ヒナと別れた後帰る前にコンビニに寄る。夏も終わり涼しい風が吹く夜。ここでの生活も慣れ始め最初は盗賊狩り、先生の仕事、他の人との関わり等色々あったが最近は落ち着いてきてのんびり過ごせている、お金にも困らないぐらいには集まってきた。今では盗賊狩りが週に2度、学校は旅をするってことで休みを取っているため休んでいるがそろそろ行く予定だ。
学校って大変なんだよね。そもそもここの人たちって何かしら闇抱えてそうで何が地雷なのか正直わからないから注意しながら話さなければならない。それにミカが学校に行くようになったらしいし、多分ミカのことだ放課の間にでもこちらに話しかけようとしてくるため、注目があつまるだろう。正直話しかけてほしくはない目立つのはごめんだからね。
そんなことを考えていたら
カ「…あれ君は確か...影野ミノルだっけ?」
シ「あっはい、お久しぶりです。今仕事帰りとかなんですか?」
カ「うん、ちょうどさっき終わってコンビニで猫缶買って様子見に行くところ、良かったらくる?」
シ「イキマス」
まぁ僕も猫が嫌いなわけじゃないし見に行こうかな。というか猫や犬を見てるとデルタを思い出す。そういえばここ最近デルタに突っ込まれてないからな、もしかしたらそれも日常だと思って生活していたのかもしれない。
カ「そういえば先生から聞いたよ、スマホ持ったんだってね。前に連絡先交換するって約束したし、今交換する?」
そんな話してたな。というか先生あんたか僕がスマホ持ったの言ってるのは、ならヒナに僕の連絡先教えたのも先生だな。ティーパーティの誰かかと思った。うーん、約束してしまったし交換はしとくべき?あ、でもこの人なら『連絡先を交換した人が実は自分達が追っていたシャドウで何故貴方が!』みたいな感じのポジションに置けそうだし。
シ「はい、今交換します!そうだ、あの後シャドウの件はどうだったんですか?」
カ「あぁ、そのこと。シャドウのことならまだ分からないよ。どういうわけか何も情報が出てこないんだ。あ、流石に話せるのはここまでだよ?仕事柄あんまりこういうのは人に話しちゃいけないから。」
そういえば便利屋って結構自由に活動してるよね、依頼とかくればその場所にも行けるみたいだし。この街をよく知るためにはいいかもしれない。それに陰の実力者としても捗りそうだ。
そしてカヨコと僕は猫の様子を見に行き、別れて帰った。一応カヨコに頼み事があれば言ってねって送っておいた。そうしたほうが自然に依頼を手伝うことができるようになる、こればだけどね。カヨコからは『わかった。』と送られてきた。
さて一度寮に帰ってきたしさっさと盗賊狩りにいくとしますか、と思っていたのだけれど...シャドウの姿になった直後扉が開いた音が聞こえた。すぐさま僕は戻ろうと思ったけど向こうのほうが上手だった…その人物からすればシドの部屋にシャドウが何故かいるそんなところである。その人物とは
ミ「あれ、貴方は確かシャドウだったっけ?私の友達の部屋に何か用?用があっても私は逃がさないよ。色々やってきた私が言うことじゃないけど沢山暴れ回ってるみたいだし」
やべ、ミカにバレたかな?いやここはバレてないことを祈って突きぬき通せ!
シ「お前は…そうか、フッ...」
ミ「何がおかしいの?」
シ「いや...?おかしいんじゃない、たかがその程度でこの我を逃さない等と言っているのが面白いのだ。」
ミ「じゃあ試してみる?私がどれだけ強いか」
シ「フッ、我は強さを追い求めるが我の剣を振るうのは今ではない。小娘よ。また夜の幕が上がる時、我と会えばその時やりあおうではないか。」
(そしてシャドウは姿を消す。部屋から居なくなったように窓から脱出しスライムスーツを脱ぎ、影野ミノルとして部屋へ戻る。)
ミカ『なにあれ、対峙してるだけで物凄い圧だった。正直立ち向かうことなんてできない。私たちはあれを、あの怪物を相手にしてるの?でも何だか寂しそうな気もする。私も皆から怪物として扱われて魔女と呼ばれて物凄く苦しかった。先生に救われたけどあの人に救ってくれる人は居るのかな?あんな人が居るのに私だけこんな贅沢しちゃって...』
シ「あれ?ミカじゃん、こんなところで何してるの?」
ミ「ミノルちゃん!」
『私はシャドウを救ってあげたい。あの時の先生みたいに』
シ「用があるなら部屋の中で話そ、身周りの人にバレたら君ただじゃ済まないんでしょ?」
ミ「大丈夫!大丈夫!3週間出れなくなるだけだから」
シ「それは大丈夫とは言わないでしょ。」
その後僕は何故か連絡先が知り合いの殆どに知られていた。聞いた話によるとキヴォトスの先生が教えたらしい、そして先生の手伝いで呼び出された時に頭をぐりぐりしてやった。何故教えるんだ。あんた一応先生だろ。