ミリしらアーカイブ   作:こまごめピペット

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あけましておめでとうございます。
遅ばせながら筆を折らずに何とか進めております。


何処でも服を脱ぐ裸族

 エレベーターを降りた我々は、『ヴェリタス』と書いてあるドアプレートを通り過ぎ、奥まった所の多目的室に案内された。

 

 

 皆が座り、チヒロさんが引っ張り出してきたモニターを見る。

 そして天才ナンタラハッカーのヒマリさんが車椅子から空中ディスプレイを出して話し始めた。

 

 

 ……かっこいいじゃん? それ欲しい……っていうかどうやって表示しているんだそれ……鏡か? うーん……っと、いけないいけない……ちゃんと聞いておかなければ。

 

 

「ます私達が盾について調べた結果をお話しますね。

 ……まず、外郭は球状で、超硬合金で出来ていました。あの悪辣なビックシスターの横領で作られたエリドゥ程とは言いませんが、砂漠の地下の建造物の割にはそれなりに大きい事が分かりました」

 

 

 ポンと外観の映像を出されたが、パッとしない球体だった。

 人物大との比較を求むと、そこそこに巨大な建築物である事はわかった。

 

 

 何それ……俺知らない……四角いもんだと思ってた……。

 てか更に下があったりするのか……? 

 

 

「また、かなりの深さがありました……頭脳明晰、博学多才、美人薄命な私と最新技術の結晶ミレニアムの設備を持ってしても外側から破壊での侵入不可能。計算上ではこのギヴォトスが無くなっても残る程盾の名前に相応しい強度を保っていました」

「……硬かった……暑かった……」

 

 

 あぁ……本当に力技で開けに行ったのか……。

 

 

「おまけにハッチや電子機器側にバックドアを仕掛けようとしてもマルウェア一瞬で弾いてOS更新される……

 ……まるで機械が意思を持っているかのようでした……ホムラさん、何かこれについてご存知ですか?」

 

 

「え? 私? あ〜、いや、知らないかな……そもそも作ったのは多分私じゃないし……クラッキングとかしないし……」

 

 

 少し不満そうな、残念そうな表情を浮かべ、ヒマリさんはえーっと確か……ナアマの大盾だったか……それの説明を続けた。

 

 口半開きで油断していたら唐突に話を振られた……授業中にウトウトと船を漕いでいたら当てられ飛び起きたみたいな恥ずかしさだった……。

 

 

 いつも通り気になる語句や、忘れそうな物は先生からもらったこのメモ帳に書き込んで行く。

 

 あのハッチの方も破壊を試みたが上手く行かなかったらしい。

 

 

 先生曰く、500年もあそこに私は幽閉されていた……目覚めたのは外だし、500年の年月にしては生活感はあまり無かった。

 

 ……なんと言うか……工場とか研究所とかみたいなイメージが強い。

 いろいろ機械置いてあったし。

 

「それでホムラさん。目覚めた時外に居たと仰いましたが、周囲の事は覚えて居ますか?」

 

 

 彼女に話を振られ、ゆっくりと少し色褪せた記憶を解凍していく。

 

 

「えっと……暑くて……ガラスといい香りのする木……クレーターの中で燃えて……それ以外はなにも……」

 

「その後はどうでしたか?」

 

「たまたま見つけたハッチを開けて半日以上は居ました。

 ……そこからパソコンのパスワードとかを見つけて、流される様に救難信号発信して来るか分からない救助を……先生達が来るのを待っていました」

 

 "ホムラ……"

 

「……そうですか。分かりました。

 少し休憩を挟みましょう。先生、着いてきて頂けますか? お話ししたい事が……」

 

 "え? うん。いいよ"

 

 先生と特異現象捜査部の2人は何処かに行ってしまった……取り残された2人。

 立ち位置的にはみんな友達の友達みたいな空気感があり、知り合いが先生しか居ない私はより肩身が狭く感じる。

 

「……えっと、ホムラはコーヒーとか飲む?」

 

 メガネを軽く押し上げ、顔色を伺うように彼女が聞いてきた。

 

「あぁ、まぁ……先生が結構飲みますから、多めに作ったりは……」

「は?」

「え?」

 

 唐突に空気がピンと張りつめた。

 踏んじゃいけない地雷だったが……? 

 そう思い、刺激しない様に少し声を掛けると、直ぐに弛緩した。

 

「あ、えぇ、そうなんだ……エスプレッソとか飲む……? 自販機があるんだよ」

「あ……是非……」

 

 怖ぇぇ……何が地雷だったんだ……先生の話か? 主人公である先生はハーレムなのか?! 

 さすがに女の怨みで死にたく無い……発言とか行動は気をつけないとか……。

 

「こっち」

「あ、はい……」

 

 俺は少し彼女に萎縮しつつ、ついて行った。

 願わくば、早めに休憩時間が終わる事を……

 

 ◇◇◇

 私はチヒロとホムラを置いて、ヒマリ達について行った。

 

「先生。やはり身体検査の他に心理検査も推奨致します。ホムラさんの反応的にも何も知らない事は確実ですが、アリスの様に前例もありますし名も無き神々の関連性は否定出来ません」

 

 "そっか……ヒマリに任せるよ。ホムラも協力してくれると思うし"

「分かりました。AI研究部に装置を手配をお願いしておきますね」

 

 "あ、そうだ、これ。ホムラが定期的に摂取しているんだけど、効能分析をお願いしても良いかな"

 

「エイミ、それはお願いします」

「うん、分析掛けておくね」

 

銃何使うか決めてねぇや……

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