ペルソナ3 滅びの意志   作:三尺

32 / 107
星3(2009/7/21)

 予定より一日早くアイギスと再会した、その翌日。屋久島旅行の二日目である。この日は朝から順平に連れられる形で湊と真田、そしてアイギスはビーチに来ていた。

 

 「彼女たち、まだ来てないんすかねえ?」

 

 東の空から強烈な光線が投げかけられてくるビーチを順平は見回すが、アイギス以外の女性陣の姿はそこにない。他の観光客と思しき人影が遠くに見えるばかりである。

 

 「風花さんたちなら、屋久杉を見に行くと仰ってましたが」

 

 「ええ!? 何それ!」

 

 アイギスによると、今朝の早い時間に風花からそう伝えられたらしい。ただアイギスも一緒に行かないかと風花は誘ってきたそうだが、それは断ったとのことだった。

 

 「うう……君って奴は、何ていい子なんだ!」

 

 『前回』もこの日は女性陣に逃げられて男衆だけ取り残されてしまい、順平は大仰に落胆していた。もっとも逃げられたのは、昨日に順平がセクハラ発言を連発した為であろうが。だから自業自得ではあるのだが、順平にすればここ最近雰囲気が重いままの皆を元気付けようとの意図があったのかもしれない。だから余計に失意に沈んでいたが、『今回』は地獄に仏とばかりに感動している。

 

 「よし! 南の島に来といて山に行っちゃう子なんて、お父さんは知りません! 俺が泳ぎ方教えてやるから、行こうぜアイちゃん!」

 

 「あの、私は……」

 

 順平はアイギスの手を取って、海へ向かって駆け出した。アイギスは引かれながら湊の側を振り返ってきたが、湊は行ってこいとの意図を込めて無言で頷いた。それを見て、アイギスは順平に従って波打ち際へと向かった。

 

 機械好きな風花は昨晩からアイギスに興味津々だったから、きっと今朝は相当な熱心さでもって誘ったことであろう。それを断ってまでアイギスがビーチに来たのは、湊を守る為である。それは湊も分かっているが、まさか白昼堂々狙撃されることもあるまいと思っていたので、順平の思うに任せることにした。

 

 そうして湊はビーチに置かれたパラソルの影に腰を下ろした。今後のことを色々と考えなければならない為、今日は泳ぐつもりはなかった。だが左隣に座り込む人がいて、思考は中断された。

 

 「泳がないのか?」

 

 この場のもう一人、真田である。昨日と同じく、ブーメランの水着にTシャツ姿である。

 

 「先輩こそ、せっかく海に来たのに特別メニューはいいんですか」

 

 「ああ……今日はいいさ」

 

 そう言って真田は海の側へ目を向けた。湊も釣られて目を向ければ、順平が一人ではしゃいでいて、波打ち際を走り回ったり水をすくってアイギスにかけたりしている。アイギスは一応相手をしているが、時々こちらを振り返ってくる。

 

 「飛行機と船を乗り継いで南の島になんて、昔は考えたこともなかった。市民プールがせいぜいだった。こんないい環境に来たんだから、楽しむのが本当なんだよな」

 

 (ん……?)

 

 楽しむのが本当。このセリフそのものは、客観的には間違っていない。だが何事もトレーニングと結びつける真田らしくはない。普段の真田であれば、御託など並べずに黙々と泳ぐか砂浜をダッシュでもしそうなものである。

 

 「楽しくありませんか」

 

 「……昔だったら、楽しかったろうな」

 

 (昔……僕が転入してくる前の話か?)

