これから五等分の花嫁の話を書かせていただきます。
二次創作でらいはちゃん関係の話が少ないと思ったのと公式のらいはちゃんの供給が少ない!と言う自分勝手な理由で書かせていただきます。
ま、らいはちゃんはヒロインではないのですがね…(五月ちゃんがヒロインです。)
てことで、本編をどうぞ!
朱火「く…やるしか…」
僕、夕凪 朱火(ゆうなぎ しゅか)は、今、窮地に立たされていた。と言っても、ただの罰ゲームである。
目の前の、三角巾を被っているおばちゃん聞く。
おばちゃん「ご注文は?」
その時、僕は覚悟を決めてた。
そして大きく息を吸い、吐くと同時に空気を振動させる。
朱火「焼肉定食焼肉抜きで!!」
その言葉が食堂に響き、周りから痛い視線が突き刺さる。
「あの子って、上杉と一緒にいる、可哀想に…脅されているのね。」
「朱火が…とうとう禁忌を…おそロシア」
「なんて事だ朱火が上杉に洗脳されたのか!?なんて人なの!」
僕は、内心めっちゃ恥ずかしくなった。てか僕より風太郎の株が下がってね?
朱火「恥ずい…風太郎は、よくこんなの堂々と頼めるよな…」
隣にいる先ほど株が下がった上杉 風太郎(うえすぎ ふうたろう)に恨みのこもった声で言う。
風太郎「『こんなの』とは何だ、『こんなの』とは、焼肉定食焼肉抜きは、俺が編み出した、1番コスパのいい学食なんだぞ?」
自慢げに言ってくる。まあ、実際そのなのだが。
風太郎が編み出した『こんなの』こと『焼肉定食焼肉抜き』、通常のご飯単品だと200円だが、焼肉定食400円から焼肉を抜くと同じ200円でになり、ご飯に味噌汁とお新香が付く、値段設定の裏をついた学食である。
風太郎「それは、そうと今日は朱火の奢りだよな?」
風太郎がニヤけた悪役みたいな顔で確認してくる。うざい…
朱火「そうだよ、負けちゃったからね、もう好きなだけ頼め!」
僕のもう一つの罰、それは風太郎に一食分奢ること…
ことの始まりは、そうテスト二週間前のある日、いつものように、風太郎の妹で我が愛しのシスター(妹ではない)!らいはちゃんとの会話だ。
いつものように、らいはちゃんに料理を教えながら会話していると、らいはちゃんが驚くべきことを言う。
らいは「昔のお兄ちゃんは、金髪だったんだよ?」
朱火「??え、あの勉強バカの風太郎が?」
聞いた時、頭がフリーズしそうになった。
らいは「私はよく覚えてないんだけど、お父さんが言うには、いつもカメラを持って、やんちゃしてたんだって。」
朱火「以外だ、本当に風太郎?別人じゃないの?」
らいは「本当だよ、確か押し入れにカメラあったはず。」
朱火「…後で見てもいい?」
らいは「うん、お兄ちゃんには、内緒だよ、恥ずかしがるから。」
へー風太郎に、カメラね、う?もしや、ちっちゃい頃のらいはちゃんも写ってるのでは?あれ、ちょっと風太郎を揶揄うために見るつもりが、めっちゃくちゃ興味湧いてきたぞ?
すると後ろから頭を軽く叩かれる。
朱火「あ、いた。」
風太郎「こら、人の黒歴史を勝手に話すな、あと朱火絶対見せないからな…」
らいは「えーいいでしょ?お兄ちゃんの唯一の友達でしょ、お兄ちゃんのこと知ってもらわないと、一年も一緒にいてくれたんだよ?そろそろ過去を話さないと!」
朱火「そうだそうだ!」
風太郎なんて見ない!らいはちゃんを見るんだ!
そうだらいはちゃん、その可愛い上目遣いで、風太郎を惑わせるんだ!
風太郎「朱火は、黙っれ……分かったよ、らいは…ただし!俺にテストで勝ったらだ!」
え、やったー!チャンスがあるじゃん!絶対に見せてもらうからね!
