ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版~メインストーリー事変~   作:天野空

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俺がホロメンのみんなの力を借りて、【ホロライブワールド】を救ってから、俺はある約束を守る為に旅をしていた。
しかし、なかなか約束を叶えられない俺は、ある攻略情報からこのゲームにもメインストーリーがある事を知った。
俺はすぐに情報通の友人に連絡をする。

さぁ、これからまた俺の新しい物語が始まる。


第1話 新・ちょっと俺に説明させろ

「さて、あと少しかな」

俺はステータス画面の時計を見る。

待ち合わせ時間までは、まだ少しある。

俺はふと推し一覧を開いた。

そこにはオリジナル世代組から第六世代組の推しアイコン全てが点灯していた。

(また、全部のアイコンを点灯できるなんてな…)

 

俺はこのゲーム【ホロライブワールド】に友人に誘われて始めた。

その時、この世界を救う【世界の答え】に選ばれて、ホロメン達と大冒険をした。

(ま、何故か世界を救ったら、みんなその時の記憶がなくなってたんたけどな)

しかし、ホロメン達は俺の事を覚えてくれていたらしく、あるホロメンのフォローもあり、比較的短期間でみんなと再開する事ができた。

そして、もう1つ。

俺はある人物と約束を果たす為に、この世界をいろいろと旅した。

しかし、まだ、ご満足いただけないのか、その人物は元の場所に帰らない。

そんな時に、攻略情報を調べていると、この【ホロライブワールド】にもメインストーリーというものがあるのを知った。

これだと思った俺はそのメインストーリーの詳しい情報を知る為に友人を呼び出した。

(決して攻略情報を調べるのが面倒と思ったのではない。

これはネタバレを見ない為なのだ)

「本当ですか?」

「本当です」

肩から声をかけられ、俺はそう答えた。

 

「お、いたいた。

久しぶりだな」

少し離れたところから俺の友人が手を振りながらこちらに向かってくる。

「お~

っていつも言ってるけどリアルで、昨日会ったばかりだから」

近くまで来た友人にそう伝える。

「ま、そうだが、この世界で会うのは久しぶりだろ」

友人はそう言って笑う。

「ま、確かに。

この世界ではあちこち飛び回ってたしな」

(ある約束の為に)

「で、話があるんだろ?」

「ああ」

俺は友人に聞かれて頷く。

「立ち話もなんだ。

いつものところに行こうぜ」

「わかった」

俺と友人は一緒に行きつけの飯屋に向かった。

 

 

「で、話ってなんだ」

一通り注文した後、友人が切り出す。

「ああ、それなんだが…」

「あ、ちょっと待て。

さっきから気になってたんだけどな。

その【眷属】あの人に似てないか?」

友人は肩に乗っている人形を指差している。

「あ、ああ、これか?」

俺は肩からその人形を下ろして机に置く。

ちょこんと座る人形。

「ああ、あのセレス・ファウナさんに…」

「似てるも何も私がセレスですよ」

そう友人に返事をする机の上の人形。

「へ?」

友人は目を丸くして机の人形(セレス)を見た。

(ま、普通はそうなるわな)

この相手が俺のもう1つの約束相手。

あの戦いの時【偽会】のセレスが消える時に、一緒にこの世界を旅をすると約束をした。

すると、何故か【ホロライブワールドEN】に所属しているはずの【議会】セレス・ファウナのオリジナルAIがこちらに来て、俺についてくる事になった。

どうしてついてくるのか訪ねると、【偽会】のセレスは【議会】のセレスの中で眠っているので、代わりに私が旅をする事にしたので、付き合ってくださいとの事だった。

ま、約束したんだから仕方ないかと、セレスを連れて旅をしたのだが、満足しないようで、まだ付いてきていた(SD姿で)

「ま、お前の事だからな。

そういう事もあるんだろうよ」

友人は半場諦めた顔で、注文したラミィ水を飲む。

(相変わらずラミィ水好きだなぁ。

ま、俺も頼んでるけど)

「それで、話の腰を折って悪かったな。

で?」

「ああ、このゲームのメインストーリーをやってみたい」

「…」

俺の言葉に友人はあんぐりと口を開けて、こちらを見ていた。

「えっと、なんか変な事いったか?俺?」

「はぁ~

いや、お前の事だからな。

ホロライブも知らずにこのゲームやり始めたり」

「いや、それはお前に誘われたから」

「ホロメンに会っても感動もしないし」

「いや、それは知らなかったし」

「はぁぁぁ~」

(盛大なため息をされてるんだが?)

ふと机を見るとセレスも両手を広げてやれやれといった風に首を振っている。

(いや、セレスにそんな事されたくないんだが?)

「まぁ、いい。

ステータス画面見せてもらえるか?」

「あ、ああ」

俺はステータス画面を開いて友人に見せる。

「ま、相変わらず素直なのは良いんだが、俺以外に見せてくれって言われても見せるなよ。

お前のステータスおかしいんだから?」

「わ、分かったって。

でも、おかしいか?

