あっ、映画すごくよかった。
「ふぅ~終わった~」
自室で課題を終えて背伸びする。
今日は土曜日で学校は休みで明日も休みである。
「喉乾いたしお茶飲みに行こうっと」
台所へ行きお茶を飲みに行こうとしたその時
<ピンポーン!>
「んっ?」
誰か来たぞ?
「はーい」
玄関の方へ向きを変えドアを開けるとそこには
「やっほ~!豪君!」
「き、喜多ちゃん!?」
俺の彼女である喜多ちゃんがキャリーケースを持って立っていた。
「そ、その荷物は?」
「あっ、これね!豪君、今日お家に泊めさせて!」
「ええっ!?」
なんか急過ぎないか!?
「どうして急に?」
「実は親と喧嘩しちゃって今日は家に居たくなの……‥‥‥だから家に泊めさせて!」
「いや、泊まるんなら友達か結束バンドのメンバーの家の方が……‥‥」
「だめ…‥‥‥‥?」
「うっ!?」
その上目遣いで見つめられると断れない!!
「い、いいよ……‥‥今日は両親いないから泊まっていいよ」
「ほんと!?ありがとう!じゃあ、お邪魔するわね!」
喜多ちゃんを泊めることになって家に上げた。
「荷物ここに置いてもいいかしら?」
「いいよ」
「よいしょっと!」
喜多ちゃんはキャリーケースを置いて中から荷物を出していく。
パジャマにドライヤーに化粧品にエプロンなどなど…………完全にお泊りする気満々だな。
「フンフンフ~ン♪」
「上機嫌だね」
「それはそうよ!だって大好きな豪君と一日中いられるんだもの!」
「そう」
まぁ、俺も喜多ちゃんと一緒にいられるの嫌いじゃないぜ。
「豪君、今日のお夕飯何か決まってる?」
「いや、まだ決まってないけど………」
「じゃあ、今日は私が作ってあげるわ!」
おお~喜多ちゃんの手料理か!
風邪引いた時のお粥以来だな~美味しかったから今回の料理も期待だな。
「それじゃあ私夕ご飯の食材の買いに行ってくるわね!」
「あっ、俺も一緒n「豪君はお留守番してて!」あっ、うん。行ってらっしゃい………」
喜多ちゃんは買い出しに行くため外へ出てた。
一体何を作るんだろうか…………・?
「るんるんる~ん♪」
喜多ちゃんは買い出しから帰ってきて今は台所で料理を作っている。
いい匂いがしてくるぜ~
「よし!豪君!できたわよ!」
「はーい」
夕ご飯ができたようで席へと向かう。
「こ、これは…………」
机の上にはうな丼、ステーキ、レバニラ、とろろがかかった野菜サラダと精がつきそうな料理、あとサイケデリックな色をした謎の飲み物が置かれていた。
「今日は腕によりをかけていっぱい作っちゃったわ♪さぁ、召し上がれ!」
「う、うん・・・・・・・・・・・いただきます」
俺は喜多ちゃんが作った料理を次々と口の中へと入れていく。
「どう?」
「うん、美味しいよ」
味はもちろん美味しい。
料理の方はいいとしてこの謎のドリンクはちょっと飲むのに勇気がいるな……………
「豪君、その特製ドリンクも飲んでみて!」
「えっ、い、いやこれは~」
「飲んで」
「あっ、はい」
目から光が消えた真顔の喜多ちゃんに言われ特製ドリンクを飲む。
「…………あれ?美味しい……?」
普通に美味いぞこれ。色だけがちょっとやばいけど
「ほんとに!?嬉しい~!」
「これいけるよ」
俺はドリンクをごくごく飲みグラスを空にした。
「それにしても喜多ちゃんって料理上手いよな~」
「お母さんに色々教えてもらってるからね!それにおばあちゃんから『男の胃袋とあそこはしっかり掴みなさい』って言われたわ!」
なるほど~ってあそこってもしかしてあそこ?喜多ちゃんのおばあちゃん、お孫さんにナニを教えてるの?
