日々の未来の青春譚 -メビウスアーカイブ-   作:逃げるレッド五号 5式

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02.【代行のリンちゃん】

 

 

 

 誰かに呼ばれて、ミライは顔を上げた。

 

 目の前には、朧げながらも見覚えのある……白を基調とした制服を纏った黒髪ロング、三角耳、そして頭上に浮かぶ“光の輪”が目を惹く大人びた少女が立っていた。

 彼女は困り顔でミライを見下ろしていた。

 

「こ…ここは……? それに、キミは一体…」

 

 そして自分が今いる空間にミライは違和感を抱く。

 先ほどまでいた筈の、見慣れた結晶質なエメラルドグリーンの執務室が影も形も無くなっていたからだ。

 

(……僕は警備隊の執務室にいた、ハズ…)

 

 故にミライは軽く混乱した。気がつけば記憶に無い部屋と、自分を先生と呼ぶ地球人類に限りなく近い容姿の少女がいたし、それに加えて少女の背後に見える、ガラス越しの外の風景…どこまでも続いている透き通るような蒼空とその下に広がる高層ビル群が映ったものだから余計に自身の置かれた状況を掴めずにいた。

 

 ミライが呆けているようにしか見えなかったのかもしれない。

 眉間に少なくない皺を作りながら、少女が「はぁ…」と小さく溜め息を吐いた。

 

「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。中々起きないほど熟睡されるとは……」

 

「ちょっと記憶の処理ができてないんだ……何故自分がここにいるのか心当たりも無くて…」

 

 ありのまま自分の状況を、少なくともミライよりも事情を把握しているだろう目の前の少女に説明する。

 

「……夢でも見ていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください」

 

 だが、特に彼女の方は慌てる素振りも見せない。先の彼女の台詞も含めて考えてみれば、どうやらミライがこの部屋にいること自体は異常なことではないらしい。それどころか叱責に近い言葉を貰ってしまった。

 …まさか夢遊病のように、自分の意識が無い合間に勝手に体が宇宙や世界を跨いだわけでもあるまい。ミライは単独かつ独力での世界線の次元跳躍や銀河間レベルの空間転移などの特殊能力は持ち合わせていないので、そのまさかは自身で否定できた。

 

 そうなると、ますます今の状況へと至った経緯が謎に包まれて分からなくなっていく。

 ミライは無意識ながら側頭部に手を当て()を掻いた。

 

 ここで彼は自身の()に起こっているもう一つの異常と変化にようやく気づく。

 

(……なんで僕は人間体(ミライ)になっているんだ?)

 

 ――光の巨人(メビウス)ではなく、地球人(ミライ)の姿になっていたことに。

 その名前をごく自然に呼ばれていたからこそ、会話をしていたからこそ、自分の体の変化に気づくのも遅れたのだろう。

 少なくとも自身が今、身を置いている地球様式の執務室と、対面中の制服少女を認識する前…彼が意識を持って(光の国に)いる間は通常(巨人)体で過ごしていたし、人間体…ヒビノ・ミライの姿へ自らの意思で変身した記憶も無い。

 本当に、いつの間に…としか言いようがなかった。

 

(しかも、目の前の子と似た制服…隊服、コートのようなものを着込んでるし………っ!?)

 

 確かめるように視線を首より下…自身へと向けていくと、そこには驚くべき代物の数々があった。

 一つは、腰に付けたベルトの左右に取り付けられているガンホルスターと()()()()だ。

 

(“トライガーショット”…!)

 

 トライガーショット。

 かつてM78ワールドの地球にて設立された、国際連合隷下の超法規的対怪獣即応防衛機構__「Guards for UtilitY Situation」__“CREW GUYS(クルーガイズ)”の陸戦隊員や施設守備要員用に制式採用・支給されていた主力銃器。“光線式自動拳銃(レーザーハンドガン)”である。

 それが()()、ホルスターに入っていた。

 

 推測になるが、恐らく片方はメビウス(ミライ)が光の国に持ち帰り、お守りとして手元に置いていたモノ。そしてもう片方は、光の国・資料館に展示保管されている筈のモノだ。何度も手に取ってきたから分かる。感触からしても間違いない。

 特大の「何故?」が頭の中でひっきりなしに飛び交うが、まだ他にも今の彼が持ち得ていない筈のアイテムが手元にある。

 

(――“マケットカプセル”に、“メモリーディスプレイ”まで……)

 

 二つ目と三つ目の代物は、自身の制服の内ポケットから出てきた。

 

 マケットカプセル。GUYSの戦術装備の一種だ。

 外見上は、緑色の結晶体を内包した親指サイズの透明容器としか認識できないだろう。

 だが実際は、地球に襲来若しくは来訪した宇宙怪獣や宇宙人が遺したオーパーツ類由来の技術群「地球外生物起源超絶科学技術(Much Extreme Technology of Extraterrestrial ORigin)」、通称“メテオール”を地球人類が解析し既存技術と組み合わせて開発された、GUYSの保有していた超兵器の一つなのだ。

