みんなの太陽ダイタクヘリオス   作:ねえ、あなた今ヘリオスの事見てたでしょ?

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筆が乗った時に書くので、更新は不定期ですがよろしくお願いします。(ヘリオスエミュが鬼畜難易度な為、脳内のヘリオスが調子いい時しか書けない。)


⤴︎︎⤴︎︎で見守っていただけると嬉しいです。




ダイタクヘリオスとダイイチルビーとメジロパーマー

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリオスは友達が多い。・・・・まあ皆そんなことは知ってるか。

 

 

 

 

もしかしたら全校生徒と友達なんじゃないかってくらい顔が広くて、そのタイプも多種多様。

 

 

 

どこぞの名家のお嬢様だったり、風紀委員の子だったり、儚げなおれっ子とも友達みたいだし。*1

・・・・後は飛び級の小学生のような子や、いや明らかに学生じゃないだろって子とかとも仲がいい。完全にギャルじゃない人達とも交流がある。

 

 

とはいえヘリオス自体がギャルってよりかはパリピ寄りだから、それも宜なるかな。

 

 

 

 

 

え?メジロパーマー?あの子はほら、確かに育ちの良さが滲み出てはいるけど、一応ギャル仲間らしいから。

・・・・まあ、ズッ友とかいう厄介な位置にいるみたいだけど。

 

 

 

あとは・・・・そう。

最大にして1番の障壁でもあるあの子・・・・・・

 

 

 

 

華麗なる一族とかいう荘厳な名前に違わず、将来を期待されている有望株の女の子。

 

 

 

 

その名をダイイチルビー。

ヘリオスが度々、「お嬢!!」って言ってしょっちゅう絡みに行ってる子だ。

 

 

 

よく、「お嬢が塩い〜.........」って泣きながら肩を落として帰ってくる。

私としてはあんな子どうでもいいんだけど、いつも振られるヘリオスが不憫で仕方ない。

 

 

 

・・・・いや、そうでも無いな。一応いつも予定があるから無理ってちゃんと断ってるし。むしろアポ無しで毎回急に突撃してるヘリオスが悪いのでは??

 

 

.............せめて事前に約束くらいすればいいのに。

無理か、あの子には。

まあそういうノリと勢い任せのところも好きなのだけれど。

 

 

 

 

 

 

.........................は?別にそんなこと思ってないし。あいつが好きとかバカじゃないの?我ながら気持ち悪い。

 

 

 

 

はぁ.................というか、そんなに遊びたいなら私と遊べばいいのに。

 

 

私なら急に遊びに誘われたって行くし。予定よりヘリオスを優先するのに。

 

 

そんなにあの子のことがいいの?あんな無愛想で感じ悪くてヘリオスに優しくない子の何処がいいんだか・・・・・・

 

 

 

 

.................私じゃん。

それらの嫌なとこほぼ丸写しじゃん。

 

 

そりゃ私なんかにも話しかけてくれるんだから、あの子のとこにだって行くよね・・・・・

はぁぁぁぁ.............

 

 

 

 

 

だいたい、あんな子お高く止まってるだけじゃない・・・・・

 

 

やれ華麗なる一族がどうたらこうたら、常に最たる輝きやら・・・・

煩わしいったらありゃしないんだから。

 

 

 

 

 

・・・・わかってる。

それに見合うための努力も頑張ってしてて、尚且つ弱音も吐かずに誰かに当たることも無く。

私みたいなアンチに対しても淡々と対応して、大人な振る舞いを心がけてる。そりゃ、あんだけ立派に貴族のお嬢様やってて、尚且つあのビジュアルなら、ヘリオスも声掛けちゃうよねって.................

 

 

 

・・・・なんかあの塩対応もヘリオスに刺さってるっぽいし。

 

 

 

 

 

 

 

..........はぁ。私とあの子の何処が違うんだろ。

何が足りなくて何がいけないのかな..........

 

 

 

 

 

──────全部か、何もかもか。

 

 

 

 

そうよね、こんなドブみたいな性格してて腐ったみかんみたいな心の持ち主で、おまけに放置された油汚れみたいな面倒くささの私なんて、あの子の隣に居る価値なんて端から無かったわね・・・

 

 

 

 

せめてレースで結果を残してたり、あの子と競い合えるほどの実力を持ってればまた違ったんでしょうけど。そんな存在ですらない。

 

 

 

 

 

 

 

.................あの子にとっての私の存在意義って、何なのかしら。

 

 

 

 

 

私って本当に、あの子の友達なのかしら。

.............全然、わからない。

 

 

 

 

 

 

せいぜい教室の隅で談笑するだけの仲のクラスメイトは、果たして友達と呼べるレベルの相手なのかしらね。

 

 

 

 

 

 

.............ふっ

 

 

 

 

 

やっぱり愚かで、どうしようもないのね、私。

 

 

 

 

 

あーでも、帰りに一緒にお店によって買い食いしたり、カラオケに行ったりするのは、友達っぽいかもしれないけれど。

 

 

 

それでも.........

