ボコブリンの対怪物戦争記2023   作:かずボコ

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あらすじ
タイムスリップの末、大社跡という地に足を踏み入れた青ボコブリン隊長。そこで、同じここにワープしてきた千束、たきなに出会う。三人はこの森を抜けるべく襲撃した敵を倒しながら進んでいく。そして、侵食適応の敵という新たな強敵を倒し、やがてカムラの里にたどり着いたのだった。


第三話 文化小劇場の怪

本編1:寄生虫の怪事件

カズキ「話って?」

クラスメイト「私ね。見っちゃったの」

カズキ「何を?」

クラスメイト「緑文化小劇場で寄生虫に襲われている棒立ちの人々が…」

午後、車の中

カズキ「…という話だったんです」

河村隊長「おかしいね。ここ周辺の人々に寄生虫に関しての通達は済んでいるはずだ…なのに寄生虫に何の抵抗も、逃走もせずにやられた」

カズキ「話からして、適応ロングアームズか純粋種のグラント、ウォーデンあたりが怪しいと。サイズ的にグラントは確定かと」

ボコロイド「グラントは純粋種の中では貧弱な敵だけど、かなり俊敏だから気を付けて」

ボコブリン隊員「それだと…関わっているのはベコンステージ3かな?」

カズキ「だけど、まだ話には続きがある」

午前中

クラスメイト「まだあるの」

カズキ「まだ?」

クラスメイト「ドローンが趣味なんだけど、その中にドローンで入っていったら、変なホログラムのようなものしかなかった。これがその写真ね」

カズキ「ありがとう。調査してみるよ」

午後

カズキ「隊長」

河村隊長「これは…なんて書いてあるんだ?この世に存在しない言語、字体だ…これじゃあ解析のしようがないい」

カズキ「だからこそ、中で操作する価値がある」

ボコブリン隊員「それに、この中にはそれしかなかったのも気になる…ベコンはどこなんだ?」

河村隊長「着くよ」

車が文化小劇場の前に停まった

カズキ「いざとなったら構わずスペシャルを使いましょう」

河村隊長「じゃあ、作戦開始だ!!」

ボコブリン隊員「前見て!!」

カズキ「あれは、マングラー」

ボコロイド「ラプターの進化系です」

ボコブリン隊員「マングラーは1体だけのようだけど、何?このラプターの数」

河村隊長「いくら何でも多過ぎる…どうする?」

カズキ「ボコブリン隊員、ホップソナーを2人で」

ボコブリン隊員「了解!」

カズキ、ボコブリン隊員「ホップソナー!」

2人が置いたホップソナーで周りの敵を一掃した

河村隊長「あいつが元凶っぽいよ」

カズキ「骸骨の…木?新種だ!」

ボコロイド「あれは、ホスト。ラプターを生み出しながら自身の作り出した苔の中を移動する寄生虫です」

カズキ「隊長!頼みます!」

河村隊長「いわれなくても…分かってるさ!!」

そういいながら、ロケットランチャーでホストを倒した

カズキ「これで雑魚は片付きましたね」

河村隊長「ああ。だけど、肝心の大型が見つかっていない…」

ボコブリン隊員「どこにいるんだ…はっ、隊長右!」

河村隊長「グラントだ!」

カズキ「サメライド!」

サメライドでグラントを倒した。

カズキ「油断も隙も無い…」

ピロピロ

河村隊長「無線だ…そうか」

カズキ「どうしました?」

河村隊長「適応ロングアームズ、ウォーデンは倒されたらしい」

ボコブリン隊員「良かった」

カズキ「後はベコンを倒せば任務完了だ」

河村隊長「おそらくホールが怪しい」

カズキ「行こう」

ホールにて

カズキ「ホールに着きましたね…」

ボコブリン隊員「ねえ、前にあるのって…」

カズキ「写真のホログラムだ」

河村隊長「これ、ゲートみたいだ」

ボコロイド「中に寄生反応が」

カズキ「中に寄生虫がいるっぽいです」

ボコブリン隊員「ベコンはこの中…?」

カズキ「隊長、カメラをつなぎましょう。中には入らず、待機していてください」

河村隊長「分かった。頼むぞ!!」

カズキ「行くぞ!!」

ボコブリン隊員「オウ!!」

 