 

 ……こんな砂入り小瓶(ボトル)染みたアイテムが、戦術レベルの超兵器などとは信じられない者もいるかもしれない。

 果たしてこれはどのようなモノなのか? 小さな集落ならば一発で消し炭に変えられる超小型の高性能爆弾か。はたまた超高温・超低温、超高圧環境、真空地帯、水中地中と言った極限環境下でも難なく機能する発信機(ビーコン)か。

 否。粒子加速器で生成される“高エネルギー分子ミスト”に、出現記録のある怪獣のデータを組み込み実体化させる…言わば「人造(マケット)怪獣の召喚」を為す装備である。

 

 しかし、マケットカプセルは単体では機能しない。そのままでは緑色の怪獣ミニチュアを内包しているただの置き物(コレクション)と化してしまう。これを使用するには、三つ目の代物…GUYSメモリーディスプレイと呼称される携帯端末(モバイルパッド)への接続が必須となる。

 当端末は、GUYS隊員証であると同時に、無線通信や映像解析、先に説明したマケット怪獣の実体付与、オフライン下での怪獣星人図鑑(アーカイブ)検索、各種GUYSマシンの起動認証機能等に扱える多用途スマートデバイスだ。

 

(カプセルが()()()()()…)

 

 しかしながら、問題…と言うより、ミライが気になった点は別にあった。それはポケットに入っていたカプセル達の()()である。

 

 エレキミクラス。

 ファイヤーウインダム。

 リムエレキング。

 ()()()

 ()()()()

 

 四番目の“アギラ”は実用段階にあったもののメビウス(ミライ)の地球滞在期間中に実戦投入はされておらず、五番目の“ゼットン”に至っては仮想(サイバー)空間下での戦闘テスト中に()()()()()が原因で暴走してしまいミライがメビウスとして後処理(尻拭い)をした試作(プロト)マケット怪獣である。

 特にミライは後者に対してはあまり良い思い出は無く、内心凄まじいツッコミを入れていた。

 

 だが、粒子加速器と分子ミスト(マケット)の補給が無ければこれらカプセルは無用の長物だ。粒子加速機、それか代替となる機械が揃えられなければこの世界ではマケットによる実体化はおろか、使用さえ叶わないだろう。

 

(……それに…この端末は、()()()()()()。これは――)

 

 そして、メモリーディスプレイの方にも気になる点があった。懐から出てきたが、ミライが光の国に持ち帰った自分のモノではなく……

 

(――リュウさんのものだ)

 

 忘れもしない。

 それは、「熱血」を体現した地球人のモノだった。裏側には絆の証“ファイヤーシンボル”が刻まれている。約束の炎が刻まれたGUYSメモリーディスプレイは、ミライが知る限り二つだけ。

 手に取ったディスプレイの起動画面に「R.AIHARA」と映った。最早疑いの余地は無い。

 

 ミライの、地球で出会ったGUYSでの先輩にして、かけがえの無い親友、そして最高の仲間の一人…アイハラ・リュウの所持()品であった。

 

(………リュウさん。僕は…どこに来てしまったんでしょうか? これらを持たされて、何をさせられるんでしょうか?)

 

 この装備一式は、まるで「戦え」と何者かに言われているような構成としか思えなかった。

 ミライの問いに、彼の手に握られたリュウのディスプレイは何も答えない。彼らしくない弱気というか、迷いのようなものが双肩にのし掛かる。

 

「――ミライ先生、大丈夫ですか? 随分長く考え事をしているように見受けられましたが……」

 

 握っている端末を見つめて、俯き黙っていたミライの様子を心配したのだろう。長髪の少女がこちらを覗き込み、憂いを含んだ眼差しで彼を呼んだ。

 

「あ、ああ。ごめんね…ええと……」

 

 そういえば。

 自分と喋っている少女の名前を聞いていなかった。

 数秒のやや気まずい沈黙の後、少女が「…丁度いい、と思っておきましょうか」と小さく呟き、コホンと咳払いを挟んでから述べる。

 

「ミライ先生。もう一度、あらためて今の状況をお伝えします」

 

 そこから少女は丁寧な自己紹介をミライにしてくれた。

 彼女の名前は七神(ナナガミ)リン。学園都市「キヴォトス」での全ての行政を担う__話を聞く限りだと、規模的には惑星の一地域国家政府相当の__組織である“連邦生徒会”の幹部なのだと言う。尚、ミライは日本人のそれに近い名前だったことに若干動揺していた。

 

 ここで、ミライも軽く自己紹介を()()()()()()()()()()リンにした。彼女の方はこちらの名前を知っていたが、礼節を考えると…である。

 

