実験体八号   作:濃霧注意報

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第16話 Bルート

[早苗を見捨てて逃げる]

 

ハチ『(ごめん!)』

 

八号は六号を見捨てて線路を走る

六号は逃げる八号の背中を見る

 

兵士長『クソッ!逃がすか!』

 

兵士長は八号の方に銃を向ける

 

ロク『やらせるか!』

 

六号は最後の力を振り絞って兵士長に噛みつき

銃を八号から逸らす

 

兵士長『・・・チッ』

 

兵士長が六号に発砲する

パンパンと銃弾が六号の身体に着弾する

 

ロク『フゥーハァー

 

息も絶え絶えになってきた六号

 

26『グォーーー

 

先程から暴れる26は兵士をなぶり殺していく

 

26『ガァーギャー

兵士『やめろ・・・やめてくれ!』

 

26は腹が減ったのか兵士の1人を鷲掴みする

そしてその兵士をゆっくりと口に近づける

 

兵士『俺の・・・俺の身体が』

兵士長『食べている』

 

兵士は生きたまま少しずつむしゃむしゃと食べられていく

26が兵士を噛めば噛むほど血が勢いよく吹き出す

遂には兵士の全身は26に食べられてしまった

 

26『・・・ぺっ』

 

食べ終わった26は兵士の頭を口から飛ばした

骨や肉が見える兵士の頭部は床をゴロゴロと転がる

26は兵士長と六号の方に視線をやると近づいてくる

 

兵士長『クソッ今度こそやばいな』

 

兵士長は六号を置き去りにして逃げた

正面玄関からの脱出をするのだろう

 

26『グルルル

ロク『(・・・詩音ちゃん元気でね)』

 

床に転がる六号に近づいた26は六号に手を伸ばした

 

ハチ『ハァハァ

 

八号は一生懸命線路を走っていた

途中で何かに躓いて怪我をしたが

それでも走り続けた

 

ハチ『・・・少し休もう』

 

八号はその場で休憩を始めた

呼吸を整える

 

ハチ『(あれで良かったのかな・・・)』

 

八号は六号を見捨てて自分だけ逃げたのが正しかったのか考える

 

ハチ『(考えても仕方ないよね・・・)』

 

八号は再度線路を走り始める

その時後方から音がする

 

ハチ『(もしかして・・・早苗ちゃん?)』

 

八号は六号が自力で何とかしたと思い

後ろに振り返った

だが、

 

26『ガァー

 

そこには26がいた

26は思いっきり何かを八号に投げつける

 

ハチ『・・・・さ・・早苗ちゃん』

 

倒れ込んだ八号は先程自分に飛んできた

下半身のない六号を見る

雑に引きちぎられたのだろう

六号の腹部からは臓物がダラリと落ちる

 

ハチ『・・・オロロロロ

 

八号は嘔吐する

ドバドバと胃液が落ちる

 

26『ギャー

 

気分が悪くなっている八号に26が接近する

 

ハチ『に・・・逃げなきゃ』

 

拳銃が効かない事を知っている八号は逃げようと走るが

26は後ろから八号を地面に押し倒す

 

ハチ『・・・グハッ』

 

八号は逃れようとするが

八号の体の上に足を乗った26のせいで逃れられない

26はそのまま腕を上に上げると

 

26『グァァァァ!

 

勢いよく腕を振り下ろす

 

ハチ『痛い!・・・やめて!痛いよ!』

 

26が腕を降り下ろすたびに八号の身体からは

バキボキと骨が折れ

ブチブチと肉が潰れる音がする

身体中から血が流れ

口から血を吐く八号は26に必死に懇願するが止める気配がない

 

ハチ『(・・・・ごめんね早苗ちゃん・・・逃げられなかったよ・・・)』

 

八号はゆっくりと目を閉じた

 

26『グルルルルル

 

数分後ただの肉塊になった八号を

そこに置き26は線路を進む

 

楓「・・・二人は死にましたか」

 

楓は賭けに負けた

 

楓「ふむ・・・じゃあ帰りますかね」

 

武器をしまった楓は謎の生命体達を集め

元の場所に帰った

 

26『ガァァァァァ

 

線路を抜けて外に出た26は雄叫びを上げる

周りには森・・・町からかなり離れているようだ

そんな26が見た物は自分のいる位置へ飛んでくる

無数のミサイルだった

無数のミサイルは研究所に直撃し何もかも破壊していく

26も例外ではなくミサイルが直撃し身体が爆散する

辺りに自分の四肢が落ちる

 

 

中山寛はテレビを入れる

テレビの中のニュースキャスターは話す

 

『先月爆発騒ぎがありました。・・県某所では調査の結果漏れ出たガスに火が引火した事による爆発事故である事が分かりました。また・・」

 

テレビを消した寛はそれが嘘である事を知っている

先月から二人は行方不明になっていた

先日は助手が何者かに殺された

財団の者の仕業だろうか

今度は自分の番なのだろうか?

寛は天井から下ろした縄を首にかける

 

寛『(詩音・・・俺もそっちへ行くよ)』

 

椅子を蹴ると縄が寛の首を締める

数分後寛は絶命する

 

 

??『・・・中山寛の死亡を確認』

家に侵入した何者かが報告する

??『はい・・・帰還します』

そのまま何者かは通信を切る

??『さようなら』

吊られている死体に別れを言って家を出た

 

 

バッドエンド[消えた灯]

エンディング

  • ハッピーが好き
  • バットが好き
  • 両方良いよね
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