Regain Journey   作:G-ラッファ

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前回までのあらすじ

 夜中に呼び出されたエイジャーはアラクネ盗賊団の指令書に記された筆跡が王都騎士団副団長 ブラヒムと一致していること、恩人に疑惑の目が向けられるのを恐れて黙っていたことをノブリスから明かされる。
 同時に姿を現した金毛の蚕蛾 クレイヴモスを撃退すべく戦いを挑むエイジャーだったが成すすべもなく敗北、街は鱗粉に飲み込まれてしまう…


54話 懐かしい顔

 ここは技術都市イソーの外側…人が少なくなった検問所に種族の違う2人の男がやってきた。

 にこやかに笑う人間の恰幅が良い男に対し、傭兵たちの顔は険しかった。昨晩に起きた魔族の襲撃により街は厳戒態勢が敷かれており、傭兵たちは特に警戒心が高まっているのだ。

 

「失敬、イソーへ立ち入りたいので検問をお願いできますかな。私と…隣にいる彼を」

 

「悪いが街は今それどころじゃないんだ。誰も通すことはできない」

 

 頑なに通そうとしない傭兵たちに男は困ったように顎をしゃくって考え込んだ後、思い出したようにポケットから何かを…職人の技が光る、王都のシンボルが彫られた勲章を取り出した。

 

「ここに雇われるほどの強者であれば、知らないことは無いと思いますが…身分の証明になりますかな」

 

 傭兵の1人が勲章を手に取ると、周囲の者たちに判断を仰いでいる。彼らが手にしているそれは王都騎士団でも特に大きな功績を打ち立てた者に送られる、いわば英雄の証であった。

 結論が出た後にもう一度男と、手に持った勲章を見比べる。身に着けた鎧や剣の装飾や立ち居振る舞い、模造品にしてはずっしりと重く、高級な金属が使われていることがわかる勲章…

 

「…中の連中に本人確認をしてもらう。それまで待機だ。いいな?」

 

 男は礼を言うと検問所にある椅子に腰掛け、同伴している男…傭兵たちの放つ空気に緊張し、一言も発さなかった彼もそれに倣った。

 

「みんな大丈夫かな…こういう時に通信機が持ち歩ければいいのに」

 

「焦っても結果は変わりませんよ。これからきっと忙しくなる、少し休憩といきましょう」

 

───────────────

 

「キズは見た目ほど悪くないみたい。グラセン水の魔法が使えるらしいし咄嗟に庇ったのかもね」

 

 2人の男が街へ立ち入ろうと駆け引きをしていた時間から少し後、イソーにある騎士団の拠点ではベッドに寝かされている傷だらけのエイジャーを囲うように、拠点の面々がアゲハの説明を聞いていた。

 

 突如現れた蚕蛾の魔族…クレイヴモスが放った鱗粉はいくつかの区画を覆い尽くし、屋外にいた者たちを容赦なく襲った。

 屋内にいても換気で窓を開けていた者や、鱗粉が落ち着く前に出てしまった者も巻き込んで犠牲者は膨大…ほとんどが入院することすらできず、自宅で放置される状況となってしまったのである。

 

 ノブリスの部隊も拠点の警備で出ていた者や、避難指示の前に飛び出していった者が鱗粉を吸入して不調を訴えている。しかし彼らはなんとか自力で動けるのに対し、エイジャーだけは発見から今まで眠り続けていた。

 

「症状は人それぞれだけどグラセンが1番ヒドいみたい。お医者さんは間近で吸ったせいかもって言ってたけど…」

 

 眠っているエイジャーの顔に生気はなく、魘されるように苦しみ続けている。その痛々しい姿に若い団員たちは思わず目を背け、歴戦のステラナイトたちも憐れむような視線を送っていた。

 

 街の上層部は事態の把握と対処に追われており、ノブリスも会議に出たまま戻ってこない。未来への希望に溢れる街はたった一晩にして恐怖と間近に迫る死に満ちた恐ろしい場所へと変わってしまったのである。