「――あなたは恐らく、私たちがここに呼び出した先生……()()()ですが。……ああ、推測形でお話したのは、私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです」

 

「そうなんだね…僕も僕で、自分の執務室にいた時の記憶が最後で、ここまでどうやって来たのか…本当によく分からないんだ」

 

 リンはミライの話を聞きながら、小さく何度も頷いている。

 お互いに必要な情報が不足しているのだと、現状を理解したからだ。呼び出した側として、彼女も思うところがあったらしい。

 

「混乱されてますよね。分かります。こんな状況になってしまったこと、遺憾に思います。でも今は取り敢えず、私についてきてください。どうしても、先生にやっていただかなくてはいけない事があります」

 

「僕に?」

 

 やってもらわなければいけない…この言葉に妙な引っ掛かりを感じたミライは、続きをリンに促した。

 

「……学園都市の命運を懸けた大事なこと…と言うことにしておきましょう」

 

 悩み迷って足踏みしている場合ではない。命運を懸けた、などと言われては黙っていられなかった。

 まだ握っていたリュウのディスプレイを一瞬だけ見遣った。絆の炎は、未だに色褪せていない。

 

――行ってみろよ、ミライ――

 

 不意にリュウの声が聞こえた気がした。

 あの暑苦しくも朗らかな声に、背中を押されたように感じた。

 何かを決意したミライは絆の証を、制服の内ポケットに仕舞い込み……

 

「……僕にしか出来ないことがあるのなら、行くよ」

 

 席から立ち上がると、ミライは二つ返事で彼女の案内に従うことにした。

 それはキヴォトスと言う都市(世界)を知るためにも、前に歩みを進めることを彼が決断した結果であった。

 

 歩き出したリンの後ろをミライが着いて行く。歩いた先にはエレベーターの乗り降り口があった。

 予めカゴはこの階層に待機させていたらしく、リンがボタンを押すとすぐに扉が開き、スムーズに中へ入れた。

 

「この景色は…!」

 

 ミライは驚く。晴天の下、いくつもの摩天楼がそびえ立つキヴォトスを見て、ひどく懐かしさを覚えるのだ。眼下に広がる景色が、あまりにも似ていたから。仲間達と過ごし、共に守ったあの頃の地球の…日本(東京)の街並みに、とてもよく似ていたから。

 

「綺麗だ……」

 

 目を見開いたまま、感嘆の言葉を溢して固まっているミライを見てリンが笑みを浮かべた。そしてその顔をミライに向けて穏やかにこう告げた。

 

 

 

「キヴォトスへようこそ。先生」

 

 

 

 こうしてミライはキヴォトスに迎えられた。

 

 

 

____

___

__

_

 

 

 

「――数千も学校が集まってるなんて…僕の知ってる学園都市や学術都市の百倍以上のスケールだ」

「あまり他人事のように仰らないでくださいね? これから先生が働く所でもあるのですから」

「働く…って言っても、僕は先生…として何をすれば、何を教えれば…?」

「それらは追々、改めて説明しますので」

 

 先の執務室がかなりの高層に位置していたため、この施設のエントランスロビーとレセプションルームのある地上一階へと降下するまで思ったよりも時間はあった。

 故に現在、その時間を利用してエレベーター内でミライはリンから学園都市キヴォトスに関する簡単な話を聞いていた。

 

「……きっと、先生がいらっしゃった所とは色々な事が違っていて、勝手も分からず、最初は慣れるのに苦労されるかもしれませんが…」

「気遣ってくれてありがとう、リンちゃん。でも、大丈夫」

「その様子だと、キヴォトスに馴染むまであまり時間は掛からない…と捉えてよろしいでしょうか」

 

 明るい様子で答えるミライに、リンが心配は無用でしたねとくすくすと笑う。それは彼女の知っている、普段接しているキヴォトスの大人達とのギャップも加わってのものと思われた。

 因みに、ミライの「リンちゃん」呼びはこの時点で固定されたことを記しておく。

 

「うん。ここまで話を聞いた感じ、景色を見た感じだと、僕の知ってる所とかなり似通っているようだし…」

「流石は連邦生徒会長がお選びになった方…ですね。それに、キヴォトスと()()()()()()、ですか。よろしければ先生がいらっしゃった所について今度聞かせてください」

「いいよ、話のネタはいっぱいあるんだ。リンちゃんを退屈させないって約束するよ」

 

 因みに、これより数十分後…ミライは自身が口にしたキヴォトスと第二の故郷(太陽系第三番惑星)が「かなり似通っている」という評価…特に治安や価値観の部分を「似てる…かも?」に下方修正しなければならない事態に放り込まれる。

 

――ポーン!

