ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版~メインストーリー事変~   作:天野空

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あなたが無事?に轟はじめと崖から飛び降りようと準備していた頃、紫咲シオンとの約束を完了した沙花叉クロヱは、紫咲シオンとの喫茶店デートをする為に連絡をしていた。


第11話裏 喫茶店の約束

「せんぱ~い」

そう言ってクロヱは手を振りある人物に駆け寄った。

「はぁ~

いくら周りから認識されないと言っても、大声出しすぎ」

【ふぉーす】第3の町にある噴水の前で、駆け寄ってくるクロヱを見てシオンはため息をついた。

「お待たせしました」

クロヱはそう言ってシオンの腕をとる。

「ちょ、ちょっと」

焦るシオン。

「いいじゃないですか。

今日は沙花叉の言う事を聞いてくれるんですよね?」

「え?

そんな約束だった?」

「はい!」

クロヱは元気よく約束に上乗せしていた。

 

あなたと別れた後、クロヱは早速シオンに連絡して約束の喫茶店デートを取り付けた。

そして、今に至る。

「それで、行くのはこの前オープンした喫茶店だよね?」

シオンはべったり腕を組んでいるクロヱに聞く。

「え?

あ、はい」

幸せ者絶頂の顔のクロヱは、惚けながら答えた。

「はぁ~」

シオンはそんなクロヱを見て、またため息。

でも、どこか嬉しそうでもあった。

 

2人はお店について中に入る。

ウェイトレスの女性は2人を見て微笑んだ。

NPCにはホロメンの2人は見えている。

なので、他のプレイヤーに察せられないように、軽い会釈や微笑むなどで対応している。

シオン達は、お店の奥のカウンター席に向かう。

こういうカウンター奥側の席は、実はプレイヤーからは認識できず、ホロメンやイベントキャラ用になっている。

2人はそこに座った。

「何にしよっか」

シオンはカウンターにあるメニューを見る。

クロヱもそれを覗き込んだ。

「チョコケーキにしよっかな?」

「沙花叉はこのイチゴショートで」

ちょうどそこにウェイトレスが注文をとりに来た。

もちろん、イベント専用のNPC。

「ご注文はお決まりになりましたか?」

「沙花叉はイチゴショートで、シオン先輩はチョコケーキで」

クロヱが笑顔で注文する。

「はい、かしこまりました」

ウェイトレスはカウンターの方へと戻っていった。

2人が他愛もない話をしていると、注文の品が届く。

2人は同時にケーキを口に入れた。

「あ、美味しい」

「ですねぇ」

2人は美味しそうにケーキを食べる。

「そういえば、あいつはどうなったの?」

シオンはチョコケーキを食べながら、クロヱに聞く。

「え?

あ、あぁ、きちんと飛び降りましたよ」

「【天使の護り羽】もらえたんだ」

シオンがチョコケーキを口に入れる。

「いえ、もらえてません」

パクっとイチゴを食べるクロヱ。

「え!」

シオンは思わずむせそうになった。

「じゃ、下に落ちてリスポーンじゃん」

「あ、それは大丈夫ですよ」

クロヱはシオンにあなたが湖で何が起きたかを説明した。

「へぇ、そんな事があったんだ」

シオンはチョコケーキももう一口食べながら少し考える。

「保険かけとこうかな」

そう言ってシオンは左手を耳に当てる。

「…あ、もしもし。

実は…」

何か話しているシオンを見てから、クロヱはウェイトレスを呼んで飲み物を注文した。

「終わりました?」

シオンがケーキを食べ始めたので声をかける。

「ん。

ま、これで安心じゃない?」

シオンはそう言って笑った。

ウェイトレスが飲み物を持ってくる。

「あ、シオンの分も注文してくれたんだ」

「もちろんです」

シオンの好みを把握しているクロヱのチョイスに間違いはない。

シオンとクロヱは束の間の2人の時間を楽しんだのであった。




お待たせしました。
GWの中ですが、更新します。
今回のお話はクロヱちゃんの約束デートのお話です。
ま、ゲーム内のお話なので、本当はどうか分かりませんが、楽しい時間をおくれた2人だと思います。
さて、あなたはその時、空の上。
果たしてシオンちゃんが言っていたようにリスポーンしてしまうのか?
次回をお楽しみに
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