風太郎は、不可能な提案をする。これで僕が諦めると思ったのだろう。
朱火「ふっ、その勝負乗った!」
僕は、勝負にのる、風太郎は、意外だったのか呆気に取られてた。
風太郎「え?……じゃ、負けたら罰ゲームとして、飯奢ってもらうからな。」
さらに諦めてもらおうと、必死で理不尽なことを押し付ける
朱火「ふっ、ついでに『焼肉定食焼肉抜き』を大声で頼んでやるよ!」
だが、僕は、それ如きで諦める男ではない、らいはちゃんの為(らいはちゃんの幼少期を見るため)なら、たとえ火の中、水の中、地獄の果てにも行くかもしれない男だ。
風太郎「…分かった、後悔するなよ?」
朱火「ああ、絶対見てやるよ!」
てな感じで勝負をうけてしまった。
結果として惨敗、風太郎にテストで挑むとかどうかしていた。
風太郎は、この学校の校内ランキング1位を欲しいがままにする天才、毎回オール満点を取るような化け物で、案の定今回も満点だった。
僕は今回三科目が満点、英科目が70点台、残りが90点台の成績はいい方で有るが、風太郎には、遠く及ばないのだった。
風太郎「スペシャルランチセット全部トッピング!」
スペシャルランチセット…この学校の学食で一番高いセットメニュー、値段が税込み1200円。
全トッピング…150円のエビフライ、チーズ鮭 フライ、100円のイカフライ、ポテトフライ、唐揚げ、ポテトサラダの全てのサイドメニューをのけったもの…。
合計1900円……風太郎て人の心無いんか…
朱火「人の心無いんか…」
風太郎「声に出てるぞ、全ては、俺にテストで勝負を挑んできたからだ!」
勝ち誇った顔で言う。それはそうだけどね!
朱火「…勝って、らいはちゃんの幼少期の姿見たかったな…」
僕はしょんぼりする。
風太郎「薄々気づいていたが…やっぱらいは狙いだっか…らいはが可愛いのは、分かるが、そこまでくると、いよいよキモいぞお前。」
風太郎が若干引いていた。
食堂のおばちゃん「はい、合計2100円だよ。」
風太郎「いつもの場所に先に行っとくから。」
そして風太郎は、スペ全トプと焼肉定ごは抜きを持っていつも座っている席の方へと向かった。
朱火「分かった。すみません、5000円でいいですか?」
自分財布からお金をだしおばちゃんに渡す。
食堂のおばちゃん「はい、お釣りの2900円ね、勝負ごとは、程々にね」
朱火「はい」
まあ、らいはちゃんが掛かっていれば勝負するけど。
食堂のおばちゃん「でもあの子が、焼肉定食焼肉抜き以外を買うのを見て少しホッとしたわ、 心配してたの。」
風太郎認知されてる!…まあ、あんな変なメニューを買う人は、嫌でも覚えるか。
朱火「そうですか、ありがとうございます。でもああ見えて、朝と昼はバランス良い食事をしているので。」
食堂のおばちゃん「そうなの?なら安心ね。」
それから少しおばちゃんと雑談をして、風太郎の元へと向かう。
いつもの席に向かっていると、綺麗な声が聞こえてくる。
五?「・・・私の方が先でした。隣の席が空いているので、移ってください。」
その声の主を目で探す。
声が聞こえる所はいつもの席の方だった。そしてそこには風太郎の背中があるだけだった。
え、まさか風太郎がこの声の主?!
風太郎「ここは、毎日俺達が座っている席だ。あんたが移れ。」
いや、常識的に考えて風太郎なわけない。いつもと同じ声が聞こえる。
聞いた限り、誰かと席の取り合いをしているらしい。
五?「関係ありません、早い者勝ちです!」
僕は、仲裁に入ろうと風太郎に近づく。
すると、ふと、視界に入った女の子に目が行ってしまう。
朱火「可愛い……」
ボソッとそんなことを呟いてしまった。・・・その瞬間、心臓が飛び出そうな感覚に襲われる。
その髪に、その唇に、一回見ただけなのに、百年間会わなくても鮮明に思い出せるぐらい、いとおしさ、可愛さ、美しさ、全てを感じ取れた。
心拍数がどんどん大きくなってくる。
朱火(なんだこれの感覚。何これ。)
僕はそんな思考を働かせる。
顔が赤くなる。
朱火(まさか、これ一目惚れって奴?)
