Regain Journey   作:G-ラッファ

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前回のあらすじ

 独立部隊として各地を回り始めたエイジャーはとある町で闇夜を得意とするフクロウ型の魔族 バンプゥルの変異体と遭遇する。
 疲労と予想外の変異によりピンチに陥ったエイジャーを助けたと思われるのは謎の少年 アルジード。2人は彼の情報提供により少数種族 フリザ族の集落へ向かうことになるのだが…




23話 邂逅 フリザ族

『なるほどバンプゥルの変異体…各地へ共有しておきましょう。フリザ族の縄張りはとても寒いと聞きます、準備を怠らないように』

 

 翌日の夕方。エイジャーは小さな町にある最寄りの基地にて、これまでの成果と魔族の情報をサザンにいる副団長 グレナルドへ報告していた。

 

『それと盗賊にも気を付けてくださいね。大人数での略奪があったと地域もあり周辺の討伐隊に調査をさせていますが…相手も手練れ、なかなか足取りを掴めないようです』

 

「了解しました、こちらでも立ち寄った場所で聞き込んでみます。はい…それでは。…モイラさん、通信機ありがとうございました」

 

「こちらこそちゃんとした防寒着が用意できなくてごめんなさいね…この辺りは雪なんて降らないから」

 

 腕を組み、ため息をつくのはこの町に駐在している憲兵隊の小隊長モイラ。規模が小さい僻地の担当ということもあり、憲兵隊の中では物腰の柔らかい人物である。

 彼女の言う通りここは滅多に雪が降らない地域のため、店も含めて用意がないとのことだった。

 

「お、重い…」

 

「あれじゃあ魔族と戦うのは無理よね…うちのコたちに貯蔵してた羊毛でマフラーと帽子は編ませてるけど…出来は期待しないでね」

 

 モイラは防寒着の代わりにと用意した重ね着によってふっくらしているルルを見て苦笑する。あれではヒューゴも倒せないだろう。

 

「あはは…モイラさんはフリザ族に会ったことはありますか?」

 

「むかし魔族と間違えて連行されてきた子がいたわねぇ…人懐っこかったけどその子の周りがとにかく寒くて…」

 

(魔族と間違えて…?)

 

「あした近くまで馬を出してあげるから頑張ってらっしゃいな。副団長さんに期待されてるんだろ?あの人の顔に泥を塗らないようにね」

 

 魔族に間違えられるフリザ族の容姿を聞く前にモイラは部屋を出ていった。「副団長の顔に泥を塗るな」…その言葉が頭の中で何度も繰り返される。

物腰が柔らかいとはいえ彼女も憲兵隊…与えられた立場に関しては相応の矜持と厳しさを持っている。おそらく無意識に出た言葉なのだろう。

 

 エイジャーは己の拳を強く握りしめた。グレナルドだけではない、あのアルジードという少年の期待も背負っている…必ず応えねばならない。そんな思いを胸に一夜を過ごしたのだった。

 

─────────────

 

「ここまでありがとうございました。討伐隊のみんなが戻ったらよろしく伝えてください」

 

「おばさんありがと!じゃあね!」

 

「はいよ。風邪と怪我には気をつけて」

 

 エイジャーとルルは馬車を見送り、フリザ族が暮らす集落のすぐ近くまで来ていた。一箇所だけ集まる雪雲は遠くからでも目立っていたが近づくほどに景色は白み、肌寒くなってくる。

 

 羊毛のマフラーや帽子でもこもこ姿のルルは途中からぴったりと体を密着させ、降雪地帯用ではない薄い外套のポケットに手を突っ込んでくる…雪ではしゃぐかと思っていたのだが、どうやら寒さへの不快感が勝ってしまったらしい。

 

「寒ぅ…こんなのをロマンチック?っていうの?」

 

「夜の町に降るとロマンチックなんだけどね。本当に綺麗だからいつか見せてあげたいな…ん?」

 

