稼ぎの少ないオカルト事務所所長、VTuberになる   作:酉柄レイム

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第125話 オカルトアニメの主人公

「し、しんどかった……!!」

「相変わらず体力ないねー、ニコちー」

「二、三週間ぶりだっけ? ここにくるの」

 

 マリーから突然双海さんの人格が消えていっている事象をなんとかしたいと依頼されて訪れたのは、以前満を成長させるために訪れた陰陽師の総本山……であるかどうかはわからないが、それ関連の場所であることは間違いない。

 途中で満に双海さんのことを伝え、「まだ番組出る気満々だったのに!」と俺と同じようなことを言うかと思いきや、「え、大変だ! 行こ!」と素晴らしい人格を披露した満と合流し、あの長い階段を上り切ったのが今。肺に穴が空いたのかと思うほど呼吸するのが辛い。もっと行きやすい場所に構えた方がいいんじゃないか? 訪れる度にこれでは、あと数回で俺が死んでしまう。

 

「それで、なんでここに?」

「聖麗にもお願いしてるの。ほら、あのパワースポットあったっしょ? あれでどうにかならないかなー、みたいな」

「あー。私が成長できるようになったやつ!」

 

 なるほど、その時代最高峰の歴代の陰陽師が眠る場所か。確かに、あそこなら何かしらの効果が期待できる。恐らくあそこは何かしらのオカルト的能力を持つ人の力を向上させる場所。あの時も満に力を与えたというより、自覚はないが俺のオカルト能力が向上して満が成長するようになったようだし。

 マリーに肩を貸してもらいながら、あの場所へと連れて行ってもらう。信じられないほど幹が太い切り株がある広間。その切り株に双海さんが座っていて、少し離れた場所に聖麗が立っていた。

 

「あ、真理! それとニコさんに満ちゃんも」

「やほ。なんか変わった?」

「なんにもー。意味わかんない。こんな超キモい場所にきて何にもないって、不快になっただけじゃん」

「オッホ! 言ってくれますねぇ。ご先祖も悦んでいますよ」

「いい意味で言ってくれますねと言うのを初めて聞いたな……」

「いい意味かどうかは微妙なところだけど」

 

 なんというか、意外だった。自分の中にある人格が消えているなら、もう少し悲壮感が漂っているかと思っていたのに、平気そうだ。切り株に座って足をぷらぷらさせながらスマホをいじっている双海さんは、かなりいつも通りに見える。いや、双海さんのいつも通りを知っているわけではないが、少なくとも悲壮感で溢れているわけではなさそうだ。

 

「ん? どうしたのニコさん。私をじーっと見て、美少女すぎて惚れました?」

「びっ、美少女であることは否定しませんが、まだお互いのことはほとんど知らない段階であり、もっとお互い親密になってからそういうことを言うべきで、はっ、破廉恥ですよ!」

「意味わかんねー。ウケる」

「おいテメェ、今ニコちーに色目使ったか?」

「オッホ! オホホホホホ!」

「あーもうみんな一旦落ち着いて! 話進まない!」

 

 とりあえずここは不快だからという理由で、何の変哲もない和室に移動する。聖麗が押し入れから座布団を人数分取り出し、「面白いことを言った人に差し上げます」と言った瞬間にマリーから座布団を強奪され、全員に行き渡って腰を下ろしたところで、双海さんが口を開く。

 

「それで、ニコさんと満ちゃんはどこまで聞いてる?」

「双海さんの中に複数の人格があり、それはパラレルワールドの自分が中にいるという感じで、その人格が最近どこかへ行った、というところまでは」

「大枠で言えばほぼ全部ですねー。そんじゃあ詳細話しますか」

「あ、ではワタシは同じ話を二度聞くのが苦痛なので、最近はまっているドラマを見てきます」

「思っても言うな!」

 

 聖麗がにこやかに立ち上がり、本当に和室から出て行った。あいつ、実は一番人格が終わってるんじゃないか? 確かに同じ話を二度聞くのが苦痛というのは否定はしないが、本人を前にして言うのはデリカシーがなさすぎるだろう。俺もデリカシーがないとよく言われるがあれはない。満も怒って……ないな。どうやら聖麗に関しては諦めているらしい。

 

「すみません、聖麗の人格が破綻していて」

「いいですよー。私も同じ話聞くの好きじゃないので。えーっと、それじゃあ多重人格についてだけど、パラレルワールドの自分が中にいる、みたいなやつ」

「あぁ、そうです。それが気になっていたんですが、なぜパラレルワールドの自分であるということがわかったんですか?」

「ニコちー。もしかして私の力忘れちゃった?」

「……そういうことか」

 

