生まれ変わったらメスヤモリかよ、クソが   作:ちんぽ

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第1話

クソの役にも立たないくせしてメシだけは無駄に喰うんだな。それが俺の最後に言われた言葉だった。そして俺はキレた親に滅多刺しにされて死亡した。俺はこの世から消え去った。消え去るはずだった。

 

しかし俺の魂は消えずに異世界で再び生を受けた。

 

よっしゃ転生チャンス来た!今度はイケメンに生まれ変わってチート能力得てハーレム作るぞ!

 

そうおもいながら覚醒して目に入ったのが白い壁、というか卵の殻だ。

 

卵を食い破って外を見る。隣の卵からもヤモリが這い出して来ていた

 

そして俺の種族もヤモリだった。ちんこの感覚が無いことから考えておそらくメス。

この際種族が人間で無かった事には目をつぶってやるからせめて性別くらい一致させろボケナス。

 

イケメンにもなれないしハーレムも作れねえじゃねえかボケ

 

そしてまあこの肉体が弱えのなんのって。カブトムシにすら勝てねえの。何かで読んだ話だがこの世で体格差を考慮しなかった場合最強の生物は虫だそうだ。体長10センチの俺じゃ歯が立たねえ。人間様の知力でなんとかできるだろという声が聞こえそうだが無理だ。

 

いや、俺もこの肉体になるまではあなた達と同じ事を考えていたんだ。人間様の圧倒的知力があれば脳筋程度圧倒できるとな。

 

無理だ。樹液を舐めに木に登って言ったらカブトムシにボコボコのボコにされ空きっ腹を抱えて敗走したことなんてもう二桁回はある。

 

科学技術も無い、徒党を組む仲間もいない状態だと圧倒的に単純暴力がものを言う。ガチで頭良いやつならなんとかできるかもしれんがそもそも何もやって来なかった上に中学中退の俺にそんな知能はない。

 

クソッタレ、ああクソッタレ。腹が減った。

 

前世の無駄に悪かった燃費を引き継いだのか酷く腹が減る。

 

虫の死骸や腐肉を食べて空腹を紛らわそうにも死ぬほど不味いんだこれが。

 

飢餓に苦しむよりはマシだから虫だろうと腐肉だろうと片っ端から貪るけどさ。

 

そして俺は眼の前の5センチ程のゴキブリを平らげた。

 

【ゴキブリを捕食しました 規定により戦闘力を2追加します】

 

一応たった一つだけ良いことはある。イケメンにもなれなかったしハーレムも作れてないがチートはあった。

 

俺の唯一の特殊能力である【■■龍帝】なる謎のスキル。

 

色々と検証してみたのだがこれの効果は二つ。食らった対象の特殊な能力を模倣すること。もう一つは食らった対象の強さ、美味さに応じ、身体能力や魔力と言った戦闘能力を上昇させることだ。

 

効果自体は際限なく強くなれる本当に優秀なものだがまずある程度強くないとクソの役にも立たねえンだワ

 

とにかく俺のヤモリ生は地獄だった。

 

地球には絶対に存在しないであろう1メートル程の蟻、そいつがこれまた地球には存在しないであろう格好をしたおっさんに切られ骸をさらすまでは

 

【パープルアントを捕食しました 規定により戦闘力を50追加します 特殊能力【蟻酸放出】を獲得しました】

 

 

 

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