目の前が暗い
俺はさっきまで車に乗っていたと思うんだけど…
…!思い出した!逆走した車が突っ込んできたんだ!!
そうすると、俺は死んだのか?
でもここが天国とか地獄だとかには見えない…
もしかして無の世界とか…?
だとしたら最悪だな。
………
お、なんか明るくなってきた!
…明るく…いや眩し!眩しすぎる!
ぼんやりとだが視界がひらけてきた。
どこだここ?俺を持ち上げてるのは誰だ??
「オギャアァ!オギャアァ!」
Oh…今ので全て察した…
転生コースかな??
♢♦︎♢
〜8年後〜
あれから8年…結構な時間が経ったが色々分かったことがある。
まず一つ目が自分がエルフだということ。
いや、自分の耳を初めて見た時はびっくりした。
まあ、エルフがいるってことはファンタジー確定!って喜んだ。
長命だし、この世界を楽しめるのでかなり嬉しい。
二つ目は、魔法があると言うこと!これ重要!
っていうか自分と同い年のエルフの女の子がめちゃくちゃ魔法得意でさ。
いつもドヤ顔しながら見せてくるんだよねー
「むふー、これはねー『髪を瞬時に乾かす魔法』だよ。」
「なにその地味に欲しい魔法…」
こんなふうにね…
こいつはフリーレンっていう村で俺以外だと唯一のエルフの子供。
なんでも恋愛感情や生殖本能などが薄く、こんな感じで子供が2人いるのも珍しいらしい。
「魔導書あるから覚えてみる?ニト」
「あー、じゃあ試しに一回だけ…」
そして今世での俺の名前はニト。
俺もシンプルで変な名前じゃないから気に入っている。
それになんか、かっこいいだろ??
そして、この異世界で暮らして分かったこと。
その三つ目は…
「じゃあ水、かけるよ?」
と、フリーレンが魔法で水を操作し、俺に向かって飛ばしてきた。
バシャッ!!
うわー、びしょ濡れだ…
よし、魔導書で読んだ通りに…
「髪を瞬時に乾かす魔法!!」
…
って気合い入れてやってみたけど、なんの反応もなく、
「…知ってた。」
「二トって相変わらず、魔法は全然ダメだね〜」
そう、三つ目は俺に魔法の才能が全くないことだ…
あーまじでショック。使えないとか終わってるぜマジで!
とまあ、こんな感じで色々あって楽しく暮らせてはいるが…
さすがにこの世界を魔法なしで生きていくのはキツそうなので、
「いっつも思ってるけど、それ、辛くないの?」
「めっちゃ辞めたい!!」
体を鍛えることにした!今は絶賛片手で逆立ちからの腕立て伏せ中!
「けど、辞めたら普通に魔物とかに会ったら殺されそうだし。」
「ふーん」
「それに、もし旅に出た時に、俺が前衛でフリーレンが後衛だったら相性がいいだろ?」
「…旅ね〜。確かに、はやく私に追いついて欲しいかも。」
「うっせ」
魔法が使えないと分かった時から、ちょっとずつ筋トレしてきたし、今でも弱い魔物ならなんとかなりそうなんだけどな…
でも、魔族とかは普通に無理かも…逃げるしかないなぁ。
そんなこんなで平和な日々が続いていった。
♢♦︎♢
〜さらに7年〜
またしばらく経って、今は親の頼みでおつかいにいったついでに森は散策中。
あれから結構鍛えて近くの森に出てくる魔物なら1人で逃げ切れるくらいにはなった。
ていっても滅多に出ないんだけど。
今まで1、2回ぐらいしかみてないし。
まあ、そんなこんなで散策してたら古い小屋を見つけた。
こういうところに伝説の巻物とかがあるのを、前世のゲームで見たことがあるようなないような…
コンコン
「誰かいませんかー?」
……
誰もいないのかな?
うーん…入っていいものか…
いや、即断即決!ドラクエとかでは鍵のかかっていない家には入るのが普通だ!
と、意味不明な理由をつけて開けて入ってみると、そこには今にも壊れそうな机と、その上に一枚の紙があった。
うーん…ほとんど読めないが、多分錬金術?のレシピみたいなのかな?
てか錬金術とかってあるのか…。
ていうか『禁忌の〜』って上の方にあるんだけど大丈夫なやつ?これ。
とりあえず、
「素材は…ここでとれる薬草で作れるのか。へー結構簡単なんだな。」
それと、「読んだ後焼却して欲しい」みたいなことが書いてあるな〜。
まあ、メモったから大丈夫か。
でもどうやって燃やそう?
まあ家でいいか。
じゃ、素材をパパッととって帰りますか!
しかし、なんだかこの錬金できるやつの名前、どっかで見たことあるんだけど思い出せない…。
そのうち思い出すか。
〜メモの内容〜
※△%□の花 + ●□▲★の薬草 = せかいじゅの葉
文才ないですが、失踪しないようコツコツ頑張りたいです。