 つまり、『マリーが観測したパラレルワールドの双海さん』と『この世界で双海さんの中にいる人格』がイコールだったから、ということか。まさかパラレルワールド関連の力を持つ人が『project:eden』にいるとは……。というか『project:eden』にそういう人が集まりすぎじゃないか? VTuberの事務所というだけではなく、もっと大きなものが動いているような気もする。この分だと魔王様も本当に魔王様で、ルーシィも本当に天使なのかもしれない。

 

「んーっと? それで、今はどういう状態なんですか?」

「えーっとね、自分の中に人格があるって言ったけど、実際はパラレルワールドの自分と思考とか体とかを共有してるみたいな感覚でね。厳密に言うと、今は私の中から人格が消えたっていうより、共有できなくなった、みたいな感じかな」

「ネットワークが遮断されたようなものですか」

 

 双海さんはパラレルワールドの自分と肉体と思考を共有する力があり、しかしそれがどういうわけか最近になってその力が失われてしまった、ということか。なにかきっかけがわかればいいが、とりあえず考えられるものとしては『双海さんからその力がなくなった』か、『何かしらの理由でその力に不具合が起きている』か……もう一つは考えたくもないな。

 

「共有できなくなったのはほんとについ最近。そこから急に意識失うようになるし、数時間ぼーっとするようになるし、どうしよっかなーっていうのが現状」

「……マリー。今はパラレルワールドを観測できるのか?」

「『パラレルワールドが消えた』みたいな可能性考えたんでしょ? それはないから大丈夫」

 

 よかった、安心した。パラレルワールドのことは詳しくないが、どこかの時点である一つの世界線に統一される、といったことが起きたのかと思っていた。それが考えたくもない可能性。冷たいことを言ってしまえばパラレルワールドのことはこの世界の俺からすれば関係ないが、マリーからパラレルワールドのことを聞かされていて、それで何も思わないというのは無理な話。だが、その可能性もマリーがパラレルワールドを観測できていることで否定された。

 それなら、力がなくなったか不具合が起きているか……それとも、パラレルワールドの自分に干渉できる力なら、パラレルワールドの双海さんの身に何かが起きている、とかか? 仮説を立てられる要素としては、急に意識を失うようになった、数時間ぼーっとするようになったというのは、この世界の双海さんが意識していないところで、パラレルワールドの双海さんに意識が統合されようとしている、とか……。

 

「ニコさん黙っちゃったけど、キモいこと考えてるってこと?」

「こういう時のニコさんはちゃんと考えてる時です! 黙ったらいつもキモいこと考えてるわけじゃないですよ!」

「今なら触ってもバレない?」

「私が守るからだめ!」

「じゃあ満をいじくり回しとこ」

「あ、私もー」

 

 満がマリーと双海さんに捕まって「きゃー!」と楽しそうにしているのを微笑ましく思いながら、微笑ましさに引っ張られかけた思考を強引に引き戻す。

 力が制御できない、というのは心当たりがある。俺が旅行すればその周辺の幽霊が集まってくるというのもそれに当てはまるし、満が俺の思考を読んでくるのも防ぐことができない。つまり、自分の意識外で何かしらの力が働くことは十分考えられる。それがパラレルワールドの自分に関連する力というのであればなおさらだ。やはり、意識を失ったりぼーっとしたりすることが起きているのであれば、パラレルワールドの双海さんにこの世界の双海さんが引っ張られていると考えるのが自然だろう。

 

 ただ、それの対策をどうすればいいんだ? それの確証を得る方法も……。

 

「そうか、マリー!」

「はっ、はい!」

「真理さん、先に勘違い正しておくけど、告白じゃないよ」

「あ、なんだ……」

「真面目な話だ。聞いてくれ」

「はっ、はい!」

「真理さん、もう一回先に勘違い正しておくけど、告白じゃないよ」

「あ、なんだ……」

 

 そういうことを意識されると俺も意識してしまうからやめてくれ。

 

「パラレルワールドを観測して、パラレルワールドの双海さんに何が起きているかは確認できるか?」

「んー、確実にとは言えないけど、多分できる」

「仮説だが、双海さんの意識が飛ぶということは、双海さんの力を考えるとパラレルワールドの双海さんに引っ張られている可能性がある」

「この世界のあやちーを引っ張ってるパラレルワールドのあやちーを見つけるってこと?」

「最終的にはそれが一番だが、どこかのパラレルワールドでこの世界の双海さんと同じことが起きていれば、この仮説が真実味を帯びるはずだ」

 

 双海さんの力を考えれば、俺の仮説が正しければこの世界の双海さんだけが引っ張られるということはあり得ない。俺が言ったように、パラレルワールドの双海さんを確認して、どのようなことが起きているかを見ればある程度仮説の正しさがわかるはずだ。

 問題は、それがわかったところでどう「見つけた」対処するか……?

