ダンジョンにボンゴレ十代目が行くのは間違っているだろうか   作:薔薇餓鬼

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ダンまち20巻が発売されましたね。というか最後の展開がマジかと思いました。気になる方は購入して見て下さい。


標的(ターゲット)69 鬼畜教師(スパルタ)

 

 

 

 

 

 リボーンの撃った弾丸によって謎の覚醒をしたベル。覚醒したベルは凄まじい勢いでメレンへと辿り着いた。

 メレン。ロログ湖と呼ばれる巨大な汽水湖の岸沿いに栄える街である。連日、数え切れない国の船が輸入品を積んでやって来る。逆にオラリオもここで他国へ出す輸出品を積んで出て行くのである。

 

「うぉおおおおおおおおお!!」

 

「きゃぁあああああ!!」

 

「な、何だあれ!?」

 

「へ、変態だ!! 変態がもの凄い勢いで走っているぞ!!」

 

 メレンの街中を凄まじい勢いで走って行くベル。突如、鬼の形相を浮かべたパンツ一丁の男が街中に出現した為、人々は混乱状態(パニック)に陥っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロログ湖周辺

 

「ニョルズ様。このぐらい自分たちがやりますよ」

 

「こいつを作ったのは俺だ。自分の作ったもんを自分で処分するのはおかしなことじゃないだろ」

 

 上半身裸に首にタオルを巻いた茶髪の男が、大量の袋が積んでいる荷車を押していた。

 この男の名はニョルズ。漁業系【ファミリア】である【ニョルズ・ファミリア】の主神である。漁業を司る神であり、人当たりも良く下界の子供たちを心の底から愛している。

 メレンは漁業も盛んであり、その理由は【ニョルズ・ファミリア】が漁を行っているからである。【ニョルズ・ファミリア】の捕えた魚はメレンだけでなはなく、オラリオの店に並べられる。逆に言えば【ニョルズ・ファミリア】がいなければオラリオで海の幸を味わうことはできないのである。

 

「それに理由がどうであれ、俺はお前たちに黙ってこんなことしちまったんだ。これぐらいはさせてくれ」

 

「ニョルズ様……」

 

 漁業系の【ファミリア】である【ニョルズ・ファミリア】ではあるが、水中の怪物(モンスター)のせいで

魚が食われ、団員たちも怪物(モンスター)によって死者が出ることになってしまった。その事態をなんとかしようとしたニョルズは特殊な粉を作り出した。だがその粉は決して褒められた物ではなかった。最近、その餌の存在がバレてしまったが経緯が経緯であった為、罰は粉の使用禁止だけで済んだ。この1件で粉の使用を禁じられたニョルズは粉の力使わず、別の方法で漁をすることを決意したのである。

 

「何だ? やけに街が騒がしいな?」

 

 するとニョルズは街が騒がしいこと気づく。そして凄まじい轟音がこちらに近付いていることに気づく。

 

「うぉおおおおおおおおお!!」

 

「な、何だありゃ!?」

 

 突如、鬼の形相を浮かべたパンツ一丁の男がこちらに近付いてきた為、衝撃を受ける。

 するとベルはそのまま勢いを殺すことなくロログ湖の中へと飛び込んだ。そしてそのまま凄まじい勢いでロログ湖を泳いで行く。

 

「おい!! 戻って来い!! 怪物(モンスター)に喰われちまうぞ!!」

 

 いくら都市外の怪物(モンスター)がダンジョンの怪物(モンスター)より弱いと言っても、水中の中では恩恵(ファルナ)を刻まれている者であっても水中では無力。水中の怪物(モンスター)の格好の餌でしかない。ニョルズは慌てて戻って来るよう叫ぶも、ベルは戻って来ることはなかった。

 

「あいつはこの先か」

 

「うぉ!? 赤ん坊が喋った!?」

 

 するとベルを追ってきたリボーンがニョルズの元へとやって来る。喋る赤ん坊の存在にニョルズは驚きの声を上げた。

 

「レオン」

 

 するとリボーンの帽子に乗っていたカメレオンが、リボーンの帽子から湖に向かって飛び出した。するとカメレオンが変形し、モーターボートへと姿を変えた。

 このカメレオンの名はレオン。リボーンの相棒であり、1度見た物であればどんな物でも変形できる形状記憶カメレオンである。

 