 

 話が微妙に噛み合っていないことを湊は感じた。海が楽しくないのかと聞いたのだが、真田は特別課外活動部が楽しいとか面白いとかの文脈で答えているように聞こえた。これは意図的にずらしたものか、或いは無意識的にか。だがいずれにせよ、真田はかなり深刻な悩みを抱いていると見た。

 

 ただ昨日は湊を遠泳に誘おうとした辺り、悩んでいる素振りは見せていなかった。それが今日になってこのようなセリフが出てくるということは、昨日の桐条武治の話や岳羽詠一朗のビデオに何か思うところがあったのか。

 

 先月に長鳴神社で話した時の順平もそうだったが、真田はトレーニングマニアの仮面の下にある内面を吐き出そうとしている。これはやはり、絆を教える『我』が裏で何かしているのだろう。今夜に予定している行動の検討をしたかったのだが、コミュニティの担い手を邪険に扱うわけにはいかない。ここは真面目に答えねばなるまい。

 

 (どうするか……)

 

 先月の順平のケースでは、特別課外活動部に参加した初心を聞いたのだった。結果的にはそれが上手くいったので、あの時に倣うことにした。

 

 「先輩はどうしてこの部に入ったんですか?」

 

 「ん? ああ……中等部の頃、美鶴に誘われたのさ」

 

 話によると、中学三年の終わり頃、ボクシングの大会で優勝してしばらくしたある日、学校で美鶴に協力を請われたとのことだった。ボクシングではなく、人間ですらないある相手を倒したいので、力を貸してほしいと。そしてその相手は、その頃から真田が体験し始めた深夜の時間に関係していると。

 

 「確かに影時間は体験していたがな。自分でペルソナを召喚するまでは、こいつは頭がおかしいんじゃないかと思ったな」

 

 「そりゃそうですね」

 

 当然の反応だ。いかに影時間を見ていようと、怪物を倒す為に戦ってくれなどと言われれば信じないのが当然だ。

 

 「正直……面白いと思った。とにかく俺は自分を鍛えたかったからな。ボクシングよりやりがいがあると思った」

 

 真田らしい考え方である。正義の為、などと言われては絶対に気乗りしなかったであろう。その点、美鶴もなかなか相手を正確に観察していたと言うべきだ。

 

 「で、面白いですか?」

 

 聞いてみると真田は視線をこちらから外し、ビーチの砂に落とした。

 

 「前も言ったと思うが……昔、自分の無力を思い知らされたことがあってな」

 

 (あれ?)

 

 再び話が噛み合わなくなった。だが己の無力がどうと言う話には、聞き覚えがある。5月に検査入院した際に聞いた、ボクシングを始めた理由として言っていたことだ。ただその時は『自分相手のゲーム』という発言の方が印象に残っていたが。

 

 「俺には……妹がいた。名前は美紀。両親は十四年前に死んでな。ずっと妹と一緒に、孤児院で育ってきたんだ。だがな……」

 

 今から十年前、暮らしていた孤児院を火事が襲った。その時、焼け落ちる建物の中にまだ妹がいた。その時の真田は妹を助けに火の中に飛び込むどころか、引き留める大人の手を振り払うことさえできなかったらしい。『前回』を通じても初めて聞いた、真田の身の上話だった。

 

 「俺はあいつの為に、何もしてやれなかったんだ。おもちゃ一つさえ買ってやれなかったし、海に連れてきてやることもできなかった……」

 

 (あら……間違えてたか)

 

 会話の流れを読み誤っていた。真田は特別課外活動部ではなく、初めから海の話をしていたのだった。妹がいれば楽しめただろうに、との意味で昔だったらと言っていたのだった。話術と観察力に自信のある『愚者』にしては、軽率なミスだった。ただこんな話をしてくるということ自体は、やはりコミュニティによって引き起こされた変化なのであろう。つまり真田は『前回』よりも深く湊に気を許している。

 

 そしてまた、6月8日の作戦会議で感じた疑問にも納得がいった。『前回』は風花の、『今回』は森山の救出に真田はメンバーの誰よりもこだわっていた。あれはつまり、妹を助けられなかったことの代わりだったのだ。

 

 「もうああいう後悔をしたくないと思って、強くなることだけを目指してきた。だが……」

 

