もらった能力:超器用、スーパーパワー
オリ主が思ってる能力:スーパーパワー、豪運、魔法の才能
豪運と魔法の才能は超器用の効果。うまいこと体を使えるのでそんなことができているという設定です。ちなみになんかチートtueeeeeって思っておけばいいです。チートで大体なんとかなると思っておけば大丈夫です。
はいどうもみなさんこんにちは。TSチート系転生者の私だよ。今日トールバーナにて第一層攻略会議が開かれるらしいので日課のレベリングを早めに切り上げて移動中である。
ゲーム開始から1ヶ月。この間の死者数はなんと900人。原作の2000人と比べるとだいぶ死者数が減ったと言えるだろう。
私の草の根活動がうまくいったのだろうか?初日の飛び降り自殺を防いだことから始まり、2日目には一層のマップを全て埋め、その後偶然出会ったアインクラッド唯一の情報屋、アルゴに押し付け、マップ全域を狩場とすることで危うい場面を幾度も助け、戦闘の指導をした。
上達速度がおかしかったのでもしかして私は指導チートも持っているのだろうか?*1そんな感じで色々助けまくっていた代償として『聖女様』などと呼ばれることになったのは些細な問題だろう。うん。せめて『白い死神』にしてよそっちのがカッコいいじゃん。我、戦闘型ぞ?
などと考えていたらトールバーナに到着である。早速件の広場を見てみるとディアベルはんが立っているのが見えた。
目立つなあいつ。
広場の雰囲気はアニメで見た通り。ただ、リアルになっていて映像で見るよりも少々広く感じる。と、広場の端で中を見ていると知り合いの気配が私を目指して近づいてきた。
ふむ、この気配はアルゴさんか。と判断できるチート能力さんにいつもありがと、と念を送るといいってことよ、と言われた気がした。
くるりとアルゴの方を見やるとまた気づかれた……という顔をしたアルゴとバッチリ目が合った。ぺこりと会釈するとアルゴはポリポリ頭を掻いて近寄ってくる。
「ドーモ。アルゴ=サン」
「どーも、ヒビキちゃん」
なんとなくニンジャアイサツ(にわか)をしてみると素直に返してくれた。はい、いい人。さすがアルゴおねーさん。ご用件はなんでしょうか?まあ大体わかるけど
「んや、大したことじゃなイ。マップデータの分の
「非営利目的の使用なら金銭は結構です」
そういう問題じゃないんだけどナーとぼやく鼠であるがこの間押し付けた時は言い忘れていたけど別にマップデータなんていくらでもあげてしまうつもりだったのだ。マップデータというのは貴重なものでウンタラカンタラでしょ?
アルゴの取引はなんかポリシーがあったような気もするけどあいにく私は命を賭けていないのでね。他のプレイヤーが必死こいて埋めた地図より価値はないのだ、と言っても納得はしないだろうからいいことをして徳を積んででも生存率を上げたいだけだと話したら納得してくれた。
「どうしても気になるならサービスしてくださいね」
「ん、わかったヨ」
そんな感じで心温まる交流をしていたらそろそろ会議開始の時刻のようである。その気で探ってみればキリトの気配を発見した。その辺りを見ると、ちゃんと美人フェンサーが座っていて一安心である。*フードの中を見通すチート視力。あと初日以降メッセージが大体送信不可だったので腹いせに鋭い殺気を送っておいた。ビクンと肩を跳ねさせて必死に左右をブンブン確認しているのを見て今私すごく強キャラっぽいと悦に浸る。そんなところで攻略会議が始まった。
「俺はディアベル!職業は気持ち的にナイトやってます!」
と、あの有名なセリフを言っている彼をみるとああSAOやってんなって気分になる。その後会議は概ね原作通りに進んだのでカットだ。ただ、ベータテスターの件でのキリトの反応を見るに、全体の死者数は減ったがむしろベータテスターの割合は増えたんじゃなかろうか?まあ死んだ人数を数えたところでどうにもならんからいいや、大事なのはいかに生存者数を増やすかである。ちなみに隣で座っていたアルゴさんはこっそり途中離脱していた。手を振ったらちゃんと苦笑しつつ振り返してくれたのでやっぱいい人!