あれは多分、私がタイミングを見計らってヘリオスが1人になるタイミングに誘った後。

二人きりがいいって念押ししたからようやく作れたシチュエーションだし。

 

 

 

まだ大勢でそういう盛り上がり方をするのは慣れなくて、誰かと一緒にいる時は仕方なく1人で帰ったりしてるせいで、回数としては数える程しか一緒に行けていない。

 

 

 

 

だってあの子人気過ぎるのだもの。

 

 

暇な日なんか基本無いし、よしんばあったとしても唐突に誰かからお誘いが来ることがあって。

あの子はよっぽど大事な用事がない限りそういうの断らないから。

 

 

 

結果、奇跡的に予定が空いた瞬間に見計らったように話しかけられるようスタンバイするしか無くなっているのだし。

 

 

 

せっかく出来た時間も、あの子はダイイチルビーを追いかけるのに使っちゃうし。

・・・・やっぱりあの子邪魔ね?ヘリオスのスケジュール2割くらい圧迫してる気がするし。せめて了承しなさいよ。時間の無駄じゃない。

 

 

 

 

・・・・ヘリオスが事前に動きを決めてくれれば、ダイイチルビーも私も楽なんでしょうけど、それは無理な相談ね.........

 

 

 

というか、よくヘリオスは疲れないわね・・・・。

今更だし、ようやく出来た暇な日に誘ってる私が言うのもあれだけど。

 

 

 

 

そういえば、私と一緒にそういうことしている日は、心做しか普段より静かな気がするわね。

・・・・多分私に合わせてくれてるんだろうけど。

 

 

 

 

 

あーもう!思い出せば思い出すほど、あの子のいい性格が強調されてムカついてくるわね。

どうせ今日も誰かと一緒に居るみたいだし、はぁ.....もう帰ろう・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレーニングに残っている、階段を移動する子達を尻目に、玄関のある階まで降りる。

 

 

そのまま靴を履き替え外まで足を進めれば眩しい陽光が照りつけてくる。

 

今は夏だから、余計に光が眩しく、また熱を持っているように感じる。

実際今日はそこそこ暑いのか、中でトレーニングする子が多いようだ。

 

 

 

ウマ娘は原作というか、元ネタ準拠なのか暑さに弱く、こういう日は決まって中でのトレーニングが推奨されている。

まあ年頃の乙女ならば、日焼けしてしまう可能性から逃れることが出来るので、二重の意味で喜ばしいことなのだろう。・・・・私には関係ないが。

 

 

 

 

 

・・・・いや、私も年頃の乙女ではあるのかもしれないけれど、そうではなく。単純に、トレーニングしても無駄だということだ。どうせ私程度の実力では、頑張ったところでたかがしれている。

 

 

かと言って、ありがちな青春を謳歌する気分にもなれない。せいぜい今のトレセン生達には、私抜きで仲良く青春を楽しんで貰いたいものだ。

 

 

 

・・・・・やはり、私のようなものがトレセン学園に居るのは間違いなのだろう。いわゆる席の無駄というやつだ。これならば、きっとこの学園に入りたかっただろうに落ちてしまった無念のウマ娘たちのために、ここへの入学なんて辞退しておくべきだった。

 

 

 

 

 

まあ、あの事は今はどうでもいい。私は結局、今のままじゃどこにも行けないのだから、ここで時間を潰すしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

.........こんな余計な杞憂も、私が普通の子なら。

 

 

例えトレセン学園に来ても、頑張れていたのだろうか。

 

 

 

 

こんな・・・・・・・・・前世の記憶なんて持っているから、私は・・・・・・・・・

 

 

 

 

──────違う。これは、当て付けか。前の自分への。

 

 

 

 

 

 

.........自分の事ながら、前の私は大分キモかった。性別はおそらく男で、容姿はどうだったか知らないけど、多分良くても並だったと思う。決して格好良くは無かった。

ウマ娘というゲームが好きで、“課金”というそこそこの額リアルなお金を投じてしまうことまでしていた・・・と思う。

推しのキャラクターというのが居て、その中で最推し?という存在が、ヘリオスだったかどうかは分からないけど、少なくとも何人か居る推しの中の1人ではあったと思う。

 

 

さっきから、思う・・・としか言ってないのは、記憶が朧気だから。引き継いでいるとは言っても、私の自意識は生まれた時からこの世界寄りだし、原作知識とやらもイマイチ実感が湧かない。

この状況も、前の私なら狂喜乱舞していたというのも分かって、それはそれで気持ち悪い。

 

 

 

・・・・だからと言って、私のこの感情が前世に引っ張られているわけでは決してない。

 

 

.........私自身が、あの子のことを好きなのだ。

きっと──────

 

 

 

 

 

 

「あっ、ヘリオスだ」

 

 

 

 

 

はぁ???誰もあいつが好きなんて言ってませんが????耳通り越して脳みそ腐ってるんじゃないですか?受精卵からやり直して来なさいね???

