日々の未来の青春譚 -メビウスアーカイブ-   作:逃げるレッド五号 5式

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予告





SP02.【Vol3予告PV】

 

 

 

 ヒビノ・ミライがキヴォトスにシャーレの先生として赴任してから、一ヶ月以上が経過しようとしていた。

 

『ミライ先生、実は確認してもらいたい不審な内容のハガキが…一通あります』

 

 舞い込んでくる依頼や相談をどれも一生懸命こなし、シャーレの事務員には元スケバン生徒たちを採用・雇用して社会復帰の支援をするなど、充実した日々を送っていたある日のことである。

 

「“アビドス高等学校”?」

 

 ポストに投函されていた、手書きのメッセージ。

 それは、瀕死の辺境学園自治区からのか細き救難信号だった。手紙の内容には、武装集団との衝突発生や、怪獣と思しき生物の目撃談が上がっていることが記されていた。これを読み、送り主の自治区生徒らが直面している問題は深刻なものであると理解したミライ。

 これに対して連邦生徒会のリンに問い合わせてみるも、大々的な支援は同学園が抱える事情によって、不可能になっていると言われてしまう。

 

 助力は乞えない……だが、彼はまだ諦めていなかった。

 

「彼女たちは、助けを求めてる。なら…僕がやれることをやるだけだよ」

 

 自分が行かねば誰が行く?

 ミライ顧問が取る行動は既に決まっていた。

 

「見て見ぬフリなんて、僕は嫌だ」

 

 

 

 ―――これが、アビドス救援出張(“対策委員会編”)の始まりだった。

 

 

 

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「―――あなた、どこから来た人?」

「僕はD.U.の方から来た、シャーレの先生だよ。名前はヒビノ・ミライ。よろしくね」

 

 ミライがアビドス入りして半日。

 ようやく自治区第一村人の銀髪ケモ耳少女と出会った。

 

「……! ん、よろしくミライ先生。私は砂狼(スナオオカミ)シロコ。アビドス高校二年生。そっか、アヤネの手紙、ちゃんと届いたんだ」

「うん。キミたちの力になりたくて」

「それなら私たちの学校まで案内する。ここからそう遠くないから安心してほしい」

「ありがとう。シロコちゃん」

「ん、礼はいらない。ついてきて」

 

 その後、シロコの案内で無事に自治区中央に座するアビドス高校…その校舎敷地内にまで辿り着けたミライは、アビドスの復興を目指す“アビドス廃校対策委員会”の生徒たちと出逢う。

 

「―――ん、私は帰ってきた」ガラガラッ!

「こ、こんにちは〜…」

 

「うわっ!? し、シロコ先輩、その後ろの人誰なの!?」

「シロコちゃんが大人を拉致してきました〜!」

「拉致!? えっ、シロコ先輩、ほんとに前に言ってたプランを実行に移してしまわれたんですか!?」

「みみみみみ皆んな、お、おおお落ち着いて!こういう時こそ冷静に! スゥーーーーッ……バレなきゃ犯罪にならないから、まずは簀巻きにして何処か鍵の掛かるとこに――」

 

「――で、このツンデレな黒髪猫耳の子が黒見(クロミ)セリカ。メガネを掛けてるのが奥空(オクソラ)アヤネ。どちらも、私の可愛い後輩達。そして――」

「――そして私が十六夜(イザヨイ)ノノミで〜す♣︎ シロコちゃんと同級の二年生ですので、よろしくお願いします〜!」

「ちょっとシロコ先輩、“ツンデレな”は余計じゃない!?私の扱い、なんか雑な気がするんだけど!?」

 

「うへ。おじさんが小鳥遊(タカナシ)ホシノだよぉ、よろしくね〜?」

 

(ホシノちゃん……この子は…………)

 

 実質的なアビドスのリーダー生徒…ホシノに、何か引っ掛かりを覚えるミライ。

 

 形容できない違和感の正体は何なのか…?

