ペルソナ5 The My Star 作:アカトンボ
群青色をした牢獄の部屋、ベルベットルームにて蓮は目を覚ます。どうやらまた現実で寝ている間に呼ばれたようである。解放された檻の向こうから両肘をついて座っているイゴールと、傍らで立っているラヴェンツァの姿があった。今では見慣れた光景だが、彼女がカロリーヌとジュスティーヌに分かれていた頃が懐かしく思う。蓮は寝台から起き上がり、イゴール達の前に近づく。
「ようこそ……我がベルベットルームへ。ふむ、何やら久しく感じますな」
「お待ちしておりました、マイトリックスター。どうやら順調に立ちはだかる壁を突破しているご様子……流石です」
「大変結構」
ラヴェンツァの言っているのは、おそらく反谷、金田といった大物を改心させたことだろう。今のところ自分は破滅への道を進んでいないようで何よりだ。蓮がそう安堵しているとそこへラヴェンツァが釘を刺す。
「ですが決してご油断などなさらぬよう。一瞬の油断が命取りになりますから……気を抜いてはいけませんよ」
ラヴェンツァの言葉に気を引き締める蓮。確かに、今回も獅童のような裏で手を引いている輩がいるかもしれない。しまいにはヤルダバオトのような黒幕が現れないとも限らないのだ。蓮達をこの世界に閉じ込めたのも、おそらくヤルダバオトのような存在であるのはわかってはいるのだが……一体何が目的だろうか。蓮がそう思考を巡らせていると、イゴールがまるで蓮の思考を読み取ったかのように言った。
「貴方はすでに二度も世界を救ってくださった。おそらくですが、貴方の存在を邪魔に思われたのでしょうな」
相変わらず何かを知っていそうな口ぶりである。ベルベットルームの住人というのは全員こういうのばかりなんだろうか。偽物のイゴールであったヤルダバオトは、最初から最後まで出来レース的な感じだったが、今目の前にいるイゴールは本物であるため疑いようもない。大体偽物ならラヴェンツァが見破れるはずだ。
蓮は脳裏に浮かんだある可能性を考え、またヤルダバオトが復活してるのか?と訊いてみるとラヴェンツァが代わりに答える。
「いえ、あの悪神ではありません。むしろ今回もあの悪神なら話は早かったのですが……以前にも話した通り、私にはわかりかねます…」
>イゴールは知らないのか?
「それが…我が主もお力がまだ万全ではないため、正体を特定するのは時間が必要でしょう……何かわかり次第こちらからお呼びしますので、それまでお待ち頂けますか?」
わかった、と蓮。ラヴェンツァでさえ正体がわからないとなると今回の黒幕は手強そうである。おそらく今の怪盗団の戦力では抗うのは難しいかもしれない。
ジリリリッ!とサイレンの音が鳴る。もう時間のようで、ラヴェンツァが心なしか名残惜しそうにしている。
「あの……偶には貴方からも来てくださいね? 私もお待ちしてますから…」
・
・
5月1日。月曜日。放課後。
新生怪盗団のメンバーでメメントスに行ってから二日が過ぎる。この土日は、皆で集まることはなくそれぞれ自由に過ごした。蓮は何をしていたのかというと、ラーメンくらいしの店長である倉石に呼ばれてアルバイトをしたり、体が鈍らないように走り込みや体を鍛えていたり、次に異世界に行く時に備えて潜入道具の補充をしたりしていた。
今日から5月が始まり、連休が間近である。クラスの生徒達も「GWどこか旅行する?」だの浮かれ気分だ。そういえば自分が東京にまた来たのはGWの初日だということを思い出し、複雑な気持ちになる。本当ならGWを元の怪盗団メンバーや惣治郎と楽しく過ごそうと計画をしていたのだが、どうしてこうなってしまったのか……むしろ元の世界に帰れた時に土産話がたくさん出来そうである。信じてもらえるかは別として。
そろそろ中間テストも近いので、今日は勉強しようかと思い図書室に行こうと思っていると、アクアに声をかけられた。
「蓮、もし予定が無かったらこれから屋上に来ないか? 有馬も呼んである」
