どうもオリ主こと中條リョーマです。
今、俺……遭難してます。
遠月学園広すぎる。。。
極星寮どこやねん………。もう10時なんだけど…。
そして1時間後、ようやく俺はそれを見つけた。
~大御堂ふみ緒サイド~
あの幸平とかいう奴には驚いたね。
まさか余り物でハンバーグつくっちまうとはね。
………それにめちゃくちゃすぐに寮生と馴染んでるしね
ガヤガヤ騒がしい丸井の部屋の方を見ながら私は感慨にふけっていた。
それにしてもあの幸平…誰かに似てるような…。
「ふぃ~やっと着いたー!」
ん?こんな時間に誰だい?
「あんた誰だい? 見ない顔だねえ。もしかして入寮希望者かい?」
「はい!俺は中條リョーマって言います。よろしくお願いします」
……イケメンだねえ。一色や幸平もイケメンだけどそれを越えるレベルでイケメンだねえ。
まぁイケメンだとしても極星寮に入るにはしてもらうんだけどねえ。
入寮テストを。
「そうかい。私の名前は大御堂ふみ緒。中條、疲れてるところ悪いんだけどアンタ食材は用意してるのかい?」
「うす。一応手持ちのはあります」
「うむ。じゃあ始めるよ、入寮をかけた極星寮腕試しを!」
「はい」
思わずずっこけちまったよ。なんだいこの聞き覚えの良さは。
普通はさっきの幸平みたいに詳しい説明を求めるだろう!?
「あんた落ち着いてるねえ。落ちたら野宿なんだよ」
「落ちるわけないからっすよ。ふみ緒さんを納得させる品を出せばいいんでしょう?」
へえ言うじゃないかい、このガキは……
「おもしろい!やってみな!」
私がそう言うと中條は早速料理に取りかかった。
待つこと20分、出来上がったのは…
「雑炊……かい?」
「うす、俺特性の中華風玉子雑炊です」
「ふむ、雑炊ねえ……」
さっきの幸平のに比べるとパッとしないねえ…。
漂ってくる匂いはうまそうだけど……。
そう思い一口食べると…
「旨い!!!!」
なんて旨さだい!?絶妙な塩加減だ。奴が中華風と言った意味がようやくわかったよ。
確かな、しっかりとした味。だけど雑炊ながらのしつこくない、優しい味。
まるで私を気遣うような料理だ。
「…あんた何でこの料理を私に……?」
「さっきしつこい料理を食べたと思ったからです。ふみ緒さんの胃に優しいように雑炊を作ったんです」
「…一応聞いとくけど、何で私がさっきしつこい料理を食べたと思ったんだい?」
「ゴミ箱に捨ててある鯖缶と玉ねぎ。俺ならこの具材でハンバーグ作ります。だからハンバーグ食ったんじゃないかなーって」
なんて奴だい……!?
ゴミ箱に捨ててあるものだけで作ったものを当てるなんて。
それに鯖バーグなんてアイデア料理だよ……。そんなことをできる生徒なんて……………………………本当にいるのかい?
「ふっ、認めてやろう!中條リョーマ。入寮を認めよう!」
「あざーす!」
「荷物部屋においたら205号室に行きな。他の寮生たちもいるから挨拶してきな」
「はい」
これはひょっとしたらくるかもしれないねえ♪
極星寮の黄金期。その再来が…。