「豪君、ドリンクのおかわりいるかしら?」
「あっ、じゃあもらおうかな」
「はーい、ちょっと待っててね!」
こうして喜多ちゃんの手料理を全て平らげた。
いや~どれもおいしかったぜ~
「ごちそうさまでした」
「はい、お粗末様!豪君、お風呂沸いてるから先入っていいわよ!」
「いいの?じゃあお先に」
食器の片付けを喜多さんに任せ俺は風呂に入ることにした。
「ふぅーこれで全部ね」
食器を洗い終え私は手を拭きながら台所から出る。
豪君ったら私の手料理あんなに美味しそうに食べてくれるなんて作ったかいがあったわ♪
特にあの特性ドリンクは一番自信あったのよね~材料はりんご、オレンジ、ほうれん草、セロリ、ニンニク、高麗人参、漢方薬、ロイヤルゼリー、スッポンの血、マムシドリンク、くさや、納豆、あと私の……………おっと、これ以上は言えないわね。
私の秘伝レシピだからね♪
「あら?」
豪君の服が床に落ちてるわ……‥‥‥
「もう、豪君ったらしょうがないわね」
けど、たまに抜けているとこも好きよ♡
「…………‥‥‥‥・」
豪君は今お風呂よね………‥‥‥じゃあ
「すぅーーー……‥‥ンファ///豪君の匂い最高ォ!!」
私は豪君の着ていたシャツの匂いを嗅ぐ。
やっぱり豪君の匂いっていいわね!この世で一番いい匂いだわ!!
「はぁ~この服持って帰りたいけどさすがに無理よね」
今回は諦めるしかないわね。まぁ、家にインナーシャツあるからいいわね。
「さて、豪君がお風呂から上がるまでお掃除でもしようかしら!」
私は豪君の部屋に向かい中に入る。
少しだけ散らかっているわね。
「さぁて、掃除掃除」
落ちているゴミをゴミ箱に入れて漫画を本棚に戻していく。
「あら……?」
いつも豪君が読んでいる週刊誌、表紙がナイスバディのグラビアアイドルだわね………
「豪君ったらまたこんなもの読んで…………」
前にも似たようなものを持っていて私が没収した。
豪君ってこういう人がタイプなの!?胸がデカい女が好きなの!?私みたいなまな板じゃ欲情しないって言うの!?
「とりあえずこれは捨てるわね…………」
決めた………今夜、豪君とヤルわ!もし豪君が嫌がっても無理やり襲ってやるわ!!
「ふぅ~さっぱりした~」
お風呂から上がりリビングに戻ると喜多ちゃんがソファに座ってスマホをいじっていた。
「あっ、豪君お風呂あがったのね」
「うん、喜多ちゃんも入っていいよ…………あっ、ううん?」
「どうしたの?」
「いや、耳の中がなんかムズムズして………」
お風呂上がりだと耳がなんか痒くなるんだよなー
「じゃあ私が掃除してあげるわ!」
「えっ、いいの?」
「もちろん!耳かき借りるわね!」
「耳かきならそこの引き出しの一番上に入ってるよ」
「わかったわ!」
喜多ちゃんが引き出しから耳かきを出して………………
「さぁ、どうぞ♪」
「う、うん……‥‥」
喜多ちゃんの膝の上に頭を乗せて右耳を上の方に向ける。
「じゃあ、入れるわね」
喜多ちゃんがそういうと耳かきが耳の中に入ってくる感触が伝わる。
「んしょ、んしょ、あっ、剥がれた♪」
貼り付いていた耳垢が取れたらしい。
この感触がまた気持ちいいな~
「ここも取れそうね…‥‥‥‥取れたわ!」
「おおっ…‥‥‥‥」
「じゃあ次は梵天で細かいの取ってくわね」
「お願い」
今度は梵天の方を耳の中に入ってくる。
あ~このふわふわの感触がマジで気持ちいい~
「……‥‥‥よし、右耳はこれで終わりね」
「ありがとう喜多ちゃ「ふぅ~」ぴゃっ!!?」
喜多ちゃんが突然耳の中に吐息を吹いて驚く俺。
「ふふっ、驚いた反応かわいい♪」
