1.突然の再会
ノ「んー!着きましたねー!」
シ「ん、私は釣りをしてくるね」
ホ「じゃあおじさんはお昼寝でもしてようかなぁ」
セ「団体行動!!」
ア「あはは(汗)そういえばホシノ先輩が言うミノルさんがまた来てませんね」
「ごめーん遅れた!」
ホ「みんな〜紹介するね、最近知り合った影野ミノルちゃんだよ〜!仲良くしてあげてね〜!」
僕たちは今現在とある海に来ている...ホシノに一緒に行かないかと誘われた僕は最初は断ろうとしていたのだけれど、息抜きで行くのも悪くないかと思いついてきてしまった...
それにしてもこれがアビドスの生徒さん達なのか...個性豊かだなぁ。ほんと僕呼ばれてよかったのだろうか、まぁそんな事考えてても意味ないか
ノ「よろしくお願いします!私は十六夜ノノミといいます!」
シ「ん、私は砂狼シロコよろしく。」
セ「私は黒見セリカ!よろしく。」
ア「私は奥空アヤネといいます!よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしく」
アビドスさん達の自己紹介が終わり、僕はとあることに気が付く。そう、先生が来ていないのだ。事前にホシノから先生も来るからね、と報告はされていたのだが...もしかして酔っちゃって今休んでるとか?あるよね酔っちゃうことって、酔っちゃったのなら仕方ない。
ホ「そうだ、先生はなんか風邪引いちゃったみたいでユウカさんに看病されてて来れないってさ」
セ「あの人なんで風邪引いちゃってるのよ」
何してんだあの人...と思いながら僕はみんなの話に耳を向ける
ノ「それにしてもミノルさんの水着可愛いです!」
「あ、ありがとう」
そういえば僕は今、女性用の水着を着ている。言っておくけど別に趣味とかではないからね?変装してるから仕方なく来ているだけだ...これ言い訳してたら余計そう聞こえるな...うん、やめておこう...ちなみに水着はミカが選んでくれた...前日に海に行くことを伝えたら
ミ「じゃあ水着買いに行こう!!!」
って買い物に連れ出されたのだ。
そして話し合いをして、その結果それぞれが自分のやりたいことをすることになった。
シ「ん、じゃあ私は釣りしてくるね」
ホ「じゃあおじさんはお昼寝に〜」
セ「ほんっとマイペースなんだから」
「じゃあ僕は木でも集めてきます、あと夜寝れそうなところも確保してきますね」
セ「ありがとう、助かるわ」
と、いうことで現在木を集めています。夜にはBBQをするそうだから沢山持っていった方がいいよね...バーベキューなんていつぶりだろう!楽しみだなぁ。ちなみに寝れそうな場所は確保してある、僕は魔力でスーパーショートスリーパーと化してるからあんまり睡眠を取らなくてもいいんだけどあの子達は睡眠が必要だからね。というかここどこの海なんだろ夜は盗賊とかいれば狩ろうとか思ってたんだけどどこか分かんないんじゃ無理だよな。
シ「さて木も集め終わったし何しようか」
あっちの世界ではガンマ達が楽しそうなことしてて、それのおかげかお金を使わず宿泊できた。楽しかったのだけど正直一人で遊ぶのはあんまり楽しくはない。ジャカやイモみたいなモブ友達と遊ぶならまだしも折角海に来たのに一人だったら修行と変わらない。
?「そうだね主、あ、ビーチバレーでもする?」
僕は耳を傾けた...それはそうだ。この世界では聞くことのない声が急に聞こえたのだから。そもそもゼータがいる訳ない。そう思いつつ振り返ったら...いた。
「...えーとゼータ?」
ゼ「何〜?主、私の顔ずっと見て。もしかして私の顔に見蕩れちゃったとか?」
「いやいや、どうしてゼータはここにいるの?」
ゼ「どうしてって...あぁそういうこと...実はね...」
そしてゼータから話を聞くことになった。
遡ること数日前...アレクサンドリアにて...アルファとゼータは、シドを呼んだイータから事情を聞いていた。
ア「シャドウが消えた?どういうこと?イータ」
イ「実は...マスターに用事があって呼んだんだけど...どうやらその際にこのアーティファクトを触ったみたいで...」
ゼ「主は戻ってくることはできるの?」
イ「できる、けど今マスターがいる世界でもこれと同じアーティファクトを使わなきゃ帰れない、だけどマスターこのアーティファクト持ってない」
ア「なるほどね、そうなると誰かが届けなきゃよね、私は忙しくてあんまり離れられないし、かといってイプシロンやガンマ達は任務で今忙しいし」
ゼ「なら私が主に届けに行こうか?」
イ「けど...ゼータ...偵察とかスパイの任務...」
ゼ「大丈夫、そこら辺は今は大丈夫なはずだからだよね?アルファ様」
ア「そう...ね、ゼータ頼めるかしら?」
ゼ「任せて」
そして今に至る...
