ありがとうございます!
「ここか・・・・・・・・・・・・」
俺は今下北沢に来ていて駅から近くにある『STARYY』と呼ばれるライブハウスに来ている。
「ここが喜多さんがバイトしているところか」
なんかアングラな雰囲気がするな~ほんとにここでバイトしてるのかな?
「送られてきた地図だとここで合ってるだけど・・・・・・・・・」
ロインで送られてきた地図を確認する。うん、合ってるね。
「入りたいが少し勇気がいるな・・・・・・・・・・」
両親からもちゃんと許可得たし面接のアポも喜多さんが取ってくれた。あとは面接で合格することだがやっぱり中に入りづらい。
中からおっかない人出てきたらどうしようか・・・・・・・・・・・・・
「あ、あれ・・・・・・・・・?加門君・・・・・・・・・?」
「んっ?」
なんか聞いたことのある声が聞こえてきたぞ?
「あれ、後藤さん?」
そこにはギターケース背負った後藤さんが立っていた。
「後藤さんどうしてここに?」
「あっ、ここ私のバイト先なんです・・・・・・・・・・・」
「えっ?」
後藤さんもここでバイトしてるの!?マジで!?
「か、加門君はどうしてここに・・・・・・・・・・?」
「あっ、今日ここのライブハウスでバイトの面接しに来たんだよ」
「バイトの面接・・・・・・・・・・・?」
「うん、喜多さんに一緒にバイトしないかって誘われちゃってね」
「き、喜多さんに・・・・・・・・・・・・・・・」
「でも中に入るの少し怖くて・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ、じゃ、じゃあ一緒に入りませんか・・・・・・・・・・?」
「えっ、いいの?」
「私も今日バイトなので・・・・・・・・・・・・・・」
「助かるよ」
後藤さんと一緒にライブハウスに入ることにした。
「お、おはようございます・・・・・・・・・・・・・・」
「失礼します」
階段を降りて中に入る。中はドリンクカウンターやライブで使うと思われる機材が置かれ奥の方にはステージがありライブする雰囲気があった。
「ここがライブハウスか・・・・・・・・・・・・・」
「は、初めて来たんですか?ライブハウス?」
「ああ・・・・・・・・・・・」
音楽とかやってないからこういうところには来たことないからね。
「あっ!ぼっちちゃんおはよう!!」
「ぼっち、おはよう」
「?」
奥の扉から黄色の髪のサイドテールの女の子と青色の髪でショートヘアーの女の子が出てきた。
「あっ、虹夏ちゃん、リョウさん・・・・・・・・・・おはようございます・・・・・・・・」
「んっ?ぼっちちゃん、隣の男の子は?」
「あっ、同じ学校の同級生で今日バイトの面接しに来た・・・・・・・・・・・・・・・」
「加門豪です」
「加門君ね!私、下北沢高校二年の伊地知虹夏!こっちは幼なじみの山田リョウ!」
「よろしく」
伊地知さんと山田さんが自己紹介する。下高って進学校じゃないか、二人とも頭良さそうだな。
「よろしくお願いします」
「面接だよね?お姉ちゃんそろそろ帰ってくるから待っててね!」
「お姉ちゃん?」
「私のお姉ちゃんここの店長なの!」
「へぇ~」
おっかない男の人じゃなくて女の人が店長してるのか・・・・・・・・・・・・・・一先ず安心したぜ。
「ただいま~」
「あっ、ちょうど帰ってきた!」
階段の方から気怠そうな感じの声が聞こえてきて見てみるとそこには伊地知さんと同じ黄色の髪でロングヘアーの顔が怖わそうな女の人がいた。
「あ、あ、あの人が店長さん・・・・・・・・・・・・・・・・」
「んっ?君誰?」
「ひゃう!」
に、睨まれてる!怖い!!
「あ、あの、俺バイトの面接に来た者なんですけど・・・・・・・・・・」
「バイトの面接?ああ、喜多ちゃんが紹介したい子って君のことか」
「はい、そうです」
「じゃあ面接始めようか」
「あっ、はい」
「加門君頑張ってね!」
「がんば」
「が、頑張ってください・・・・・・・・・・・」
みんなに応援され面接が始まったのであった。
「うん、合格」
「へっ?」
あれ?意外とあっさり決まったぞ?
「じゃあ、いきなりで悪いけど今日今から仕事できる?」
「あっ、大丈夫です」
「よし、仕事のやり方はあいつらに教えてもらって」
「はい」
面接を終え後藤さんたちのいるところへ戻った。
「あっ、戻ってきた」
「加門君、どうだった?」
「合格でした。今日からよろしくお願いします」
「うん!よろしくね!」
「よろしく、ゴウ」
「よろしくです・・・・・・・・・・・」
三人から歓迎される。今日から俺のバイトが始まるんだな。
「加門君!!」
「ふぇっ!?」
喜多さん!?いつの間に!?
