もう何千キロ走っただろうか。
永遠にも近しい時間走らされ、私は汗だくで近くにあったパイプ椅子に座り込んだ。
「お疲れ様。10分クールタイムとったら次は握力測定か諸々。それと射撃トレーニング迄ね」
今更そんなこと教えられてもっ……!
怒る余裕すら無く、へたりとしゃがみこんで息を整える。
俯いていると頭上に影が掛る。
顔を上げれば視線がかち合った。
"お疲れさま、ホムラ"
「っ……あれ、先生。いつの間に?」
"さっき来たところだよ。頑張ってたね"
先生から手渡されたタオルを優しく肌に当て拭った。
ガタガタ震える足を杖にし立ち上がれば、先生に"無理しないでね"と優しく声を掛けられるが、私は笑顔を貼り付け大丈夫だと示した。
……前世を思い出す。
頑張って何かをしても普通以下。どれだけ重ねても常人未満。
みなから蔑まれ見下される。
苦しかった、生きる価値は無いと思った。
そんな中、心優しい人は言った。
『無理をするな』
……心の無い一言だった。
一瞬で全てが崩れた。いくら頑張っても、報われる日は無いと理解した。
皮肉なモノだ……善意は悪意よりも鋭くタチが悪い事が有る。
……とはいえ、今更振り返っても意味は無い。
はぁ……ホルモンバランスとか何らかの影響でネガティブになってしまうな。
◆◆◆
―最終項目・握力測定―
自然体で立ち、息を吸い込んで……力を込めるっ!
「ふぬっぅぅ……!」
「ふむ……」
「……」
「はぁ〜!やっと終わったぁ〜!」
小中高でやった事のある体力測定はひと通り終えたが……その全てがやたらと強度が高い。
普通評価のラインが一般人男性でもかなりしんどいと分かる。
お宅ら全員スーパー野菜人かよ……。
「もーいーだろ、きゅーけいだ!」
オレは1人フラフラと震える脚を動かして倉庫から抜け出した。
「……なんかキャラ変わったね……」
「あの奥ゆかしさはどこへ……」
「序盤に〇ね言ってたし、アレが素なんじゃない?」
「ホムラがパーティから離脱しました……?」
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フラフラと自販機の前に立ち、お金を入れてスポーツドリンクを押した。
休息がてら少し頭回してみるか……。
現状オレは女の体を借りてる。もしくは乗っ取りという形で今を生きている。
確実に吊ったんだから生きてる方がおかしい。
まぁコレは後々分かればいい。
それは兎も角。身体的な共通点がうっすらだが、何となく見えてきた。
今まで見てきた人達の中に女の子、先生の言う生徒だけは必ず頭上にエンジェルハイロゥがある。
しかもうっすらとだが、それぞれ1人1人個性を持ったヘイローを頭上に光らせているように見えた。
天使に階級があった様な気がするんだが……全員が羽を持っている訳では無いから結び付けるのは早計だろうか。
ふむ……この頭のやつ少し調べてみるか……
手帳を取りだしガリガリと書き込み、チビチビと飲んでいたスポーツドリンクを最後まで飲み干す。
しかし制服を着ているとはいえ……
「このスーツ本当に恥ずかしいな……」
早く風呂に入りてぇ〜。
私に書く力は無いとです
銃何使うか決めてねぇや……
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AR
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SR
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HG
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SMG!
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MG
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SG!
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GL
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MT
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RG
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RL
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FT
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お前 近接でいいんじゃない?
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何も持たなくて良いよ……
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グレネェード!