 足りない、と真田は呟いた。

 

 「もう十分強いんじゃないですか?」

 

 「そんなはずがあるか! 俺は自分の命を拾ってるだけだ……。火事の時と変わっていない!」

 

 真田は端正な顔を歪め、固く握った己の左拳を睨んだ。鍛え抜かれた左腕の筋肉が膨張し、血管が浮き出ている。普通の人間ならパンチ一発で昏倒させられるくらいの、大きな力がそこに宿っているはずである。だが足りないと、真田は拳に向けて憤る。

 

 「もう半分まで来てるってのにな……」

 

 やがて真田は拳を解いた。そしてまた話の方向性を微妙に変えてきた。

 

 「美鶴は……岳羽もか。満月の奴らを全て片付ければ、あいつらの戦いは終わりだ。だが俺は……」

 

 (なるほど、そういうことか)

 

 今月11日の会合の際に、目的もなく戦っているのかと真田はゆかりに責められていた。その場では一応反論めいたことを言っていたが、ずっと気にしていたのだろう。つまり真田は真田なりに、戦う目的がないことに悩んでいる。それでも『前回』はただ強くなりたいとの思いだけで前に進めたが、『今回』の戦いは過酷である。それが真田の心理に微妙な影を落としている。

 

 そして昨日と比べて態度が変わっていることにも察しがついた。岳羽詠一朗のビデオにより、満月のシャドウを倒せば全てが終わることを皆は改めて確認した。つまり戦いの終わりが見えてきた。もちろん本当は見えていないのだが、とにかく真田を含む皆の現時点の認識では、残る六体の満月のシャドウを倒せば終わりである。

 

 よって遅くともあと半年で片が付く。それまでの間にどれだけ強くなれるかが、真田の戦うモチベーションとなる。だが恐るべき強敵揃いの『今回』のシャドウが相手では、強くなった実感を得にくいのかもしれない。

 

 もちろん客観的に見れば、真田は前線に復帰した5月よりずっと実力を上げている。しかしタルタロスを登るにつれてシャドウも同じように、或いはこちら以上の速度で強化されていっている。だから特別課外活動部の戦いは、4月の初探索からずっと変わらずギリギリのままである。生き抜くのが精一杯だ。緊張感を楽しむ余裕などは、断じてない。

 

 真田は強さを求めている。では強さとは何か?

 

 相対的なものだとするなら、自分たちの強さは最初から変わっていないか、もしくは月日と共に低下しているとさえ言える。真田からすれば、それはいかにも悩ましいことであろう。ただ見方によっては、これはかなり甘い考え方である。強さがどうと言う以前に、そもそも戦いに負けて死ぬ危険が大きいのだから。順平は特にそこを気にしていたが、真田は違う。単に生き抜くだけでは不満なのだ。

 

 (順平のケースとは違うな。勇気がどうと言っても駄目だろうな)

 

 真田は甘くはあっても、勇敢な男であることは言うまでもない。だが意地だけで戦える順平と違って、真田は勝負にこだわるタイプだ。戦う目的が自分自身の強さにしかないのに、経過が芳しくない。このままでは何も得るものがないまま、戦いが終わってしまうかもしれないと感じているのだろう。

 

 そして残念なことに、真田を望む形で勝たせてやるのは無理だ。どんなにトレーニングを積み重ねたところで、『今回』のシャドウを圧倒する戦力を得るのは不可能である。それは真田に限らず、湊を含む全員に言えることだ。作戦を十分に練った上で万端の準備を整え、チームの総力を結集して、やっと勝ちを拾えるのが『今回』の戦いなのだから。ここは真田の目指すべき方向性を、変えてやらねばなるまいと湊は思った。

 

 「でしたら先輩も目的を作ったらいいじゃないですか」

 

 「何?」

 

 「桐条先輩はグループの、岳羽は父親の罪滅ぼし。あの二人みたいに、自分自身以外の目的を持てばいいですよ」

 