本編2:完全新種・魔女種

謎の空間内にて

カズキ「何だ…この異様な空間は…」

ボコブリン隊員(何だろう…この感じ…寄生虫じゃないのに何か、感じたことのある感じだ…)

カズキ「ベコンステージ3視認!」

ボコブリン隊員「ついに見つけた」

カズキ「生まれさせるな!ノヴァ・サメライド!」

ボコブリン隊員「ウルトラショット・メテオ!」

炎系の武装で一気に焼き払った。

カズキ「任務完了です…が」

ボコブリン隊員「どうしたの?」

無線:河村隊長「寄生虫の前に棒立ちになっていた人たちか」

カズキ「先日、ここでイベントがあったので…この空間が関わっているのではないかと…」

無線:河村隊長「じゃあ…」

カズキ「無論。この空間を調査します!」

ボコブリン隊員「トンネルだ」

カズキ「何でしょうか?このポスター?」

ボコブリン隊員「ヴァイオリンコンサートのチラシっぽいけど…」

カズキ「トンネルを抜けます」

ボコブリン隊員「なんか開けているっぽい」

中にいたのは…人間じゃないオーケストラだった

ボコブリン隊員「何…これ…?」

その時だった

カズキ「ボコブリン隊員!後ろー!!」

ボコブリン隊員「何?ってうわー!」

ボコブリン隊員が間一髪攻撃を避けた

カズキ「何だ!?この甲冑を着た敵は…」

ボコブリン隊員「この見た目…人魚じゃ?」

カズキ「コイツ…剣をダクトにしてオーケストラを指揮していやがる」

無線:河村隊長「何に感心してるの?」

ボコブリン隊員「初めて見る敵だ…」

カズキ「今まで戦ったことのない敵だ」

無線:河村隊長「発見例のない…完全に新種の敵だ!」

カズキ「コイツ…空間魔法を使ったのか?」

無線:河村隊長「こいつらのことを『魔女種』とでも呼ぼう」

カズキ「コイツは人魚っぽいから、こいつは人魚の魔女に命名だ!」

ボコブリン隊員「凄い名づけのタイミング」

カズキ「相手は剣を持っているから、なるべく遠距離で戦うぞ」

ボコブリン隊員「オッケー」

カズキ「ハイパープレッサー!」

ボコブリン隊員「メガホンレーザー5.1ch!」

カズキ「効いたか?」

ボコブリン隊員「ウルトラショット!」

ウルトラショットは甲冑に弾かれた

カズキ「はじかれた!?」

ボコブリン隊員「そんな…」

カズキ「弱点がないか探そう!」

ボコブリン隊員「うん」

人魚の魔女がわっかのようなものを大量に射出してきた。

カズキ「あ!?」

ボコブリン隊員「なんか大量に飛ばしてきた。金色のわっか⁉」

カズキ「飛ぶぞ!」

ボコブリン隊員「ジェットパック起動!」

カズキ「僕も」

カズキ(こいつは全身甲冑に覆われているが…しっぽはむき出しだ。あそこなら…)

カズキ「ボコブリン隊員!尾びれを狙え!」

ボコブリン隊員「オッケー!ノヴァ・サメライドー!!」

カズキ(待てよ…サメライドは後隙が…)

ボコブリン隊員「しまった!」

わっかがボコブリンに迫る

カズキ(どうする…)

その時、脳内に何かが語り掛けてきた

ホーリーマミ「あなたは、インクを変幻自在に攻撃できる…自分の意志で、思うがままの状態で…」

カズキ(何だ…今の…けど、やるしかない!!)