風太郎「お前が座ったら俺の友達の席が無いんだが?」
五?「私がその友達より早く座ったので私の席です。それに午前中にこの高校を見て回ったせ いで足が限界なんです.........それに隣の席にあなたが移るか隣の席をつけて食べれば良いでし ょう?」
2人は、僕の気持ちの変化お構いなしに、言い争いをづける。
朱火(いや、まだ恋と決めつけるのは早い!ただ綺麗で可愛い女の子を見たから狼狽えてるだけだ、きっとそうだ。)
自分にそう言い聞かせて、元々しようと思っていた、喧嘩の仲裁に入る。
朱火(ただ狼狽えてるだけ、変に緊張する必要はない、自然な感じで。)
朱火「風太郎、席譲ってあげなよ。大人気ない…。ごめんね、僕の友達、頑固だから。」
五?「いえいえ、あなたが謝ることでは…」
朱火「いえ、友達が迷惑かけたのは事実ですので、そこに座って食べてください。僕は隣で食べますので。」
よし!多分いつも通り、にしても良い声だし、仕草が可愛い……やばいやっぱ一目惚れの可能が出てきた。でも僕にはらいはちゃんと言う心に決めた妹が……あれ?大丈夫じゃね?らいはちゃんは、妹がとして愛でたいなら、僕が他の人に恋をしたって浮気にわならなくね!?(※元々何しようが浮気にはならない。)
そんなことを考えてるころ、その女の子は、いつも僕が座ってる席に座り、その向かい風太郎がいつも座る席に風太郎がすわる。僕も考えながら体を動かして風太郎が持っていた自分の物をとり、風太郎の隣の席に座る。
そしてまた、考える。
確かなんかの本に、恋したと疑ってしまったらそれは恋をしている証拠だとか書いていたな。
色々考えた結果もう自分の気持ちの変化を受け入れることにした。
朱火(僕は、この子のことが好きだ〜!)
そんなことを叫びながら、その女の子の方へ向く。
めっちゃ気まずい雰囲気が漂っていた。風太郎め!風太郎のせいで…普通だったら今頃ワイワイ会話できたのに!
そんな風太郎は、呑気にポケットから暗記カードと先のテストを取り出し見ながら食べ始める。
初めに声を発したのは、その女の子だった。
五?「行儀が悪いですよ。」
風太郎のながら勉強について注意を促す。
風太郎「・・テストの復習をしてるんだ。ほっといてくれ。」
僕は風太郎の家庭事情を知ってるから行儀の悪さについては見て見ぬふりをしていたけど、やっぱり他の人が見ると行儀悪もんな。
五?「食事中に勉強なんて余程追い込まれているんですね。そのテスト、何点だったんですか?」
少し嬉しいそうな顔をしたのち、机の上に置いてある風太郎のテストを取る。
風太郎「あ、おい!見るな!」
風太郎は、少しニヤけながら、取り返そうとする。いやフリをしてるだけだ、僕にはわかる。
朱火「見ない方がいいと思うよ?」
オチが見え見えなので、良心で見ない方が良いと声をかけた。
五?「お友達が言うならさぞ悪いのでしょうね、えーと、上杉風太郎くん。得点は・・・・ 100点!?」
ああ、僕のフォローを別の意味で受け取っちゃか~。
驚いてる顔も可愛い!…は!だめだ平常心平常心。
そんなテストを見られた風太郎は、というと...
風太郎「あー!めっちゃ恥ずかしい!」
めっちゃドヤ顔、めっちゃボー読みでそんなことを言ってる。めっちゃウゼー
五?「わ、わざと見せましたね!」
悔しがってる〜、可愛い♪
風太郎「何の事だか。お前が勝手に見たんだろ。夕凪も止めてたし。」
朱火「うん、まあ、わざとでは、無いよね…」
五?「うう・・・・悔しいですが、勉強は得意ではないので、うらやましいです。」
勉強得意じゃ無いんだ、なんか意外。
五?「夕凪くん?は、何点なんですか?」
………は!苗字を呼ばれてしまった!ナイス風太郎。
朱火「え、今回のテストは、平均90点かな、英科目は、得意じゃないさら70〜60なんだけどね。一様、横の風太郎は、オール100点だよ。」
五?「すごいですね!良い事思いつきました!折角相席になったんです。・・・・勉強、教え てくださいよ!」
すごいって言われてしまった…ちょっと照れる。
?勉強を教えて欲しい…あれ?チャンスじゃね!これを気に仲良くならないと!
朱火「僕でよければぜ…風太郎「嫌だ!ごちそうさま!」
ちょっ風太郎!即答は、無いだろ!しかも僕を遮って…それからさ…スペシャルランチセット全トッピングなのに、食べ終わるの早!
風太郎「お前に教えても何のメリットもない、だからいやだ、あとお前、食べすぎだ太ることぞ?」
おい風太郎、勉強教えないのは、100歩譲って許そうだか!女の子に向かってそんな無神経なことよく言えるな!
五?・朱火「「(あと)あなた(お前)だけには言われたくない(です)!」」
ハモった…少し恥ずい…あ、恥ずかしそうにしてる…可愛い。
五?「...貴方みたいな無神経な人は初めてです!もう勉強教えてもらわなくていいです!」
え!待って待って…勉強教えられなくなった…
風太郎「こっちから願い下げた!わるいな朱火、先に行っとく。」
朱火「…分かった。」
(風太郎〜!恨むぞ、風太郎のせいで!)