 

「ねぇ、やっぱり私の秘術を試してもいいでしょ?きっとすぐ元気に─」

 

─それはやめておいた方がいいでしょうな

 

 拠点に運び込まれてからずっと傍で看病し、うっすらと隈が浮かんでいるルルの提案を遮った、この拠点の人間ではない声に振り返るとそこには王都騎士団副団長のグレナルド・ベルコが立っていた。

 頼りになる人物の登場にノブリスの部隊が湧き上がるのに対し、サザンの町で出会い、鉄拳制裁を見ていたルルは怪訝な表情を浮かべている。

 

「…エイジャーを血まみれにしたおじさん?」

 

「あ?団長を…?」

 

「だいぶ語弊のある言い方ですね…それは一旦置いておくとして。お嬢さんの秘術を使わない方がいいと言ったのは理由があるのですよ」

 

 アルジードから向けられた敵意をかき消すように軽く咳払いをし、話題を戻そうとするグレナルド。2人が落ち着いたのを確認すると、ベッドに腰掛けながらその理由を語り始めた。

 

 クレイヴモスの放つ鱗粉が悪影響を及すメカニズムは未だに解明されておらず、とある街で患者の代謝を上げたところ、急速に弱り始める事例が起きてしまったという。

 グレナルドはかつて彼女の秘術を実際に見た上で、それが治癒力の強化によるものだと判断したからこそ今回は使うべきではないと止めたのである。

 

「まるで毒だな…かつてクラゲに刺されたご主人様の患部を温め、全身に巡らせてしまった愚かな使用人がいたことを思い出す」

 

 ゴルドンの経験から来る例えにグレナルドは同意を示す。各地で被害に遭った者たちは死者こそほとんど出ていないものの回復した者もゼロであり、下手に手を施して悪化した前例がある以上は安静にさせておく他ないのが現状だった。

 

 とはいえ放置で治るわけでは決してなく、目の前のエイジャーがかなり危険な状態なのは誰の目にも明らかである。

 部屋が重苦しい空気に包まれる中、今度は何者かが窓を叩く音が鳴り響いた。クレイヴモスを警戒した一同の視線の先にいたのは─小さな鞄を背負った一羽の鳥だった。

 

「なんだこいつ…ハトの運び屋?開けろつってるな」

 

 窓に蹴りを繰り返すのはイヌバト…優れた嗅覚と帰巣本能により覚えた匂いを空から追いかける、伝書鳩向きの鳥類である。

 優秀な動物ではあるが騎士団の連絡は基本的に通信機を用いるし、特定の相手にしか届けられないためあまり普及していない。

 

 思い当たる差出人がいないかそれぞれが顔を見合わせ首を振り合う中、あることを思い出したルルが窓を開け、鞄の中に入っていた手紙の1枚を開く…そこに書かれた内容を見たルルの目がぱっと開かれ、大声をあげた。

 

「やっぱり…!ルイーズさんからだ!」

 

 ルイーズ…かつてフリザ族の集落に居座る魔族 ロウディとの戦闘で大火傷を負ったエイジャーを治療してくれたアルフ族の男性である。

 誰もがその名前に首を傾げていることに気が付いたルルは、事の経緯を早口で説明した。

 

「なるほど…アルフ族の皆さんも我々に詳細を知られるのは本望ではないはず、ここはエイジャー君の仲間だけにしてあげましょう。ゴルドン、その間に昨晩起きたことを教えてください」

 

「了解した。予定されていた商人の警護任務について、欠員を踏まえた隊の再編成を行った。お前たちも準備しておくように」

 

「「「了解っす!!!」」」

 

 両幹部の号令により、それぞれが今できることをやるべく持ち場に戻っていく。そうして部屋に残されたアルジードとルルの2人は机に向かい、手紙を広げるのだった。

 

───────────────

 

