「ヨロシク。」
「よろしく・・・。」
白い部屋の中、声が木霊する。
「えっと、君は武術とかの経験ってある?」
「空手と剣道。あとアーチェリーやってた。」
「ん。センセーこの子の名前ってなんていうノー?」
「君」と呼ぶことに”飽き”を感じた "九音寺院”は、
青年の方に向き直りながらそう、質問をした。
「ん。あー、あれだぁあれ、適当に決めて良いよ。うん。」
「・・・そんな適当で良いんですか?本人めっさ縦皺付いてますけど・・・」
青年は"九音寺院”にそう言って、目を閉じてしまった。
「ありゃりゃ。また瞑想デモするつもりなのカナ?
まぁ、ソンなら仕方ないね。
名前何がイーい?
特に無いなら、お勧めのがあるんだけど。」
「貴方達の名前は誰が決めたの?」
「ん~?私たちのはセンセだよ。
偶に自分で決めたり、人に決めて貰ったりする人もいるヨ~」
「ん。じゃぁお願い。」
「ん?私が決めちゃってイーの?」
「うん。名前なんて結局大した意味も持たないから。」
「んー。わかったヨー。それじゃあ名前は~...」
”九音寺院"はそこまで言うと小首をかしげて、考えている様なポーズを取った。
そしてゆっくりと口を開き言った。
「”祝音さん”で良いよね?ヨネ?」
「・・・由来は?」
「”祝”福の”音”色。一応
「みつかい?」
「そ、御使い。神の使い。」
「?貴方たちはいったいどんな意思を持って”神”に仕えてるの?」
「御使いは自身の意思を持たないの。
意思を持って行動する天使は、一般的に堕天使って呼ばれてるんだヨ。」
「しってた?」と、首をかしげる。
「じゃあ、貴方たちは何?」
「ワタシ達?
ワタシ達はワタシ達だヨ♪
ワタシ達がワタシ達でワタシ達だから
ワタシ達として個々に在る事が出来るの。」
「・・・」
「茶子。お遊びはその辺りにしておきなさい。」
にししと笑う”九音寺院”と、
”ワタシ達”に頭を悩ませる少女に黄葉が声をかけ二人を制止する。
「すみませんね祝音さん。
この子は私たちの中でも突発している個体なの。
悪気は無いから許してあげてね。」
紅葉が、先のあっけらかんとした調子とは一風変わって、
落ち着いた年配の女性のように立ち振るまう。
「いえ、大丈夫です。」
「そぅ?なら良いわ。」
黄葉はそれだけ言うと「じゃぁ、よろしくにゃ~ん」
と、先の軽い調子に戻って青年の腿を枕に眠り始めた。
「コウヨウ、後で絞める…」
“九音寺院”が何か物騒なことを言っていたが“祝音”は聞き流すことにした…
「さて、じゃぁ始めよっヵ♪」
_____________________________________________________to be continued...
【次回予告】
「あれ?軽い…」
「うん。上出来、上出来♪」
---手にスルは“カタナ”
「背中に力の塊が生えるのをイメージして。」
「背中…」
---背にモツは“ツバサ”
「うん。やっぱり天使はコウじゃなくっちゃ♪」
次回「Signal」
どーも主です。
皆様の声の代弁です。
「駄文乙」
はぃ。その通りでござんす。
こんな堕主ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
doog night~祝福と救済を~