もしもあのキャラがウマ娘の世界にいたら・・・? 作:龍角散ガム
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今回は特殊タグ多めです
トレセン学園には数多くの個性豊かなウマ娘が在籍している。
速さを求めるもの。
強さを求めるもの。
大食いを極めしもの。
オペラを極めしもの。
自身のトレーナーに対し「まったくもう…弟君はあたしがいないとダメなの…♡♡♡」と血のつながりが無いにも関わらずお姉ちゃんムーブをかましてくるやべえもの。(近所に住む幼い少年の性癖をぶっ壊すお姉ちゃんムーブ説もあり)
そんなウマ娘たちの中から一人、今回はとあるウマ娘の日常を紹介しよう。
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「う~ん…よしっ!!今日もカワイイ!!」
彼女はカレンチャン。
人気ウマスタグラマーCurren本人であり、カワイイを追い求めるウマ娘である。
彼女の言う『カワイイ』は外面的な可愛さだけではない。
もちろんウマスタで投稿されている写真は誰もが釘付けになるカワイイで溢れている。
しかし、彼女が極める『カワイイ』とは
汗を流しても。
髪がボサボサでも。
表情が怖くても。
多くの人々に夢を届け、幸せにできる煌めき。
カレンチャンがみんなへ送る愛。
それがカレンの求める『カワイイ』なのだ。
みんなの人生がカワイイで満ちるように。
そのためにカレンチャンは『カワイイ』を極め続けるのだ。
そんなカレンチャンだが、その中でも唯一、特別なカワイイを届けたい人物がいた。
(今日こそお兄ちゃんにカレンのカワイイを届けてカレンにメロメロにしてあげるんだから!!)
それは、カレンチャンのトレーナーである。
カレンチャンのトレーナーは、ゲテモノ揃いのトレセン学園の中では常識人の部類であり(当社比)、強面の顔と鍛え抜かれた身体、そして時折見せる漢らしさから一部のウマ娘からは非常に人気の高いトレーナーなのである。
カレンチャンはそんなトレーナーもといお兄ちゃんにカワイイを届け、自分のモノにするため日々試行錯誤しては失敗に終わっている。
彼女は、ウマホのカメラを使い再度前髪を整え今日もカワイイを届けるためにトレーナー室の扉を開けた。
「お兄ちゃん!!おはよ…」
「甘甘やでぇ桐生ちゃん!!っておい!?何すんねん兄弟!!」
「桐生ばかり見とると足元すくわれるでぇ!!真島の兄弟!!」
「ふっ…お前らが争っている隙に先に行かせてもらうぜっ!!!!」
「流石は4代目…ですが俺も負けてられない!!」
扉を開けた先、カレンチャンの視界に入ってきたのは、がたいが良い、いや、良すぎるムキムキ成人男性4人組(内一人は眼帯着用の細マッチョ)がトレーナー室を占拠し世界的人気のレースゲーム『ウマリオカート64』(旧世代)で遊んでいるというカオスな光景だった。
成人男性4人程度なら余裕で入るトレーナー室だが、平均身長185cm筋肉モリモリに加え全員の体からあふれ出すオーラによって部屋は子犬部屋が如く圧迫していた。
「イーッヒッヒッヒ!!くらえや!!」
「なんの!!」
「ぶっちぎるぜ!!」
「オユヲキル!!…あ、カレンさんお邪魔しています!」
その中の一人、オールバックで礼儀正しい男(身長180超え)がカレンチャンに気つき挨拶をした。
「邪魔しとるでぇ!!」
「おうカレン!!今日もごっつかわええなぁ!!」
「カレン!!悪いが今取り込み中だ!!あと10分くらい待ってくれ!!」
彼に続いて眼帯の男(細マッチョ186cm)、坊主頭の巨漢(ムッキムキ190cm)、そしてカレンチャンのお兄ちゃん(ムキムキ184cm)がカレンチャンに挨拶をする。
だが、すぐにゲーム画面へと戻り白熱したレースを再開する。
「………………」
「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」
「………ッ!!!!!!」プツンッ!!
カレンチャン の なか で なにか が きれた
カレンチャンはトレーナー室の机を叩き割り怒号を上げる。
「全員正座ッ!!!!!!!!!!」
カレンチャン、キレた!!
