第二階層の闘技場に来ていた。
ここに大量の天使を召喚して一気に
最悪被害は闘技場のみで済むだろう。
「始めます。
NPCに超位魔法を覚えさせている例を他には知らない。
使いどころの難しい超位魔法をNPCに覚えさせるのは無意味に近いからだ。
ユグドラシル時代、彼女には
彼女自身が優秀なタンクの為、防御に優れた天使を召喚するよりも攻撃役の天使を召喚した方が良い為だ。
が、今回は自身が出撃しない為に
因みに智天使であれば少なくとも12体は召喚できる。
モモンガさんは6体だったから、カルマ値-500のアンデットとカルマ値500の天使ではアイテムを使ってですら倍以上の差が出てしまうと言う事だ。
天使を召喚したのは町でのイメージの為なのだろうな。アイテムを使っての無理がある形での使用だったし。
「
「上位天使召喚。中位天使召喚。下位天使召喚。」
天使だらけである。天使以外の召喚魔法を覚えさせた事もあるのだが、正直、かなりの差が出た。
悪魔の召喚に至っては…制御ができず、いきなりの敵判定だった。
ファウンダーの効果で詠唱無し、リキャストタイム無しなので彼女に遅れて
覚えている魔法数の関係で、モモンガさんほどの魔法をかけておけないのだけれども。
ワールドアイテム ファウンダーとは何かと言う話である。
その効果は、すべての位階魔法が、無詠唱、リキャストタイム無し、消費MP1になると言う
最強化しようが三重化しようが範囲拡大しようが射程を延長しようがとにかくMP1しか消費しない。
無詠唱、リキャストタイム無し、と言うのは
ユグドラシル時代には、フレンドリーファイヤーが無い上、魔法はアイコンをクリックするだけだったので、ありったけの強化した状態の範囲魔法を用意しておいてひたすら連打していたから、まず、敵は耐えられなかった。
毎秒10発以上、三重化を考えると毎秒30発以上の魔法を食らったのでは、完全耐性か無効化でもなければ10秒耐えられる方が可笑しい。
その上MPは殆ど消費していないのだから食らう方から見たらたまったものではないだろう。
こんなものがデメリット無しで装備できる訳もなく、ユグドラシルで使う事はないだろうと言う魔法を100種類覚える事だった。
例えばこんな魔法を覚えている。
加齢の魔法(年齢が1歳増加する)、若返りの魔法(年齢が1歳若返る)、不老化の魔法。
ユグドラシルはゲームなのでそもそも、年を取らない。
受肉化の魔法(スケルトンをゾンビにする…意味あるのか?)、異種交配の魔法(そもそも子供を産むことはない)と言ったのまで様々である。
余談だが、使えないと思っていたけど意外と使えた魔法もあった。
例えば、味方のみレベルダウンする魔法がある。
デスペナルティーで代用できるから意味があるのか?と思ったのだけれども、成長型傭兵NPCを育成するのがかなり楽だった。
転移後の住民のように、その間にさせた行動で上がる何のLVが上がるのか、どんなスキル、魔法を覚えるのかが変わるのだ。
任意にレベルダウンさせてリセットできる恩恵は中々に使えた。
おかげで
とは言っても、このデメリットは正直言ってシャレにならない。
最大レベル―100レベルで習得できている魔法の数、300の内、100がこんな魔法でつぶれるのだ。
ただでさえ、前提魔法の為に魔法枠の1/3を費やされたとか、探査、捜索系と言った戦闘用以外の魔法も必要だったりするので、魔法数はただでさえ不足しているのに。
他にもある。何と魔法4系統すべての職がいるのだ。
なるべく系統を絞った方が良いと言う定石を完全に外しているのだ。
こんなだから種族レベルに費やす余裕もないので亜人種や異形種はまずありえない(ナーベラルのように種族LV1なら可能かもしれないけど…それだと人間種とステータスが変わらないのだよね…意味あるのか?)
ファウンダーを装備していなければ
魔法職は、ただでさえ魔法数300では不足すると言う訳で、当然のように、魔法数を増やすための課金やイベントクリアーをまじめにやってきて魔法強化のスキルや補助するアイテムを持っているがそれでもかなり厳しいのである。
『燃え上がる三眼』が、当時プレイヤーが手にしていた合計50種類のワールドアイテム情報を暴露した時は、装備条件が記載されていなかったために本当によく狙われた。
ワールドアイテム保有者とその仲間たち…つまり上位ギルド連合で潰しに行った時も当然参加したがそれも良い?思い出だ。
この時に狙われて返り討ちにした事でワールド・ディザスターの権限を入手したのだが…こんな状態だから当たり前だけれどもワールド・ディザスターLV5を入れる余地が無かった。
そこでワールド・ディザスターのNPCを作ろうとしたのだが…できなかった。
そこで
魔法が使えるようになるアイテムを作れるのなら、
結果から言うとできた。
と言っても通常のゴッズ級のアイテムですらできなくて、ギルド武器なら可能だった。
しかもギルドメンバーにヴァルカンと言うある意味イレギュラーがいたからできた。
普通は出来ない。
それがスタッフ・オブ・ミレニアムである。
因みに、権限を奪った私以外には装備不可になったが…
自分で言うのもなんだが運営の設定の穴をついた、バグ技と言ってよく、他から見たら文句を言いたくなるのもわかる。
ワールド・ディザスターのスキルによるデメリットの燃費の悪さはファウンダーによって帳消しされているのだから。
最大MPの60%を消費する筈の魔法がMP1で使えるって狂っているとしか言いようがない。
「シルト様、全召喚が終わりました。命令、全天使はシルト様のご命令に従え。」
上は
あの竜王もちゃんとブレスを使ってくれることだろう。
「アンネ、闘技場から退避しろ、行ってくる。」
「ご武運を」
アンネが闘技場から出て行った。
いよいよだ。
私は