ステータス」

「当たり前だろ!」

大きな声を出した後、友人ははっとして辺りを見た後、小声で喋りかける。

「ホロメン全員の推しアイコンが点灯してるなんて、普通はいないんだぞ」

「え、そうなのか?」

『はぁ~』

友人とセレスの声がハモる。

「まぁ、いい。

で、どうなってんだ、お前の職業…

ああ、やっぱり。

お前まだ、初期の剣士じゃないか」

「あ、そう言えば変えれるんだったっけ?」

「だったっけじゃないよ。

よく、このままで冒険してたな。

剣士のレベルカンストしてるし」

(いや、前回はそんな事してる程、余裕なかったからなぁ)

「忘れてただけなのでは?」

(うるさいですよ、セレスさん)

「で、メインストーリーと職業ってなんか関係があるのか?」

俺は友人に聞く。

「はぁ、久しぶりに俺に語らせたいんだな、お前は」

「あ」

そして、友人の説明会始まった。

 

ま、簡潔に言うと。

それぞれの職業にはカンストレベルがあり、そのカンストレベルを突破する為には、メインストーリーに出てくるグランドジョブと呼ばれるキャラ達を倒さないといけないらしい。

もちろん、メインストーリーもそのグランドジョブを倒さないと進まないので、メインストーリーをクリアすれば自ずと職業のレベル上限を突破する事が出来る。

ちなみに初期の職業には条件突破はないらしいので、俺はかなり損をしているということだ。

 

「それって上限を突破する職業になれるようになってないといけないのか?」

俺の質問に友人は首を振る。

「いや、突破条件をクリアしていたら、その職業を習得した時点でカンストレベルが変わってる」

「分かった」

職業習得が条件かと思ったが、そうではないらしい。

「それで、どうやったら受けれるんだ?」

「そうだな。

とりあえず【ホロライブ城】に行って門番に3回話しかけろ」

「3回?」

「そ、それがメインストーリーの始まりだ」

 

 

【ホロライブ城】前。

「あの門番かな?」

「たぶん、そうですね」

俺は城の入り口に立つ騎士を見ながらセレスに聞く。

セレスは頷きながら答えた。

「じゃ、行くか」

「はい」

 

「あのう」

「はい、何でしょうか?」

騎士がこちらに向く。

「おい、何でしょうか?って聞かれたぞ」

「…」

「都合が悪いと人形のふりするのは止めてください」

肩の上でうんともすんとも言わないセレスに抗議の声をあげながら、俺はどうすればいいのかテンパっていた。

(なんて言えばいいんだ?)

騎士は俺の方を向いたまま頭の上に?マークを出している感じだ。

(何が3回話せだよ。

1回目で躓いたぞ)

「あれ?

そこにいるのは?」

「え?」

困っている俺に意外な助け船が、城の中から現れた。

『ノエル』「さん」「団長」

騎士と俺は同時にノエルさんに声をかけた。

 

「なるほど、それで話しかけてたんですね」

今、俺はノエルさんにつれられて城の中を歩いていた。

「メインストーリーで話しかける騎士は、彼ではありませんよ。

彼は白銀騎士団の方でプレイヤーさんです。

交代制でこの城を警備してくれているんですよ」

「そうなんですか?」

(ま、紛らわしい)

「じゃ、話しかける騎士って?」

「ああ、よく間違うんですけど、この城に来る為に渡る橋の入り口に立っているNPCさんです」

(紛らわしい)

「そ、そうだったんですね」

「彼等もよく間違われるって言ってます」

そう言って笑うノエルさん。

「セレスは笑うんじゃありません」

肩の上で笑うセレスに俺は突っ込む。

「え?

セレス?」

「はぁい、ノエル」

驚いて俺の肩を見るノエルさんに、セレスはぴょこんと手を上げて答えた。

「なんでセレスがここに?」

「ま、いろいろありまして」

俺は簡潔に答える。

「なるほど、それでメインストーリーを」

「はい」

「ま、キミがまだメインストーリーしてないとは、思っていませんでしたけど」

くすくす笑うノエルさん。

「友人にも言われました。

あ、1つ質問なんですが、ノエルさんってメインAIさんですか?」

きょとんとした顔でノエルさんに見られる。

「はい、そうですよ。

っていうか、基本キミが出会うホロメンは全員メインAIになってしまいますね」

「え?」

(全員?)

「はい、普通のイベントでもたぶん、わたし達メインAIが強制的に担当させられます」

「なんでそんな事が?」

「ま、理由はそれですよね」

ノエルさんが首からかけたペンダントを指差す。

「あ」

これはときのそらさんに再開した時に渡されたペンダント【魔乃ペンダント】

「それはわたし達が半場強制的に引っ張られてしまう強烈なアイテムだから」

「す、すいません」

俺は頭を下げる。

「いいよ、それにわたし達キミに会えて嬉しいし」

ノエルさんの笑顔が眩しい。

「そうそう、たまにはうちの子に会いに行ってあげてよ?

雪民さん、雪民さんって言ってるから」

「はは、了解です」

俺達はそんな話をしながら歩いていくと、1つの大きな扉の前に来ていた。

「ここは?」

「ここがメインストーリーが始まる場所。

この世界の王、ヤゴー王の間だよ」




改めましてよろしくお願いいたします。
約2年前に投稿させていただいたホロライブ・オルタナティブver.IF の続編となります。
今回は新たなお供と共にあなた(読者)は、今一度【ホロライブワールド】を旅する事になります。
新しいキャラ【グランドジョブ】【新世代first】やお馴染みのホロメンのみんなと共に、【ホロライブワールド】を冒険してください。
なお、不定期掲載にはなりますが、出来るだけ早く更新できるように、頭をフル回転させながら頑張りますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
また、感想や文字間違い等、気付いた点がありましたら、お知らせください。
それでは、またよろしくお願いいたします。
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