ようこそ理想郷へ   作:ナムさん

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第12話 価値の上昇

 佐倉との話は今日の昼か放課後に櫛田が話すことに決まり、生徒たちも集まり始めた朝。一部の生徒たちは情報交換に勤しんでいた。

 須藤を助けるために動いているのは平田班と櫛田班。その中の池と山内は佐倉が目撃者かもしれないということを平田たちに自慢気に話していた。おそらく平田の周りにいる女子の目を引きたいんだろう。

 オレはというと、癖の強い隣人たちと交流......とまではいかず、綾瀬はボーッとしていて、堀北は事件のことなど関与する様子もなく今日も授業の準備を進めていた。

 事件の当事者である須藤はまだ登校していない。

 

「はー、でも目撃者がいたところで須藤が悪いってなったら折角増えたポイントも0になっちゃうよなー」

 

「でも須藤くんは巻き込まれただけだから、須藤くんが悪いってことはないんじゃないかな?」

 

「でも殴っちまった時点でそれってどうなの?って感じじゃね?」

 

 そう。今回の事件ではどちらにも決定的な証拠がない以上、須藤に殴られた怪我が唯一の事件のキーだ。それに被害を訴えたのはCクラス。先に訴えた被害者の証言には証拠能力がある。

 

「綾瀬、Cクラスの連中ってどんな感じだったんだ?」

 

「......えーと、石崎は結構喧嘩したことあると思うよ。龍園は相当、あと石崎の近くにいた女の子も......他の人とは話してないから......分かんない」

 

「なんでそんなことが分かるんだ?」

 

「.......?立ち方とか、雰囲気とかで.......分からない......?」

 

「分からない?と言われてもなぁ......」

 

 まるで野生動物の本能みたいなものに理解を求められても困る。

 どうやら綾瀬には見ただけでその人が喧嘩が出来るのかどうかを見極める力があるらしい。綾瀬の身体能力も相まってなんだかバトル漫画みたいなことになってきた。

 

「いくらCクラスの生徒の印象を聞いたところで無駄よ。須藤くん自身の印象が最悪だもの」

 

「まあそうだけどさ」

 

 判断材料が少なければ心証というのも一つの判断材料となりえる。

 例えば櫛田にはオレにしか知らない裏の顔があるが、そんなことを皆に話しても到底信じてもらうことなど出来ず、むしろオレが嘘をついているとまで疑われるだろう。

 今回で言えば、須藤は素行が悪いことで有名だ。だからこそ須藤が誰かに暴行を加えても不思議じゃないことを生徒たちはもちろん、学校側も把握している。

 更に問題なのは須藤自身がそのことを自覚していないこと。だから堀北も須藤に手を貸そうとしないのだ。

 

「あーあ、もしこれでまた0ポイントになったら一からやり直し。こんなんでクラスポイントなんか貯められるのかよ」

 

「そのときはまた皆で一から貯めればいい。まだ入学して3か月さ」

 

 さすが我らがヒーロー平田洋介である。平田の立派な発言には女子たちもたまらず頬を赤らめた。彼女である軽井沢は自慢の彼氏を誇らしく感じているのか、得意げな顔をしていた。

 

「池くんの気持ちも分かるよ。でもポイントに固執しすぎて本質を見失うのは危険だ。僕たちにとって一番大切なのは仲間を大切にすることだよ」

 

 かっこよすぎる......なんだこのイケメンは......

 

「仲間を、大切......おー......平田カッコいい......」

 

 そんな平田を綾瀬がキラキラした目で見ていた。まさか綾瀬まで平田に惚れてしまったのか......?

 だがまあ綾瀬も平田も誰かがいなくなって欲しくないと前々から言っている。

 だからこそオレは、そんな二人の行動理念はどこか似ていると思っていた。

 でも平田に惚れるのは駄目だぞ。平田には軽井沢という彼女がいる以上、それは叶わない恋なんだ......

 

「確かに平田くんの言うことはもっともだけどさ、やっぱあたしもポイントは欲しいかな。Aクラスなんて毎月10万近く貰ってるし、超羨ましいって感じ」

 

「何で俺、最初からAクラスじゃなかったんだろ。Aクラスだったら今頃すげぇ楽しい学校生活を送れてたんだろうな」

 

「あたしもAだったらなあ。友達と色んなとこ遊びにいけるのに」

 

 気が付けば須藤を救うための場がないものねだりする場に変わっていた。

 

「一瞬でAクラスになれるような裏技とかないのかな。クラスポイントを貯めてくのとか難しすぎっしょ」

 

 Aクラスとの差に嘆く一同。

 

「喜べ池、一瞬でAクラスに行く方法は一つだけあるぞ」

 

 まだ授業開始まで5分はあるタイミングで茶柱先生がやってくる。

 

