーシュー』と『いちごオレタンタン麺』どっちがいい?」

 

 正直、どっちもミスマッチで不味そうなので食べたくない。とはいえ、どっちみち食べない事には武器は手に入らなそうなのは確かだ。地獄の2択を迫られた蓮は、キウイチャーシューとたけしくんに言った。

 

「じゃあ、僕はいちごオレタンタン麺にするよ。ママ、キウイチャーシューといちごオレタンタン麺を」

 

 店主のおばちゃんにゲテモノメニューを注文するたけしくん。もはや慣れなのかゲテモノを注文することに躊躇いがない。

 この機会に、どうしてたけしくんはそこまでして武器を売って欲しいのか訊いてみることにした。

 

「フッ…こう見えて僕は闇に生きる高校生探偵でね。探偵として噂の真意を確かめずにはいられないのだよ」

 

 そう言いながら、たけしくんは眼鏡の位置を正す。どうやら、たけしくんは明智と同じ高校生探偵だったようで、自分は探偵と何かしら縁でもあるのかとつくづく思う蓮であった。

 

「君も何か依頼があるなら僕が所属してる探偵事務所に来てくれたまえ。あ、これチラシね。場所はセンター街にあるスポーツジムの横にあるから」

 

 どこから用意したのか、たけしくんの所属している探偵事務所のチラシを渡される。探偵は明智で間に合っているのだが、もしターゲットにする悪人の情報が欲しい時は行ってもいいかもしれない。

 

「はい、お待ちどう〜」

 

 ちょうど注文した品が出来たようで、蓮の前にはキウイチャーシュー、たけしくんの前にはいちごオレタンタン麺が置かれる。たけしくんのいちごオレタンタン麺はピンク色のスープの中に麺やメンマがぶち込まれており、それに比べてキウイチャーシューはその名前の通り、チャーシューの代わりにキウイが麺の上に大量にある品だ。まだこっちの方がマシと思った蓮は、いちごオレタンタン麺を選ばなくてホッとしていた。

 

「さあ、食べるぞ!」

 

 それから1時間後。

 しばらくして、なんとか食べ終えた2人は口元を押さえて吐きそうになっていた。キウイチャーシューがマシだと思った蓮だったが、別にそんな事はなかった。なんとスープがキウイの果汁で出来ており、口に広がった瞬間、かなりの酸っぱさと麺とのミスマッチで途中で何度も挫折をしかけたが、なんとか完食することが出来た。ゲテモノに立ち向かった彼らの勇姿は、素晴らしいと褒めちぎっても過言ではないだろう。

 

「うぷ……完食できたぜ。雨宮君もお疲れ様だ。具合が悪くなったらこれを飲むといいよ」

 

 そういって渡されたのは白くて丸い錠剤だ。何かの怪しい薬か?と思った蓮はたけしくんに念の為訊いてみると、彼は笑いながら首を横に振りながら否定した。

 

「あはは、そんなわけないじゃないか。うちの薬局チェーン店で売ってる胃薬さ、よく効くんだよ」

 

 どうやら用意は周到のようで、蓮はありがたく貰うことにした。怪盗団の活動のために、武見の薬の代わりでこれからはたけしくんの実家である薬局チェーンで薬を買うのもありかもしれない。

 

「……」

 

 さっきから黙って蓮の方を見ているおばちゃん。蓮も視線に気付き、おばちゃんと目が合うと、彼女は先程とはどこか雰囲気を変えて言った。

 

「いつかこんな日が来ると思ってたよ。そこの癖毛の坊や…アンタに武器を売ってやるよ――とは言っても、本物じゃなくてレプリカだけどねぇ…」

「なっ…! キウイチャーシューが正解だったのか!って…レプリカだって?」

 

 別に本物じゃなくてもリアルに見えるレプリカなら活動に支障は無い。むしろ本物なら、警察に見つかれば銃刀法違反で捕まってしまうだろう。とはいえ、レプリカでも凶器準備集合罪が適用されるので、どのみち警察には持っているところを見られるわけにはいかない。傷害事件の冤罪の件もあって蓮としてはこれ以上、警察には極力関わりたくはない。

 蓮は、「レプリカで十分だ」と答えると、おばちゃんはそのまま厨房の奥の部屋に入っていく。しばらく待っていると、おばちゃんは大きな銀色のケースを持って蓮の前に開けてみせた。ケースの中には、蓮の使っている得物のアタックナイフより切れ味の良さそうなアセイミナイフだった。

 

「癖毛のお兄さんにはこのナイフをあげようか。よくあのゲテモノを完食したものだよ。餞別さ、今回はタダでやるよ」

「おお…レプリカだけどリアルに見える……ママ! 僕にも売ってくれ!」

 

 アセイミナイフを見て、眼鏡越しでもわかるようなキラキラと目を輝せながら、そう言うたけしくんに、おばちゃんは厳しめな口調で言った。

 

「それなら、アンタもキウイチャーシューを食べていきな! でなきゃ売ってやらないよ!」

「うぐぐ…僕は闇に生きる高校生探偵だ…もう一品ゲテモノを食べることくらい造作もないぜ…ママ、キウイチャーシュー1つ!」

 