 エイジャーの目が動く影を捉えた。人間にしては立派な角が生えているしフォルムもだいぶ違う。だが魔族というには敵意が感じられない…なんとも珍妙な影がこちらへ近付いてくるのだ。

 

 新種の魔族という可能性も捨てきれない─エイジャーは立ち止まり、ゆっくりと剣に手を伸ばす。影はついに目の前で立ち止まり…影の主が放った一言は、なんとも気が抜けるものだった。

 

「ヨウ兄ちゃん!今日もCOOLかい?」

 

「ええっと…もしかしてフリザ族の方…です…か?」

 

 挨拶をしてきたその男…性別はよく分からないが…な存在の容姿はかなり異質だった。

 丸っこいペンギンのような体と手(羽?)に、モップのような毛に覆われた頭からはトナカイのような角が生えている。目は閉じているのか横一文字、寒さのせいか頬は真っ赤…そして小さい。角を抜きにしてもエイジャーの腹あたりまでしか身長がないのだ。

 

「おうよ!オイラはカッチン、兄ちゃんたちを助けに来てやったCOOLな男サ!こんなとこに人がいる時はだいたい迷子だからナ…それと敬語はやめようぜ?COOLじゃねえからヨ」

 

 カッチンは手?をパタパタと動かしている。その気の抜ける姿はクールとは対極に見えるが、敵ではないと分かったエイジャーは密かに胸を撫で下ろした。

 

「アルジードという少年からフリザ族が助けを求めていると聞いた。何かできることがあれば手伝うよ」

 

「アル坊の知り合いか!集落まで案内するよ、ついてきナ」

 

 

「すごーい!これ全部氷で作ったの?きれ〜…」

 

「へへへ、綺麗だろ?オイラたちは一生氷と生きていくから扱いは上手いんだ、簡単に増改築できるから楽でいいのサ」

 

 カッチンに案内されながら雪道を進むこと十数分、辿り着いたのはあたり一面が銀世界なフリザ族の集落だった。

 集落といっても小さな町くらいの面積があり、なんと家は雪と氷でできている。それも「かまくら」のような簡素なものではなく小さな城であったり、前哨基地のような門構えであったり…どれも個性と拘りが光る立派なものであった。

 

「おや?その人はお客さんかい?」

 

「オウ!アル坊が助っ人を呼んでくれたんだ!」

 

 彼の先導で集落を進む中、恐らく女性と思われるフリザ族に呼び止められエイジャーは会釈をする。

 彼女だけではない。人間が珍しいのか彼の人望なのか、誰かの視界に収まる度に声をかけられなかなか進めない。だが誰もが好意的であり悪い気はしなかった。

 

「そういえばアルジードはどんな男なんだ?まだ知り合ってすぐだからよく知らないんだ」

 

「アル坊は超COOLだぜ!いつも余裕があってセンスもいいんだ!楽器もいくつか弾けるらしいから、いつか聴いてみたいなァ…」

 

 足をペタペタと踏み鳴らし興奮している様子から察するに、彼はここの人たちと良好な関係を築いているらしい。子供の面倒見もいいようだ。

 

 すれ違う者はみなカッチンと似たような容姿をしており、氷でできた家々も合わさりまるで御伽噺の世界に来たかのような錯覚に陥る。だがエイジャーは集落の景色に違和感を抱いていた…広大な土地に対して家も人もやたら詰まっているのである。

 

「にしてもすごい建築技術だ…でもどうして家を密集させているんだ?少数種族と聞いていたけど…」

 

「それが困りごとなんだなァ…ここがボスのいる建物だ。オイラが紹介するから詳しいことはあの人から聞いてくれよナ」

 

 目の前にそびえ立つは角の生えた大きな鳥のような、ワイバーンのような…見たこともない生物を象った氷像が建つ豪邸。とはいえここも雪と氷でできているので、やはり色合いは他所と変わらない。