「先生......今なんて?」

 

「クラスポイントを使わずともクラスに上がる方法はあると言ったんだ」

 

「またまた~。佐枝ちゃん先生、俺らをからかわないでくださいよ」

 

 周りの生徒も池と同じようにそんな馬鹿な、と笑う。

 

「本当の話だ。この学校にはそういった特殊な方法も用意されている」

 

 茶柱先生からは冗談といった様子は見られなかった。それを見てヘラヘラ笑っていた池も態度を徐々に変え始めた。

 

「せんせー、その特殊な方法ってなんでございますでしょうか......?」

 

 教室にいた生徒たちは全員茶柱先生へと視線を向けていた。それは堀北も同じだ。

 

「この学校にポイントで買えないものはないといったはずだ。つまりプライベートポイントを使って強引にクラス替えをすることも可能ということだ」

 

 オレたちは一度須藤の点数を買っている。それが真実の裏付けだった。

 

「ま、マジすか!?何ポイント貯めたら、そんなことが出来るんですか!?」

 

「2000万だ。頑張って貯めるんだな。そうすればAクラスとは言わず、好きなクラスに上がれるぞ」

 

「にせんまんって......無理に決まってるじゃないすか!」

 

 途方もない数字に生徒たちは落胆し始めた。各席からも池と同様にブーイングが起こる。

 

「Aクラスに上がれるんだから普通にやっても絶対に足りないようになっているのは当然だろう。仮に桁を一つでも減らせば、3年の卒業間近にはAクラスは100人を超えるだろうな」

 

 今のAクラスでも1004ポイントのクラスポイント。そして毎月支給されるプライベートポイントが100400ポイント。それを一切使わずに3年間過ごしたとしても約360万ポイント。2000万には遠く及ばない。

 

「じゃあ聞くっすけど、過去にクラス替えを成功した人はいるんすか?」

 

 高度育成高等学校が開校してから約10年。数多もの生徒がこの学校で戦い抜いてきたはずだ。その中に達成者が少しでもいれば現実味も帯びてくる。

 

「残念ながら過去にはいない」

 

「えー......それなら俺たちも無理じゃないっすか......」

 

「だが不可能じゃない。覚えておいて損はないぞ」

 

 しかし気が付けばクラスの半数は興味を失いかけていた。

 今は目先の87ポイントを死守することで精一杯なのに2000万ポイントなど夢のまた夢。想定範囲外だ。

 

「私からも一つ質問をさせていただいても宜しいでしょうか」

 

 挙手してたのは静観していた堀北だ。少しでも早くAクラスに上がりたい堀北には詳しく知っておく価値があると判断したのだろうか。

 

「学校が始まって以来、過去最高どれだけのポイントを貯めた生徒がいるんですか?もし参考例があるならお聞きせお願いしたいです」

 

「なかなか良い質問だな。確か3年ほど前だったか、卒業間近のBクラスにいた生徒が1200万ほどポイントを貯めていたことが話題になったな」

 

「せ、1200万!?しかもBクラスの生徒が!?」

 

「だが後にそれは入学したてで知識の浅い1年生を次から次へと騙してかき集めていたポイントだったことが発覚した。そうしてその生徒は結局詐欺行為によって卒業前に退学となったんだ」

 

 学校側はそのようなことも許さないってことか。参考になるどころか、達成がより不可能に近いことを思い知らされる話だったな。

 

「諦めて大人しくクラスの総合ポイントで上を目指すしかないようね」

 

 堀北もプライベートポイントでAクラスに上がることなど馬鹿馬鹿しいとでも言うように、持ってきた本を開いて読書を始めた。

 

「サエ、質問」

 

 ここで綾瀬が席を立って挙手をした。こういった場面で綾瀬が挙手をすると、一体何を質問するのかまったく予想がつかない。

 

「もし自分から退学したいって人がいたら、そのクラスはポイントって貰えないの?」

 

「それは......例えばDクラスの生徒が自主退学を申し出たら、Dクラスがクラスポイントを貰えるのかと聞いているのか?」

 

「うん」

 

 生徒の殆どが綾瀬に対して首を傾げた。

 なぜわざわざそんな質問をするのか。どうして自主退学をしてクラスポイントを貰えると思ったのか、そもそも自分から退学を申し出る生徒なんているわけがないだろう。きっとそんなことを思っていたんじゃないだろうか。

 

「.......貰えるわけないだろう。生徒が勝手にこの学校を去ることに対してなぜ学校側が報酬を与えなければならない。それにそんなことを許せば、無理矢理自主退学を促してクラスポイントを稼ぐ、などといった問題に繋がる可能性がある。学校側は当然そんなことは許さない」

 

「んー......そっか......」

 