 

 

 

 彼女たちからアビドスの現状を聞いていくうちに、膨大な借金に、自治区の砂礫除去や住民相談への応対…やらねばならぬことが多々あることが判明した。

 

「ん。名付けて、“チャリンコライダー作戦”。脚の速い私なら不可能じゃない。アビドスの覆面ヴァイパーとは私のこと」

「シロコ先輩、また砂漠で拾った漫画本に影響されてる…」

「ちなみに私の至高はゼクウだよ。ライダーも良いけど、変身ヒーローはやっぱりヴァイパーシリーズ。あとセリカ、漫画じゃなくて特撮」

「いや、分かんないわよ」

「んぅ……それならセリカも観るべき。これは先輩命令」

 

「もうっ!皆んなマジメに議論してください!!」

 

 しかし、それらの解決策を話し合う会議では、あーでもないこーでもないと大脱線。時間だけが過ぎていくのだった。

 

 

 

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 アビドス高校自治区内の大部分を占めるアビドス砂漠地帯。そこは最早、“原作”とかけ離れた、未知の巨獣たちが潜む恐ろしき無法地帯と化していた。

 ある難事を片付け、校舎への帰路に就くミライたちの前に現れ迫り来るは、“バラージの悪夢”。

 

「うへ〜、これじゃあ怪物カーニバルだよぉ。ウチの学区はどうなっちゃったのさぁ〜!」

「私はハンティングです〜♣︎」

「ホシノ先輩にノノミ先輩!変なコト言ってないでもっと撃って!!」

「ん、一狩り行くとする」

「現地判断により、私たちはメビウスを援護します!無人自走迫撃砲小隊の第1斉射、開始!」

 

 迎え撃つ5人の生徒たち。そして――――

 

―――セヤァアーーッ!!

 

 白銀の鎧を身に纏った紅蓮の巨人、ウルトラマンメビウス。

 

『新たな高エネルギー反応を確認!こちらへ凄まじい速度で真っ直ぐ接近してきてます!!……これは、地中からですっ!!』

 

―――ドゴオオオオンッ!!

 

 更にそこへ強襲するのは、“第三の預言者”。

 

「いやいやいやいや!次から次になんなのよぉ!?」

 

 セリカの叫び(ツッコミ)を他所に、巨大存在らによる三つ巴の大乱戦が勃発する。

 

「メビウスが押されてる…」

 

 この状況を打開すべく、真っ先に動いたのはホシノでもシロコでもなく、アヤネだった。

 彼女の手が握るのは、ミライから預かっていたメモリーディスプレイと一号マケットカプセル。

 

「お願い…メビウスを助けて!“ミクラス”!!」バッ!

 

『―――“REALISE(リアライズ)”』

 

 

 

――――グルラァアアアーーーッ!!

 

 

 

 眼鏡少女の叫びに、若草色の大旋風から顔を出したミラクルモンスは、猛々しい咆哮でもってそれに呼応した。

 

 

 

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「ここがアビドス境界の広域暗黒街(ブラックマーケット)…」

 

「うへぇ、おじさんパイプテントとかバラック小屋の集まりみたいなとこ想像してたけど、街一つが丸々市場だなんて想像つかなかったや」

 

 “探し物”のためにブラックマーケット勢力圏の市街地内に足を運んだ、ミライ先生を伴うアビドス一同。

 

「―――つ、ついてこないでくださいー!!」

 

 そこでミライたちはトリニティ生、阿慈谷(アジタニ)ヒフミと出会う。

 しかし彼女はどうやら不良連中に追われているらしい。 その場の流れでヒフミを助けることになったアビドス組だったが――

 

「その制服、アビドスかぁ? なんだよ落ち目も落ち目な、()()校じゃねーか。砂に埋もれかけてる連中が、こんなとこに何の用だよ!」

 

「……ん。“私たちの母校(アビドス)を蹂躙するが如き舐め腐った態度と挑発行為は”―――」

 

 ――お相手のライン越え発言(余計な一言)でシロコがカチンとぶちギレた。

 

「―――私個人に対する()()()()と判断する」ジャキンッ!