カズキ「伏せろーー!!」

その時、手のひらからインクの糸が出てきて、ボコブリン隊員に迫っていたわっかを切り刻んだ。

カズキ「凄い…」

ボコブリン隊員「ありがとう」

カズキ「まだだぞ」

カズキ(そうだ、ジャンプビーコンを括り付け…思いっきりあいつにぶつける)

カズキ「食らえーー!!」

ジャンプビーコンで甲冑を一部破壊した

カズキ「ボコブリン隊員!!スーパージャンプしてー!」

ボコブリン隊員「うりゃーー!」

ボコブリン隊員(これで決める)

ボコブリン隊員「サメライドーー!!」

カズキの術の糸を駆け下り、人魚の魔女の装甲がはがれたところに詰めた

ボコブリン隊員「いっけーーーーーー!!」

その衝撃で人魚の魔女はバランスを崩し倒れこんで、頭にひびが入った

ボコブリン隊員「ウルトラチャクチ!!」

そこにボコブリン隊員がウルトラチャクチをお見舞いした

人魚の魔女「ギャーーーーー」

人魚の魔女は断末魔とともに爆発の中に消えていった。

その中に人影が見えた。

ボコブリン隊員「うん?」

そして、謎の空間が消滅し、元居た場所に戻ってきた

 

本編3:敵の正体

カズキ「あれ。ここって」

河村隊長「おかえりー。今回のことは対策本部に連絡しておいたよ」

カズキ「ええ。まさか新種の生物が出現するとは…」

ボコブリン隊員「カズキー。誰か倒れているよー」

カズキ「ボコブリン隊員。本当か!?」

河村隊長「行こう」

その後

カズキ「誰だ?この青髪の女の子は?」

河村隊長「この人…ウハウハ隊の志望者四人のうちの一人だ」

カズキ「…え?」

河村隊長「美樹さやかという人だ」

カズキ「何でこんな事に…?」

ボコブリン隊員「それと、近くにこれが…」

カズキ「何だろう?黒い球体みたいなものだ」

ボコロイド「その球体から、さっきの敵と同じ反応がする」

カズキ「貸して。それ」

ボコブリン隊員「うん」

カズキはその球体に向かってインクをかけた

カズキ「え?」

ボコブリン隊員「青色の…宝石になった!?」

すると、それは青色の宝石のような物体へと姿を変えた。

河村隊長「さやかさんの意識が回復した!」

カズキ「良かった」

さやか「…ここは?」

カズキ「大丈夫か!?」

さやか「うん」

カズキ(何か妙だ。あの黒色の球体はインクと反応して青色の宝石となった。その直後にあの人が目覚めた。おそらく、あいつとこの宝石は何か関係がある)

河村隊長「君がウハウハ隊に志願してくれた美樹さやかさんで間違いない?」

さやか「そうだよ!」

カズキ「その宝石みたいなのって?」

さやか「ソウルジェム。グリーフシードっていうので浄化できるんだ」

カズキ「それって、魔女種を討伐した時に出るやつ?」

さやか「そう」

カズキ「ここからは僕たちが担当します。いったん帰って体を休めて」

さやか「あ、ありがとう」

こうしてさやかが帰っていった。

河村隊長「ん?無線だ…」

無線:ウハウハ隊下級隊員「ゲリラの拠点を落としました。その中に『遠隔型性質反転装置』というのが見つかりました」

河村隊長「ご苦労だった」

カズキ「どうしました?」

河村隊長「ゲリラの拠点を制圧した連絡だよ。遠隔型性質反転装置というのが見つかったらしい」

カズキ(今回、グリーフシードにインクショットが反応しソウルジェムになった。そもそもあいつは魔女だったことを覚えていなさそうだ。)

河村隊長「ん?どうした」

無線:ウハウハ隊下級隊員「この装置。つい先日使用した履歴があります」

河村隊長「聞いた?」

カズキ「ああ」

河村隊長「履歴名は?」

無線:ウハウハ隊下級隊員「『プロジェクト:ウイッチ・オクタディア』です」

ボコロイド「さっきの敵・人魚の魔女はオクタディアが本名なんだ」

カズキ「おい…それって…」

河村隊長「ゲリラがさやかを強制的に魔女にしたってこと!?」

ボコブリン隊員「ゲリラ…僕知ってる」

カズキ「本当か!?」

河村隊長「今日の報告書でも確認できるから撤収しよう」

カズキ「わかった」

家にて

カズキ「ボコブリン隊員。お前はどこから来たんだ?」

ボコブリン隊員「前までは拠点での生活を楽しんでた。その後今はいない青ボコブリン隊長と一緒に旅をして、ボコロイドによってバンカラ街に飛ばされた。その後…寄生虫や寄生された舞台装置の魔女を倒したりして…ここに来た」