「カナもだって? ひょっとしてオマエラ…怪盗団辞めるなんてこと言わねーよな?」
「……そうじゃない。気分が乗らないなら別にいいけどどうする?」
アクアの話とは一体なんだろうか。滅多にアクアから誘わないので興味本位で、蓮は「行く」と答える。
「じゃあ行くぞ」
それから蓮達は屋上に向かうことになった。何の話があるのかはさっぱりだが、大事な話なのは間違いないだろう。そして屋上へのドアを開くと、そこにはかなではなくアクアの双子の妹であるルビーの姿があり、彼女も蓮が来たことに目を丸くしていた。
「雨宮くん!? もしかしてお兄ちゃん……雨宮くんまでアイドルにしようとしてるの…?」
いきなり話が飛躍しすぎてわけがわからない。それはモルガナも同じでアクアに説明を求めた。
「おいアクア、どういうことだよ」
「…今からちゃんと話す」
有馬が来る前に、とアクアはおもむろに話し出す。どうやら前に不知火フリルに「何をやっている方ですか?」という質問にルビーがしどろもどろになってしまった後、事務所の社長に「早く私をアイドルにしてよーーー!!」と泣き付いたそうで、早々にアイドル活動をするためにメンバーを探していたのである。それでかなをアイドルのメンバーにスカウトしたいそうだ。まあ確かに、見た目はかなも可愛いのでアイドルをやっている彼女も見てみたい気もする。
「もしかして、ワガハイと蓮にもカナのアイドル勧誘をしろってことか?」
「まあ、蓮にも用はあるけど有馬を無事にスカウト出来てからだな」
すると、ガチャッとドアの開く音が聞こえてきた。噂をすれば何とやら。そこには、どことなく身だしなみを整えていたかなの姿があった。
「お待た……」
「待ってたわ。遅いじゃない」
「あ"? 永遠に待ってろ……」
ルビーに対してあからさまに態度を変えるかな。かなが口が悪いのは蓮も知っていたが、ここまでの対応は蓮でもされたことがない。あるとすれば、彼女に『ジュウソウ』とコードネームを提案した時くらいである。
「大事な話があるって聞いたから来たのに……蓮はともかく、なんで妹の方まで居るの?」
蓮から見てもわかるこのルビーへの嫌悪感。一体何をしたらここまでの扱いをするのか気になってきた。なんならベンチに足を組んで座ってスマホを弄り出す始末だ。
「で、どんな話? 私も暇じゃないんだから20秒……いえ、10秒で済ませて」
「態度露骨ぅ……」
流石のルビーもあまりいい気はしないようで、スカウトする前に喧嘩になりそうな雰囲気である。いざとなったら止めに入るが、今は黙って見守っておこう。
「お兄ちゃん! ここでアイドルやらない?って誘ったら『君はアイドル級に可愛いよ』って言うようなものじゃない!? すごく癪なんだけど!」
「なんのプライドだよ。一刻も早くアイドルとして活動始めたいんだろ? 意地張ってる場合なのか?」
アクアにそう言われ、確かにそうと自分を納得させるルビー。すると、ルビーは深呼吸をしてから、意を決してかなにアイドルのスカウトをする。
「有馬かなさん、私とアイドルやりませんか?」
「アイドル? 何よ急に……」
いきなりの勧誘に戸惑うかなだが、ルビーの表情は至って真剣で本気なのがわかる。どうやらルビーの事務所でアイドルユニットを組む企画をしており、かながフリーだと知ってスカウトしようと決めたようだ。かなはもう一度確認としてルビーに聞いた。
「……これマジな話なの?」
「大事でマジな話」
「…ちょっと考える時間頂戴」
かなからすればいきなりアイドルに誘われるとは思ってもみなかったのだろう。つい先日も怪盗団に入ったばかりで今度はアイドルである。普通なら唐突な出来事がいくつも重なって、思考が追いつかないところだ。
しばらく時間が経った後、かなが返事をしようと口を開く。
「悪いけど――」
「頼む、有馬かな。妹とアイドルをやってくれ」
断ろうと決断したかなに対して、アクアが割って入る。自分の前で膝を突いてお願いしていたのを見たかなだが、自信なさそうに言った。
