ミリしらアーカイブ   作:こまごめピペット

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……練りにねったんだ……なんか……汚くなっちゃった……
あれだけ待たせたのに……。゚(゚꜆. ̫.꜀)゚。


クックック……計算通り、完壁〜♪

 依頼された猫探し。

 

 ホムラは椅子で寝ていたので毛布をそっと掛け、静かにシャーレから出た。たまに鉢会うスケバンの子たちに挨拶を交わしつつ、目標の猫を探す。

 

 生徒達に話を聞きながら色んな所を歩き回り約2時間。

 

 "見つけた……"

 

 野良猫達とたむろしている三毛猫を見つけた。

 白い制服が汚れるのも厭わず、そっと這いつくばり、ジリジリと寄っていく。

 

 "可愛いね……ほらおいで……"

 

 私に気付いたのか、此方をじっと睨む猫達。

 そこで止まりあまり目を合わせずにじっとする。

 彼女らが興味を失い目を逸らす迄じっと耐える……耐える。

 

 

 "あ……"

 

 どうやら猫達の会議は終わり皆がそれぞれの方へ逃げていった。

 

 "ここで逃がしたら不味いっ!"

 

 裏路地に逃げ込んだ三毛の迷い猫をそっと追う。

 

 

 "にゅ〜るあるよ〜……? 恐くないよ〜?"

 

 裏路地の行き止まり、壁を背にして震える子猫に声をかけるが、彼女は全身の毛を逆立てて後ずさるばかり。

 

 "おいで……?"

 

 そっと手を伸ばすと、三毛猫はシャーっと威嚇して……私の腕に爪を立てた。

 

 "っ……"

「クックック……先生、苦労している様ですね」

 "わぁ?!"

 

 後ろから無機質な黒い手が伸び、ひょいと猫を持ち上げた。

 見ると影のように黒く、火がついたようにモヤがかかり、白いひび割れが目立つスーツの男。

 かつての小綺麗さは無く、シロコによってボロボロにされたらしいゲマトリアの1人。

 

 "……黒服"

「おやおや……そう警戒なさらずとも、少しだけお時間を頂ければ直ぐに帰りますとも」

 

 ぼけぇ大人しく(宇宙猫に)なった迷い猫を受け取り、少し警戒しながら話を聞いてみる。

 

「先生、ナアマの大盾で眠っていた彼女の事でお困りかと……」

 "……ナアマの大盾?"

「えぇ……ウトナピシュティムの本船と同系列の構造物であり古代文明の遺産であり、シェルターです。尤も、忘れ去られた神々を閉じ込める為の監獄でしたが……」

 "それで?"

 

 私は黒服に先を促すと、彼は少し間を置いてから口を開いた。

 

「500年も開かず幽閉されていた為に、何もかもを失った様ですが、形の定まらなくなった神秘だけが残り、産声を上げたその身体は狂気や自己の崩壊によって自らを燃やし尽くしてしまうでしょう。そこで……私の管轄では無いのですが、此方を渡しておこうかと」

 

 黒服は懐からジャラジャラと金属音のする袋を取り出し、両手の塞がった私のポケットに入れられた。

 

 "ちょっ……なんですかこれは……"

「唯の銀貨です。此方を先生から彼女に渡して頂こうかと……あぁ、ご心配為さらず。これは契約ではなく彼女へのお礼です。それではまた、気が変わったなら是非ともゲマトリアに……先生」

 

 そう言い切ると黒服は踵を返して路地の外へと消えていった……

 

 "待てっ……!"

 

 

 追い掛けるが何処を見ても、既に姿は見えない。

 

 

 裏路地入口で1人佇む私、手元には小さく鳴く猫。

 

 

 "帰ろっか……"

 

 私は猫を逃がさないよう確りと抱き抱え、シャーレへの帰路に着いた。

 

 ……

 

 …………

 

 ………………

 

 "ただいま〜"

 

 猫を届けたあと太陽は落ちた。肌を撫でる風は少し涼しさを感じる。そんなこんなでオフィスに戻ると何処からか優美で甘美なピアノとバイオリンの旋律が聴こえてきた。

 

 そのまま部屋に入ると、ロマンチックでクラシカルな演奏は小型スピーカーから流れていた。

 それに合わせ、鼻歌を歌っていたホムラは私のシャツとズボンを着て給湯室で何やら手を動かしていた。

 

 "な、何してるのホムラ……?"

「……ん? あぁ、私が呼ばれたのか。先生を労おうかと料理をしているだけだ。お礼も何も出来ないからね」

 

 そう言って音楽を切った。

 

 "そ、そっか、怪我してないよね?"

