三日後
食戟開催
会場には多くの人が集まっている。
平日なのに暇なのかな?
いや、
肉魅ちゃんはなかなかできるって名前売れてるらしいからな。
実力を見てみたいってのが理由だろう。
一部の陰険なやつは俺が負けるところでも見たいのかもな。
まぁ負ける気で勝負に挑んだことなんてないからな。勝つつもりだけど。
会場にある控え室でポツンと立っている俺。
寂しいんだけど……。
いやソーマとか部長とか応援に来いよとか、つーか肉魅ちゃんもこうなのかな?とか思ってると、会場の明かりが消えた。
と思ったらスポットライトがある少女にあてられた。
次の瞬間、俺は、キセキを目撃した。
漆黒の黒髪、ぱっちり二目まぶた、ぷるぷるピンク唇。
まるでアイドルのような……いやアイドルみたいなもんか。
まぁとにかくその少女は可愛かった。
うわやべえあの子のこと忘れてたわ。
麗たんだ。遠月学園のアイドル麗たんだ!。
……あの子の鼻くそ食べたい…。
「お待たせしましたぁ!食戟管理局よりこの勝負が正式な食戟であると認定されました!まもなく、開戦しまーす」
「「「「麗たーん!!!!」」」」
うわぁファンキメエ。
「審査員は三名!テーマは丼!メイン食材は肉!それでは両者入場!」
え? 聞いてないんだけどそんなの。まさかのアドリブか!?
「先に現れたのはミートマスター。水戸郁魅ぃぃ!!」
入場とともに上がる男の野太い声。
おお、肉魅ちゃんはここでも水着なのね。
くっ、下が張って痛い……。
うまい具合にポジションを変えながら俺も入場する。
「続きまして、突如現れた新星! 中條リョーマぁぁ!!」
入場とともに上がるのは先ほどとは違う、甲高い声。
女子たちの声……。うれしいよ。
元気でたよ。
「けっ水戸が相手じゃ勝負は見えてるよ」
「俺はあいつの退学を見に来たんだ」
「けっ爆発しろイケメン野郎」
「死ねうんこ」
「いいケツしてやがるぜ」
相対するように一部男子どもから上がる非難の声。
くっくっく、負け惜しみにしか聞こえねえなァ!
あと最後のやつなんなんだよ。怖いよ。
「さあ改めて勝負の条件を確認しましょう。水戸さんが勝てば丼もの研究会は廃部かつ、中條くんの退学。中條くんが勝てば丼研の部費増額部室の拡張と料理設備の増強、さらに水戸さんが丼研へ入部することになりまーす!」
オオオオオオ~
「よう編入生!あんたと話すのも今日が最後だ。なんか言い残した事があるなら今のうちだぜ」
なんか肉魅ちゃんが話しかけてきた。
ちょっやめておっぱいに目が言っちゃうから。
「ん?まぁせいぜい頑張らせてもらいますよ」
二人で話してたら会場がなんかこう…ざわめきだした。
モブどもが見てる方向を見てみると、上のガラスばりになってるところからえりな様と秘書子ちゃんがいた。
…パンツ見えないかな。
じろじろと見てたらえりな様と目が合った。
と思ったら頬をパンパンに膨らませてこっちを見てくる。
なんか俺に対して怒ってるみたいだ。
なんかしたわけではないんだけど…なんでだろ?
目を横にやると秘書子ちゃんとも目が合う。
こちらもなんか怒ってるみたいな感じだ。
顔を赤くさせてぷるぷる震えている……こぶしを握りしめながら。
……俺、二人になんかしたかな?
いや、いろいろしてたな。
「では、双方調理台に!それでは参りましょう!敗けたものは全てを失う。舌の上の大一番!食戟ー」
開戦!!!!!!