最弱の転生者   作:ファイネス1

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前話の1ターン目も含めて、デュエルシーンを書き直して投稿しました。
次回決着


第24話 かっこいい

獏良 了LP 8000 手札2枚

セットモンスター

セットカード3枚

フィールド魔法 ダーク·サンクチュアリ

 

No.2 LP 8000 手札6枚

 

「·········」

ピッ

『No.2のメインフェイズ

 フィールド魔法<<ユニオン格納庫>>』

 

ゴガゴカゴガ···ギャギャギャーン!

 

 現在のデュエルのルールでは、それぞれのプレイヤーによるフィールド魔法カードは共存することが出来る。

 決闘場の獏良側に聳え立つ禍々しいオカルトめいた城の空気に対してヒュンヒュンと航空機が出入りしている近未来的デザインの格納庫が聳え立つNo.2側のフィールド。

 決闘場で対峙する両者による正反対といっていい場の雰囲気は、不思議とかつてない調和と化学反応を予感させる興奮を感じさせた。

 

『発動時の効果処理で<<Y-クラッシュ·ワイバーン>>をサーチ。』

「梶木からの情報通り、あいつユニオン使いか。」

『<<予想GUY>>。

 デッキから<<X-ヘッド·キャノン>>を特殊召喚。』

 

 ジャキーン!!

 

『<<Y-ドラゴン·ヘッド>>を召喚。』

 

 ギャー!

 

『<<ユニオン格納庫>>の効果発動。

 <<Y-ドラゴン·ヘッド>>に<<Z-メタル·キャタピラー>>を装備。』

 

 ウィン、ガチャン!

 格納庫から飛来した<<Z-メタル·キャタピラー>>は魔法罠ゾーンに着陸し、<<Y-ドラゴン·ヘッド>>と青白い電線でビリビリと繋がった。

 

『フィールドの<<X-ヘッド·キャノン>><<Y-ドラゴン·ヘッド>><<Z-メタル·キャタピラー>>を除外し、<<XYZ-ドラゴン・キャノン>>を特殊召喚。』

 

 3つの異なる形状の機械がガチャガチャと変形、結合し、やがてメタル·キャタピラーの上にクラッシュ·ワイバーンか、その上にヘッド·キャノンが乗る形の新たなロボットになり、場違いながらかっこいいなと思ってしまった城之内であった。

 

『<<XYZ-ドラゴン・キャノン>>効果発動。

 手札の<<Z-ジリオン·キャタピラー>>をコストに

<<ダーク·サンクチュアリ>>を破壊。』

「させない!

 <<スキルドレイン>>!」

獏良 LP8000→7000

『チェーンして速攻魔法<<無許可の再奇動>>。

 <<XYZ-ドラゴン·キャノン>>に<<C-クラッシュ·ワイバーン>>を装備。』

「ならせめて<<ウィジャ盤>>をチェーンし、更にリバースカード<<死の宣告>>をオープンし、墓地に送って<<死のメッセージH>>を<<ウィジャ盤>>の効果扱いで<<ダーク·サンクチュアリ>>の効果で通常モンスターとして特殊召喚!」

 

 ネクロフィアに操作された<<D>>と記された人魂が浮かび上がった巨大なウィジャ盤がフィールドに出現し、ウィジャ盤から更に<<H>>の人魂がモンスターゾーンに向けて飛び出してきた。

 ズドーン!

 ドカーン!

 ガラガラガラ···

 <<XYZ-ドラゴン·キャノン>>の最上段の<<X-ヘッド·キャノン>>の砲塔からの攻撃が直撃したことで怪奇な城であった<<ダーク·サンクチュアリ>>は崩壊し、獏良のフィールドは高度100メートルの決闘艇上にウィジャ盤が浮かぶだけの吹きさらしになった。

