以降もアインズ様視点の話も出てきます。
~モモンガ視点~
「アインズ様~怪しいモンスターがナザリックの近くにいたので倒しました。」
「マーレか、怪しいモンスターだと。」
「こちらです、えい。」
マーレがアイテムボックスから出してきたのは、確かにこの辺りでは見かけないモンスターだった。
エ・ランテルの冒険者ギルドにも目撃情報などは入っていない。
ナイトストーカーか、いたら確実にギルドに情報が入るよな。
陰に潜み、影移動ができ、昼は弱いが夜ならデスナイトよりも強いと言う特性を持ったモンスターだ。
「不可視化してナザリックに向かって来ていました。」
「使役化していたのならかなりの相手だ。
シャルティアを精神支配した者の手先かもしれん。
蘇生して情報を引き出したい。」
「ペストーニャ、大至急来てくれ」
『直ちに向かいますワン。』
「マーレ、他に何かはいなかったのか?
ナイトストーカーに不可視化のスキルも魔法もない筈だが」
「とくには見当たりませんでした。
ナイトストーカーに不可視化の魔法をかけた存在が近くにいたと言う事ですか。」
「そうだマーレ、だとしたらナザリックの存在がばれたかもしれない。」
「お呼びになりましたか、ワン」
「これを蘇生して欲しい。
影に潜るかもしれん、マーレ、アウラ抑えておけ」
「はい」「は~い」
「では、
「
「アインズ様どうしました」
「もう大丈夫だ、私を主人と誤認させた。」
「元の主人は誰なのでしょうか。
シャルティアと何か関係が?」
「アルベド、ちょっとした知り合いだったのだよ。
最も、シャルティアを精神支配していないとも言い切れない。
あの人ならそういう魔法やアイテムを持っていてもおかしくない。」
「そのようなワールドアイテムを持っている可能性が高いと言う事ですね。
記憶を見たならどこにいるのかお分かりですか
ナザリック全軍をもって即時に殲滅いたしましょう。」
例えばの話だ、あのギルドならアンデットを精神支配するか主人から切り離す魔法なりアイテムを知っていて、ギルドにいたワールドガーディアンの守りをかければ
単純にワールドアイテムだから超位魔法が効かないと単純に考えたが、冷静になって考えてみればワールド職の力で超位魔法を効かないようにすると言うのは十分に考えられる話だ。
「アルベド落ち着け、まだ可能性の話だ。
持っているかもしれないが持っていない可能性の方が高い。
ただ、あの人の場合はワールドアイテム無しでもあの状態を作れる可能性があると言う事だ。」
「超位魔法である
「あのギルドにはワールドガーディアンが居たはずだ。
ワールド職の力の可能性も有る。
ワールドガーディアンのスキルは時間制限があるとは言え、
「何ですかそれは。」
「なんでも一定時間、一切のダメージを負わなくなると言うものらしい。
パーティー全体にワールドの守りを与える、と言う効果もあった筈だ。
ワールドアイテムを持っているのと同じ状態になるから超位魔法である
「それで決まりでは?」
「常時かけてはおけない筈だから私が
あの時誰かに見られていたか?」
「そのような気配は感じませんでしたが。」
「転移して変化があった可能性も捨てきれない。
可能性は低いが絶対にない、と言い切れないだけだ。」
「アインズさま~、取り合えず締めてしまえば良いのではないですか?」
「アウラ、お前はウルベルトさん10人に戦いを挑んで勝てるのか?」
「そんなの勝てるわけがないですよ。
一人でも至高の41人の一人であるウルベルト様に勝てるのは他の至高の御方だけではないですか?」
「冗談で言っている訳ではないのだが。」
「アインズ様、お知りになられた事を詳しくお聞かせ願えませんか?」
「正直、分かったことは少ない。
隠蔽している訳ではなく、生まれたばかりのナイトストーカーのようだ。
ギルド
生まれてすぐに、転移門を通りナザリック近郊に来た後、こちらに向かってきたようだ。
他にはハンゾウと
不可視化の魔法をかけたのはランパスらしい。
ナザリックの情報を集めるように指示が出ていた。
あと絶対に戦闘回避せよ、攻撃はするな。
と指示が出ていた。
恐らく、この世界にエルグリラも転移してきたと考えられるが、何時なのか、どこに転移したのか、全く分からない。」
「ニグレドに探させますか?」
「シルトさんに気付かれないとは考えられない。
あそこと事を構えるのは不味い。
ウルベルトさん10人は冗談で言った訳ではない。
シルトさんはユグドラシル最大の火力を持つ
その上、ワールドガーディアンまでいる可能性がある。」
「ウルベルトさん10人とはどういう事でしょうか。」
「私が一回魔法を使う間に、十回以上の魔法を使ってくる。
魔力も殆ど消費しない。
シルトさんの持つ、ワールドアイテム、ファウンダーの効果だ。」
「何ですか、その反則みたいなアイテムは」
「アウラ、実際にそう言われていたよ。
