赤い霧になりたくて!   作:アップルプルプル

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おまたせいたしました!ついに本編開始です!

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最初にシドと関わるのはローランです。


シド入学 アレクシア誘拐事件
第9話 


「アイリス、終わったぞ。」

 

アイリス「ありがとうございます、カーリーさん。」

 

「はぁ…さんはやめてくれっていつも言ってるだろ?今の私はお前の下の立場にいる。」

 

アイリス「それでも、ですよ。カーリーさんへの恩は忘れていませんし、私がカーリーさんのことをどう呼ぼうとも、私の勝手なのですから。」

 

「…まあいいか。話は変わるが、明日はとうとう魔剣士学園の入学式だな。」

 

アイリス「そうですね。アレクシアも晴れて学生です。早いものですね…カーリーさんに剣技を教えてもらって、もう6年も経ったのですから。」

 

「確かにな…思ったより時間が流れるのは早いものだ。今年はどんなやつが入ってくるんだろうな。楽しみだ。しごきがいのある奴らだったらいいんだが。」

 

アイリス「ほどほどにしてあげてくださいね?可愛そうですから。」

 

「安心しろ。あんなことは言ったが、教えるのは私じゃない。そもそも私にはアイリスの右腕という職に就いてるからな。他人に教えるなんて時間はないんだよ。」

 

アイリス「あら?じゃあ誰が教えるの?」

 

「明日来るはずだ。名前は"ローラン"で、私の友人の一人だ。」

 

アイリス「ロー、ラン?知らない名前ですね。」

 

「当たり前だ。あいつには妻がいてな。腹には生命が宿ってる。世の中に名を覇せて誰かの恨みを買い、妻が狙われるなんてことになるのを恐れているからな。表立ってなにかすることはあまりない。」

 

アイリス「では何故、1流の顧問を請け負ってくれたのですか?」

 

「お金と私とした契約のためだ。契約内容は教えることができないがな。とりあえず腕は確かだ。私が保証しよう。」

 

アイリス「カーリーさんが保証するほどの人…気になりますね。」(契約…どんな物か気になりますが、教えないと言われているので、大人しく引き下がりますか。)

 

「楽しみにしてな。」

 

~翌日~

 

 今日はローランがアイリスとゼノンとの初の顔合わせの日だ。ふざけたことを言わなければいいが…。

 

ローラン「ローランだ。よろしく。」

 

アイリス「よろしくお願いいたしますね。ローランさん。」(見るだけでわかるこの風格。一体何者なの?この人は…)

 

ゼノン「同じ顧問として仲良くしよう。ローラン」(裏切り者の婚約者ローラン、中々の逸材だ。どれほどの者なのかを更に知るために、じっくり観察させてもらうよ。)

 

ローラン「アイリス王女、さん付けはやめてくれないか。なんかむず痒いんだ…

 そしてゼノン先輩、仲良くしてくれるのはこちらとしてもありがたい。仲良くしような。」(ビナーから聞いた情報によると、こいつはディアボロス教団の一人である可能性が高いと聞いて、それを聞いたカーリーが、渡す資金を2倍にする代わりにゼノンのことをより詳しく探って、更にアレクシアのことを監視しつつ守るという契約を交わした。

 アンジェリカ達のため、徹底的に探らせてもらうからな。ゼノン。)

 

「…」

 

 ローラン、今はお前だけが頼りなんだ。しっかりやってくれよ。それに、アレクシアの身になにかあったら、アイリスがキレて何をしでかすかわからないしな。

 

~7ヶ月後のシド視点~

 

 ミドガル魔剣士学園に入学して7ヶ月、僕に一大決戦の日が訪れる。肝心の告白相手は…

 

モブ「あぁ…麗しのアレクシア王女、学園の女神よ、どうかこの私と、清く正しい交際を…!」

 

アレクシア「…

 興味無いわ。」

 

ジャガ「流石王女です。卒業したら政略結婚確定とはいえ…」

 

ヒョロ「遊び相手には悪くないだろうに…」

 

 そう、相手はあのアレクシア王女。昔カーリーに修行してもらってたらしい人だ。今カーリーはアレクシア王女の姉、アイリス王女の右腕として活躍している。主人公だと思ってたけど、主人公はアイリス王女かアレクシア王女で、カーリーはその二人を育てる、ゲームでも重要な役割である師匠的な立場の人なのかもしれない。

 そういうのも良いと思う。僕もそういう立場の人は嫌いじゃない。むしろ好きな部類だ。陰の実力者と戦っている主人公達に助太刀に来て、接戦を繰り広げる。

 主人公達は、『あの師匠と互角!?一体何者なんだ!あいつはっ!』という反応をする。うーん、いい感じだ。

 

ヒョロ「な、なあ、今更怖気づいたとか言うなよ…?」

 

シド「大丈夫。告白の仕方は夜なべして考えてきたんだ。」

 

 さて、この話は一旦おいておこう。さあ、刮目せよ。そして知るがいい。世界で1番モブっぽい告白の全てをっ!

 

~夕方~

 

シド「アッ!アレ、アレクシアおうにょっ!

 すっすっす~好きですぅ~!ぼ、僕と、つ、つき、つつつつつつ付き合ってくぅさぁ~い~!」

 

 完璧だ!これこそが僕の目指したモブAの姿!後はフラレて退場する時につまずいてこければ…

 

アレクシア「わかりました。」

 

シド「え?」

 

アレクシア「貴方のような方を待っていたの。よろしくね。」

 

シド「あ~、はい…」

 

 …なんで?

 

ヒョロ、ジャガ「アバババババババ」

 

 なんで?

 なんでラブコメ主人公ルートに入ってんだよおぉぉぉぉぉっ!

 

ローラン(アレクシア…一体何故了承した?あんな冴えない男の何処がよかったんだ?ま、アレクシアにも考えがあると考えて、あの男も一緒に見守ろう。とりあえずこのことをカーリー達に連絡しなくては…)




ビナーでもシャドウとシドが同一人物であることは認識していません。

アンケートに協力よろしく~

聖域編すっ飛ばしてブシン祭行っても良い?

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