「大丈夫だとも。あ、口に合わなかったら捨ててもらっていいよ。どうせそんなに上手く出来ないしね」

 

 ヘラヘラと笑うホムラはそう言い、流れる様な動作で真っ白な皿を彩るのは黄金色の生姜焼き。

 彼女はそれを人数分、机に置いた。

 

 "そんな事言っちゃダメだよ、ホムラ"

 

 少し窘めつつ、席に座った。パチリと割り箸を割り、いただきますと1口生姜焼きを口に入れる━━━━━━━玉ねぎと肉の甘み、生姜、醤油の風味が絶妙で凄く美味しい。

 カップラーメン等のジャンクばかりを食し、あまり自炊をしない私には十分過ぎる位温かみがある。

 まさに実家のお母さんの様な懐かしさを感じる。

 

「お味は如何かね? 先生」

 "美味しいよ、ホムラ! 飯、ご飯ちょうだい!"

「お、おう。焦ってもご飯は逃げないからな? ……はい白米」

 "ありがとう!"

 

 ホムラは予め炊いていたのであろう炊飯器の中身からツヤツヤと輝く白米をよそい渡してくれる。

 私はそれを受け取り、ホムラの生姜焼きを頬張る。

 ……うん、やっぱり美味しい。

 モリモリと白米を頬張る私を、ホムラはクツクツと笑いながら見ていた。

 

 "こんなに美味しいんだから自信持って、ホムラ"

「ん……? あぁ、そうだな」

 

 他人事みたいに彼女は聞き流し、プラコップに2つ水を注ぎ、隣に座った。

 

 "そういえばさっきなんの音楽聴いていたんだい?"

「ん……えーっと……『愛の挨拶』だったかな……確か。曲調が優しくて耳触がいいんだ……」

 

 懐かしむ様な、少し寂しそうな声音。

 

 "音楽が好きなんだね、ホムラ"

 

 そう言うとキョトンとした顔でホムラは此方を見た。

 

「いや、どうだろうか……習慣かな……何かを聞いてないと落ち着かなくてさ……はは、変だろう?」

 

 自傷気味にホムラは笑った。

 

 "そんな事ないよ。ホムラは音楽が好きなんだよ"

「そう……だろうか」

 "うん、だからもっと聞かせてほしい"

「わかった……でも先生、もう夜遅いから早く食べな? 冷めちゃうよ?」

 

 そう言って彼女は箸をすすめた。

 ホムラに倣い、私も箸を進める。

 お互い黙々と食べ進める。

 ……まだ距離は縮まりそうにない。

 

 ◇◇◇

 

 "ご馳走様でした"

「お粗末さまでした」

 

 先生は立ち上がり、空いた皿を給湯室のシンクへと持っていった。

 

 "美味しかったよ、ホムラ。ありがとう!"

「ん……あぁ、どういたしまして」

 

 キャッキャと子供様な反応で喜ぶ先生に、思わず俺も表情が緩む。

 

 "あ……そうだホムラ、これ……"

 

 ふと思い出したかのように先生は銭袋みたいなのをポケットから取り出して此方に差し出した。

 

 "黒服っていう人がホムラにって……中身は唯の銀貨らしいけど……"

 

 黒服……如何にも強そうだ……最近すっかり忘れていたが、ここはゲームの世界だ……きっとボスキャラかな……知将みたいな立ち位置の人だろうか……。

 一目見たいがダメな気もする。

 そんな好奇心に駆られつつ、先生から袋を受け取った。

 

「ふーん……そんな物好きが居るんだ……しかもメダルって……変な人だな……」

 

 ずっしりとした袋の中には、硬貨には使えないが穴の空いた大きめ銀貨が入っていた。

 こういうメダルって弾きたくなっちゃうよねぇ……

 

「ほっ……」

 

 右手でパチンッと真横で弾かれたメダルは危なげなく左手に収まる。

 手の甲から、指の間をパタパタと転がり、掌で落ち着いた。

 俺はメダルを表に向けたり裏にしたりと遊んでしまう。

 

 ……驚いた……俺何処でコイン遊びなんて覚えて来たんだ……自分でしてて本当にびっくりした……。

 

 手にに馴染むコインを転がしていると不思議と落ち着いていく。

 リフレッシュにはちょうど良い物をもらったな。

 

 "わぁ! かっこいいね! どうやったの?"

 

 先生はキラキラした目で此方を見た。

 

「私にもわからん……どうやってやるんだ……これ」

 

 先生の前でマッスルパスをして見せたがやっている俺本人が1番不思議である。

 お互いにクエスチョンマークを沢山浮かべつつ、俺は先生に何となくコイン遊びをレクチャーした。

 

 

 

 そろそろ外に出て行動範囲を広げようかな……ずっとここに居ても先生に迷惑が掛かるだろうし。あ、アビドスのみんなに制服姿ぐらいは……いやおめめ汚しになるかな……まぁ連絡して、ちょっと顔を出しとくか……。




この後どう舵とろうとかは考えてないかも~
エッチなの描きたくなってきたな……

銃何使うか決めてねぇや……

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  • お前 近接でいいんじゃない?
  • 何も持たなくて良いよ……
  • グレネェード!
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