もしもあのキャラがウマ娘の世界にいたら・・・? 作:龍角散ガム
トレセン学園から少し離れた位置にある街。
そこに3人の女性が歩いていた。
「ふんふんふ~ん♪♪おっ、着いたよ二人とも」
「じゃあ、トランセンド。手分けしてトレーニング道具探そっか」
「おっけートレちゃん。またあとでねん♪」
フリーレンとトランセンドは切らしてしまったトレーニング道具を買いに街へと訪れていた。
お互い目的のために別行動で買い物をしようと解散するフリーレンとトランセンド。
しかし、そんな二人を怪しげな目で見る人物がいた。
「…二人とも、何を買いに行くつもりですか?」
「「………………プロテインとかだよ」
(……これ、私に何か隠しているときの顔だ)
フェルンは思い出す。
過去に二人が買ってきた物を。
『買っちゃった』
『トレちゃんなにそれなにそれ!?牛の頭蓋骨の模型!?』
『どうだい?かっこいいだろう?』
思い出すのはフリーレンが買ってきた謎の生物の頭骨。
まったく使い道が思い浮かばないフェルンだったが、トランセンドはものすごく興味津々だった。
しかし、3日後には二人の興味を無くし今はトレーナー室の隅っこで埃を被っている。
『見て見てトレちゃん♪いいでしょこれ?』
『おお、これは卵割り機かい?早速使おうじゃないか』
思い出すのはトランセンドが買ってきた卵割り機(税込:2870円)。
明らかに自分で割ったほうが早いだろう。というか高すぎる。
だが、フリーレンは興味津々。
その日の料理は卵だらけだった。
なお、卵割り機はその日以降使われることは無かった。
『アグネスタキオンから買ったこの薬は服だけを溶かすんだよ』
『じゃーん♪猫が手で小銭を集めてくれる貯金箱♪』
『ミミック柄の段ボールさ。眼帯のダンディーなおじさんに貰ったんだ』
『ネットでプレミア品になってるグル〇スパイザーついに買っちゃったん♪』
『『バトル〇ーム!!ボールを相手のゴールにシューッ!!超エキサイティン!!』』
二人が買ってくる物にろくなものはなかった。
使い道がない物。
なんの目的に作られたものかわからない物。
つまり、クソグッズだ。
今度は何を買ってくるのか。
どんなゴミを買ってきてしまうのか。
考えただけでフェルンは頭が痛くなってきた。
「……プロテインならこの前私が買ってきました。というよりトレーニングに必要な物のほとんどは私が買ってますよね?」
「「…」」
(図星ですか…)
フェルンの言い分に二人は何も言い返すことが出来なかった。
学園からの経費にも限りがある。
二人をこのまま放置していたら経費はあっという間に使い切ってしまうのだ。
ならば、今日こそ二人にガツンと言ってやらなければ。
フェルンは心の中で決心し、二人に声をかけようとする。
すると、二人はギギギと錆びたロボットのように首を動かし
(- ‿ -)フッ・・・
とフェルンに奇妙な笑顔で笑いかける。
「……?」
フェルンが首を傾げた瞬間、「「今だッ!!」」とその場から二人は全力で逃げ出した。
「あっ……」
一瞬の出来事に唖然とするフェルン。
二人は既に追いつけない距離まで走り去ってしまった。
「はぁ…仕方ないですね。今日は勘弁してあげます」
次こそは二人をとっちめてやると決意し、自分も目的の物を買うために動き出すのであった。
(まったく…今日はどんな物を見せられるのでしょうか…?)
「……あ、フリーレン様が転んだ………」
トランセンドのヒミツ①
・自室のクローゼットの奥にはクソグッズで溢れている
トランセンドのヒミツ②
・担当のトレーナー室にもクソグッズで溢れている