 

 指定していた階に到着したことを報せるチャイムが鳴った。

 扉が開き、リンに促されてミライはロビーへと足を踏み入れる。

 その時だった。ロビー中央に集まっていた一団の中から影が一つ飛び出した。

 

「――ちょっと待って!代行! 見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」

 

 リンとまた違う制服を思わせる白いジャケットに黒のスーツ、(すみれ)色のツーサイドアップが特徴的な少女が、問い詰めるかのような強めの口調でこちらに…厳密に言うとリンの方へずかずかと歩み寄ってきた。声色、態度からして明らかに不機嫌である。

 

 菫色の少女を見て、第一にミライが思ったのは…

 

(…彼女が持っているのは、実体弾の短機関銃(サブマシンガン)か? なんでこんな女の子が…?)

 

 子供が堂々と火器を持っていること、そしてそれを誰も咎めたり指摘しないこと、であった。

 しかしながら、地球に酷似した文明体系のキヴォトスであるから…もしかすれば、「どんなものにも“パワード”と付けたがる」ことで有名だった“GUYS USA(北米支部)”管轄国家の一つ、アメリカ合衆国のような銃社会であり、護身用として子供も火器を所持している…或いは、この少女が警察や防衛隊のような実力組織に所属しているのかもしれないとミライは考察した。生徒会が一国の政府のような立ち位置に在る都市だ。戦闘部門相当の部活動や委員会、クラブがあったり、GUYSのようにライセンス持ち(予備隊員)のような制度があったりするのも有り得なくはない。

 …当たらずとも遠からず。実情は()()より遥かにヒドイと彼が思い知るのはもう暫く時が進んでからだ。

 

「……うん? 隣の大人の方は?」

 

 リンの隣に立つ見知らぬ大人(ミライ)が気になった菫色の少女の視線が移った。

 

「僕は――」

 

「――首席行政官。お待ちしておりました」

「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています」

 

 自己紹介をしようと口を開いた時、菫色の少女の左右からまた別の二人の少女__前者は黒の長髪に黒のセーラー服、背中の黒翼が印象的な高身長少女で、後者はハニーブランドの髪色と、赤色の意匠が多く見られる服装が印象的な眼鏡少女だ。どちらも生真面目な性格をしていそうだ__がリンの前に現れた。故意ではなかったろうが、それによってミライの声は遮られた。

 

(制服(服装)…は、どれもバラバラだ。胸のカードを見るに、皆んな違う学校の生徒なのかな)

 

 どちらも物言いは丁寧だが、菫色の少女と同様にその語気は強く、そして例外なく当然のように銃を携行し、頭の上には鮮やかな天輪が浮いていた。

 

「あぁ…面倒な人達に捕まってしまいましたね」

 

 あからさまな溜め息を吐きながら、やれやれと言った様子で三人の少女を見るリンがいた。

 自分と話していた時とほぼ反対の、火に油を注ぐかのような態度と発言に、ミライは目を白黒させ、一触即発の雰囲気になりかけている三人の少女とリンを交互に見ながら、オロオロとするしかなかった。

 

「こんにちは、わざわざ時間を割いてここまで訪問してくださった各学園を代表する生徒会、風紀委員会……そして、その他時間を持て余している皆さん」

 

 リンが皮肉な笑みを絶やさず、故意にトゲのある挨拶を返した。細められた瞳は笑っていない。

 一方、ミライはミライで再度ギョッとして「リンちゃん!?」と小声で叫ぶという中々高難易度な芸当を披露していた。

 

「こんな暇そ……大事な方々がここを訪ねてきた理由は、よく分かっています」

 

 彼女達が押し掛けてきた理由にリンは心当たりがあるような言い方をした。それは、もっと優先してやるべき緊急性の高い問題があるから横から別の問題をいきなり持ち込んでくるな、という意味が含まれているようにも感じられる。ここでの応対する時間さえ惜しいと暗に口にしているようなものだった。

 その連邦生徒会側が抱えている問題が何かは分からないが、だからこそあそこまで冷たい発言をしたのかと、ミライは思う。

 多忙な時期に面倒事厄介事(トラブル)が束になってやってくると言うのは、ミライだって幾度も経験したことがある。それにリンは黒セーラーの少女が発した「首席行政官」という役職に就いてるのは事前にエレベーターでのやりとりで聞いていたし、その肩書きからして宇宙警備隊の銀河支部長やGUYSの方面総監に匹敵する重い立場で、為さねばならない事も多々あるだろうことも想像できた。ましてや彼女もいくら大人びていようがまだ“子供”である。発言や態度はともかくとして、その気持ちは分からなくもなかった。

 

「――今、学園都市(キヴォトス)で起きている混乱の責任を問うために…でしょう?」

 

 キヴォトスでの混乱…これも、先にリンが話した「学園都市の命運」に関わるものなのだろうか。

 