 カッチンの先導で中を進んでいくと他のフリザ族よりも大柄…といってもエイジャーと同じくらいの者が姿を現した。

 

「ボス!アル坊が助っ人を寄越してくれたゼ!名前はえっと…聞いてなかったナ」

 

「エイジャー・グラムといいます。この子はルル。各地を回って魔族の討伐と調査をしています」

 

「ヨはここの集落を取り仕切っているチルドという者だ。人の子が来るのは珍しい事だが、その誰もがヨらに友好的なのは本当に有り難いことよ」

 

 チルドを名乗る族長はふぉふぉふぉ、と愉快そうに笑う。おおよその容姿はカッチンと同じだが、床まで伸ばした髭が彼の年齢と地位の高さを物語っている。

 

「ここに魔族が現れたと聞きました。そのせいでみんなが手狭に暮らしているとも…力になれるかもしれません、詳しくお聞かせ願えますか」

 

 もふもふだ…そう呟くルルが失礼をしないよう注視しながら、エイジャーはチルドに何があったのかを問うた。

 

 チルド曰くその魔族が現れたのは1週間ほど前…ちょうどエイジャーらがサザンの町を出発したあたりだという。

 氷でできた家々を破壊するなど一通り暴れた後、集落の一部を占拠。今は誰も近付かないようにしているが、こちらへ侵攻する様子もなく大人しくしているのだという。

 

「なるほど…ちなみにどんな姿や暴れ方をしていたか分かりますか?」

 

「ウム…少し刺激が強すぎるゆえ、そちらのお嬢さんは向こうを見ていてくれるかな」

 

 エイジャーが目隠ししたのを確認したチルドは長い髭を持ち上げると、深々と胸に刻まれた打撃痕をエイジャーに見せた。何か大きなもので力いっぱい殴られ、肉が抉られたようなその痕は今でもくっきりと残っている…

 

(酷い…この間のバンプゥルでもこんな大きな痕は残らない)

 

「奴は極めて粗暴であり、それを押し通すだけの怪力もある…ヨも族長として戦ったのだがこの通りだ。我々フリザ族では相性が悪くとても敵わぬ…」

 

「相性?まさか炎を操るのですか?」

 

「いや、炎まではいかぬが…奴の体は暴れるほどに熱くなり、その熱は生命線である集落の雪をも溶かしてしまった。今は大人しくしているが次に暴れたら…我々はここに住めなくなるやもしれぬ」

 

 これほどの打撃痕を残す魔族も、戦う途中で雪が即座に溶けるほど加熱していく魔族も聞いたことがない…エイジャーはここに巣食う者がまったくの新種であることを確信した。

 特別な魔族ならばおそらく過去2体のように意思疎通もできるだろう。次こそ絶対に情報を聞き出し、奴らに近付く…そう決心するエイジャーにチルドはこうも続けた。

 

「そして青年よ、奴と戦うにあたり頼みたいことがある…そこのカッチンを連れて行ってくれまいか」

 

「…え?彼を?」

 

 チルドからの要求にエイジャーは困惑を隠しきれなかった。カッチンは恐らくまだ子供…とても戦えるようには見えない。

 そんな彼を戦場に連れ出すのは死ねと言っているようなものであり、自身も深手を負っているチルドならばそれもよく分かっているはずである。

 

「我々の先祖は大昔にここへ移り住んだ変わり者でな…先祖が残した古い伝承には『大いなる危機が迫る時、選ばれし者の血が覚醒し一族を救済へ導く』とあるのだ。そしてその選ばれし者が…そこにいるカッチンというわけだ」

 

 伝承…それはエイジャーを納得させるにはあまりにも根拠が弱く、突拍子もない話である。

 他の地方にフリザ族がいるという話は聞いたことがないし、カッチンが選ばれし者がだとして大いなる危機を跳ね除ける力がなんなのかも分からない…御伽噺をアテにして動くのはあまりにも無謀である。

 