 一応は納得した様子で綾瀬は席に着いた。

 当然と言えば当然だった。自主退学なんてものはその生徒に特別な事情がない限り起こらない。この学校の制度に疲れたとか、苛めを受けていて別の学校に転校したいとか、家族に会いたくなったとか、そんなところか。それはその生徒個人の問題であってクラスは関係ない。

 ただ自主退学を促してクラスポイントを稼ぐといった発想はなかった。まあそれも無理なのだが。綾瀬もそんなことは考えていなかっただろう。

 

「そうか。お前たちの中にはまだ部活でポイントを貰っている生徒はいなかったな」

 

 ふと思い出したように、茶柱先生は意外なことを口にした。

 

「なんすかそれ」

 

「部活の活躍や貢献度に応じて個別にポイントが支給されるケースがある。例えばコンクールなどで賞を取ればその賞相応のポイントが与えられるといった具合にな」

 

「それって......ぶ、部活で活躍したらポイントが貰えるってことですか!?」

 

「そうだ。恐らくこのクラス以外には伝達されているはずだ」

 

 悪ぶれることもなく、茶柱先生は言う。

 

「ちょ、そんなの早く教えてくださいよ!その話を知ってたら俺────」

 

「部活に入ってたとでも言うつもりか?部活動はポイントを貰うためにやるものじゃない。そんな軽い気持ちで入部をして賞を取ったり試合で活躍するだけの結果を出せるはずがないだろう」

 

「それは......そうかもしんないけど......!可能性はあるでしょ!」

 

 どちらの言い分も分からないでもない。ただ元々部活をやりたいと思わない人間がポイントのために入部しても大した結果を出せないことが殆どで、真剣に部活に取り組む生徒の邪魔をすることもあるだろう。

 

「もし綾瀬さんが水泳部に入っていたら、後々とてつもないポイントを稼ぐことになってたかも知れないわね」

 

「部活......私には無理だよ。皆に迷惑かけちゃう」

 

「迷惑か.......まあ本人がそう言うなら仕方ないよな」

 

 しかし、綾瀬は駄目でもまだうちのクラスには部活動での活躍を期待できる生徒がいる。

 

「堀北。須藤を救う価値、出てきたんじゃないのか?」

 

「彼が部活動をしているから救えと?」

 

「須藤は1年にも関わらずレギュラーに選ばれたらしい。それなら今後多くのポイントを稼ぐかも知れないぞ」

 

「レギュラーって本当なの?」

 

 堀北は初耳だったらしい。オレも櫛田と一緒に須藤から事件の概要を聞いたときに初めて知ったからな。

 

「プライベートポイントにはオレたちが思っているよりも価値がある。それを貯めていくに越したことはない。分かるだろ?」

 

 現状クラスポイントにしろプライベートポイントにしろ、どちらも稼ぐ手段は判明していないことばかりだ。須藤がクラスにいることで、ポイントが増える機会があるなら、それは十分な貢献と言えるんじゃないだろうか。

 

「須藤凄いね。ポイントいっぱい」

 

「そうだな。なあ堀北、協力しろとは言わないけど、少しは須藤の存在も認めてやる必要があるのかもな」

 

 堀北にもまだポイントを生み出す力はない。

 だから須藤がいることのメリットはしっかりと受け止めるはずだ。

 暫くの間、堀北は考え込む仕草を見せながら、無言の時間を過ごしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼休みになり、佐倉と話せると思ったが、佐倉は逃げるようにして教室を出ていってしまった。

 その様子を見ていた櫛田は残念そうな顔をした後、オレたちを手招きした。

 

「堀北、櫛田呼んでるけど......いかない?」

 

「私はいいわ。少し一人で考えたいから」

 

「......そっか」

 

 綾瀬は少し寂しそうにしながらも櫛田の元へと向かった。堀北も堀北なりに色々と事件について考えているんだ。それならオレも邪魔はするまいと綾瀬に続く。

 

「佐倉さん......多分自分が目撃者かも知れないって思われてることに気づいたみたいなんだ。10分休みの時間にも話を聞こうと思ったんだけど、あんな感じで逃げられちゃうの」

 

「チッ、なんであんなのが俺の目撃者なんだよ。ついてねえな」

 

 遅れてやってきた池たちに混じる須藤がそう言った。

 

「須藤、そんなこと言ったら駄目。佐倉、人見知り。綾小路と一緒で喋るの苦手」

 

「まあ確かにどっちも根暗って感じだけどよ......」

 

 なぜオレが流れ弾でダメージを受けなきゃいけないんだ。綾瀬からそんなこと言われるのが一番ショックなんだぞ。

 

「それにしても綾瀬サンキューな。俺のためにCクラスに殴り込みにいったんだろ?お前の話を聞いたら俺も負けてられねえと思ってよ。俺もCクラスに殴り込みにいってやろうか」

 