 辛い困難を乗り越え、なんとか新しい武器を手に入れることが出来た蓮。ミリタリーショップの代わりにこれからの武器の調達は、ここですることに決めた。この世界でも武器を買えるようになって、ひとまず安心である。

 この後、キウイチャーシューを食べ切ったたけしくんも、本日2品目のゲテモノを完食して武器を売ってもらえることになり、今日のところは解散になった。2人はなんとか武器を手に入れることができ、ラーメンくらいしから出るとたけしくんは改めて蓮に感謝の言葉を言った。

 

「ありがとう雨宮君、君のおかげだ。君も今日の食いっぷりは見事だったよ」

 

 出来れば二度と食べたくないものだ。あれをもう一度食べろと言われたら、速攻で拒否するだろう。なんにせよ、一品で武器を手に入れることが出来たのは運が良い。モルガナの言う通り、蓮は本当に『持ってる』のかもしれない。

 

「僕もこの辺で失礼するよ。うちの探偵長に結果を報告しないといけないから」

 

 たけしくんと別れ、蓮もそろそろ帰ろうとすると、後ろからガララとドアが開く音が聞こえてくる。振り返ってみると、そこにいたのは店主のおばちゃんだった。

 

「まさか一品で合言葉である秘密メニューを当てるとはね〜。お兄さん、あんた一体何者だい?」

 

 >ただの高校生だ

 

 おばちゃんの質問に何も動揺することなく淡々と答える蓮。秘密メニューを当てられたのはたけしくんのおかげなのだが、それは黙っておこう。

 蓮の偶々だと言う主張におばちゃんは不敵な笑みを浮かべる。

 

「まあ、詮索はしないでおいてやるとするかねぇ。それはそうとお兄さん、うちでアルバイトする気はないかい?」

 

 突然の勧誘に少し考える蓮に対し、おばちゃんは続けて言った。

 

「今回はタダで武器をやったけど、次からはちゃんと取るもの取るからねぇ〜。うちで働いてくれるなら給料も払うし、それなりの物も出してやるよ」

 

 確かにこれからの活動に向けて、お金は必要になる。それで蓮は元の世界でも、コンビニ、花屋、牛丼屋、ミリタリーショップ、バー:にゅぅカマーといくつものバイトを掛け持ちしていたものだ。思えばあの頃が懐かしく思えてくる。

 また新しい武器を買うためならば、ラーメンくらいしのバイトをするのは悪い話ではないと思い、蓮はおばちゃんとの『取引』を受けることにした。

 

「話のわかる子で助かるよ〜。そういえば自己紹介がまだだったねぇ。あたしは倉石恵、見ての通り謎多きこのラーメン屋の店主さ」

 

 蓮も自己紹介をして、これからよろしくお願いしますと礼儀正しく言うと倉石のおばちゃんは感心していた。

 

「殊勝でいいねぇ〜。連絡先教えな、来て欲しい時はチャットで連絡するからさ」

 

 蓮はスマホを取り出して、倉石のおばちゃんと連絡先を交換する。怪盗団活動と関係のない日に呼ばれたら出来るだけ行くことにしよう。蓮はそう思い、今日のところはそろそろ帰宅することにした。

 

 

 ・・・

 

 夜。場所は変わって、ある一軒家にて。2人の少女が台所で小さなパーティをしていた。テーブルの上には美味しそうなアジフライにお吸い物、サラダがあり、どれも見た目がよくそそられるものばかりだ。

 瑠璃色のボブカットの少女が、もう一人の茶色っぽい黒髪で、外ハネ気味のショート姫カットに、クラウンブレイドをしている少女にむけてリズムに乗せて拍手をしながら言った。

 

(まこと)ちゃん、お誕生日おめでとう!」

 

 どうやら今日は真と呼ばれた少女の誕生日だったようで、祝われた真は嬉しそうにしている。

 

「ありがとう、あかね。稽古帰りだったのにわざわざ来てくれて」

「ううん、気にしないで。私がしたかったから、ね?」

 

 真を祝っていたのは、来月から始まる恋愛リアリティショー、『今ガチ』に出る黒川あかねであった。真も言っていたが、あかねは稽古帰りだったようで、それでも誕生日を祝ってくれるために来てくれたのだ。真としては、友達がここまでしてくれて嬉しいという感情と感謝の気持ちしかなかった。

 

「あとこれ、プレゼントだよ」

 

 そう言いながら、あかねが渡したのはパンダのキャラクターの『ブチまる君』のぬいぐるみだった。真は嬉しそうにブチまる君のぬいぐるみを受け取る。

 

「しかもこれ、春の限定カラーのやつじゃない…あかね…」

「えへへ…喜んでくれて良かった」

 

 いつものブチまる君は白黒だが、プレゼントされたブチまる君は白とピンクの色合いである。真も狙ってはいたが、なんせ真やあかねが小学校の頃に流行ったキャラクターなので生産された数は少なく、すぐに完売になってしまったのもあって結局諦めることになり、手に入れられなかったものだ。それを自分より忙しいであろうあかねが買えたのは真も驚いている。