 

「し、シロコちゃん!?」

 

 ブラックマーケットで発生したこのドタバタ劇の行方は如何に…

 

 

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――後の世で生きる者たちの為に……――

 

 

 

 太古の昔、産業の発展により頂上の栄華を極めたキヴォトス先史文明は、文明発達の影で母なる星の大地、大洋、大気の多くを汚した。

 彼らはそんな自らの行ないを悔い、傷付いた惑星環境を浄化するため、そして、全ての民が再び安らかな暮らしを営めるよう……大自然の驚異を飼い慣らし、意のままに使役するべく三体の巨大超常機械を建造してしまった。

 

 それが、新たな厄災そのものになるとも知らずに。

 

「自然統制(コントロール)………装置(マシーン)……?」

 

 アビドス校舎別館の図書室で廃校対策として有用な資料はないかとホシノと一緒に探していたミライ。

 その際、見慣れぬ単語が列挙されたボロボロの紙束を見つける。

 

「……ああ、それ? カイザーの連中が言ってたんだけど、古代人が作った自然環境を修復するすごーい機械なんだってさ〜。…ホントはオアシス復活の切り札だったんだけどね、何しても動かなかったから、借金返済のためにさっさとヤツらの本社に売り払っちゃったんだ。だから、現物はもうアビドスは所有してないよ〜」

 

 人の産み落とした業は時代を超え、人に牙を剥く。

 

「ヤツらが付けたコードネームはえっと、たしか…“シンリョク”、って言ったっけ…?正直、眉唾だと思ってたけど、いざ手放したら手放したで何だかなぁって。借金の額はだいぶ減ったけどさ、もっと値段釣り上げれば良かったかも。……いや、欲の出し過ぎは良くないかぁ」

 

 

 

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 ボロボロの仮設テント…オリーブ色の天幕の中では、カイザーPMCのトップ二名が()()()()()に向けた話し合いをしていた。

 

「“青浄なる一撃作戦(オペレーション・ブルーインパクト)”…大尉も随分気合いを入れてるようだな烏丸」

 

「ええそうでしょう。なにせ規模が規模、本作戦は自治区丸々一つの命運を懸けた、我が社さえ未経験の()()()()であります故…」

 

「ここで負ければ、我々も明日は無い…か。………で、だ烏丸。この、()()の護衛に対D特殊大隊の一部を充てる、とはどういうことだ。ワケを教えろ」

 

「これは私からの進言が元となっておりまして…単刀直入に申し上げますと、今次作戦の要は彼らです。彼らなくして、作戦の成功は有り得ません。彼らを失えば、その時点で我々の負けに直結します」

 

「…………それもそうか…そうだな。しかし随分ヤツに入れ込んでいるようだが、何かあるのか?」

 

「っは、ええ…何と言えばよろしいのやら…不思議とですね、あの若者の背中を見てると、どうもほっとけない気分になると言いますか…」

 

「ほう」

 

「……まあ、ジジイの要らぬお節介ですかな、はははは!」

 

 

 

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 柴関ラーメン。

 常連客に新規客、どちらも暖かく迎え入れ絶品麺料理を振る舞うラーメン店である。

 そこでは予期せぬ邂逅が発生することもある。

 

「あ、貴方は!」

 

「よお、ミライせーんせ。()()()()だ――」

 

「――ヘビクラさん、()()()()()!! ハルキやゼットから話は聞いてます。二人がお世話に――」

 

「ま、待て待て。いま、なんて言った?」

 

 ミライ、遂に闇の店長(ヘビクラ)と対面する。…だが、両者の面識に差異が生じているように見えるのは気のせいなのか…?

 

 

 

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―――ガガガガガッ!!

 

『こちら3番アラートハンガー! 敵の制圧射撃を受けている!至急増援を…向こうはRPGまで持ち出している!このままだと地上の攻撃機(〈A-10〉)が―――ぐあっ!!』

『―――襲撃グループの詳細な規模、編成、装備すべて不明!敵クラスター弾による広域空爆により地上施設に被害多数! レーダー・通信設備はダウンしており、各所との情報共有が死んでます!混乱状態です!』

『弾薬庫方面で爆発を確認!ヤツら、どっから基地に侵入したんだ!?』

『本部との回線が繋がらない! 状況はどうなってる!?』

 

 炎上するカイザーPMC前線基地。

 

「――“Vanitas va(全ては虚しい。)nitatum et omnia vanitas(どこまで行こうとも全ては虚しいだけだ)”…」

 

 旧約聖書の文言を唱えながら、PMC基地警備兵に銃撃を加えていくのは、ガスマスクで素顔を隠した白ジャケットの少女たち。

 

「これよりA分隊は地下廃番倉庫へ突入する。B分隊はバックアップ、C分隊は退路の確保、D及びE分隊は敵司令部の掌握並びに各施設への陽動攻撃、F分隊は基地敷地外からの機動撹乱を継続しろ」

 

 本来の物語では、アビドスに現れることの無かった彼女達の目的は――?