 

 

 

 

──────ま、まって、よく考えたら私の思考に割って入れる訳なんてない。

そう、今のは全く関係ない第三者の声であって、私の脳内とは関係がない。つまり、今の内容は現実の話とは違うということだから。

 

 

 

・・・現実?

あぁそうか。今の言葉が周囲の誰かから発された言葉なら、その発言者の周りにヘリオスが居ると考えられる。しかも見える位置に。

 

 

振り返れば、同じクラスの2、3人の子が足を止めて、校舎の中庭の方を見ている。おそらく、彼女らが先程の言葉を発したのだろう。

 

 

 

 

さっきの私の言葉、口に出て無かったわよね.............?

 

 

 

 

特にそういう様子は無さそうなので一先ず安心するが、例のクラスメイト達はある一点を見ていた。

その視線の先を辿って見れば、確かにそこには私の見知った顔がヘリオスを含め3人居た。

 

 

 

1人はもちろんヘリオス本人だ。その少し後ろの離れた位置に居るのはメジロパーマーだろうか。

そして向かい側に居るのは、何と件のお嬢とやら。つまり、ダイイチルビーが居たのであった。

 

 

 

 

周囲の事も気にならず、思わずその場面に釘付けになってしまう私。

 

 

ここでバレてもなんだか面倒くさくなりそうで。仕方ないのでその辺の草木に隠れて様子を伺う。私は高二の女子としては身長が高くも低くもない平均に近い、面白みの無い身長なので、隠れるのは差程問題無い。

 

 

問題なのは、あの子達と距離が遠くてウマ耳でもよく聴き取れないところだろうか。周りの喧騒のせいでもあるのかもしれない。いまだ、帰るトレセン生の話し声やトレーニング中の掛け声なんかが響いているから。

 

 

 

・・・・・・しかし、音が聞こえないと何を喋っているか分からないからモヤモヤする。いっその事近づいてやろうかしら。

 

 

・・・それを止めるためのメジロってことなの?

あの子はなんと言うか、ヘリオス以上に良い子だから苦手なのよね・・・見つかりたくない。

 

 

 

 

・・・・ん?動きがあったみたい。ダイイチルビーが頭を下げて、何やら断ってる。だいたいどんな内容かは想像つくけれど。

 

 

・・・・あ、ヘリオスが泣き崩れた。あれは泣いている判定でいいのかしら。───と思ったらすぐ立ち上がった。切り替えが早すぎるでしょ相変わらず。

 

 

あぁ.........もうダイイチルビー行っちゃったじゃない。押すことしか知らないんだから。

 

 

案の定追いかけようとしたらメジロに止められてる。・・・・あの子も大変ね。

 

 

 

まあ、慰めたいから一緒に居るんでしょうけど。

 

 

・・・・考えすぎね。ちょっと酷い捉え方だったかも。あの子を見てれば違うって分かるし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

あ〜〜あ、下らない。いい子ちゃんごっこは楽しいかしら?

そうやって慰めて悦にでも浸ってるつもり?そんなだからいつまで経ってもヘリオスに気づいて貰えないのよ意気地無し。だいたいそのポジションに居ること自体がもう恵まれてるのよ。自覚あり?なら余計質が悪いわ。ズッ友とか言ってるけど本当にヘリオスを裏切らないわけ?

メジロのお嬢様なんて看板に甘えて人を騙くらかすのはさぞ気分が良いでしょうね?あの子は貴方だけのものじゃないのよ邪魔しないで。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.............................................はぁ、帰ろう。

 

 

 

 

 

 

せめて、性格さえ悪ければ良かったのに。レースの実力が大したことなければ。・・・・・・こんな。

 

 

 

 

 

「あれ?ストレメイゼスじゃん?どしたの?」

 

 

 

 

はっっっっっ、はぁぁぁ!?!?!?あなたの事なんて話してませんけど!?!?!?

 

 

 

気づいたら、隣にはメジロパーマーが居た。

 

 

 

えっ、まって今度こそ口に出てた!?!?

 

 

 

 

驚きの表情をおそらくしているだろう私の顔を見て、「あはは、どうしたの?」とギャルらしくない喋り方で声をかけてくる。

 

 

 

 

 

 

結局、この後は上手く誤魔化しつつも、半ギャルお嬢様とパリピギャルに挟まれたままの帰宅となった。

 

 

 

 

・・・・なんか二人共私に合わせてか普段よりも大人しめだったのが、余計に辛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに。

あとから聞いた事だけど、「なんの事?」と言われた。

声には出てなかったらしい.........良かった。

 

 

 

 

 

*1
寂しげな隙間風が吹いています・・・・






これは一体何デレなんだ.............



ヘリオスと違ってパーマーは書きやすくて良いですね.........


でも書き辛くても文字だけでハイテンションなヘリオス好きだよ.....




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