「魔族の放った鱗粉は第2・3居住ブロックと総合市場、業者ブロックを覆い尽くし…現在までの集計では該当地区の6割近い人間が不調を訴えています」

 

 同時刻…市政を担う公務ブロックでは各部門の関係者が集い、昨晩の襲撃について情報共有を行っていた。ボードには街の全体図が貼り出されており、会議室にいるほぼ全員の視線がそこへ集まっている。

 

 …退屈そうにしている技術者のトップ ボッシュを覗いて。

 

(こういうのはフェリちゃんだけでいいんだけどなぁ。審査会どころじゃないにしても忙しいのよぼかぁ)

 

「ボッシュ。お前の考えていることはお見通しだ…これからお前を呼びつけた案件に移るから姿勢を正せ」

 

 彼を注意したのはアイン・ハーバード…報告会議の進行役にして、行政の頂点に立つボッシュの兄である。

 性格が正反対ということもあり昔から2人の仲は良好とは言い難く、日頃の会議を秘書のフェリに押し付けているのも苦手な兄から逃げるためであった。

 

 これまた正反対な長身から放たれる冷たい視線に観念し、ボッシュが姿勢を正したのを確認したアインは手を叩いて1人の男を呼んだ。そこに現れたのは昨晩エイジャーと共に迎撃に参加していたガルダだった。露出した太い腕にはいくつかの擦り傷と、それを覆うように包帯が巻かれている。

 

「彼はガルダ…この街で傭兵をやっている男で昨晩も迎撃にあたっていた。最も近くにいた君の視点から、例の魔族について聞かせていただきたい」

 

「おおむね情報通りだったな。ただの弾はいくら撃ち込んだところで意味がねぇ。ウチの連中も根性見せて迎撃してたが…ありゃ用事が済んだから勝手に帰ったって感じだったぜ」

 

 鱗粉の拡散を止められないと判断したエイジャーはあの時、水の噴射を利用した高速移動でガルダを突き飛ばし…何が起きたかを理解した彼もまた、多軌道移動兵装『グラスホッパー』を使ってより遠く高い建物へ退避し、吸入を免れていた。

 

 そして吸入覚悟で迎え撃ったダイガロンの傭兵たちと、市街地戦向けに開発された連射式バリスタによってクレイヴモスは街を去り、どこかへと飛び去ったのである。

 

「まぁそうだよね、効かないのは分かってたし。でも兄貴が呼んだからにはそれだけじゃないんでしょ?」

 

「ああ、昨晩の戦闘で分かった事がある。鏃に塗っていた薬と、雷の魔法は通用するってことだ」

 

 ボッシュは彼らの勇敢な働きには興味がないとばかりに再び姿勢を崩して内心を隠す気もない態度で問い、ガルダもまた無礼を気にする様子もなく答えた。それは冷酷である一方で、お互いの立場とやるべき事に忠実なプロとしての意識の表れでもある。

 

 ボッシュはテーブルに置かれた、昨晩使用したという劇物の入った小瓶を見て即座に傍らのフェリに耳打ちした。一目で種類を特定し、在庫の確認と発注を指示したのである。

 アインも話を最後まで聞かない弟と、部屋を出ていくフェリを咎めようとはしなかった。掴みどころのない性格を好ましく思っていない一方で、その頭脳については全幅の信頼を置いているからだ。

 

「ガルダ君だっけ。雷の魔法も通用すると言ってたけど…まさかあいつを斬ったのかい?グラスホッパーであそこまで飛べるかな…」

 

「オレじゃないぜ、魔法なんぞを頼るなと教わってきたからな。即興で組んでたエイジャーって奴が触覚焼き斬るのを見てたのさ。…オレを庇ってからの安否は分からねぇがな」

 

「え…!?」

 

 アインは弟の変化を見逃さなかった。他人の事情にあまり興味を持たない彼が、いち個人の安否に動揺しているのである。

 弟から珍しい反応を引き出したエイジャーという人物は気になるものの今は公務中…一瞬だけ綻んだ公私の境目を正して切り替えると、ガルダに続きを促す。

 