最初の会議はこれにて終了。まとめるとボス戦頑張ろー!である。この辺は記憶が曖昧だったから忘れてたけど全2回に分かれていたらしい。キリトとアスナが別れたところで気配を消し、ひっそりとキリトの後を尾ける。ちょっとセンチメンタルな雰囲気を漂わせていたので吹っ飛ばしてやろう。さながら烈さんのようにピッタリと……ではなくもうちょっと間を空けて進んでいくとおそらくは例の農家さんのところらしき建物が見えてきた。いや、でっかいなこれ。そんな思いが思わず口から漏れてしまった。
「いいところに泊まっているんですね、キリトさん」
「っい!?」
あ、やっべ。完全にパーソナルスペースガン無視距離まで近づいていた私に気がついたらしく、大袈裟に距離を取って振り向いたキリト君と視線が交錯する。フレンドリーに行きましょうや。
「っ、あんた。アルゴの隣に座ってた……」
「は?」
思ったよりドスの効いた声が出たが聞き捨てならない。え?もしかして忘れてます?この超絶完璧ウルきゃわ美少女ヒビキちゃんを?ほー?という目で見ていたのに気がついたのかキリト君が慌てふためく。あ、そういえばフード被ってたわ。全くこの世界のフード隠蔽精度高すぎだろ。自重しろ。
ぺぃっとフードを取り払い、ニッコリと微笑みかける。リアルの顔に変えられたので向こうは顔が変わってアニメでよく見た馴染みのあるキリトフェイスになっているがこちらには一切の変化がない。余計なフードを取り払えば一度見たら忘れないこの美少女フェイスである。
瞬く間にキリト君の顔が変化していく。多分キリト君は私を
「お久しぶりですね。キリトさん」
「お、お久しぶりです。ヒビキ、さん」
「心配、したんですよ?」
「申し訳ありませんでした」
ふう、頭を下げさせるのは気分がいいぜ!(クズ)
◇◇◇
そんなこんなで第二回アインクラッド第1層攻略会議の始まりである。と、いっても今日も今のところ特筆すべきことはない。あくまで原作通り、カッコいいアルゴネキがキリト君曰く攻め込んだだけだ。まあボス情報だけはまとめておこう。
ボスの名前はイルファング・ザ・コボルドロード。武器は斧と盾、後半に
もう一つは取り巻きが何回もポップするようになってること。まあ二個目は多分死者数が減ったことによる影響だと思うけどここにいるメンバーが増えてる……?気がするので大丈夫だろう。原作履修済みチート転生者がやるべきことは刀に変わってることを知らなくて、欲をかいて死んだディアベルはんを救うことくらいだ。
まあそのあとは知らんけど。確かインデグラル・ファクターではディアベルはんは死にこそしなかったものの最前線から退いて出遅れた人たちの育成に力を入れていたんだっけ……?まあそんな感じに落ち着くだろう。あ、でもキリトの弱体化を狙ってるかどうかだな。原作と変わってくるとしたら。それは今日確かめればいいか。
「──それじゃ、まずは仲間や近くの人達とパーティーを組んでくれ。その後役割分担なんかを決めよう!」
原作ではキリトとアスナの二人が組むことになるのだが今回は多少人も、多分増えてると思うのでワンチャンキリトくんがあぶれないかもと思ったけど、そんなことはなかったぜ!ここに来る前に既にパーティーを組んでおいたキリトに語りかける。
「よかったですね。私がいて、危うくボッチになるところでしたよ」
「そっちこそ俺がいなかったらぼっちだっただろ」
そうだけどさ。そんでパーティーに関しては6人パーティーが10個できて余りが私たちを含めて……4人?まあ私ら以外にもソロはいるか。
「私たち以外にも二人ほど余りがいるようなので取り込みに行きましょう」
「言い方……」
余っていたのはユウキとアスナだった。はい、え〜ここでユウキちゃんに出会ったんですね。実は。名前と声と顔で一目瞭然だった。あと数年の命とは思えない元気だったので原作を知ってる身としては思わず泣いてしまった。
「グスッ。ふぐっ」
「待って待って泣かないで、どうしたのこの子」
「い、いや。分からん」
「うぐ〜」
「だ、大丈夫?」
ちょっと3人が困惑してるみたいだけど今集中してるんだ。ほっといてくれ。おもむろにユウキの体に抱きついた私はチートの指示のままに現実世界へと意識を飛ばした。幽体離脱みたいなものだ。今自分に繋がっている縁を辿ってたどり着いたのは大病院。静かに眠るユウキとそれを見ているのはもしかしてお姉さんだろうか。幽霊のような透き通った体で長大な詠唱をチートの導きのままに唱え終えると病室全体が光に包まれた。
結果は、確認するまでもない。あとで聞いた話だが、私は病室だけにかけるつもりだったのだけど外のお姉ちゃんっぽい人をチラチラ確認していたせいで気が散って病院全体に効果が及んでしまったらしい。気まぐれに命を救うなんて身勝手だとは思うがそういう身勝手なのはチートを持った以上仕方がない。オリ主ってのは身勝手なものなんだよ
病気や怪我を全部消しました。チートやチートやチーターや!はこの作品ではオリ主がたびたび言われるセリフです。私に。今の所作品内では言われてませんし言われる予定もありません。