 「……」

 

 真田は黙り込んだ。目的など欲しくても見つからないのが今の真田である。だが見つからないなら示してやれば良い。つまりここですべきなのは議論ではなく、提案だ。

 

 「先輩の力で、誰かを守ってやればいいじゃないですか」

 

 「誰かって……誰だ」

 

 「桐条先輩はどうですか?」

 

 真田は本人が思っている以上に妹のことを引きずっている。力への意志の源もそこである。しかし力には限度がある。ならば妹の代わりになる人を見つければいい。美鶴はその点でうってつけの人物だ。そして女帝のコミュニティを安全に進める為にも、是非とも美鶴は真田に引き取ってもらいたいのである。しかし――

 

 「美鶴を? はは、馬鹿を言うなよ。馬鹿を……言うな……」

 

 (な、何だ?)

 

 真田の目は笑っているし、口も笑みの形を作っている。だが顔全体としては嫌そうにするという、器用な表情を見せた。プロの俳優でも難しかろうと感心してしまうほどの複合的な顔だ。そしてセリフが消え入ると共に、鍛え抜かれた両腕を押さえて震えだした。その腕をよく見れば鳥肌が立っていた。南国の暑い太陽を浴びているのに、なぜか寒そうにしている。

 

 (そうか、七夕のあれか……)

 

 7月の満月だ。あの時、真田はラヴァーズによって美鶴と同じ部屋に放り込まれたはずである。そこでどんな目に遭ったのか。聞いてはいないが、何となく想像はついた。美鶴のペルソナは氷結の魔法が得意で、真田はそれに弱い。その点だけでも誰にでも分かろうと言うものだ。

 

 今にして思うと、あの時のメンバー編成は本当に失敗だった。湊もアイギスの幻を見せられたが、真田にも余計なトラウマを与えてしまった。そしてあの失敗が持つ意味は決して小さくない。

 

 これが学校や町の人とのコミュニティであれば、影時間の出来事が及ぼす影響は少ない。だが仲間相手のそれは話が別だ。もちろん戦いと日常は同じではないから影響しない点もあるが、全く無関係ではあり得ない。戦いそれ自体からも特別課外活動部の状況からも、コミュニティは何らかの影響を必ず受けるし、逆もまた然りだ。そして今日に関しては、かなり大きな影響が出ている。

 

 (何か……駄目っぽいな。もう美鶴を真田に引き取らせるのは諦めるか?)

 

 『今回』の星のコミュニティは何だか凄く難しい。6月に海牛に行った時もそうだったが、話をする度に『前回』は見えなかった一面が表に出てきて、会話の主導権をまるで握れない。逆にこちらが振り回されてしまっている。単純明快な朴念仁の顔はどこに行ったのだと、文句を言いたくなってくる。もっともそれは『前回』は単に観察が足りなかっただけなのだが。

 

 だが何にせよ、真田のモチベーションが下がったままではいかにも良くない。ペルソナ能力は精神面が大きくものを言うのだ。このまま気分が乗らないでいると、戦力が実際に低下してしまいかねない。そうなると困る。

 

 (仕方ないな……。天田が来たら、また改めてこの話をするか)

 

 天田との因縁を早い内に聞き出しておき、そこで天田を守ってやれ、という方向性でもって真田を煽ることを検討してみた。元より天田と荒垣の和解には真田や美鶴を間に立たせるつもりでいたが、真田をむしろ天田の側に立たせる形で話を誘導するのも良いかもしれない。

 

 などと考えていると、順平とアイギスが戻ってきた。二人ともすっかり水に濡れている。遊んできたはずであるが、順平は憮然としている。

 

 「早かったな」

 

 「ああ……駄目だ! アイちゃんってば、ずっとお前の方ばっか見てんだもん! このナンパ野郎が!」

 

 「……」

 