「通用したのはどちらも体を"焼く"ものだ、対策するってんならここにヒントがあると思うぜ。それともう1つ…こいつに見覚えはあるか?技長サマ」

 

 そう言って次に机に置かれたのは銃のようなもの…昨晩ブラヒムが使っていたショットガンピストルである。彼が投げ捨てたものが偶然拾われ、ガルダの手に渡っていたのだ。

 

「ほー…火薬と球を1つにまとめるなんてやるねぇ。こんなものは初めて見るし、報告も計画書も出てないなぁ」

 

 ボッシュは受け答えしながら手に取ったそれを舐め回すように観察し…刺さっているマガジンを外して弾を抜き、実包を開いて内容物を観察し始めた。

 ガルダは興味を優先し、暴発も恐れず未知の武器を分解していくボッシュに内心呆れつつもさらに続ける。

 

「だろうな、こいつはあの魔族から落ちてきたモンだ。記憶が正しければ奴に飛び乗ったエイジャーの所有物でもねぇ」

 

「何?それはまさか…魔族の背にはもう1人、我々よりも高い技術力を持つ誰かが乗っていたということか」

 

「あるいはコソコソこんなもん作ってた裏切り者、とかな」

 

 ボッシュは2人の会話を聞きながら銃の分解を進めつつ、この場に出席しているノブリスに視線を移す。この場でエイジャーが王都騎士団の人間であることを知っているのは自分と彼のみ…どう動くかを注視しているのだ。

 わざわざ立場を隠して動いているのには何か事情があるはず…自ら明かしてしまうのは彼の活動に支障が出ると考えたのである。

 

(あの魔族がわざわざ戻ってくるとも考えにくい、そこまで対策を躍起になることもないしね。…にしても彼、さっきから顔色が悪いなぁ)

 

 魔族の背にもう1人いたかもしれない…その発言を聞いてからのノブリスにはわずかな焦りが見えていた。周囲の意識が他に向いていることもあって誰も気付いていないものの、傍の執事も心なしか不安げである。

 

(エイジャー君を隠したい理由でもあるのかな?そういうのは本来興味ないんだけど…また調べてもらおうか)

 

「…分かった、エイジャーという人間についてはこちらも捜索しよう。続いて警備体制と商人たちの受け入れについてだが─」

 

 人間同士の交錯する思惑を弟が察しつつあることに気付かないアインの進行により会議は次々と進んでいく…足並みが乱れつつある街と対象的に、手元の銃は再び組み上げられていた。

 

──────────────────

 

 魔族によって蝕まれた体の治療法が見つからず途方に暮れている一行の元に届いたのは、かつて出会ったルイーズから始まり、ここまで繋げてきた情報が書かれた手紙だった。

 

 エイジャーたちが旅をしている間に故郷探しを手伝うと立候補し、しばらく音沙汰が無かったのだが…種族間の繋がりが薄い彼らがそれぞれのツテを使い、こうして届けてくれたようである。

 手紙には聞いた範囲でルルの故郷は見つからなかった事が書かれており、対象集落の名前と位置がリストアップされていた。

 

(あの本はアルフ族について書いてあったんだな。これが故郷の候補なんだろうが…ほとんどに✕がついてやがる)

 

 手紙を参考にマリーの本に書かれた集落リストを開き、チェックをつけていく様子を眺めるアルジードは、✕だらけの頁を見てどう声をかけるべきか迷っていた。

 そうしている間に転記を終えたルルが本をしまうと先程の手紙の1枚、その裏面を目の前に差し出してくる。

 

「これ見て!近くにある集落からの手紙!」

 

「ん?『ルルちゃんの故郷については分からないが君たちに伝えたい事がある、近くに来たら顔を出してほしい』か。こういうのは表に書けよ…思い当たる事でもあんのかな」

 

「きっとエイジャーの治し方だよ!」

 