「面接合格したのね!おめでとう!!」
「あっ、うん、ありがとう」
「喜多ちゃん、加門君と仲良いんだね」
「はい!一番の友達なんです!!」
一番だなんて・・・・・・・・・・照れるじゃないか。
「あうううう・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「わぁ!!ぼっちちゃんが溶けてる!」
「青春コンプレックスを刺激されたんだ」
後藤さんが突如ドロドロに溶け始めたぞ!?何が起こってるんだ!?
「大変!加門君、ちょっと行ってくるわね!」
「う、うん・・・・・・・・・・・・」
喜多さんと先輩方は後藤さんの修復作業し始めた。あれって直せれるのか?
「ふぅ~これでもう大丈夫だね」
「す、すいません・・・・・・・・お手間を取らせて・・・・・・・・・・・」
直せるんかい!!後藤さんって一体何者なんだ!?
「ぼっちちゃんも復活したしそろそろオープンの準備しようか!」
おお、ついに初仕事をする時が来たようだ。
「じゃあ、加門君は私についてきて!仕事のやり方とか教えるね!」
「はい!」
「えっ、ちょ、加門君!?」
喜多さんに声をかけられたがスルーしてしまい伊地知さんの後に続いた。
「まずは机や椅子を退かして床をモップで掃除しようか!」
「わかりました」
伊地知さんの指示に従い机や椅子を退かしていく。
「机と椅子全部退かせました」
「えっ!?もう!?さすが男の子!力持ちだね!」
「い、いや、そんな~」
伊地知さんに褒められた。ふへへへ~照れますね~
<コツン>
「いたっ!」
後頭部になにか当たったぞ!?
「なんだ・・・・・・・・・・これは?」
当たったもの、それはギター弾く時に使うピックだった。
「なんでこんなものが・・・・・・・・・・・?」
「加門君!モップのある場所教えるね!」
「あっ、はーい!今行きます!」
伊地知さんに呼ばれピックのことは置いていて仕事に戻った。
「お疲れさまでした!」
バイトはあっという間に終わり帰宅することにした。
「加門君お疲れ様!またね!」
「ばいばい、ゴウ」
先輩方に見送られSTARYYを後にして外へ出た。
「うわぁ、暗い」
辺りは薄暗くもう夜になっていた。時間が経つの早いな。
「早く帰ろうっと」
「加門君」
「えっ?喜多さん?」
先に帰ったはずの喜多さんが何故かいた。
「先に帰ったんじゃ?」
「やっぱり一緒に帰りたくて待ってたの♪」
「そうなんだ。じゃあ一緒に帰ろうか」
「ええ!」
喜多さんと一緒に帰ることにして駅に向かい電車に乗り込んだ。
「はぁ~疲れたな~」
「お疲れ様!初仕事はどうだった?」
「う~ん、ドリンクの種類覚えたりチケットの受付するのとか大変だったけどお客さんがライブを楽しんで盛り上がって笑顔になるの見てやりがいのある仕事だなって思った。これからも頑張ってやれるかも!」
「頑張ってね!」
「ああ!」
「それより加門君。伊地知先輩とリョウ先輩のことどう思ってる?」
「えっ?」
あの二人のこと?なんでそんなことを聞くのだろうか?
「先輩たちのこと?山田先輩はクールな感じの人だと思ったけど音楽はもちろんサブカルとかも好きで話盛り上がって面白い人だし伊地知先輩は仕事の説明わかりやすいしフォローもちゃんとしてくれて優しい人かな?」
「ふーん・・・・・・・そうなんだ・・・・・・」
「喜多さん?」
「ううん、何でもないわ!」
喜多さんの表情が暗くなったがすぐにいつもの感じに戻った。バイトや練習して疲れてるのかな?
「ふぅ・・・・・・・・・・・・・・・・」
家に帰り自分の部屋に入りベットに倒れる。
「これはマズいことになったわ・・・・・・・・・・・・・・」
後藤さんだけじゃなく先輩たちとも仲良くなってしまったわ。リョウ先輩はまだ大丈夫だけど伊地知先輩は危険ね。
伊地知先輩は誰にでも優しいしかわいいから加門君が惚れてしまう可能性があるわ・・・・・・・・・・・・・
「加門君のバカ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
伊地知先輩に褒められてデレデレした時に少しムッとなってギターピックを投げて彼の後頭部に当ててしまったことは少し悪いと思った。
でももっと悪いのは加門君よ!私だってよく褒めてるじゃない!なのに全然照れたりしないじゃない!!どうして伊地知先輩の時はそうなるの!?
「これは激しい戦いになりそうね・・・・・・・・・・・・」
後藤さんに伊地知先輩、もしかしたらリョウ先輩もライバルになってしまうかもしれないわ!でも私負けないわ!加門君争奪戦に勝つのは私!!
「加門君、あなたは・・・・・・・・私が堕とす・・・・・・・・・!」
どんな手段を使っても・・・・・・・・!!ウフフフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぼざろラジオで好きな組み合わせは青山さんと長谷川さんのぼ喜多コンビ。
二人の会話面白過ぎるわwwwwwww