4度目の人生は悪魔学校で   作:恋音

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第25話 邪道の方が儲かる

 

 私たちは三日目に突入した。

 もうポイントは数えていませんがかなり稼いだ。

 多分目標には軽く届くだろうという、物語としてはつまらなくて、人生としては順風満帆の個人的に100億点の途中結果となっている。

 

「じゃあソイ君」

「うん」

「遊びに行くぞりーー!」

「ぞり〜!……毎回思うんだけどリィンちゃんの言語能力ってどうなっているの?僕は分析能力に秀でている訳では無いんだけど明らかに翻訳されてるはずだよね?なんで翻訳が上手く働いてないの?」

「皆のとこ遊びに行くぞりー!」

「聞いてる?」

 

 

 と、言うわけで各陣営をこっそり見つつ遊び始めたのだ。

 

 ゴエモン君とピケロ君の所は人海戦術らしい。今は懐かし和風建築だったから忍びのコスプレしちゃったよね。ゴエモン君には『何奴!』て言われたかったしピケロ君には『殿!』って言いたかったからわざと姿見せたりはした。うん。ちょっと楽しかった。

 

 けど実は教師暗殺(課題)で培った隠密行動でポイントを集めまくった。

 

 二人のあとはケロリちゃんとカムイ君のところに向かった。

 二人の場所は動物を従える戦法の様で、人手は少なかったから観察だけしてソイ君の隠密でポイントをちまっといただいてきた。カムイ君

 

 姐さんとクララちゃんの所は男の人から奪っている様子で私たちと似たような戦法。私だけが姿を見せて安心させたあとソイ君が盗み出して私のアイテムボックスにしまった。あやうく姐さんの魅了にメロメロしちゃうところだったけど私も可愛いので逆にメロメロにしてやろうと思って仕掛け直したよ。

 

 そして一番見所があったのはサブロ君とアリス君。あの二人は四六時中戦闘中だったので会話は出来なかったのだけど、なんか四人で競争していた。おかげで獲物が山積みで盗むのに苦労はしなかったけど嵐みたいなものだったので近寄りたくは無かったよね。

 

 それから、姿が見えないのは4名。

 ジャズ君、シュナイダー君、リード君、そしてイルマ。

 

 ジャズ君やシュナイダー君はともかく、サバイバル慣れしている兄貴が脱落するなんて思えない、あと悪運。

 ということは秘密基地を作っているか捕捉出来ない地下にでもいるのかな。

 

 

 

「…………農家やってる時より稼げてない?」

「分かるです、体感こっちの方がポイント高きです」

 

 私だけしか出来ない栽培方法だったのに蛮族行為の方が楽に取れる……。

 そうか、働くって馬鹿らしいことだったんだな。騙せば勝ち。労働はくそです。

 

 

 しっかしソイ君の気配を消す家系魔術はあまりにも優秀過ぎる。でも欠点というか、弱点はある。

 

「はい、僕めちゃくちゃ全力で隠れてるけど、どう?」

「……めっちゃ見えるです!」

「やっぱりかぁ」

 

 慣れだ。

 ソイ君の存在を認識して時間を共にしているからこそソイ君の認識阻害が私に効かなくなった。

 

 私的には知らないところで何かされたりする危険性が低くなっているので万歳なのですが、こうやってコンビを組んでる以上欠点が見つかれば悩みの種にもなる。

 

「まぁ分かってたよ、君が割とすぐに僕に目配せするから気付けているんだろうなって。でもこうなると僕も家系魔術を高めないと」

「いっそ悪周期するです?」

「すごくリスクが高いから絶対嫌だね」

 

 家系魔術を使ったままのソイ君が私と話していると、お客さんが現れた。

 

「き、みは……そうか、問題児(アブノーマル)だったな」

「あ、えっと、問題児(アブノーマル)クラスの教室まで案内ぞ実行すてくれたおりょばす・ココ君!」

「久しぶりだな。名前は……」

「リィン!自己紹介が未完了状態ですたね」

 

 親切な悪魔くんだ。あの時はお世話になりました。

 

 ぺこりと頭を下げるとココ君は不思議そうに辺りを見回した。

 

「1人なのか?喋り声が聞こえたが」

「独り言大きめぞり。脳内で思考を閉じ込めるするの苦手なのですぞ」

「……独り言ってことか。そうか」

 

 ソイ君は静かに端に避けている。他の人には見えていないし気配を察知されていない。

 

「……。すまないな」

 

 ココ君が本を片手に手のひらを私に向けた。

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