赤い霧になりたくて!   作:アップルプルプル

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第3話

 さて、あの戦いの後は特に何も起こらず塔の内部に入る事ができた。内部に入ると、何人もの気配を感じた。それも人じゃないな。紅と言うんだからそれに関係するやつでもいるんだろう。

 

吸血鬼5「ふむ?人間がここに来るとは珍しいな。何が目的だ?」

 

「私はこの塔と金を貰いに来た。人がいるとは思わなかったが。」

 

5番「塔と金を貰う…?寝言は寝て言えよwエリザベート様g「大切断-縦」ハ?ぐわぁ!」

 

「え、弱っ」

 

 いやまあ半ば不意打ち気味に強力な技で斬ったけどね?まさか瞬殺やとは思わんやん。しかもきれいに真っ二つ。

 

ロストナンバー(以降LN)「どうしたの!?」

 

3番「って5番!こんなきれいに真っ二つに!?よかった、ギリギリ心臓は斬られてないか。

 

「5番?それはそいつのことか?お前らはそいつよりも強いのか?」

 

LN「ッ!お前が5番を殺ったのか!よくm「大切断-縦」きゃあああ!」

 

3番「うわぁ!何なんだお前は!?」

 

「今斬ったやつは5番と言われてるやつより弱かったな。抵抗がなかった。」

 

3番「なめt「大切断-縦」ぐわああ!」

 

 最早ただの作業かのように私は"大切断-縦"でぶった斬っていく。するとやつらは灰になって消えていく。マジで弱いなこいつら。

 とか思ってたら5番の身体が戻っていく。なんで生きてんだよ。

 

5番「ふー、俺達の弱点を知らないでいてくれて助かったぜ。」

 

「なるほど、弱点があるのか。身体を真っ二つにしても死なないってことは、おおよその弱点はわかる。心臓、だろう?お前は私の大切断-縦を食らっても生きていた。それは心臓がギリギリ当たっていなかったからだ。違うか?」

 

5番「それを聞いてああそうだと言うやつがいると思うか?」

 

「それもそうだな。だがお前がなんと言おうと、心臓を貫いたら分かる話だ。」

 

5番「貫けたらの話だがなあ!」

 

 やつは血で剣を作り出し、私に斬り掛かってくる。だが、

 

「直線的すぎる。そんなもの余裕で避けられる。」

 

5番「っな!?」

 

「来世ではもっと剣技に励むんだな。」

 

 私は心臓を貫くと、5番は灰となって消えていった。

 

「さて、もっと奥に進もう。」

 

~数分後~

 

 あの後も攻撃してきたやつを全員ぶった斬り、後ろからこっそり付けてきていた敵意のないやつに案内と説明を任せていた。名はクリムゾンと言うらしく、この塔の支配者を復活させたい吸血鬼なんだとか。

 説明によると、この塔は吸血鬼が支配しているらしく、この塔の支配者はエリザベートという、吸血鬼の元祖的な人だそうだ。そういえば5番のやつがなにか言いかけてた時に、エリザベート様がーって言ってたな。途中で斬ってしまったから何を話したかったのかは知らないが。

 

 屋上に着くと、恐らくエリザベートがいるであろう棺桶が目の前にあった。

 

クリムゾン「それにしても、貴方の剣技はすごいですね。まさかあんな楽々と吸血鬼たちを殺してしまうとは。」

 

「あいつらが弱かっただけだろう。」

 

クリムゾン「それもあるかもしれませんね。ですが我は貴方の強さを買っているのですよ。そこで貴方に提案があります。」

 

「なんだ?」

 

クリムゾン「エリザベート様が戻るまで支配者になりませんか?貴方は住処と金を欲しがっている。それに貴方はとてもお強いので支配者になっても問題は無いはずです。代わりに、エリザベート様を蘇らせることに協力をしてもらいたい。どうです?とってもいい提案だと思いますよ?」

 

「確かに魅力的だな。というか私には選択肢がないからな。是非そうさせてもらおう。」

 

クリムゾン「ならば今からここは"紅の塔"ではなく"赤の塔"となります。そして貴方は今日から臨時の支配者、"赤い霧"として活動してください。」

 

「その赤い霧というのは誰からの提案だ?」

 

クリムゾン「貴方の戦っている姿を見て、我が思ったことをほぼそのまま流用しただけです。」

 

「そうか。白い悪魔からもそう言われたよ。」

 

クリムゾン「ご不満ですか?」

 

「いや、むしろ私にあっているだろう。それに私はこの二つ名を気に入った。」

 

クリムゾン「それは良かったです。支配者としての仕事はその名の通り塔を支配しているので、塔の管理が主な仕事となります。その他には特にありません。」

 

「意外とホワイトだな。」

 

クリムゾン「エリザベート様の復活も、あと13年はかかる。それまで自由にしてていい。」

 

「わかった。色々教えてくれて感謝する。それに塔も金ももらってしまった。」

 

クリムゾン「いいんだ。我はエリザベート様を蘇らせることができたらそれでいいのだから。」

 

「そうか。そんなにエリザベートが好きなんだな。」

 

クリムゾン「好きというわけではない。それでは、我は戻るから何か用ができたら部屋に来てくれ。それでは、また会おう。」

 

「ああ、またな。」

 

 するとクリムゾンは部屋に戻っていった。さて、富と地位は手に入った。でも、まだ足りない。EGO発現を完成させるまでは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、紅の塔に新たな支配者、"赤い霧"ができたことと、塔の名が紅の塔から赤の塔に改名された。このことは無法都市だけじゃ飽き足らず、世界中にまで広まった。

 何人か支配者に会いに行こうとした輩がいたが、番犬によってほとんどが叩き潰され、もし入ってこれたとしても赤い霧によって叩き潰されて、そこから帰って来ることがなくなったため、世界では『入ったら絶対に帰ってこれない塔』として有名になった。

 

 そこまで有名になったら、勿論沢山の人から目を付けられることになる。

 ジャガノートは新たな強者として興味を持ち、ユキメはエリザベートに変わって支配者になれるのか気になり、世界中の強者は赤い霧を倒してさらなる高みに行こうとし、各国の王などは赤い霧を警戒していた。

 ここまで来ると、もう赤い霧を知らないやつなど少ないだろう。これで名声も手に入れた。真の赤い霧になれるまでもう少し…




クリムゾンの一人称わからん…

シドが魔剣士学園に行く頃のカーリーの年齢は23歳です。アイリスが20歳なのを考えると、これぐらいが妥当かと。

ここの赤い霧というのは、ジャガノートの"暴君"、エリザベートの"血の女王"、ユキメの"妖狐"のようなものです。つまりこの欄に、カーリー"赤い霧"が追加されるということです。

聖域編すっ飛ばしてブシン祭行っても良い?

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