「この子には選ばれし者の証である『無尽蔵に雪を吐き出す力』が備わっておる。そのままでは奴の放つ熱に負けてしまうが…青年が戦う上で助けになろう」

 

「…フリザ族の伝承は分かりました、ですが彼はまだ子供です。どれだけ危険かはあなたも理解しているはず…それでも連れて行けと仰るのですか?」

 

 確固たる根拠もなく子供に重荷を押し付ける…チルドの族長としての資質を問うべき一方的な要求に、エイジャーは思わず語気が強くなる。

 

「なーなー頼むよ兄ちゃん、オイラも連れて行ってくれよ!ここで男を上げてCOOLになりたいんだ!」

 

 険悪なムードに突入するかと思われたその時、菓子をねだる子供のように袖を引っ張るカッチンに水を差され我に返る。だがその様子を見つめるエイジャーの表情は、相変わらず渋い。

 

「…少し考える時間をください」

 

「ウム…不躾な要求なのは承知の上だ。じきにこの集落は一気に冷え込む…今夜は休んでいきなさい」

 

──────────

 

「ぐつぐついってきたよ!もういいんじゃない?」

 

「もうちょっと。その調味料は溶けるのに時間がかかるんだ」

 

 その夜、2人は集落で唯一の木造家屋…客人用に作られたログハウスで暖をとっていた。部屋の中は薪が小さく爆ぜる音と、この集落で唯一の温かい料理の匂いに包まれている。

 

 モイラに持たせてもらった食材を鍋に入れ夕食を作っている最中だが、寒さで空腹が加速しているルルはしきりに蓋を開けて待ち遠しそうにしている…あんまり開けると冷めて完成が遅くなるよと注意すると、頬を膨らませてささやかな抵抗を見せた。

 

「そういえばあの子はどうするの?エイジャーは嫌がってるけど…ガラナもすごい力を持ってたじゃん?カッチンも本当に強いかもしれないよ」

 

 ルルの質問に小さくため息をつく。

 

 確かにガラナは秘めたる力を開花させ、パラブブの撃退に大きく貢献してくれた。今回も間違いなく強大な魔族、助っ人が欲しくないといえば嘘になる。

 だが状況も理解していないような子供を戦場に連れ出すのをよしとすることはできない…たとえ彼が伝承とやらにある選ばれし者だったとしても、首を縦に振る気にはなれなかった。

 

 どう断ろうか…そんなことを考えていると薪が燃えているにも関わらず部屋が急に涼しくなる。扉の開く音に振り返ると顔だけ覗かせているカッチンの姿があった。

 

「オーイ…兄ちゃんたちいるか?どうしてもダメか聞きにきちまったゼ」

 

「…開けっ放しだとルルが寒がる、小屋の外で話そうか」

 

 小屋を出た2人は集落を見下ろしていた。氷で作られた彼らの家は照明としての火を使えないため夜は暗いが、月明かりを反射してキラキラと輝いている。そのなんとも不思議で幻想的な景色にエイジャーは寒さを忘れて魅入ってしまう。

 

「夜中にこっそり抜け出して見るこの景色が好きなのサ。ご先祖サマたちがここでずっと暮らしてきたみたいに、オイラもこの景色をずっと見てたいんだ」

 

「…故郷に誇りを持っているんだな」

 

「当たり前サ!兄ちゃんは生まれたところ好きじゃないのか?」

 

 カッチンは不思議そうな顔で顔を覗き込んでくる…彼はまだ何も知らないまっさらな子供だ。厳しい現実など見せないように守ってやるのが大人の使命である。

 だが本当にパートナーとして戦うならば話は別…外で何が起きたか、魔族がいかに恐ろしいかを知っておかねばならない。

 

「カッチン、男同士の約束だ…今からする話は誰にも言うな。訳あって身分を隠しているが俺は王都騎士団の人間…この組織を知っているか?」

 