ゼ「っていう経緯で主のところに来たってわけ」
「なるほどねとりあえずその今ゼータが持ってるアーティファクトを使えば元の世界に戻れるってわけね」
そうとなれば早速...と思ったのだけど...次の言葉で希望が崩れ落ちることになる。
ゼ「そうなんだけどこれイータが言うには、使用後数ヶ月は使えない状態になるみたいでさ」
...まじか、イータ...アルファに頼んで研究で使えるお金減らしてもらおうかな...
「じゃあ数ヶ月はこの世界で生活するかぁ」
ゼ「そうなるね...ところで主、なんで女装してるの?しっかり女性用の水着も着てるし、もしかしてそういう?」
シ「違うからね?これはこの世界を調査するために変装しておこうって思ってね」
僕は訂正する。そう、決して趣味でやっている訳では無いのだ。そうゼータに伝えるけど...
ゼ「ふーん...でも男のままでもよかったんじゃない?」
あ、これは信じてないやつだ...
「この世界実は男性少なくてさ、その割には動物が二足歩行してたり服着たりしてるでまぁそんな世界だから一番自然的で調査が楽になりそうな偽装がこれだったってわけだよ」
ゼ「なるほどね...」
何とか誤解はとけたみたいだ多分...きっと...そういえばゼータはこの世界に来たけど住むところとかどうするのだろうか...
「というかゼータこの世界に来たのはいいけどどうするの?住む場所とか、もしかして野宿だったりする?」
いつも野宿をしているあろうゼータ...いつもなら別に止めはしないけど今回は別...ここ物騒なことばかりだから、野宿はさすがにやめて欲しい...
ゼ「ん?私?私は主の部屋に泊まるつもりだけど?この世界じゃ私の姿なんて人によっては怖がらせちゃうだろうし」
どうやらゼータは僕の部屋に住む予定らしい...どうしたものか...野宿をやめて欲しいとは言ったものの正直、ゼータの毛や匂いが布団とかに付くのでバレないようにするのが大変なのだ...けどゼータに部屋がないってのもあれだし、泊めるか…それに寮ってこともあるしミカもよく来るから...色々大変になりそうだ
「まぁいいよ、ただし条件!1つ目は料理をすること!僕も料理できるけど正直生活が大変すぎて料理してる暇がないんだ、そして2つ目!ミカや他の人が来たら隠れる!これだけ!」
ゼ「それはいいんだけど主また女性の友だちできたの?」
「ゼータ圧がすごいよ」
しょうがなくない?女性のほうが人口高いんだから、男性なんて全然見かけないよ?そんな中から男性を見つけて友達になるは無理があるわ
「とりあえず!この2つが条件わかった?」
ゼ「うん、分かったよ、主。そういえば大丈夫なの?主は今友達と海に来てるんじゃなかったっけ?」
「あ、忘れてた。今の時刻はヤベ、急がないとバーベキューに遅れる。」
すっかり僕はアビドスの人たちと海に来ていることを忘れていた...僕とこんな感じで話せる人はこの世界にはいないのでこういう会話は今の僕からしたら貴重なのだ...
「ゼータ、ちょっとここで待機してて。すぐ戻ってくるから」
ゼ「え、あ、うん」
そう言って僕は集めた木を持ち、アビドスのみんなの元へと戻る...そしてまだ木があったからそれ持ってきたいし向こうで食べてくるねと少しだけ焼かれていた物をもって戻ってくる...
「ほらこれゼータ食べていいよ」
ゼ「え、でもこれ主のじゃ...「いいから食べて」...うん、ありがと」
そんな中どっかーーーーん!!と大きな大砲の音が聞こえた...それにびっくりしたのかゼータは僕の腕にしがみつき耳を伏せていた...
ゼ「え、なんの音?」
「ちょうどいいかも...ゼータ、僕が知ってる範囲だけど...教えてあげるよこの世界について」