 

「見つけただと!?」

「うん。しかも引っ張ってるあやちーの世界っぽい」

「有能すぎる! マリー、俺の事務所にくる気はないか!」

「えっ、あ、あの、えっと……えへ、い、いいの?」

「ごめん真理さん。経済的に無理」

「ニコさんと真理の愛だ恋だは後にして! ほんとにみつけたの? 真理!」

「うん。間違いない、と思う。他の世界見てみたけど、この世界のあやちーと同じ症状出てるっぽいし」

「あとは、どうやって解決するか、か……」

 

 満の「経済的に無理」という言葉に傷つきながら、対処法を考える。次に見つけるべきは『双海さんを引っ張っている原因』だ。それがわからなければ対処のしようもない。そもそも、こちらからどうにかできるようなことなのか? 根本の原因は全世界線の双海さんを引っ張っている双海さんにある。どうにかできるとすれば、その世界線の人間以外にいないような気もするが……。

 次の手を考えていると、服の裾がちょこ、と引っ張られる。見れば、マリーが不安そうに俺を見ていた。

 

「どうした?」

「えっと……その、ね。パラレルワールドに行けるって言ったら、どうする?」

「……?」

「やったことはないんだけど、パラレルワールドに行くこと自体はできるっぽくて。ニコちーが考えてるのって、根本原因の別世界のあやちーをどうにかする、みたいなことっしょ?」

「そうか。それなら俺が行こう」

「や、でも、やったことはなくて、何が起きるかわかんないし」

「やったことがないことは、挑戦しない理由にはならないだろう」

 

 それに、俺にはパラレルワールドのことはよくわからんが、その力を持つ専門家のマリーが『できる』と言ったんだ。それなら、俺はそれを信じるだけ。今のところそれ以外にこの事態を解決できそうな道が見つからない。ならば行く。単純な話だ。それに、俺の周りにいる人は、俺なら何が起きても死にはしないと言ってくれているんだ。俺が行くのが一番安全だろう。

 

「……そういえば、満はどうなるんだ?」

「うーん、繋がり的なことを考えれば、ニコちーがパラレルワールドに行ければ満も行けると思うし……ニコちーによる、としか言えない」

「じゃあいつも通りだね! 行こ、ニコさん!」

「ふっ、やはりどこまでも相棒だな」

「当たり前じゃん! ずっと隣にいてもらわないと困るんだから!」

「ハッハッハ! 甘えん坊め!」

「いや、ニコさんが困るでしょっていう意味で」

「いつもありがとう」

「いいよ!」

 

 そうだ。どちらかと言えば満にいなくなられたら俺が困る。俺のメンタルを安定させてくれているのは満だ。満がいなければ、俺は辛うじて生きているだけのナマモノになっていたことだろう。空気も明るくしてくれるし、いつも思うがいい相棒を持った。今すぐ方々に自慢したい。

 

「というわけで双海さん。不安だとは思いますが、待っていてください。必ず俺たちが原因を突き止め、あなたの力を取り戻して見せます」

「……マリーがニコさんのこと好きな理由、めっちゃくちゃわかったわ」

「でしょ? あげないかんね」

「真理さんのものでもないでしょ!」

「チッ……ニコちー。外出よっか。そこで移動させるから」

「できることなら舌打ちは隠した方がいいぞ」

 

 スマホを取り出して、帝斗と透華に『少し別世界に言ってくる』と送れば、『寄り道せずに帰って来いよ』『形変わっててもいいんで、帰ってきてください』と返ってきた。形変わってたらよくないだろうが。……いや、必ず帰ってこいというのが別の言い回しになっただけだろうな。

 立ち上がって戸を開けると、妙な看板を持っている聖麗がいた。「いってくる」とだけ伝えて通り過ぎようとすると、前に立ち塞がってくる。

 

「なんだ、どうした聖麗」

「この看板と、これを見てください」

「?」

 

 看板を見る。『ドッキリ大成功』。聖麗が見せてきたスマホを見る。『project:prank』という配信が流れていて、画面に『ニコをオカルトアニメの主人公にするドッキリ』と表示されていた。

 

「……?」

「というわけで、ドッキリ大成功!! オッホ!!!! カッコよかったですよ、ニコさん!!!」

「え!? ドッキリ!!? 配信!? 音声は!?」

「さっき肩貸した時にちょっとね」

「双海さんの人格は!?」

「嘘」

「嘘!? 俺を騙したのか!!」

「そりゃドッキリですから」

 

 配信を見れば、『カッコよかったぞ、ニコ』『音声のみのドッキリで面白いのはお前くらいだ、ニコ』『ボイス頼む』『まだ厨二病引きずってて草』というコメントが流れていた。……いや、厨二病を引きずっているというわけではなくマリーがパラレルワールドを観測できるのは真実で、俺の視点からすれば十分信じられる要素があって……。

 

 まぁ、いいか。双海さんに何もなかったのならそれでいい。

 

「カッコつけてどうにか納得しようとしてるでしょ」

「満、お前も知っていたのか?」

 

 笑顔で頷かれた。貴様!!!!!!