「そこまで分かってるならなんとかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ! 数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、ウチの学校の風力発電所と、新鋭のメガソーラー設備の大半がシャットダウンしたんだから!!」

 

 菫色の少女の言う通りなら、その混乱はキヴォトスの自治区全域…つまり都市(国家)丸々一つの規模で、起こっているようだった。正しく非常事態である。

 だが、生活インフラの供給停止はまだ序の口。次に口を開いたのは眼鏡の少女である。

 

「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました」

 

 地球(日本)で言う少年院や刑務所にあたる更生施設か、とミライは勝手に解釈する。

 

「――スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。有志の方のご助力も受けていますが、それでも治安の維持が難しくなっています」

 

 次に暴力沙汰…治安の悪化という実例の二つ目を挙げたのは、先ほどまで口を開かず黒セーラーの少女の斜め後ろに控えていた、灰色メインの制服を纏った銀髪赤眼の少女である。その制服の肩部分には、黒セーラーの少女と同じ校章(マーク)が付いていた。どうやら所属するグループが違うようだ。

 銀髪の少女の言葉に頷いてから、今度は黒セーラーの少女が口を開く。

 

「…戦車やヘリコプター、機動兵器など、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。」

 

(…………ん? ……えっ!?!?)

 

 ……だがそれはそれとして、内容が内容である。なんだその数字は。桁数がおかしいんじゃないか。非正規ルートでの流通品に機甲戦力や航空戦力が軽々しく入ってるのは何かの間違いじゃないのか。希望的観測に頼り過ぎるのはよろしくないが……聞き間違いを疑いたくなった。

 “デビルスプリンター”や“ビースト細胞”も真っ青の拡散、浸透具合である。宇宙警備隊でも見た事の無かった、内容のあまりのぶっ飛び具合にミライは面食らう。

 学園生活以前に、かなりマズイ事案じゃないのか…と。

 

「……ま、待って。通常時の十倍は軽く超えてるって、それは本当なのかい?」

 

 キヴォトスの事情をまだまだ知らない余所者であるという自覚があったからこそ、生半可な質問等はしないようミライは黙っていたのだが……これに関しては群を抜いて衝撃的だったので待ったをかけて咄嗟に質問してしまった。

 すると、黒セーラーの少女とリンが同じタイミングで「事実です」と肯定した。この時、両者は息が合ってしまったことを不本意そうに顔をややしかめていた。先ほどと相変わらずメンチバッチバチである。火花散る光景が幻視できるほどに。

 ……その様子を見ていると、二人のルックスの相似性から、姉妹喧嘩かな、とミライは失礼ながら一瞬思ったが、そんなふんわりとした思考は菫色の少女の再度の怒声で吹き飛ばされた。

 

「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの? 今すぐ会わせて!」

 

 連邦生徒会長、ここに来るまで何度か耳にした肩書き(名前)だ。一応、リンの上司であり、キヴォトスを統括する連邦生徒会の最高責任者でもあることは頭に入れている。

 本名も容姿も知らないが…たしかに、キヴォトスの代表者が彼女であるならば、混乱の原因や責任を問う相手としては妥当である。

 

 またしても出てきた、新たな事実にミライは眉をひそめる。

 

(何週間も…それって、もしかすると――)

 

 嫌な予感しかしなかった。

 

「…………連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました」

 

 脳裏に過っていた予感は、リンの言葉を以ってして現実となった。

 そのインパクトは凄まじく、何らかの代表者である四人の少女たちも目を見開いて言葉を失っていた。

 動揺中の彼女達を他所に、リンは淡々と説明を続ける。

 

「結論から言うと“サンクトゥムタワー”の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です」

 

 最終管理者、制御権といった単語や「神聖(サンクトゥム)」の意味を含む名称の響き、そして連邦生徒会が関わっている文言から察するに、ミライの故郷…ウルトラの星で言う所の、“プラズマスパークタワー”のような、キヴォトスにとっての最重要施設…聖域なのだろう。

 

 そんなキヴォトスの「心臓」とも言える施設が機能停止状態で、その制御権を有する「脳」たる人物が行方不明ときた。極端な言い回しになるが、これでは将来的には都市も市民も遅かれ早かれ死を待つのみである。

 

 現状を回復できず、形骸化した統治機構の末路はどれも悲惨でしかない。治める側も、それの庇護下にある側も、不幸を等しく享受する。してしまう。

 …とある文明監視員曰く、上記のようなものは、被支配者層の反乱で済めば御の字…最悪は陣営に分かれての絶滅戦争へ発展するなんてケースも、広い宇宙を見渡せば少なくない頻度で()()とのこと。

 

 結論として、この問題の放置は非常によろしくないと言えた。

 

「制御権の認証を迂回できる方法を探していましたが……()()()()()、そのような方法は見つかっていませんでした」

 