「<<スキルドレイン>>が残ってるぞ。

 あれでドラゴン·キャノンの効果使えないんじゃなかったっけ?」

「貴様はそれでも予選突破者か。

 装備されているクラッシュ·ワイバーンの効果でドラゴン·キャノンは罠カードの効果を受けない。

 そして<<スキルドレイン>>は効果を無効にするのであって効果の発動を封じるものではない。」

「ウィジャ盤は数少ない特殊勝利カード。

 相手のエンドフェイズ毎にフィールドに集う残りの文字<<E>><<A>><<T >>が揃った時、僕の勝利条件を満たす。」

 

 <<死のメッセージ>>モンスター自体は通常モンスターであり、<<ウィジャ盤>>以外への耐性と攻撃回避機能は<<ダーク·サンクチュアリ>>の効果によって与えられたものでありそれは現在でも持続している。

 

『<<B-バスター·ドレイク>>をコストに、<<XYZ-ドラゴン·キャノン>>の効果発動。

 <<スキルドレイン>>を破壊。』

 

「<<スキルドレイン>>の方を?」

(貴様のような目先の危機に目が眩む凡骨なら、<<ウィジャ盤>>の方を破壊するのだろうな。)

 

『<<X-クロス·キャノン>>を特殊召喚。

 効果発動。

 デッキから<<Y-ドラゴン·イアヘッド>>をクロス·キャノンに装備。

 <<Y-ドラゴン·イアヘッド>を特殊召喚。

 効果発動。

 墓地の<<B-バスター·ドレイク>>を装備。

 <<Y-ドラゴン·イアヘッド>と<<X-クロス·キャノン>>を除外し、<<ユニオン·コントローラー>>を特殊召喚。』

 

 二つの機械が光に包まれると、「モンスター」と形容するのが憚られるゲームのコントローラーがフィールドに出現した。

 

「チェーン1 ユニオン·コントローラー

 チェーン2 B-バスター·ドレイク

 <<B-バスター·ドレイク>>の効果で<<A-アサルト·コア>>をサーチ。

 <<ユニオン·コントローラー>>の効果で<<スクランブル·ユニオン>>をサーチ。

 <<XYZ-ドラゴン·キャノン>>の効果。

 <<A-アサルト·コア>>をコストにセットモンスターを破壊。』

「セットモンスターは<<クリッター>>。

 デッキから<<バトル·フェーダー>>をサーチ。」

 

 <<スキルドレイン>>と相性がいいモンスターとして、<<キラー·トマト>>のようなリクルーターや<<グレイブ·スクワーマー>>のような戦闘破壊トリガーを持つモンスターと踏んだようなのだが結果的には手札1枚を浪費することとなった。

 

『バトル。

 <<XYZ-ドラゴン·キャノン>>でダイレクトアタック。』

「<<バトル·フェーダー>>を特殊召喚。」

『カードをセット。

 ターンエンド。』

「エンドフェイズ、<<ウィジャ盤>>から<<死のメッセージE >>が魔法·罠ゾーンに出される。

 僕のターン。

 ドロー。」

 

獏良LP7000 手札2枚

ウィジャ盤 死のメッセージE

死のメッセージH バトル·フェーダー

 

No.2 LP8000 手札0枚 ユニオン格納庫

セットカード1枚

場 XYZ-ドラゴン·キャノン←C-クラッシュ·ワイバーン

  ユニオン·コントローラー

 

「<<浅すぎた墓穴>>。

 お互いに墓地のモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。

 僕は<<クリッター>>。」

『<<B-クラッシュ·ワイバーン>>。』

 

 ゴゴゴゴゴゴ···

 

「な、何だ···?

 獏良···?」

 鈍感体質の城之内ですらも、この場における空気の異変を感じ取った。

 遥か上空にも関わらず、空気がどこかに抜け続けてていくような、空が迫ってくるような圧迫感。

 獏良は未だ闇人格になってはいないが、この異変の原因が何かは、皆本能で感じ取れた。

 

「現れろ···神!!

 <<死のメッセージH>> <<バトル·フェーダー>> <<クリッター>>をリリースして、

<<オシリスの天空竜>>召喚!!」

 

ドンガラガッシャーン!!!

Gyaoooooooo!!!

 

 雷の語源、神鳴り。

 それをまざまざと感じさせる咆哮と雷鳴と共に、神が上空の闘技場に降臨した。

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