 

「それにしてもよく買えたわね…私も出来るだけ早くネットで買おうとしてたのだけど、すぐ売り切れちゃったもの」

「実は私が買ったのが最後の一つだったんだよ。あとちょっと遅かったら危なかったかも」

「え? ということは、あかねのは…」

 

 あかねもブチまる君が好きなことを知っている真は『最後の一つ』と聞いて察する。あかねもこれが欲しかったのではないかと、思った真は限定カラーのブチまる君を見ながら、戸惑っていた。そんな彼女の心情を読み取ったのか、あかねは真が気にすることがないように言った。

 

「ううん気にしないで、元々真ちゃんのために買ったんだもん。ほら、お料理冷めちゃうよ!」

「ありがとう…ずっと大事にするわ。いただきます」

 

 あかねの用意してくれた手料理を口にする真。案の定、絶品で箸が止まらない。特に、あかねがリクエストに応えて作ってくれたアジフライがかなり美味しく感じた。

 

 彼女達が知り合ったのは、高校1年生の3学期の冬――つまり今年のことである。真がいつものように図書室で勉強をしていたら、真のブチまる君筆箱を見ながらあかねがぼろっと「ブチまる君…」と口に出てしまったのがきっかけだ。あかねもブチまる君にハマっていた時期があり、それで意気投合して以来話すようになった。

 そして、あかねの勧めで彼女と彼女の母親が通っているという料理教室にも真は通うことになり、今ではお互いに気を許せる仲と呼べるような間柄になっており、こうして誕生日を祝っているのが何よりの証拠である。

 真が料理を食べ終えて、ホールのショートケーキを包丁で切り分けていたあかねが思い出したかのように言った。

 

「ところで、真ちゃんのお父さん(・・・・)は今もお仕事?」

「ええ、今日も帰りが遅くなるって言ってたわ。今回している捜査が手を焼いているみたいで…」

「ふぅん、私のお父さんも最近忙しそうにしてるからそれと関係あるのかも」

 

 そう相槌を打ちながら、均等に切り分けられたケーキの置いた皿を真のところに置くあかね。偶然にも真とあかねの父親は警察官らしく、今も必死になって犯人の捜査をしているようだ。

 

「わあ、このケーキ美味しそうね。もしかして話題になってるお店の?」

「うん、本当はケーキも手作り出来たらよかったんだけど…ごめんね」

 

 別にあかねはケーキを作れないわけではなく、ケーキを作るのにはどうしても時間がかかるため、夜にすると遅くなってしまうのだ。申し訳なさそうにしているあかねを見て、真はにこやかに返した。

 

「もう、そんなの気にしなくていいのに。あかねには感謝しても仕切れないわ。今度の貴方の誕生日には盛大に祝わせてね」

「真ちゃん…」

 

 なんだかあかねが自分を責めそうな雰囲気になりそうなため、真は話題を変えた。あかねが今度出演する今ガチの話だ。

 

「あ、そういえば、あかねって前に言ってた恋愛リアリティショー番組に出るのよね? 確か…『今からガチ恋始めます』ってタイトルの」

 

 真がスマホを取り出して、他の出演者と一緒になって写っているあかねの写真を本人に見せる。

 

「なんかすごい面子ね…それに最近のネットやテレビで話題の明智くんだっているじゃない。彼がこういうのに出るなんて意外ね」

 

 どうやら真も明智のことを認知しているようで、美食探偵王子の存在は大きく目に映るみたいだ。今までは明智がテレビに出るとしたら、討論番組かニュース番組のゲストくらいだったのだが、最近は一体どういう心変わりなのだろうと考えていた真に対してあかねはポツリと言葉をこぼす。

 

「多分だけど…彼には何か目的があるんだと思う」

「目的?」

 

 聞き返す真に、あかねは続けて言った。

 

「うん、例えば今よりもっと有名になって自分の言葉で世間を…大衆を煽る…とか?」

「大衆を…煽る?」

 

 あかねの言ったことを繰り返し、顎に手を当てて考え込む真。あかねの観察眼にはいつも驚かせられてばかりで、しかもほとんど間違いなく合っているのだ。真は将来、父親と同じ警察官になろうとしているが、あかねの方がそういうのに向いてるんじゃ?と思ってさえいる。しかし、彼女は現在の時点で、立派な女優と役者をしているので真は言わないようにしている。

 

「まあ、私なりの解釈なんだけどね。それに……」

「ん? 何か気になることでも?」

 

 何かを続けて言おうとしていたあかねだが、そこから言葉が途切れる。すると、首をふるふると横に振り、ケーキに目線を向けた。

 

「…ううん、それより今はケーキ食べよ? せっかくの真ちゃんの誕生日なんだし」

 

 明るく振る舞いながら言うあかねに、真も野暮な事は言う必要はないと思い、あかねに合わせることにした。

 

「そうね。今日は本当にありがとう、あかね」

 




ご覧になられた通り、あかねと真は同じ高校で友達設定にしました。2人は優秀で真面目で気が合いそうだと思うんですよねぇ。
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