「でも……私そこまで可愛く……」
「いや、可愛いだろ。有馬はそこらのアイドルよりずっと可愛い。有馬になら大事な妹を預けられると思ってる」
「で、でも……」
「頼む、アイドルやってくれ」
側から見れば、アクアがかなを口説いてるようにも見える。怪盗団の勧誘の時は否定的なアクアだったが、今回はゴリ押しで通そうとしている。本心から言っているのだとは思うが、果たして今回のアイドルのスカウトはいかに。
「む…無理!」
「頼む」
「やらないって!」
「有馬のこと信頼して頼んでいるんだ」
妹の活動のためにアクアはゴリ押しで頼み込んでいる。ここまで静観していた蓮であったが、「かなならやれる」や「やる前から諦めるのか?」と説得を試みる。
「蓮まで何よ……もうっ! 何度言われても無理なものは無理! 絶対やらないから!」
〜〜〜
そんなやりとりが続いてからおよそ一時間後。
そこにはアクア達の事務所であり自宅でもある『苺プロ』にて、契約書にサインと判子を押しているかなの姿が。結局、怪盗団への勧誘の時と同じで今回も無理矢理?アイドルにされたかなであった。前にも思ったのだが、かなは本当に押しに弱くて心配になってくる。
「頭では駄目ってわかってるのに……なんで私はいつもこうーー!」
「一緒にがんばろうね、先輩♪」
頭を抱えて叫んでいるかなと新しいメンバーが入って機嫌の良いルビー。これからの彼女達のアイドル活動も頑張ってほしいところだ。
蓮が密かにルビーとかなを応援しようと思ってると、社長と思しき女性がこちらを向いて声をかけてきた。
「貴方は確か…前に気絶していたアクアを運んでくれた子よね? あの時は本当にありがとう」
大したことはしていない、と謙虚に言う蓮。あの時とはアクアが初めてペルソナに覚醒した日のことだ。あの時はたまたまルビーが通りがからなければ家まで送れなかったので運が良かった。もしいなければ、最終的に五反田家まで運んでいたかもしれない。
「私はこの苺プロダクション代表取締役の『斉藤ミヤコ』と言います。今後とも、アクアを…うちの子達をよろしくお願いしますね」
そう丁寧に言われて、蓮もミヤコに自己紹介する。芸能事務所の社長相手だと、普通はついつい畏まるところだが、蓮は肝が据わっているので動揺することはない。それどころか真顔で「わかった」と返事をした。
「ところでお兄ちゃん、ちゃっかり苺プロに雨宮くんもいるけどもしかして本当にアイドルにするの?」
「え? 蓮、アンタもアイドルになんの?」
ルビーとかなの言葉に、そういえばと思い出す。自分にも用があるとさっきアクアが言っていたが、おそらくアイドル云々ではないだろう。かといって、これでも蓮はダンスは得意で体力もある方なのでそこは問題ないが、歌に関して下手ではなく普通と思っている。といつの間にやら意外と乗り気の蓮である。流れでついついモルガナも背中を押す。
「オマエもとうとうアイドルデビューか……ワガハイは応援するぜ!」
まわりの勘違いがどんどん悪化しており、このまま黙っていると本当に蓮がアイドルにされる空気になっているので、アクアは即座に否定した。
「なわけないだろ。頼むからこれ以上話をややこしくしないでくれ…」
あのアクアが振り回されており、実に珍しいものを見た気分だ。流石のアクアもまわりの身内が悪ノリをしだすと付いていけないようである。話を脱線させまいとアクアは一呼吸を入れてそろそろ本題に入る。
「蓮、
バイト?と首を傾げる蓮に対して、アクアは続けて言った。
「と言っても雑用とか清掃とかだけど。それでもいいなら」
アクアが「用がある」と言っていたのは、アイドル勧誘ではなくアルバイトの誘いだったようだ。確かにこれから先、武器や装備を買うためにお金も必要になってくるのでアルバイトをするのに越した事はない。そう考えた結果、蓮はアルバイトを受けることにした。
