TS憑依堀北さん   作:larana

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評価とかお気に入り登録される度に櫛田さんじゃないけど想像を超えた何かが自分に押し寄せてきますね
評価バー赤色なってるのとランキングのルーキー日間入ってたの見たときは本当に嬉しかったです、読者の皆様ありがとうございます

追記:誤字報告ありがとうございました


高育入学!そしてDクラスへ

バスを降りると、眼前には高度育成高校の校門がそびえ立っていた。

ついに『ようこそ実力至上主義の教室へ』の主な―――無人島~船上試験、混合合宿、修学旅行等を除く―――舞台である高度育成高校に()は辿り着いたんだな、と感慨が湧く。

……尤もまだ私が「堀北鈴音」になってから30時間弱しか経ってないのだけれども

 

 

「なあ、堀北」

 

いよいよよう実の世界に来たんだなあ……と眼前の風景に圧倒されて思わず立ち尽くしていた私に、綾小路が話しかけてくる。なんだろ?

 

 

「何かしら、綾小路君」

「さっきのバスの中での件なんだが……なんで席を譲ったんだ?」

「なんで……って、どういう事かしら」

「いや、単に堀北が席を譲った理由が気になってな」

 

 

 

うーん……どう答えたもんか、これは?適当な理由でっち上げるか?

いや綾小路なら目線とか頬の筋肉の動きとかジェスチャーでそういうの看破するラ◯トマン博士みたいなこと出来そうだしなあ……変なこと言って疑われるのもアレだし、正直に行くか。

 

 

「あのまま無視してあなたという初めての友人と会話を楽しんでも良かったのだけど、あのお婆さん、優先席もk……金髪男のせいで座れなくて困ってたじゃない?若くて健康な私がそのまま座ってるというのは居心地が悪くて」

 

 

正直自分でもあざとい、くどいと感じる位に「オレサマ、オマエ、トモダチ」アピールをしつつ正直に胸の内を話した。……そろそろバレるんじゃないだろうかこれ?

 

 

「友達…… そうか、俺は事なかれ主義だからな。ああいうのに関わって目立つくらいなら、席を譲らないほうが良いと思ってな」

 

 

いや結構効いてんなこれ。初期之小路君反応あって可愛い……

 

 

「そうなの?まあ、考え方は人それぞれだし、良いんじゃないかしら」

 

 

まあこっちとしても居心地悪かったから譲った!おしまい!って感じだしなあ。

ホワイトルームという特殊な環境で育った綾小路には新鮮な光景だったんだろうか?

 

 

「それより、早く教室にいきましょう?この後クラスで集合した後、学校のルールとかの説明の後に入学式よ」

 

「……ああ、そうだな」

 

 

こうして私達は二人一緒に1年Dクラスへと向かうのであった。

 

 

 

 

――Dクラスの表札がある教室に入り、さり気なく全員分――40人分――のネームプレートをできるだけ確認しながら、自身の席につく。

 

どうやら40人学級、一応見た限りではDクラスの主要な登場人物は一通り揃っていて、とくに目立つ名前(明らかにオリキャラだろって名前)の人はいなさそうだ。

原作との乖離点チェックヨシ!(現場猫)

 

 

ここで例えばアニメ版の25人学級だったり「オレはDじゃなくてAだからここでお別れだな」とかなってたら頭抱えてた自信ある。特に後者。

 

 

あと、見渡してみた感じ自分以外に転生者や憑依者――特に原作知識持ちの者――も居なさそうだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()に触れながら、そんな事を考えていた。

 

「堀北も同じクラスなんだな」

 

「ええ、そうみたいね。同じクラスで良かったわ」

 

 

じゃなきゃ原作大崩壊だからな!唯一のアドバンテージぶっ壊れるわ!

 

 

「あのバスの中に居た面々も同じクラスみたいね」

 

 

櫛田が一瞬驚いたようにこちらを見て目線を逸らし、高円寺は……原作やアニメで見て知ってたが入学早々机に両足乗せて座る奴リアルで見るとやべえな。

ヤンキーか痛い系の高校デビューかよ。でもそれが様になるのも高円寺らしくある。

 

 

そして教室についに我らがDクラスの担任が入ってきた。

 

 

「新入生諸君、私はDクラスの担任の茶柱佐枝だ。普段は日本史の授業を担当している」

 

 

おお、茶柱先生だ。現実に存在しない超レア名字(実在するレア名字で言うと軽井沢や龍園が該当するらしい)、長いポニテ、そしてスーツに包まれたナイスバディ。

 

見た目だけなら眼福なので眺めつつ彼女の説明するこの学校のルールを聞こう。

とはいえ、原作でもアニメでも数多ある二次創作でも散々見てきた私にとってはもはや聞くまでもない内容だが。

 

 

外部との連絡禁止(ある方法を使えばタイミングは限定されるが郵便や宅配便なら送れなくもないが、バレれば退学)、60万平米のクソデカ埋立地君の話などの話とともに、ついに重要なあのシステムの話が出てきた。

 

 

「これから配布する学生証カード。これでポイントを消費することで売店などで商品を購入することが出来る。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

()()()()()()()1()()()()()()()()()()()()()新入生全員に10万ポイント振り込まれているはずだ」

「この10万ポイントという支給額はお前たちへの学校からの評価だ。この学校は実力で生徒を測る。このポイントは好きに使ってくれて構わないが、カツアゲはするなよ?そういう問題には敏感だからな」

 

 

……これ私は知ってるからこの発言が伏線だって気づいてるけど、そうでない奴ここで気付けるんだろうか?

仮に私がよう実のことを1ミリも知らずにこの世界に来ていた場合、正直気付けるとは思わない。

原作知識無しDクラスだったら何買ってたかなあ……原付免許とって中古の原付、はここだと無理だし、無難にパソコンでも買ってたかなあ。

ゲーム機も考えたけどゲーム機と違って課題作成とかそういうのにも使えるじゃん!と思ってドヤ顔で買っていてもおかしくない。

 

 

「質問はないようだな。では―――「茶柱先生、質問をしてもよろしいでしょうか」

 

 

「お前は……堀北か。何だ?」

 

 

 

この質問で原作と流れが変わることになる。そう考えると緊張してきた。

だが、ここで質問をしないわけにはいかないんだ。




どこで切ったら良いか悩んだんですがここで切ります
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