「ダメダョ・・・ダメダメダョぉ♪
もっと、もっっと、もっと、もっと、もっと、もっと、モっト、もッと、もット、
もっと、もっっト、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっっと、もっと、
モット、もっト、もっッっト、モッっと、もっと、もっッッっッと、ヨクさなきゃ♪」
「……汚い。」
九音寺院が言い、祝音が呟く。それを合図に
”カキィィィンッ”
高い音を立てて刀と剣がぶつかる。
「汚いなんて酷いなぁ・・・。悲しくて涙が出ちゃうよ・・・」
「嘘つかないで、貴方達は悲しくなんて無い。
悲しい様に見せて"人の真似事"がしたいだけ。」
祝音は声を上げ、九音寺院に切りかかる。
「嘘じゃないもん。ワタシ達は悲しむよ。
仮にそれが"人の真似事"であってもそれは私の感情だもン。」
「それは貴方が思ったことでは無くて、
"一般的に、そう言われているからそうである。"
という定義に基づいて用意された"言い訳"でしかない。」
九音寺院は振り下ろされる全ての太刀筋を
「でも、"一般的"な"言い訳"がその対象固体に根付かないとも限らない。
そんな薄っぺらい"論議"じゃ人は動かせないよ♪」
「ッ!!五月蠅いっ!!」
祝音は身を翻して剣を避け、振るっていた刀を一回り程大きくして、九音寺院にフリオロス。
"グチュっ"
祝音の振るった刀は、九音寺院の短刀を砕き、
頭頂部を少し左にずれた所で喰らいつき、頭の一部をソギオトシタ。
「 やった?」
祝音は弱々しく口を開き自身の勝利を確認した。
本来であればソコデ終わるハズだった。
ホンライデアレバ、コエナドスルハズガナカッタ。
「 う ひゅ ふひ ゅ ふ ひ ぃっ あひィ うひゅ」
キコエルノハ、ダンペンテキナ“ワライゴエ”♪
「あひぃッ、うひゅゆ、あひゃッ、ひゅひひ?ひひひひひひあひゅっ、あひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっひひ、うひひ?うひゅッ?ひひッ、うひゅゆ
あひゃっ♪うひひ♪アひゃっ♪ふひゅゆ♪あひゃ♪ふひひひっ♪アひャヒゃひャひャひゃひゃ♪」
クルッタヨウニ、コワレタヨウニ、タダ、タノシソウナ“ワライ”
“ぐちゃり” “ぐちょり” “ゴキッ”
クズレオチタニクはオトヲ立てカタチを変え、ユカを這いマワル。
「ひっ!?」
崩レ落チタカタチはウズヲマク。
ツクラレタウズハジベタヲハウ。
ハイマワリハイマワルハイマワッタハイマワルモノ。
マワッタマワッタマワッタマワッタマわッタマワったまわッたまわった回った廻った
祝音は眼が離せなかった。
眼前でニクが肉の形を辞め、骨が個々として動きまわる。
ヒドク醜く正気を疑うようなコウケイ。
けれど眼を離せない。
離したらきっと、
「っ! おっげえええええっ!! おげぇ! おええええええええっ!!」」
「だめだョ♪そんな簡単に壊れちゃぁ♪
これが君の欲で、君の成したかった事なんだからぁ♪」
酷く綺麗な濁った声が”ぐちゃり”と音を立てて積み上がる♪
積み上げられたニクは”九音寺院”の形を造る。
「君は私の崩壊を望んだ♪これがソノ結果、
眼を開いて。
シッカリと視て。
君が望んだ結末のヒトツの終わりを♪」
「おおぅぅうっ!! おぶぅっ!! おっおっ!! おげええええっ!!」
祝音は吐くモノなど無い”胃”を必死に動かして”ナニカ”を吐き出そうとする。
九音寺院は呆れた様な顔をして、虚空から大振の西洋剣を取り出し、紡ぐ。
嗚咽を漏らす少女に。今なお、嗚咽を漏らし続ける少女に。
「一回、死んでみようか?」 ”ぐシゃッ”
スイカを割るような軽快な音と共に祝音の頭を叩き割る♪