 彼は首を横に振った。旧王政の歴史でもフリザ族への弾圧は聞いたことがないので、本当に関わりがなかっただけかもしれない。エイジャーは話を続ける。

 

「そうか…俺は騎士団の人間として、アストラという広大で美しい街に住んでいた。でも今は存在しないし、あった場所に立ち入ることもできない」

 

「え…?どういう事だ?なんで帰れないのサ」

 

「魔族だよ。襲撃に気付いた次の瞬間には街が壊滅して生き残ったのは俺だけ…その時見た4体を倒すべく情報を集めてるけど、奴らの部下に何度か殺されかけた。この集落に居座ってる奴もおそらく同格…今度は大怪我では済まないかもしれない」

 

 エイジャーの話にカッチンは黙り込んでしまった。やはりこんな話をすべきではなかったか…己の行動に後悔していると彼はおもむろに立ち上がり、大量の雪を降らせてみせた。雪は流れに乗って集落に舞い落ち、キラキラと輝いている。

 

「この力を初めて使った時みんなが喜んでくれたのサ。お前は選ばれし者だ、フリザ族はこれからもアンタイだって…でもこのままじゃ集落が無くなっちまう。オイラは選ばれし者として期待に応えなきゃいけねぇんだ」

 

「そりゃオイラはガキンチョだし1人じゃ戦えないけど、兄ちゃんとなら大丈夫な気がする…なんとなくそう思うんだ」

 

 己の使命を語る横顔からは確かな覚悟が感じられた。楽天的な考えは多々あるものの、それでも周囲の期待に応えたい気持ちは本物なのだろう。

 

(期待してくれた人の顔に泥を塗るな、か…みんなに期待されて、守るべき故郷がまだあるなら。俺が子供でも抗ったかもしれないな…)

 

「…カッチン、作戦を考える。何ができるか見せてほしい」

 

「!それって…」

 

 エイジャーは屈んで視線を合わせると、ニヤリと笑いながら拳を突き出す。それは供に戦うパートナーとして認めた証だった。

 

「ただし!言うことは絶対に守ること。俺達で故郷を救って、一族のみんなにCOOLなところ見せてやろう」

 

「…!!!オウ!任せとけ!」

 

 カッチンは羽をペタリと合わせると、真似をするようにニヤリと笑ってみせる。

 

「2人とも話終わったー?うー寒い…早くしないと全部食べちゃうよ」

 

「ちょっそれは…は、半分残しといて!」

 

「兄ちゃんも大変だなァ…」

 

 その晩、ともに戦うカッチンと打ち合わせをしたエイジャーは煮えきって汁が残っていない鍋を食べることになったという…

 

─────────────

 

「ルル、カッチン。準備はいい?」

 

「「もちろん」だゼ!」

 

 翌朝。3人は魔族が居座っているという地点のすぐそばまで来ていた。

 集落の人々は族長によって避難準備を完了、万が一があってもすぐ逃げられるようにとりまとめてくれていた。これで心置きなく戦えるだろう。

 

「あれか。また肉体派の魔族…」

 

 報告にあった地点に佇むは筋骨隆々のゴリラのようなシルエット…胡座をかいたまま雪が積もり、微動だにしない姿は眠っている間に果てた凍死体のようである。

 エイジャーは2人を後方に待機させると、町で調達した小さな爆弾に点火して大男へと投げつけた。ドンッという爆発音とともに体表の雪が砕け散りその全容が露わになると、閉じられていた瞼がゆっくりと開く。

 

「俺はエイジャー、お前がこの集落を襲った魔族か!王都を襲撃したボスのことを話してもらうぞ!」

 

「ンンン…整ったァァァーーーッ!オマエがブチ壊せと命令にあったエイジャーか!オレ様はロウディ!ずいぶん待たされた分付き合え人間!!!」

 

 ロウディを名乗る魔族が立ち上がり雄叫びをあげる。極寒の地での戦いが幕を開けた。

 

 

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