「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」

 

 またも含みを持たせた言い方をしたリンに、黒セーラーの少女が確認を込めた質問を投げた。

 

「はい」

 

 迷いも淀みもない最速の回答だった。

 そのリンの顔は先ほどと比べて驚くほど晴れやかであった。

 

「……この先生こそが、フィクサーとなってくれるはずです」

 

 少女達の全ての瞳が、ミライに集まった。

 

「――僕が、か」

 

 リンの紹介の通りならば、学園都市の混乱を収拾するカギを握っている、若しくはカギそのものが、“先生”たる要素(ファクター)或いは資格(パス)を持った人物のみ…ミライただ一人である、と言うことになる。

 彼女の執務室でのあの発言は、比喩ではなく言葉の通りのものだったのだとミライは思い至る。

 

「ちょっと待って。さっき聞きそびれちゃったけど、この先生はどなた?どうしてここにいるの?」

「キヴォトスではないところから来た方のようですが………先生だったのですね」

 

 目の前の大人が、件の先生(キーパーソン)であったとは思いもしていなかった__連邦生徒会の関係者ぐらいに認識していた__ようで、驚きの声を上げる四人。

 

「はい。こちらのミライ先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です」

 

 行方知れずの連邦生徒会長から、後任者の如く特別指名された記憶が無い点を除けば、一人の人間(ヒビノ・ミライ)として先生になることに間違いも何もなかったので、特に否定もせずミライはこのタイミングで「はじめまして」と綺麗な一礼を挟んで自己紹介に入った。

 

「新任先生(クルー)第一号のヒビノ・ミライです! これからよろしくお願いします!!」

 

 明るく、ハキハキと…GUYSの時(あの頃)のように、笑顔で。敬語になってしまったのはその時の名残りである。

 

「第一…号? えっと…こんにちは、先生。私はミレニアムサイエンススクールの―――い、いや、挨拶なんてどうでもよくて……!!」

 

 しどろもどろな菫色の少女にミライが一旦落ち着くよう何か言葉を掛けようとした矢先。

 再び行政官の長、暗黒微笑のリンちゃんの口撃が彼女に着弾する。

 

「その五月蝿い方は気にしなくていいです。続けますと……――」

「――誰が五月蝿いって!? わ、私は早瀬(ハヤセ)ユウカ!覚えておいてください、先生っ!」

 

「うん、覚えておく。よろしく、ユウカちゃん」

 

「うぇっ!? あの、先生!可能なら、ちゃん付けじゃなくて、呼び捨てで――」

「――先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました」

 

 呼び方への訂正を求めようとした菫色の少女もとい、ユウカの言葉を遮って、リンが口を開く。発言のタイミングからして、仲間(道連れ)を一人でも多く増やそうという悪意(心遣い)が見え隠れしていた。

 真正面からしばき合うスタイルのリンの他校生徒とのやりとりにミライは苦笑いしかできない。尚、今日に限ってその主な原因はミライにあるのだが、当の本人は日本人もビックリの弩級天然なので察せていなかったりする。

 

「連邦捜査部、“シャーレ”」

 

 見えざる水面下のキャットファイトに意識が割かれかけたが、サンクトゥムタワーの行政制御云々とはまた別の…というより、それと繋がっていると捉えられる話題がリンの口からさらっと出ていた。

 

「単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在する全ての学園の生徒達を制限なく加入させることすらも可能で、各学園の自治区で、制約無しの戦闘活動を行なうことも可能です」

 

 独自の裁量で無条件に他所から人員を半ば強制的にでも招集でき…先方への事前通告も無しにあらゆる場所で武力行使・介入が自由に実行できる…良く言えばかなり融通の利く、悪く言えば横暴も横暴な強権機関である。ミライはこれに一番近い組織は、宇宙警備隊の独立遊撃部隊“UFZ(ウルティメイトフォースゼロ)”だろうと認識していた。

 これはまるで、何かへの「備え」であった。

 

(連邦生徒会長…キミは、何が()()()んだ…?)

 

 既存の指揮系統に縛られず、自らで考え、決定し、行動する部活(組織)

 並大抵の意志や思い付きではこんなものは出てこないし、実現しようとも思わない。そして見ず知らずの輩にその全てを委ねたりもしないはずだろう。

 連邦生徒会長は何を見て、何を知って、何を恐れて、何を想って、学園都市には不釣り合いな、この超法規的部活の担当顧問にミライを任命したのか。

 

「なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが……シャーレの部室は、ここより約30km離れた外郭地区にあります。今は殆ど何も無い状態ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に“とある物”を持ち込んでいます」

 

「とある物?」

 

「はい。…先生を、そこへお連れしなければなりません」

 