「き、喜多ちゃん…‥‥‥‥」
「さぁ、左の方もやってあげるから向き変えて」
「うん……‥‥」
その後も左耳も掃除してもらい最後に耳ふぅーされて同じ反応しからかわれてしまった。
耳の中は綺麗なったけどなんか恥ずかしい………‥‥‥‥
「あ、あの喜多ちゃん………‥‥」
「何かしら?」
「どうして同じベットで寝てるの……‥‥?」
時間的にもそろそろ寝ることにした俺たち。
喜多ちゃんの要望で同じ部屋で寝たいということで布団を敷いたのだがなぜか喜多ちゃんは俺のベットに入ってきたのだ。
「なんでって…‥‥‥カップルが同じベットで寝るのは当たり前でしょ?」
「そうなの?」
「そうよ♪」
へぇー、最近のカップルってこういうことしてるんだね。
「じゃあ、電気消すわね」
「うん」
部屋の電気が消え部屋中暗くなってよく見えなくなったが隣にいる喜多ちゃんの顔だけは見えている。
「豪君、明日はどこか出かけましょう」
「いいよ」
「やった♪イソスタ映えしそうなところいっぱい行きましょうね♪」
「わかった」
明日は喜多ちゃんとデートすることになった。
明日も休みだし特に予定もなかったしちょうどいいや。
「じゃあ、おやすみなさい」
「うん、おやすみ……‥‥‥‥」
俺はゆっくり目を閉じて夢の世界へと向かっていった…………………‥‥
「…………‥‥‥‥んっ」
ふと目が覚め瞼をゆっくり上げる。
時刻は深夜のニ時過ぎ。
「なんか変な時間に目覚めちゃったな……‥‥‥‥」
明日も早いし早く寝ないと……‥‥‥
「んっ?」
「すぅー………‥‥」
横を向くと寝ている喜多ちゃんの顔が見えた。
寝顔も吐息も可愛く思わずドキッとしてしまう。
「喜多ちゃん………‥‥‥」
俺は喜多ちゃんのさらさらな髪を触るとシャンプーとリンスのいい香りがした。
恐らく持参したやつだと思う。
「こんなに俺と仲良くしてくれた人初めてだな…‥‥‥‥」
今まで友達とかできたことないしあんまり目立つような奴じゃなく誰からも注目されなかった。
テストでいい点を取ったり何か面白い事言っても大した結果はでなかった………‥‥‥‥
「けど、喜多ちゃんと出会って俺の世界が変わった……‥‥‥」
喜多ちゃんは俺のことをちゃんと見てくれて……‥‥仲良くしてくれて………‥‥今こうして恋人になってくれた…‥‥‥
「ありがとう喜多ちゃん…‥‥‥‥俺を見つけてくれて……‥‥‥」
そう呟き俺は再び眠りについた……‥‥‥‥
「………………‥‥‥…‥‥豪君」
ごめんね、実は起きていて会話を聞いてたわ…‥‥‥‥
「寂しかったのね…………‥‥‥」
どんなにアピールしても誰からも気づいてもらえなかったなんて……‥‥‥可哀想だわ……‥‥
「でも、もう大丈夫。私がちゃんと見ていてあげるから………‥‥」
私は豪君の手をぎゅっと握ってあげる。
これからも君のことちゃんと見てあげるからね……………‥‥どんな時でもどこにいてもずっとずっと…………………‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥……………‥‥
ズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズットズット
「おやすみなさい豪君………‥‥♡」
私は豪君の頬にキスをした。
それからのことはヒ・ミ・ツよ♪
映画、四回観に行って入場者特典が全て喜多ちゃんいる絵柄(ぼ喜多×2、虹喜多、リョウ喜多)だった。
喜多ちゃんが俺にまで狙いを定めてきた…………‥‥ウワァァァァァァァァァァッッ!!(0M0;)(ダディヤナザァン風の悲鳴)