「はっ!!」
高温に熱せられた砂の上でまた俺は目を覚ました。
香木の焼ける香り。細かい砂粒がまとわりつく触感。
とりあえず砂を払い落とし、クレーターをよじのぼりハッチを開いて中に入る。
「ちくしょう……タバコ忘れてた……」
前の前も発作の様な何かで倒れたのにまたやるとは。
やはり我ながらアホだと思う。
しかしまぁ……ぶっ倒れるとあそこに戻されるらしい。
所謂セーブポイントって奴だろうか。
そう何度死ぬ事はしたくねぇな……気分が悪い。
◇
「……ふぅ」
ブカブカと喫煙所でタバコを吸いながら何をしていたか1ヶ月前をきちんと思い出す。
まずガラスと木を拾ったな……。
その後冷蔵庫開けてたな、パソコン開いてたな……あ、救難信号出せるじゃんか……。
あんないっぱい持って外出る必要無いなぁ……。
とりあえず信号出しとくか……。
タバコを揉み消してまた部屋の方に戻り、パソコンを開いた。
目立つ矢印の背景に刺されたアイコンを押して救難信号を発信した。
あとは助けが来るのを待つだけだろう。
「これでおけー……いや、しかしなぁ……1ヶ月分の書いてたメモが無くなったのが辛いなぁ……キヴォトスで何があったかなんて憶えてねぇーや……」
机の上片付けるついでに貼り付けられていた付箋をホワイトボードに貼り、眺めていると、幾つか聞き覚えのある単語が書かれている。
「連邦生徒会長の失踪……キヴォトスの危機……ん? アビドスの壊滅? ミレニアムの崩壊……先生の死亡?!」
不穏過ぎる言葉の数々が書き留められている。
いや、でもみんな元気だった……うん! 大丈夫な筈。
先生だって……。
次に目に付くのは疑問符の打たれた付箋。
神秘とは? 無名の神々? シッデムの箱?
「よくわかんねぇのがいっぱいだな……」
けれどこういう謎解きみたいなの割と面白いんだよなぁ〜……。
こうやって頭を使っていると宙に浮いた様な感覚になる。少し気持ち良くてお酒に酔ったみたいに。
「……神々は地に落ちた。けれど神秘は未だ色濃く残る。地まで堕ちた私は何色でしょうか」
「もしもし? お〜い」
「わぁ!」
突然声を掛けられ尻もちを着いてしまった……。
見覚えのあるピンク色の髪とアホ毛。
水色と黄色の瞳を持った子供。
「うわわ……大丈夫〜? 怪我はないよね〜?」
「先輩が急に話し掛けたから……」
その後ろにはアビドスの皆がきちんと居た。
ほっ……やっぱりアビドス壊滅なんて無かったんだ……。
「はい……なんとか。ホシノさん」
「あれ〜? 私自己紹介したっけ」
あ……しまった……吃驚したから咄嗟に……。
というかやはり覚えてはいない様だ。
柔らかそうな目は少し鋭くこちらを見る。
「あ、えっと……そう、パソコンのニュースで見かけて……」
「あはは〜もしかしておじさん有名人〜?」
あたふたしながら有りそうな言い訳を並べてみたら緩い笑顔を見せてくれた。
助かった……。
「あ、私はホムラです。アビドスの皆さんですよね……? 気付いたらこんな所に居て……」
「そっかぁ〜……要救助者確保。じゃぁ一緒に出ようかぁ〜」
「ん、水とか大丈夫?」
「はい、ありがとうございます」
あれ……みんないるのに先生は? 死んでないよな……?
さっきの様な事があるし無闇に聞けないのは少しやばいな。
「こっちですよ〜?」
「あ、はい」
ボーッとしていたらノノミさんに手を引かれ歩き始めた。
銃何使うか決めてねぇや……
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AR
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SR
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HG
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SMG!
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MG
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SG!
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GL
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MT
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RG
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RL
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FT
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お前 近接でいいんじゃない?
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何も持たなくて良いよ……
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グレネェード!