「お、おい!! 何やってんだ!?」

 

 リボーンはニョルズの制止も聞かず、モーターボートとなったカメレオンに乗ると、そのままベルを追いかけて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方でベルは湖を越えて海へと向かって行った。

 

「え……!?」

 

 凄まじい勢いで泳いでいたベルであったが、急にベルの額の炎が消え、ベルは我に返った。

 

「う、海!? というか何でこんな格好!?」

 

 ベルはなぜ自分がパンツ一丁の状態で海の中にいるのかわからず困惑していた。

 

「お前が自分がやって来たんだぞ。どうやら本能的にやることがわかってるみてぇだな」

 

「リボーンさん!? 何がどうなってるんですか!?」

 

「こいつをお前の額にぶち込んだんだぞ」

 

「な、何ですか?」

 

 ベルに追いついたリボーンは炎のマークが描かれた弾丸を親指と人差し指で摘まんで見せた。ベルはこれが何なのかわからず、疑問符を浮かべる。

 

「こいつは死ぬ気弾。こいつを脳天に撃ち込まれた奴はいっぺん死んで死ぬ気になって甦る。内容は死ぬ前に後悔したことだ。効果は5分間だ」

 

「ちょ、ちょっと待って下さい!! もし後悔してなかったら……!?」

 

「死んでたぞ。確実にな」

 

「っっ!?」

 

 後悔していなかったら死んでいたという事実を知ってベルは顔を青ざめ恐怖する。

 

「それよりも周りを見た方がいいぞ」

 

「え?」

 

 リボーンに言われた通り、ベルは周囲を見渡す。すると水中の怪物(モンスター)が集まり始める。

 

「修行の第1段階だ。向こうの岸まで泳いでこい。死ぬ気でな」

 

「え!? ちょっとリボーンさん!?」

 

 そう言うとリボーンはベルを置いてモーターボートで颯爽と岸へと向かって行く。こんな海のど真ん中で置いて行かれるとは思っていなかった為、ベルは慌てふためいていた。そんなベルの心情など関係なく、水中の怪物(モンスター)は徐々に近付いて来る。

 

「うぁあああああああ!!」

 

 命の危機を感じたベルは岸を目指して必死に泳ぎ始める。ただでさえ水中で動きが制限されているのに、武器であるナイフがない上に、炎の魔法である【ファイアボルト】では水中では使えない。ベルの取れる選択は岸まで逃げるという選択肢しかなかった。

 

(し、死ぬ!! このままじゃ戦争遊戯(ウォーゲーム)の前に死ぬ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 必死に泳ぎ続けること30分。

 

「はぁ……はぁ……!?」

 

 ベルは岸壁を登ってなんとか地上に辿り着いた。岸壁を登ったベルは息を切らしてうつ伏せの状態で地面に倒れた。

 

(よ、よくわかった……ツナが後悔するっていう意味が……!?)

 

 まだ修行は始まって間もないというのにベルは虫の息であった。そしてツナが後悔するという意味を身を以って理解した。

 

「何、逃げてやがる!!」

 

「グフッ!?」

 

 海を泳ぎ続けて虫の息になったベルをリボーンは容赦なくベルを蹴り飛ばした。蹴り飛ばされたベルは再び海の中へと落ちる。

 

「強くなりてぇって言ったのはお前だろうが。なら倒してこい」

 

「いや!! 無理ですって!?」

 

「だったら死ぬ気でやれ」

 

「ちょっ!? ちょっと待って……!?」

 

「いっぺん死んでこい」

 

 リボーンは海にいるベルに向かって再び死ぬ気弾を撃った。リボーンの0.05秒以下の早撃ちはベルにはどうすることもできず、死ぬ気弾はベルの額に直撃した。

 

復活(リ・ボーン)!! 死ぬ気で怪物(モンスター)を倒す!!」

 

 再び死ぬ気モードとなったベルは怪物(モンスター)に立ち向かって行くのだった。

 

 

 




少しですがニョルズを登場させました。ニョルズは番外編のソード・オラトリアやファミリアクロニクルのエピソード・リューに少しだけ登場しています。

今回、都市外の修行にしたのは都市外のキャラ出したいと考えたからです。後、ちょっとだけ都市外にいるキャラ出す予定なのでお楽しみに。





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