 湊は敢えて反論しなかった。アイギスは昨日に湊にナンパされ、それで懐いているのだと順平は思っている。無論それは誤解なのだが、昨晩のビーチで苦し紛れに肯定の言葉を返してしまったし、何より真実を教えるわけにはいかないので放置していた。

 

 しかもアイギスは戻るや否や、ここが定位置ですと言わんばかりに湊の右隣に座ってしまった。この状態では何を言っても説得力がない。真田さえ邪魔をしては悪いとでも思ったか、腰を上げてしまった。こういう点を見ても、真田の本当の顔は朴念仁ではないことが伺える。

 

 そしてそんな真田に向けて、順平はおかしなことを言い出した。

 

 「真田さん! ここは先輩の出番っす! 持ち合わせがなければ現地で調達! これ、兵法の初歩なり、ってね! 名付けて屋久島磯釣り大作戦! 決行しましょう!」

 

 (おいおい……)

 

 湊は面食らった。順平は『前回』も同じセリフをこの日に言っていたが、状況や経緯は異なる。それなのに同じことを言う。もしかすると運命的な強制力が作用しているのかと疑ってしまうほどだ。

 

 「磯釣り……? ナンパか?」

 

 「真田さんいれば、絶対いけますって! アイちゃんよりカワイイ子を捕まえましょう!」

 

 トレーニングマニアの仮面の下にある真田の本当の顔は、意外と繊細なものだ。順平はそれを知らないのか、或いは知った上で元気付けようとしているのか。空気を読む能力、即ち洞察力は優れている順平だけに、どちらもあり得る。しかし読んだ上で取る行動に関しては、順平は悲しいほど間違っている。

 

 「無茶言うな。そんな子、そうそういないだろう」

 

 「逃げるんすか……負けを認めるんすか!?」

 

 「何だと……? いいだろう、その勝負、受けて立つぞ! 負けた奴には、はがくれの奢りを科す!」

 

 初めは気乗りしない様子の真田だったが、挑発一つで乗せられてしまった。繊細なくせに、勝負にこだわるところもやはりある。かくして作戦開始である。

 

 「見てろよ湊! お前のより大物を釣り上げてきてやっからな!」

 

 順平はそう啖呵を切って駆け出し、真田はそれを追い越さんばかりに走って行った。止める暇もなかった。

 

 (もう本当に駄目だな、これは)

 

 『前回』もそうだったが、この作戦は必ず失敗に終わるはずである。あの二人は『前回』から言動に変化があるが、そっち方面では何も変わっていない。欲望丸出しの順平と、理詰めしか知らない真田で上手くいくはずがない。OL風の二人組と妙齢の女性、挙句に顎に剃り残しのある人物と、トラウマにさえなりかねない大敗北を喫するであろう。

 

 真田は別に女に興味がないわけではないはずだ。だがこの作戦失敗によって単なるストイックな男から、明確な女嫌いへと発展してしまうかもしれない。無敗の実績を誇る高校チャンピオンとして敗北経験が少ない真田に、失敗から学ぶことなどは期待できない。むしろ一度の負けで心が折れるタイプだ。そうなってしまっては、美鶴を引き取らせるどころではなくなってしまう。

 

 「はあ……しょうがないか」

 

 女帝のコミュニティは恋愛同様に、引き取り手なしで進める方向で考え直すことにした。そもそもの話、桐条武治を生存させればファザコンな美鶴は恋人を求める可能性は低くなるはずだ。色々とやりようはあるだろう。

 

 「何がしょうがないのですか?」

 

 「ああ、どうでもいい話さ。それより今夜の作戦だが……」

 

 

 なお、順平と真田はこの日の昼過ぎに別邸に戻ってきたが、磯釣りの結果は聞かないでおいてあげた。言いたくないことを無理に聞こうとしないのも、優しさの一つである。そして何より、わざわざ聞かなくても二人の顔が口よりも雄弁に結果を物語っていたから。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。