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「良い歳した大人がこんな昼間から集まって何をしているんですか!!」
中等部のウマ娘の気迫に押され、大男4人はポツリとトレーナー室で正座をし説教を受けていた。
先ほどまでのオーラは一体どこへ消え去ったのか。
彼らの体力ゲージは点滅し、ヒートゲージは0である。
スタミナンロイヤルを使用してもおそらく回復しないだろう。
「い、一旦落ち着こか?なぁ?カレン?」
「何か言いましたか!?」
「ッ!!…なんもゆうてへんです…ごめんなさい…」
極道18人殺しの異名を持つ虎、撃沈。
ヒートゲージが溜まっていれば怯まずに反撃できたのだろうが残念、今は0だ。
いやそれでも無理だな。
「おい大吾!!なんであんなにキレとんねん!?」
「おそらく桐生さんとの時間を奪われたことと日ごろのストレスが溜まりにたまって…」
「そこ!!話を聞いてます!?!?」
「「ッ!!はいっ!!聞いております!!イエスマム!!」」
「私はマムじゃないです!!」
「「すみませんでした!!!!」」
嶋野の狂犬と元東条会6代目会長、撃沈。
「そもそもなんでいつもお兄ちゃんはこうなの!?この前だってポケサーで遊んでると思ったら乱闘を起こしてみんなに迷惑かけてたじゃん!!」
「いやそれは便利屋68に頼まれて…それにあれはあいつらがポケサーサーキットを…」
「言い訳しない!!」
「うぐぅっ…」
堂島の龍、撃沈。
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カレンチャンの説教が始まって45分。
彼らの足も限界に近付いてきたころ、お兄ちゃんの携帯電話が鳴り響く。
「っ!!カレン!!もしかしたら大切な連絡かもしれない!!だから頼む!」
突如現れた救世主。
大男4人が救いを求めるようにカレンチャンに視線を向ける。
「……はぁ……良いよ、出て」
「すっ…すまないっ!!」
(((たっ、助かったぁ…!!!)))
やっと解放された3人はスライムのようにその場で溶け、お兄ちゃんは携帯電話を取った。
『もしもし桐生さん、今お暇ですか?』
「秋山か!?助かった…」
『どうしたんですかそんな覇気のない声で?まあいいや。それより近いうちに寄ってくださいよ、キャバクラ!!うちのララちゃんが桐生さんに会いたいってうるさくて」
「お、おい秋山…!!今はその話は!!」
『何ですか?別にいいじゃないですか、俺と桐生さんの仲ですし』
「そうじゃなくてッ…!!」
「お に い ちゃ ん ?」
背後からゴゴゴと殺気を感じ振り返るお兄ちゃん。
「ま、待てカレン!!これには事情が!!」
そこにいたのは修羅。
今まで数々の強敵と戦ってきたお兄ちゃんだが、彼らとは比べ物にならないほどの強大なオーラを放つカレンチャンに体の震えが止まらない。
『あー…その…もしかしてタイミング最悪でした…?」
「秋山さん…今度お話があります…!!」
『マジかよ…』
電話越しに男の絶望した声がトレーナー室に響く。
おにいちゃん は せっきょうなかま に たすけ を もとめた
「お、お前ら!!…っていねぇ!!」
へんじ が ない だれも いないようだ
ゴゴゴとオーラが増し続けるカレンチャン。
「カ、カレン…?ほら、俺にいつものカワイイを見せてくれない…か…?」
「お兄ちゃんのばかーっ!!!」
トレセン学園中にカレンチャンの怒鳴り声が響くのであった。
カレンチャンのヒミツ①
・キレるとオーラを放つ。
カレンチャンのヒミツ②
・トレセン学園最強ランキング(物理)上位らしい。
カレンチャンのヒミツ③
・カレンチャンのウィニングライブは大男達の合いの手がうるさいらしい。
桐生「L O V Eラブリーカレンッ!!!」
真島「たまらんわぁ!!」
冴島「みなぎってきたわッ!!」
秋山「いいじゃない!!いいじゃない!!」
大吾「ヒューヒュー!!」
龍司「天誅じゃオラァァ!!」
全員「虎!火!人造!繊維!海女!振動!こんなんじゃなぁぁぁぁぁぁい!!!!!」
カレンチャン「…お兄ちゃんたち…うるさい…」