 

 

 

 

 

project:edenを語るスレ part673

 

921:このライバーがすごい! ID:FV9Nhd+cz

ニコは主人公だった

 

922:このライバーがすごい! ID:91jhKqOAz

普段あんなに情けないのに、正直惚れた

 

923:このライバーがすごい! ID:vdaNU3wVT

めちゃくちゃファンタジーなのになんで騙されるんだ……

 

924:このライバーがすごい! ID:xCh0Gpmoz

厨二病だからだろ

 

925:このライバーがすごい! ID:SLgtZai+a

マリー、「肩貸した時」とか言ってたけど、普通に嘘ついてて草

 

926:このライバーがすごい! ID:7cpKrKVFA

喫煙所あたりから普通に配信始まってたしな

 

927:このライバーがすごい! ID:YoQ0E52DR

副音声っぽく喋ってた聖麗が「バカですねぇ」って煽り散らかしてたの草だった

 

928:このライバーがすごい! ID:Bm3TKR7/k

綾ちゃん「ニコさん、いつか騙されて全財産失いそう」

聖麗「ニコさんに財産はありませんよ」

 

929:このライバーがすごい! ID:1yT1dhC3N

 

930:このライバーがすごい! ID:kOfoV1G/I

ちなみに、ニコの『project:festival』はここで本当に終わり

 

931:このライバーがすごい! ID:NQ/JajOns

後日、まだドッキリがあるんじゃないかって怯えてるニコの様子が動画で上がることを期待してる

 

932:このライバーがすごい! ID:PnDPKF+Md

>>931

でも多分、しばらくしたら同じようなドッキリ仕掛けても引っかかるぞ

 

933:このライバーがすごい! ID:lOHw7GZtS

ところで、ニコに告白されたと勘違いした時のマリーが可愛すぎたんだが

 

934:このライバーがすごい! ID:vMJkZBz7n

>>933

禿同

 

935:このライバーがすごい! ID: lOHw7GZtS

>>934

お前と一緒にするな!

 

936:このライバーがすごい! ID:fT6m+WgnX

>>935

激しく同意するっていう意味だぞ

俺もお前もハゲだよなって意味じゃなくて

 

937:このライバーがすごい! ID:Br8SDkd7b

マリーはガチ

 

938:このライバーがすごい! ID:6ijmf2KXC

マリーと綾ちゃんが満ちゃんを可愛がり始めたところで俺の魂は浄化された

 

939:このライバーがすごい! ID:Lfz8EoLc/

あれだけでもこのドッキリの価値あったよな

 

940:このライバーがすごい! ID:/MjHqKkW3

きゃっきゃっしてる女の子は健康にいい

 

941:このライバーがすごい! ID:bqh+ddJ2E

あの空間から聖麗が一時退室したの英断だろ

 

942:このライバーがすごい! ID:VpOi83wX+

別室で実況させるための退室だけど、それ以上の意味があった

 

943:このライバーがすごい! ID:Z+i37peQP

あいつ、絶対キモいこと言ってただろうしな……

 

944:このライバーがすごい! ID:2ovDBp2OC

これきっかけでニコと綾ちゃんの絡み増えたりしないかな

 

945:このライバーがすごい! ID:gJM6YdoUN

複数の人格で転がされるニコを見てみたい

 

946:このライバーがすごい! ID:xDjVDQpzY

結局、人格が複数あるっていうのは本当なのか?

 

947:このライバーがすごい! ID:nf8NU9Gly

>>946

一応本当

 

948:このライバーがすごい! ID:C0v6xqnkl

>>946

シゲキが本当だって言ってたはず

 

949:このライバーがすごい! ID:4d7FGNBGp

仮に本当じゃなくても、シゲキならその方がシゲキ的だからって本当って言いそうだな

 

950:このライバーがすごい! ID:fy2SOapQc

シゲキは嘘つかないぞ

 

951:このライバーがすごい! ID:oKu6R3bDF

シゲキの存在自体、頼むから嘘であってほしいけどな

 

952:このライバーがすごい! ID:Qr+sFI8o9

ニコはゆっくり休んでくれ

 

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