 

 

 

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 それは、遥か遠くに在る過去の記憶。

 

「―――ねえホシノちゃん、知ってる?」

 

 青磁色の長髪をたなびかせて語るのは、かつての()()

 

「ここら一帯には大昔、地下に大水脈が流れていて“水の都”って呼ばれるほど大きなオアシス街があったんだって!!」

 

 その愛しきポンコツ先輩は、何度も、何度も頼れる小さな後輩に「現実性の無い夢物語」を語った。

 

「でねでね!この街の人たちは、神様からの恵み物だって地下から湧き出るお水を大切に扱ってたらしいの! そこで生まれたのが、水の都…オアシスの守護龍伝説!ボロボロだけど……じゃじゃーん!ほら、これが守護龍のレプリカ絵だよ。カッコいいよね?カッコいいでしょ!」

 

 しかしながら、そんな彼女が今、どこにいるのか……それは後輩にすら()()()()()

 

―――名前は、“壬龍(ミズノエノリュウ)”…って言うんだって!

 

 

 

 

 

 

「アビドスは、滅びたりなんか…しない!!」

 

 彼女たちは――

 大切な仲間(とも)を護るため。

 大切な居場所(まなびや)を守るため。

 大切な想い出(ゆめ)を衛るため。

 ――ここから、一歩も、退がらない。

 

「「「絶対にっ!!」」」

 

 

 

「クックック……ヒビノ・ミライ先生。貴方に問いましょう。貴方は()()ですか? ニンゲンか…それとも光の超人、どちらなのでしょう?」

 

「両方だ! 狭間に身を置くことで、初めて見つけられる尊いモノもある。僕はそれらを守りたいと思うからこうしてここにいる」

 

「面白い。やはりその返答が自然と口から出るか。……ならばウルトラマンメビウス、君の()()()を我々に見せてくれ。我々には成し得ない、君だけにしかできない“選択”というモノと、その先にある景色を」

 

 

 

 メビウスアーカイブ次章、

 【Vol3.傷だらけの学び舎(アビドス)

 

 

 

「―――対策委員会、Sally(サリー) Go(ゴー)!!」

 

 

 

 きっとキミが目にするのは、総天然色の鮮やかな青春ストーリー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『―――122号、()()()()の進捗状況を報告せよ』

 

 アビドスの管理能力が届いていない、自治区辺境の旧市街地。

 街の半分ほどが砂に埋もれ、インフラが死んだことで放棄された地区の一つであるが、そのような土地を潜伏拠点として利用している侵略異星人がいた。

 

「ッハ、キヴォトス原住人類の確保は……申し訳ありません。難航しております…」

 

 彼は、家主のいなくなった洋風の一軒家に機材装備を置いて簡易基地とし、母星との通信手段も確立させていた。

 放棄された一戸建て建築に不法居住中の侵略者とは、“三面怪人”の通称で現在知られている異星人――ダダである。

 

『何をしているか122号! 他星の浸透員からは続々と朗報が上がってきていると言うのに…キサマの同期である271号は既に4体のチキュウ星人類を確保したと聞いているぞ。向こうは目標確保数まで2体だ。だというのにキサマは…!!』

 

 このダダは“122号”と言う識別番号を持つ個体で、“浸透員”……地球人的表現を用いるならば「潜入工作員」に該当する人員だ。

 彼らダダ浸透員が帯びている命令は、単独隠密で他星文明に侵入し、彼ら種族のあらゆる労働を代替する奴隷…その候補の確保、である。

 

「面目次第もございません…!」

 

 さて、そんな浸透員122号は、上司との進捗報告会をしているわけだが、見ているとあまり良い評価を受けていないようだ。

 

『やめろ、謝罪では何も変わらん。結果で示すのだ122号。首脳部が求めているのは結果のみだ。

 改めて言うぞ。キサマら浸透員は、ダーダ三面人全市民が幸福な生活を送れるよう有能な労働奴隷を確保してくることだ。これは崇高な使命であり、種族の命運を左右する一大事業である!失敗は許されん!!』

 

