もしもあのキャラがウマ娘の世界にいたら・・・? 作:龍角散ガム
あの作品の影響でスカーレットは銀さんとのペアしか考えられなくなったよ。
「みなさん夏休みの日記はしっかりとやりましたか?日々の記録は自己分析するときに役に立ちますからね」
「ではビコーペガサスさん、前に来て皆に発表してください」
「はいっ!!わかりました!!」
###
【7月20】
今日から待ちに待った夏休みです。
夏休み初日はトレーニングの予定が無かったので公園に行ってトレーナーとキャロットマンごっこをしました。
トレーナーが悪役で私がキャロットマンです。
アタシのキャロットキックがトレーナーのお腹に直撃してしまいましたが、トレーナーは笑顔で許してくれました。
「ダメですよビコーさん。人間にとってとウマ娘のパワーは危険です。気を付けてくださいね」
【7月21日】
今日もトレーニングが無かったのでトレーナーと公園に行きました。
すると、公園のベンチにあるものを見つけました。
『さ…酒…酒をくれぇ…!!』
そこでアタシとトレーナーはマダオと出会いました。
「ビコーさん…マダオって何…?」
【7月22日】
アタシとトレーナーは昨日会ったマダオが気になり再び公園に行きました。
やはり、まだマダオは公園にいました。
けどなぜか、木にロープを吊るしていたので何しているの?と聞いたら
『ははっ…ブランコを作ろうとしたら失敗しちゃってね…』
と言っていました。
マダオは笑っていたけど、顔は笑っていませんでした。
なんでだろう……
「ちょっ…それやばいですよそのおっさん!!大丈夫ですかそれ!?」
【7月23日】
アタシとトレーナーがトレセン学園の校門を出たら、マダオが道路の真ん中で寝てました。
アタシが何をやっているのと聞くと
『夢を見たくてさ……でも寝相が悪くて夢、見れなかったんだよ……』
言っていました。
車やトラックが通って危険なのに道路で寝るなんてマダオはおっちょこちょいだなぁー。
「ビコーさん!!それ絶対に関わってはいけない人ですよ!!」
【7月24日】
今日はトレーナーが新しいトレーニング器具を用意してくれました。
アタシはその新しいトレーニング器具にロープを巻き付け腰に巻き、トラック場を走りました。
トレーニング器具は想像以上に動き回るので慣れるまで大変でしたがなんとかやり遂げることが出来ました。
「ああよかった…マダオはもう出てこないんですね…」
『いいぞビコー!!そのペースを維持して走るんだ!!』
『うおぉぉぉぉぉぉっ!!!』
『ぶっ…!!ぐべっ…!!がはっ…!!」ズザザザザザッ!!!!
「いやそれマダオォォォォォ!!!」
【7月25日】
今日はU.A.Fの競技種目の練習で、アクロバットアローをやりました。
今日の的は動き回る的だったので当てるのが難しかったですが、最後のほうはしっかり当てられるようになりました。
『いだっ!!ちょっとマジで…!!やめっ!!ガッ…!!!』
「ビコーさん人に向けて撃ったの!?危険ですよというかトレーナーさんも止めてよ!!いやこれトレーナーさんが準備したのか!!」
【7月26日】
今日は新しいトレーニング器具を調達するためにトレーナーと買い物に行きました。
今まで使っていた器具はボロボロになったので倉庫へしまいました。
「よかった…マダオは解放されたんですね…いやよくないけど」
しかし、お店にはピンとくるものがありませんでした。
とぼとぼとトレセン学園に戻る途中、アタシたちは公園に寄りました。
すると、そこでアタシたちにピッタリの器具を見つけました。
公園の管理人さんに持って帰っていいかと聞いたら問題ないと言ってくれたのでお礼を言ってアタシたちはウキウキで持ち帰りました。
『嫌だッ!!!!戻りたくないッ!!!誰か助けてくれェ!!!!』
「だからそれマダオォォォォォォォォォォ!!!!」
【7月27日】
使っていた器具がどこかへ行ってしまいましたので、アタシはトレセン学園内を探し回りました。
すると、ダイワスカーレットさんのトレーナーがトレーニング器具をいじっているところを見つけました。
『助けてくれ銀さん!!このままじゃ俺本当に死んじまう!!』
『知らねーよ。俺だって忙しいの。見てわからない?』
『いやただベンチでジャンプ読んでるだけじゃん!!このままだと俺「マジで ダイソンもびっくりの 汚物」略してマダオになっちまうよ!!』
『今とそんな変わらないだろ』
『あ、いたトレーナー!!こんなところで油売ってないでトレーニング再開するわよ!!』
『あだだだだっ!!分かったから耳を引っ張るな!!』
『あ!!待ってくれよ銀さん!!……うわぁ!?見つかった!!来るな…来るなぁぁぁぁぁ!!!』
これでトレーニングが再開できます。
よかった。
「全ッ然よくない!!!」
【7月28日】
今日から夏合宿です。
流石にトレーニング器具を持っていくことはできなかったのでトレセン学園に置いていきます。
「今だ!!マダオ!!逃げるなら今しかない!!二度と見つからないところで余生を過ごすんだ!!」
【8月20日】
約1か月の長い合宿が終わりました。
とても辛く厳しい特訓でしたが、実力が上がったことを実感できます。
きっとキャロットマンのパワーアップもこんな感じなのかな?
明日はトレーニング器具を使ってどれだけ成長したかを試すのが楽しみです。
「マダオ…ちゃんと逃げられたの…!?」
【8月21日】
トレセン学園に置いていったトレーニング器具がまたどこかへ消えてしました。
いくら探しても見つかりません。
仕方なく今日はトレーニング器具なしで練習しました。
「よかった…マダオはちゃんと逃げられたのね…」
【8月22日】
今日もトレーニング器具を探しましたが、見つかりません。
もしかしてと思い、再び公園へ向かいましたがやはりありませんでした。
一体どこへ行ったんだろう・・・
このままだとアタシトレーニングできないよ・・・
【8月31日】
アタシは気づきました。
いつまでもトレーニング器具に頼っていてはいけないと。
一流のアスリートは環境に左右されてはいけないんだ。
ありがとう…マダオ…
アタシ、頑張るからっ!!!!
「なんかいろいろとあったけど、最後はハッピーエンドになったのね……!!みなさん、ビコーペガサスさんに拍手!!」
パチパチパチパチ!!!!
『見たまえトレーナー君!!カフェ!!これが「まさに ダ・ヴィンチも驚く オーバーテクノロジートレーニング器具」略してマダオさッ!!!!』
『シテ・・・コロシテ・・・』
「マダオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
マダオのヒミツ①
・トレセン学園のトレーニング器具として働いたことがある(無給)
マダオのヒミツ②
・ウマ娘、怖い
マダオのヒミツ③
・実はマダオ