その後すぐに風太郎は、食堂から出て行ってしまった。
うん?よく良く考えるとこの状況て2人てことじゃね?風太郎ナイス!
何か話を切り出さなければ…
なんか無いのか….なんか…あ、勉強の話を掘り返せば!
朱火「ごめんね、風太郎があんな失礼なこと言って、僕でよければ勉強を教えるよ?」
多分自然に言えたはず…
五?「いえいえ、あなたが謝ることでは…夕凪くんは悪くないです。……それで…勉強教えてくれるのですか?」
よし、会話成功!このまま。と言うかちょっとテンパってる…かわいい〜。よしちゃんと答えよ。
朱火「はい、教えますよ。風太郎の方が賢いですが僕もそれなりに勉強しているので。」
五?「ありがとうございます。それじゃ、お言葉に甘えて…」
あれ?さっきまでごちゃごちゃしてて気づかなかったけど…僕はふと疑問に思った事を聞く。
朱火「制服ここの学校のじゃないね…転校生?」
五?「そうですね。私、黒薔薇女子高校から来ました。」
朱火「黒薔薇女子か、......え、てことは、お金持ちだったり…」
黒薔薇女子て、良いとこのお嬢様が通う金持ち高校だ。
五?「まあ、客観的に見ればお金持ちですね。」
朱火「そっか、お金持ちか…あ、話し逸れちゃったね。参考までに最近受けたテストの結果聞いてもいい?」
五?「……あの、言わなくちゃいけませんか…?」
あれ、あ!無神経だ、テストの点は、個人情報そんなすんなり聞いていい代物ではない。シクってしまった……でも、渋るてことは、あまり良くなかったのかな?50点ぐらい?
朱火「ごめん、初対面なのに、無理に言わなくていいから、分からないところとか聞けばよかったね…」
五?「いえ、少し躊躇ってしまっただけです、言います!点数は国語から……『ブーブー…ブーブー』…電話?」
朱火「ごめん僕のだ。…らいはちゃんからだ!?えっとごめん、ちょっと電話出てくる…てもう昼休み終わっちゃう…ごめんね、また今度教えるから。」
五?「あ、はい、ではまた今度….」
ごめんなさい…あれ?僕名前聞いてなくない?シクった!でも今は、らいはちゃん!
それから食堂を出て電話にでる。
朱火「もしもし?らいはちゃん」
らいは「あ、繋がった、もしもし、朱火兄ちゃん」
かわいい声!あ~癒しだ~癒される~。
朱火「何か用事?らいはちゃん、こんな時間に電話なんて。」
らいは「あのね、明日お兄ちゃんが、家庭教師のバイト行くんだけど、お兄ちゃんの助手になってくれないかなって。お父さんの頼みなんだけど。」
朱火「明日?いいよ、予定ないし。ちょうどバイトしようかな〜て思ってたとこだから。」
らいは「よかった、お兄ちゃん口悪いから、上手く行くか心配で、ありがとう朱火お兄ちゃん!」
ああ、らいはちゃんに頼られた…幸せ…
らいは「後で住所と時間は、送るから詳細は、お兄ちゃんから聞いて。」
朱火「うん、分かった、聞いてみるよ。」
らいは「あと、今日の放課後空いてる?また朱火兄ちゃんに料理教わりたいなって」
朱火「空いてるよ、材料買ってから行くね。」
らいは「ありがとう!じゃ切るね。」
朱火「うん、また後で。」
電話が切れた瞬間、僕は高速で思考する。それは、らいはちゃんに何を教えるかだ!
前回は、春巻き教えた からな~餃子?いや、さっぱり系でカルパッチョ?
キンコンカンコン!
予鈴がなったので僕は教室に戻った。
風太郎と同じクラスなので家庭教師の話を、聞こうしたら先生から「席につけ」と言われて聞けなかった。
先生「転校生を紹介する。」
転校生?あれ、ワンチャンさっきの子な可能性があるな!ワクワク。
先生「入ってきて」
先生の合図とともに教室のドアが開き、転校生が顔を見せる。
僕はまあドキドキした。やっぱりあの子だった。
五月「中野五月です。宜しくお願いします。」
中野五月…五月ちゃんいい名前だ!
これは、もう天使や女神が運命を操作したに違いない!
ここから、僕の恋物語が始まるんだ!
この時の僕はまだ知らなかった、この出会いは、まだ序章に過ぎなかったこと…これから待ち受ける困難を。あと、風太郎の顔が青ざめていたことを!
読んでくださりありがとうございます。今後ともどうかよろしくお願いします。
誤字脱字や作品の感想などあればコメントしてくれると嬉しいです。出来るだけ返信しますので宜しくお願いします。