カズキ「もう一つ。さっきの戦いで、どこからともなくホーリーマミという人物に話しかけられた…何か知ってるか?」

ボコブリン隊員「え!?会ったの!?」

カズキ「会ったことがあるんだな」

ボコブリン隊員「寄生された舞台装置の魔女戦の末にここに来るように言われてここに来たんだった。パレットという新機能を与えたのもこの人だよ」

カズキ「ボコロイド。気になったことがある」

ボコロイド「どうした?」

カズキ「さっきからのバンカラ街で戦った舞台装置の魔女という存在。これって人魚の魔女と同じ魔女種の敵か?」

ボコロイド「ああ。奴は魔女種の中で現状一番強いとされている」

カズキ「そうか…」

ボコブリン隊員「それと、バンカラ街でゲリラにも会った。どうも、キュゥべえというやつに騙されていたっぽいけど」

カズキ「なるほどな。そうだ。レポート書かないと」

 

12月21日活動日誌

ボコブリンという生物の共同生活が始まって2日が経った。魔女種という新種の敵。グリーフシード、ソウルジェムという気になる存在…まだわからないことがあるけど、後々わかっていくのだろう。話は変わるが、人魚の魔女戦の時ホーリーマミという存在に声をかけられた。ボコブリン隊員も以前に活動していたバンカラ街で遭遇したこともあるのだという。また、そこで、魔女種最強格の舞台装置の魔女という敵と戦ったこと。ゲリラ兵と接触していたことも分かった。これは憶測にすぎないが、ゲリラ兵は魔女を作り出す実験をしているのではないかと思っている。これが、後々の戦いにどのような影響を及ぼすというのだろうか    カズキ

 

カズキ「不思議なことがまた増えたな…」

ボコブリン隊員「…だね」

 

ゲリラ兵側

ゲリラ兵幹部「遠隔型性質反転装置を保有していた拠点が陥落しました。ですが、魔法少女状態から魔女に強制的に変化させられました」

キュゥべえ「いいことだ。寄生虫のエネルギーも集まっている。これで、魔女のエネルギーも集まるし…よくやったよ」

ゲリラ兵幹部「ありがとうございます!失礼します」




ボコブリン隊の敵モンスター紹介
⑤:グラント
ボコロイド「寄生虫純粋種に属する小型の寄生虫でとにかく素早い移動が特徴なんだ」
ボコブリン隊員「小さいといっても人間と同じぐらいあるんだよ…寄生虫ってどんだけ大きいの…」
青ボコブリン隊長「それらを倒すのが僕たちさ」
ボコブリン隊員「がんばるぞー!」

⑥:ホスト
ボコロイド「骸骨の木のような寄生虫で、寄生虫が倒した生物の骨を組み合わせて造ったとされているんだ。地中にいるときはラプターを無限に生み出してくる
ボコブリン隊員「この世界の『ホスト』と言えば、繫華街にある店のことらしいよ」
青ボコブリン隊長「今度行くか?」
黒ボコブリン部隊長「行こう!」
カズキ「おい!ちょっと待てー!」

⑦:人魚の魔女
ボコロイド「魔女種の敵で、長い剣を使った攻撃などを仕掛けてくるよ。普段は温厚な性格らしいけど、自身のオーケストラに危害が及ぶと、怒り狂って攻撃してくるかなり危険な敵だよ」
青ボコブリン隊長「僕と同じ青色だけど、水は苦手だからな…」
黒ボコブリン部隊長「ボコブリン族の弱点は水だからな…」
さやか「ちょっと。私の魔女に何言ってるのよ!?」
ボコブリン一同「すみませんでした」

次回予告
寒冷群島に行きついた青ボコブリン隊長達。青ボコブリン隊長たちは寒冷群島の非情な現実を突きつけられる。
次回第四話 漆黒寒冷地の現実
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