 部室の情報を出し、そこにミライを連れて行かねばならないということを今伝えたのは、これもまたついでの類いではなく、目下の問題に直結する事柄か。

 ミライが思案していると、リンはどこからか小型情報端末(スマホ)を取り出し、ホログラムによる立体映像通話を始めた。

 

「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど…」

 

 呼び出された通話の相手は、かなり背の低い…幼なげかつ気怠げな桃髪の少女だった。身につけている制服からして、彼女…モモカも連邦生徒会の所属だと分かる。

 

「シャーレの部室? ……ああ、外郭地区の?そこ、今かなり大騒ぎだけど?」

 

 その手には袋の封が開けられたジャンクフード__「明太子チップス」__があった。リンへの返事をしつつ今もガサゴソと中身を漁っている。

 佇まいや緩い態度からして休憩中だったのだろうか。それともこれが素の性格、素行なのだろうか。

 

「……大騒ぎ?」

 

 モモカからもたらされた最後の一つのワードでリンの顔にみるみる影が差していく。加えて眉間の皺も。

 

「えっとね、連邦生徒会に恨みを抱いてる地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。巡航戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ?」

 

 ミライは自身の耳を疑った。モモカがあまりに穏やかな声で話しているので、一瞬聞き流しかけた。

 戦車、たしかに今、戦車と言ったか。

 明らかに民間人の集団…デモ隊や不良グループの戦力として持ち出すには過剰な物品だ。

 子供が超巨大都市の行政を司り、銃すら当たり前のように携行する世界…まさかとは思ったが、()()()()とはミライも思っていなかった。

 

「それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占領しようとしているらしいの。まるでそこに何か大事なものでもあるみたいな動きだけど?」

 

 この調子だと「焼け野原」の意味は単なる野焼きのそれではなく、銃火器等を用いた文字通りの焦土化になりそう…と言うよりもなっているのだろう。

 

 更なる詳細を知りたかった。だが、それは最も現地の情報を把握しているだろう人物…モモカによる一方的な通話の離脱__ 昼食のデリバリーが届いたから、と言う非常事態を全く感じさせない理由__により叶わず終いとなる。

 

(このままだと、取り返しのつかないことになるかもしれない……いや、今この瞬間も、なりつつあるのか…!)

 

 外郭地区なる領域の状態を理解していくのと比例して、焦燥が募っていく。自分だけでも一刻も早くそこへ行き衝突を止めねばならない、と。ここに突っ立っている時間がただひたすらに惜しかった。

 先ほどリンは、部室には何も無い状態と言っていたが、部室の在る周辺一帯に一般人がいないとまでは言っていなかった。何の関係もない人々が巻き込まれてしまうのを、ミライは許容できない。

 

「……リンちゃん、そこに僕を送ってほしい。手遅れになる前に」

 

 苛立ちによって肩を静かに震わせているリンに真っ直ぐ向いて声を掛けた。

 もうこうなっては自分が出来る最善を最短最速で為すしかなかった。

 リンはミライからの提案を一考した後、目の前にいるユウカたち四人に視線を配る。そこからすぐに彼女はそれを少し改新した案を、にこやかな笑顔でミライに挙げた。

 

「先生からのその申し出は非常に頼もしく、嬉しいのですが………――そうですね。ちょうど、ここに集まられている、各学園を代表する立派で暇そうな方々にも同行してもらいましょう。役に立つ心強い味方、になってくださると思いますので」

 

「は、はあっ!?なんでそうなるわけ!? これは連邦生徒会の管轄の話でしょう!!」

 

 これに対して、ユウカが抗議の声を上げた。こちらの了承も得ようともせずに話を進めているのに我慢ならなかったのだ。

 されど、どこ吹く風だと言わんばかりに、リンは涼しい表情で抗議の声を無視する。

 

「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。――行きましょう」

 

 どうしてリンちゃんは一々相手の神経を絶妙に逆撫でする発言をするのだろうかとミライは思ったが、理由理屈はなんであれ一秒でも早く現場へ急行できるなら些細な問題だとして深くは突っ込まなかった。

 

 

「――ああ。行こう」

 

 

 ーー伸ばせる腕があるのなら。

 ーー掴める両手があるのなら。

 ーーかざせる希望があるのなら。

 

 

 ヒビノ・ミライは、少女たちと共にシャーレ部室奪還へ動くのだった。

 

 

 





 あと
 がき

 どうも、スギ花粉と格闘している投稿者の逃げるレッドです。ガルパン最終章4話BD届いたのと、ウルトラマンアークの新情報と、ブルアカアニメ開始と、ボルコンハイランダー鉄道学園にヒカリ長官()が在籍していることが判明したのを記念に投下しやした…へへっ…ヒフミダイスキッ!(ナギ発作)