ファウンダーが二十の内の一つでないのは流石におかしくないかと思うのだが、装備条件がかなり厳しいらしい。
ただ、どこまで本当なのかは分からない。
装備条件が正しいならワールドディザスターになれないはずなのに、シルトさんは
「そもそも
「偽情報と言う話もあったが、出来ると考えて対処しておくべきだろう。
「欠点は無いのですか?」
「
一対一で考えると、たっち・みーさん以外では、弐式炎雷さんやフラットフットさんならあっさり勝てる筈だ。
後はペロロンチーノの超遠距離射撃で倒せるか。
パーティーでそれを潰してくるワールドガーディアンの存在があるが、これもスキルを一回使わせればいいから、犠牲を覚悟で波状攻撃を行うなら何とか倒せるとぷにっと萌えさんは考えていたよ。」
もっとも、あのアンネがいる以上は山河社稷図(ワールドアイテム保持者とワールド職なので一旦弾かれる)や何かしらのワールドアイテムでアンネを分離した上での話とか。
「現在のナザリックにお二人ほどの暗殺系はおりませんが。
あの超遠距離射撃の真似も誰にもできません。」
「それほどの相手だと心せよ。」
「ハッ」「「はい」」
「アインズ様、ナイトストーカーがまた現れたようで。
今回は白旗を持っているようですが。」
「白旗?誰かを向かわせろ。」
「ユリを向かわせます。」
戦闘禁止命令が出ているなら大丈夫か。
夜のナイトストーカーの強さはユリでは危険だが。
~~~
「手紙を持っておりましたので受け取ってまいりました、如何いたしましょう」
「渡してくれ」
【拝啓 陵墓の主の方
そちらはユグドラシルから転移された方かもしくは関係者の方でしょうか?
こちらは2日前に突然この世界に拠点ごと転移して、情報を集めるために偵察隊を派遣しておりました。
その内の一体がそちら様の拠点を発見して確認のための者を送った所、捕縛されたのではないか?との報告が入りました。
突然の転移でかなり困惑した事態となっております。
当方に敵対の意志は有りませんので、出来れば情報交換の話し合いの場を設けて頂ければと考える次第です。
日時、場所、人数をご指定していただければ伺わせていただきますので使いの者にご返信いただければ幸いです。
当方の拠点をご指定されるのでしたら案内の者を送らせていただきます。
尚、使いの者に危害が加えられた場合、当方への敵対行動とみなさせていただきます。
以上、何とぞ、ご検討くださいますようお願い申し上げます
千年王国 ギルドマスター シルト・クレーテ
追伸
先にとらえられた者をお返し下さい。
情報漏洩を気になさるのでしたらそのまま殺して頂ければ記憶のない状態で当方にてPOPしますので殺していただいてもかまいません。
この件は敵対行動と判断しないことをお約束いたします。】
「アルベドも読んでみろ、どう思う?」
「言い訳がましいのでないかと、速やかにアインズ様に首を垂れて服従するならまだしも対等であるかのようなふるまい。
応じる必要はないかと。
2日前と言うのも信じられません。
どのようにナザリックの場所を突き止めたのですか?
外にいるナイトストーカーの首をはねて送り返すべきです。」
「アルベド、先ほどの話を忘れたのか?
シルトさんは私と対等の存在であると思え。
私を馬鹿にされたらお前たちが怒り狂うように、シルトさんを馬鹿にしたら向こうの守護者も怒り狂うぞ。
重々覚えておけ。
大体送り返すとして拠点の位置が分からないのにどこに送り返す気だ?
2日でナザリックの場所を突き止めたくらいだ、外に出るなり補足されて、我々はナザリックの外に出られなくなる可能性だってある。
その上でだ、私はシルトさんが対話を望んでいるなら応じたいと思う。
どう対応するかを決めるのはその後だ。
アルベド、対談するにあたっての条件をどのようにすればよいとお前は考える?」
「先ず、相手の拠点に赴くのは論外です。
こちらに優位な状況で会うべきです。
可能ならシルト一人でこちらに来て謝罪を要求するべきですが。」
「それは流石に応じないだろう。
シルトさんは好戦的な性格はしていないが、流石に宣戦布告されたと捉えるだろう。」
「でしたら護衛の人数は制限すべきです。
場所はナザリック地表部分で良いかと。」
「わかった、そのような形で手紙を書こう。
デミウルゴスには負担をかけるが、全階層守護者で歓待しようではないか。
後、そこのナイトストーカーは始末しておけ」
「「「承知いたしました」」」
ナザリック陣営をうまくかけた自信がない。
最後のナイトストーカーの始末は絶対に守護者達に誤解を生むようにセリフを考えましたが。
ナイトストーカー
見た目は羽根の代わりに足のある蝙蝠。
昼はLV5相当で夜はLV45相当の強さと言う癖の強いモンスター。
プレイヤーがINする時間は夜の方が多いので運営も、各地の拠点でもそれなりに見かけたモンスターである。
昼ならLV5相当の強さしかないので、初心者が昼に倒すと美味しいモンスターでもあった。