すると、話を聞いていたミヤコが会話に入る。
「まさかアルバイトのスカウトまでするなんてね……でも貴方なら歓迎よ。そんなに高いお給料出せないけど…それでもよかったら」
これからよろしくお願いします、とミヤコに言う蓮。どうやらここの事務所はそんなにお金がないようだが、バイトをすると決めた以上はやらないといけない。それに、アクアには何か考えがあるみたいだ。
「連絡先を教えてくれる? 用事がある時はチャットで呼ぶわ。それと次に来た時は履歴書もお願いね」
「蓮、ちょっといいか? 話がある」
アクアにそう言われて蓮は一緒に事務所の外に出る。そんな二人の背中を見ていたルビー達は口々に言った。
「お兄ちゃんホントに雨宮くんと仲良いよね〜。てか先輩も何気に彼と仲良くなってない?」
「別にそんな事ないわよ。アンタこそ親しげだったじゃない」
「だってお兄ちゃんの友達だからね! それで雨宮くんって、カレー作るのめちゃくちゃ上手でさ――あ、モルガナ発見!」
蓮がソファーの上に置いていった鞄から、猫の耳がちらりと見えたルビーはモルガナに近寄る。すると、鞄から取り出して頭からわしゃわしゃとモルガナの毛を堪能すると、そのまま抱きしめて頬ずりする。
「ちょっ!? やめろぉ! ワガハイの自慢の毛並みを――」
「そっかそっかぁ。モルガナも私を応援してくれてるんだぁ〜! 可愛いやつめ〜!」
ルビーにはモルガナの声が「にゃあにゃあ」としか聞こえないので自己解釈で好き放題しており、まるで自分のペットのように扱っている。元々、猫が好きなのだろう。その一方で、かなには声がわかるためモルガナはかなに助けを求めた。
「おいカナ…! 見てないで助けてくれよ…っ」
「はぁ…ルビー、そろそろやめてあげなさい。モルガナ嫌がってるわよ」
一応かなが注意すると、ルビーは慌てた様子でモルガナを自分から離すように持ち上げると申し訳なさそうにしていた。
「ご、ごめんね……お詫びに今度『猫カン』買ってあげるから許してくれる?」
「どうせなら高級寿司がいいぞ! 銀座の寿司なら許してやらんでもない!」
「……」
寿司がいい!とルビーに通訳しようと思ったかなだが止めた。何故なら、モルガナの声が聞こえないルビーに言っても「なんで先輩わかるの?」「猫ってお寿司平気だっけ」だの聞かれて面倒な事になりそうだからである。といっても、実はモルガナは普通の猫とは違うため、大抵の動物の毒であるタマネギを食べても平気なので寿司ももちろん大丈夫だが……それはかなもまだ知らない。
かなは襤褸を出す前に話を変えることにした。
「ところで、アクアって次の仕事とか入ってないの?」
「ん…あるにはあるよ」
モルガナを離そうとせず胸に抱きしめたまま、渋そうな顔でそう言うルビー。すると、ノートパソコンを取り出してきて、かなに画面を見せた。
「えっ、アクアが恋愛……!?」
「は!? アイツが!?」
思わずモルガナも反応してノートパソコンを見る。画面にはなんと『今からガチ恋♡始めます』の文字があり、そこにはあのアクアの姿が。明智の姿もあり、かなはさらに驚きを隠せなかった。
「なんか明智くんもいるんだけど!? なんで!?」
「意外だよねー…先輩の気持ちわかるよ」
かなにとっては怪盗団のうち2人も今ガチに出てるので、頭を抱えざるを得ない。特にアクアには恋愛感情を抱いているので、複雑な気持ちになるだろう。
「そういやアケチの奴……前に恋愛がどうのこうのに出るって言ってたような気がするぜ」
あれから色々あったので、モルガナもつい忘れてしまっていた。しかもアクアも一緒に出るという予想外の展開である――とそれぞれ他の出演する人物達の紹介を見続け、次は明智の番になった。
『明智吾郎です。今回は探偵としてではなく、ただの高校生として出演するのでよろしくお願いします』
そこにはいつもの清廉な探偵王子の明智が映っていた。しかもリプレイ回数が1番多く、彼の人気度がよくわかる。