「ッハ!必ずや!!」

 

『うむ。貴官からの吉報を期待している』

 

 他星の同期たちと比べられ、叱責されるだけ。122号は劣等感に苛まれていた。

 上司との通信が終了した途端、彼は悪態を吐き始める。彼の頭の中で何かが切れたのだ。

 

「…………ええい、くそっ、くそぉっ!畜生! 本来なら、とっくのとっくに検体を6体…いや、12体は確保していたハズなのだ!!」

 

 彼の任務進行の遅れは、単に彼自身の能力不足が原因ではなかった。

 ダダ122号が目をつけたこのキヴォトス・アビドス自治区は、同学園都市大陸でも過疎化が進んでおり、治安機関もまともに機能していない地域であると分かっていた。

 彼の潜伏先の選択センスは正直に言えばピカイチであった。

 

「あれもこれも、すべて()()()のせいだ…おのれぇ、ヤツらさえいなければ、計画通りにコトは万事運んでいたものを!!」

 

 それでは何故、彼は検体…キヴォトス人確保に苦戦しているのか?

 

「許すまじ!“便利屋68”!!」

 

 それは、本来アビドスにいないはずの集団…便利屋68というイレギュラーの存在があったためであった。

 キヴォトスの現住民は強い。それも、純ヒューマノイドタイプの市民(生徒)は必ずといって良いほど武装しており戦闘能力に秀でている。迂闊には動けなかったのだ。

 

 孤立した老人や児童を見つけては接近を試みるも、先に同集団が目標人物に接触を図り、共に行動し――

 行くあてもなくただ公園や路地での屋外生活をするホームレスを目標にすると、それらに声を掛け交流し――

 移動式屋台で一人働く獣人族市民を狙いに定めれば、こちらの襲撃タイミングとほぼ同時にその店へ同集団が赴いてくる――

 

「いつもいつも、いつもいつもいつも肝心な時に此方の邪魔をぉ……!!」

 

 ――要は、こちらの行動を故意に妨害してるかのような振る舞いの数々をされ、一方的に怒り心頭…という状態になっていたのだ。

 

 ダダ122号は激怒した。必ずやかの邪智暴虐なる集団を処さねばならぬと決意した。

 

『―――オマエ達が便利屋68だな?』

 

―――そして、ダダ122号は抹殺標的…便利屋68と相対し、同社社長を指差しながら粗末な造りの翻訳機を介して、開口一番恨み辛みをたっぷり込めてこう言い放った。

 

 

 

『殺してやるぞ…陸八魔アル――!!』

 

 

 

 当然、身に覚えのない殺害予告を真正面から受けたアルは白目を剥いて悲鳴を上げる。

 

 

 

「な、ななな、なんですってーーーー!?!?」

 

 





 あと
 がき

 皆様、わっぴ〜!(気さくな挨拶)
『BF6』に心躍らせている投稿者(逃げるレッド)です。学生時代に『4』やってた身としては「帰ってくる!俺たちの戦場(バトルフィールド)が!」って感じですね。随分、待たせたじゃないか…

 お気に入り、しおり、ここすき、感想、誤字修正に感謝を。

 最近のモブ生徒ちゃんたち、目までしっかりデザインされてて「可愛すぎる。これは一部ネームド(プレイアブル化)に昇格させるべきではないか?」と心の中の悪魔龍イーヴィル・ヒートが疑問を呈している。
 最近出たモブ生徒ちゃんだと仁義してる族長ちゃん(カンナ局長との無茶振り姉妹説あり)が癖に刺さりました。ラブちゃんと七囚人ズも早く来てくれ…

 はい。今回は特別編、予告PV回でした。
 色々開示し過ぎでは? と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これでも、かなり内容絞った方です()
 
 これで次回からはアビドス編始動となります。引き続きよろしくお願い致します。
 今回の次回予告は超短めです。


 
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 次回
 予告

 ミライは、辺境高校アビドスからのSOSの手紙を受けて同校自治区へと赴く。
 彼を迎えるのは、砂漠が広がる荒廃の地であった。

「ここが…アビドス砂漠」

 多くの人が去り、文明が沈んでいくこの底なし砂海で、彼が目にするモノは何か?

 

 次回、メビウスアーカイブ
 【傾砂のアビドス】

 お楽しみに。
 
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