 ミライ先生の初期装備、結構贅沢。これぐらいでキヴォトスとどっこいどっこいでしょ…多分。それにしてもユウカかわいいなユウカ。
 うおおおお…早くあんな怪獣こんな星人出したいよぉ…特にトゲトゲ星人とかヘビクラ隊長とかジャグラス・ジャグラーとか色々ぉ…
 
 今回のこの「あとがき」から、本作に出てきた用語単語のピックアップ補足説明(独自設定・解釈もりもり)コーナーを設けていきたいと思います。一話のアンケートは半分このためです。

◯ウルトラマンメビウス/ヒビノ・ミライ

キヴォトス学名:センセイツシマヤマネコヒロトモドキ

 『ウルトラマンメビウス』の原作主人公にして、本作の主人公(尚、原作の並行同位体)。M78星雲出身のウルトラマンとしてはかなり珍しい“属性”持ちウルトラマンで、有する属性は「炎」。
 地球人ではないので、ある意味人外とも言えなくもない、マジもんの“超人”。これ教えたらカヤ室長がどんな反応するのか投稿者はすごい気になってる。
 性格は、優しく純粋で、呆れるほどの天然かつ地球人(ヒューマノイド)たらし。
 人間体(ミライ)の外見年齢は20代前半で、精神年齢は本作だと20代後半から30代前半と考えている。キヴォトスの生徒達相手にも敬語が混じったりするのは多分メビウスがミライに引っ張られてるから。
 因みに、ちゃん付けする相手は無意識下でしっかり線引きして選んでる。「ウルトラ勘が良いな!!」
 …彼の人間体の姿と名前の由来は、アビドスおじさんぐらいバックストーリーが重い。
 
 次回あたりから、どんな新米先生も必ず通るとされるキヴォトスの洗礼(流儀)によって脳内が宇宙化猫状態にされる予定。

◯四次元怪獣 ブルトン
 無限への片道パスポートをタダでくれる、初代シリーズ出身の古参怪獣であり、理不尽なんでもありのチート強豪怪獣の一体。
 ウルトラマンがコラボ・クロスする作品があったら、まずコイツのきまぐれかやらかしだと疑おう。
 本作一話で光の国に現れたブルトンは、四次元の壁を貫通して届いた連邦生徒会長の願いを聞いて手助けに動いた心優しい個体。メビウスをキヴォトスに繋がる門に入れた後にしていた、プルプルしての“伸び”は、「良いことできた〜!」って感じのやつだった。かわいいね。
 
◯GUYS
『ウルトラマンメビウス』に登場する地球防衛チーム。『ウルトラマン80』時代の“UNDA(地球防衛軍)”とその隷下の怪獣特捜チーム“UGM”解体から25年後に設立された。ニューヨークを総本部とし“公海(オーシャン)”、“南極圏(アンタクティカ)”、“宇宙圏(スペーシー)”、そして世界各国に防衛支部と実働部隊を置いている。
 M78ワールド歴代の防衛チームが作り上げた超兵器や基地施設などの多くを引き継いでおり、ウルトラシリーズ屈指の防衛装備の数々を保有している。
 しかし、設立以降相手となる怪獣や星人の襲来が全く無かったために、その軍備に比べて実戦経験が乏しく、四半世紀振りの宇宙怪獣(ディノゾール)襲来時には、V型対怪獣無人要撃衛星が一機破壊され、衛星軌道上でディノゾールを迎え撃った当時の日本支部航空部隊(ガンクルセイダーズ)が隊員一人を残して全滅した。

◯アイハラ・リュウ
 GUYS JAPAN実働隊員の一人。「地球を守る」という想いは誰にも負けないアツすぎる熱血(バカ)で、日本支部の誇る一流のファイターパイロット。上記で少し触れた旧実働部隊唯一の生き残りでもある。
 ミライにとっては、友情を育んだ地球の仲間であり親友…メビウスにとっては幾度も窮地で救い救われた命の恩人であり戦友で、彼はミライに自分と同じ“ファイヤーシンボル”があしらわれたメモリーディスプレイを絆の証として渡している。
 最終決戦を終えたメビウスが光の国へ帰還した後は、日本支部の隊長へと昇進していた。

 ……C&Cのネルや自警団のレイサ、風紀委員のアコあたりとの絡みとか見てみたい。リュウさんなら皆んなに「ウルトラ五つの誓い」を教えてると思う。
 
 
 これからも本作をよろしくお願いします。
 …感想を送ってもらえると投稿者が泣いて喜びます。

 次回、【キヴォトスの常識】
 お楽しみに。
 

読者の皆さんのウルトラ世代を良ければ教えてください!

  • 昭和(初代〜80、その他外伝)
  • 平成前期(TDG三部作)
  • 平成後期(コスモス〜大怪獣バトル・ゼロ)
  • ニュージェネ前期(ギンガ〜タイガ)
  • ニュージェネ後期+α(Z〜ブレーザー)
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