「鏑木P、よく明智くんを誘えたわね……まあ、彼も顔は整ってはいるけど」
「あ、最後はお兄ちゃんの登場」
『アクアです! なんかめっちゃ緊張するわ〜。皆、よろしくね!』
「「「いや誰(だ)!?」」」
爽やかに、しかもキャラが全然違うアクアを見て、思わずツッコミを入れる2人と1匹であった。
・・・
一方でルビー達がアクアに「闇のオーラ発してる闇系」だの「は? 死ね」だの「結局アクアもオスなんだね」だのボロクソに罵っている頃。蓮とアクアは人通りの少ない場所で話し合っており、蓮は何故自分をアルバイトに誘ったのかを訊いていた。
「お前も苺プロに出入りできれば、今後の活動がしやすくなると思ったんだ。一瞬、役者にとも考えたが流石にな」
蓮としても目立つようなことはしたくないので、正直なところ助かる。別に蓮は役者として才能が無いわけでもないが、あくまで怪盗団のリーダーなのでアクアはそっちに専念して欲しいと考えている。なので、アルバイトという形で苺プロに入れることにしたのだ。
「俺や有馬が異世界に用ができた時、蓮かモルガナが一緒じゃないと駄目だって前にモルガナが言ってたからな。それに鍛えたいし、これから度々一緒に行ってくれると有難い」
武器や装備を買うのにお金は必要になってくるので、こちらとしても別にアルバイトの件は渡りに船みたいな話だ。アクアも怪盗団のメンバーとしてやる気なので、異世界でシャドウを倒して一緒に鍛えるのも悪くない。蓮は取引成立だな、とアクアの用件を呑む。すると、蓮の頭の中で一瞬だけ『星』のアルカナが浮かんだ。
「ああそれと、怪盗お願いチャンネルの事なんだが……」
何かあったのか?と蓮。すると、アクアはなんだか言いにくそうにしていたが、意を決して言った。
「実はこのサイト作ったの俺なんだ。何度か言おうと思ったけど中々言い出せなくて…」
突然の『怪チャン創設者』告白に思わず「マジか」と口に出す蓮。それにアクアはこくりとうなずく。
「本当だ。我ながら良くこんなものを作ったとつくづく思う」
特に有馬には言わないでくれ、と続けてアクア。そういえばかなは『センスの無い怪しいサイト』と言っていたことを思い出す。確かに、彼女にバレればめちゃくちゃ馬鹿にされそうではある。男と男の約束として、蓮は内緒にしておくとアクアに言った。
「そうしてくれると助かる」
ということはこの世界では三島が創設していないということになる。もしかしたらまた三島が作ってくれたのかと思っていたが違ったようだ。どうやらアクアも、ネットに知識があったらしく新しい一面を見れた。
外も暗くなり、苺プロにモルガナの入った鞄を置いてきた事を思い出して、そろそろ戻ることにした蓮とアクア。戻る際に、アクアは「あ」とふと何かを思い出したかのように言った。
「悪い。さっきは異世界に一緒に来てくれなんて言ったけど、しばらく土日は無理かもしれない」
理由を訊いてみると、アクアは今月から始まる恋愛リアリティショーに出るようで収録が土日なんだそうだ。となってくると明智もそういう事になるので、しばらくの活動は制限されることになりそうである。しかし、逆を言えば平日は収録が無いので土日以外なら活動できるということだ。それなら支障が出るほどでもないだろう。
――にしてもアクアが恋愛か。全くどうなるか想像が付かない。ついでに明智も出演するので、今度試しに興味本位で見てみようと思う蓮であった。
アンケートは次回まで継続しようと思います。
有馬かなのコードネームなんですが、ビッシュ(フランス語で雌鹿)に変更して猫の白い仮面から白い鹿の仮面にしてもいいでしょうか?(中の人ネタで良いかなと思ったため)
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ビッシュに変更していい
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タイガーのままがいい