「そんなことしたら大問題だよ......話を聞きにいっただけだもんね?」

 

「うん。石崎と話したよ」

 

「え......石崎って須藤が殴った相手だろ......?あ、綾瀬ちゃんって結構大胆だね......」

 

 池と山内は綾瀬に軽く引いていた。石崎本人に話を聞くなんて櫛田でもやらないからな。

 

「皆、調子はどうかな?」

 

 オレたちに話しかけてきたのは平田だった。平田を見た池と山内は拒絶反応を起こすように嫌そうな顔をした。

 

「目撃者の話は聞いたけど......佐倉さんとはまだ話せてないみたいだね......僕からも話してみたいけど、佐倉さんみたいな子に異性の僕が話を聞きに行くのはなかなか聞きづらくて」

 

 平田ほどの相手なら声を掛けられただけで女子はすぐにでも話を聞きそうなものだけどなあ。

 しかし平田はそんな風に一切思ってないらしく、しかも佐倉が人見知りであるからと察して強引に話を聞こうとしない。

 

「ひとまず僕らは櫛田さんたちの報告を待とうと思う」

 

「うん!任せて、放課後にはなんとか話を聞いてみるから」

 

「ありがとう。すごく頼りになるよ」

 

 平田がお礼を言うと、可愛い笑顔を見せた。オレが女の子だったら確実にキュンキュンして惚れていただろう。

 

「あ、そうだ。もしこの件が終わったら近いうちに皆で一緒に遊びにいこうよ。どうかな?」

 

 おいおい、どうしたんだこの胸の高まりは。このままでは平田に惚れてしまいそうだ。朝に自分で言ったばかりだろう。それは叶わぬ恋だと.......

 

「それいいかも!賛成!みんなはどう?」

 

「櫛田ちゃんがそう言うならいいけど......」

 

 池たちは露骨に嫌そうな反応を見せた。そんな中綾瀬がピシッと手を上げた。

 

「私、平田と遊びたい。平田のこと、好き」

 

 綾瀬の突然の告白に驚きを隠せないオレたち。池に至っては飲み物を吹き出した。

 

「あ、あああ綾瀬ちゃん!?すすす、好きって、それどういうこと!?」

 

「......?綾小路とか、堀北と同じぐらい好き。平田、友達」

 

「あ、ああ......なんだ、そういうことね......」

 

 綾瀬はあまり言葉の意味を考えずに使うから誤解を招きそうになる。まあ綾瀬には恋愛なんて程遠いさ。

 だが綾瀬に好きと言われたのは少し嬉しかった。もし綾瀬に彼氏なんて出来たら色んな意味でショックを受けそうだ。

 

「僕もそう言って貰えて嬉しいよ。これからも仲良くしよう。ところで綾小路くんはどうかな?」

 

 そう言えば遊びの誘いを貰ってたな。ここはなるべく気持ち悪くならないようにしなければ。

 

「まあ別にいいけど」

 

「ごめん、ノリ気じゃないかな......?」

 

「いやそんなことない。行く行く。全然いく」

 

 平田に悲しそうにされるとオレは抗えないのだ。池と山内はオレに裏切り者でも見るかのような眼差しを向けているが当然無視である。

 

「けど彼女はいいのか?」

 

「ん?ああ軽井沢さん?大丈夫だよ」

 

 随分とあっさりした反応だな。まあ、二人きりで遊びにいくわけでもないし、別にいいのかもな。お互いまだ苗字で呼びあってるあたり、そこまで距離は縮まってなさそうだし。

 

「じゃあね皆。僕はそろそろ行くよ」

 

 こうしてイケメン平田は颯爽とこの場を去った。

 

「ケッ、なんか気に入らねぇぜ」

 

 そんな平田に須藤が毒づく。相変わらず須藤は平田に対して当たりが強い。

 

「平田くんも須藤くんのために頑張ってるんだからそんなこと言っちゃ駄目だよ」

 

「でも役に立ってねーだろ?平田よりも綾瀬の方がよっぽど役に立つぜ」

 

「私、頑張る」

 

「おう、任せたぜ」

 

 須藤は綾瀬を買ってるからこそ綾瀬に変な影響を受けてしまっているところがある。いよいよなんとかしないと須藤はまた同じようなことを繰り返すだろう。だがオレがそんなことを言ってやることは出来ない。出来れば堀北にもそろそろ動いて欲しいものだが。

 ひとまず放課後、なんとか佐倉から話を聞き出すことが出来れば良いが。

 

 




今回の話とはあまり関係なく、今更ではありますが、綾瀬の初期案では身長をみーちゃんとか坂柳と同じぐらいにして本当にマスコットみたいな感じにしようと思っていたんですよね。ですがそれだと戦闘シーンの描写が難しいと思ったのでボツにしました。
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