 弾む声と瞳には期待と大きな焦りが入り混じっていた。手紙を見ただけでテンションが急上昇したことといい、無理やり元気に振る舞っているだけのように見える…

 このまま空吹かしを続けていては彼女まで倒れてしまうだろうとアルジードは予測し、過度な期待を持たせぬよう振る舞おうと心に決めた。エイジャーが起きた時、彼女に何かあっては寝覚めが悪いだろうと。

 

「いや、タイミング的に差出人は知らないと思うぞ…まあここでウダウダしてても仕方ねぇし行ってみるのもアリだな。ただ…」

 

 2人はベッドのエイジャーを見る。ここで出来る事が無いとはいえ、弱りきった彼を置いていくのは心苦しいものがあった。

 

 おまけに襲撃で有耶無耶になっているだけでノブリスの疑惑はまだ解決しておらず、無抵抗なエイジャーに何をしでかすか分からない。誰かが傍にいるべきだがここは彼の城…本気で疑おうと思えば全員が怪しいのだ。

 

(集落はアルフ族の秘術が無いと入れないからオレだけ行っても無駄、だからって姫だけを行かせるのも危ないよな…)

 

─じゃあ僕に手伝わせほしい

 

 心を見透かされたかのようなタイミングで飛び込んできた突然の声に振り返ると、そこには扉の隙間からこちらを覗くガルフィン族の少年…ガラナがいた。

 

「ガラナ久しぶり!なんでここにいるの?」

 

「副団長さんと各地の調査で回ってるんだ。正規の団員じゃないから身分証明に手間どっちゃって」

 

 再会に喜ぶ2人をよそに、その名を聞いたアルジードはガラナを睨むように眺めていた。滑らかな黒い鱗に緑の瞳、背中には銛のような細長い槍を括り付けているどこか気弱そうな少年…話に出てきたイメージそのままである。

 

 そして王都騎士団ではない彼が副団長に同行している理由もおおよそ想像がついていた。内部に裏切り者がいる可能性が高くなった現在、外部勢力かつ信用できる助手として白羽の矢が立ったのだろうと…

 

「団長から話は聞いてるぜ。オレはアルジード・ナルム…アルでいい」

 

「もう聞いたかもだけど僕はガラナ。エイジャーの命の恩人なんだってね」

 

 かつてエイジャーと死線を潜り抜けた戦友同士が握手を交わす。ガルフィン族に触れるのは初めてだがこれまたイメージ通り、握った掌はしっとりしていた。

 

 挨拶を終えたガラナはベッドで眠るエイジャーの元に歩み寄ると、生気が消えた顔を悔しそうに見つめている…共に強大な魔族に立ち向かい、変わるきっかけをくれた男の変わり果てた姿に思うところがあるのだろう。

 

「…まさかエイジャーまでやられるなんてね。今回の魔族は相当に厄介みたいだ。外から聞いてたけど治す方法を探しに行くんでしょ?手伝うよ」

 

「ああ。1人にするのは危険だと思って迷ってたんだが…あんたがいるなら心強いよ」

 

 アルジード…彼の話は訓練の合間、お喋り好きのミーシャから何度か聞いていた。幼い頃から盗賊相手に戦い続け、その経験で磨き上げられた高い警戒心と悪意への勘を持つ男。

 そんな男が初対面の自分を信用し、エイジャーを助けるという共通の目的のために頼ってきているのだ。ガラナは期待に応えるという強い覚悟を胸に、差し出された手を取った。

 

「副団長さんには話を通してある。本当は僕も行きたいけどそれはダメだって…だから2人に任せたよ」

 

「「おう!!!」」

 

(見なよ、あの日エイジャーはすべてを失ったと言ってたけど…今は違うだろ?2人が戻ってくるまで僕が守る、だから絶対に死ぬなよ)

 

 出発の準備に取り掛かる2人をどこか羨ましそうに眺めながら、ガラナは心の中でひとり呟くのだった。

 

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