ワイ「ブルアカ二次創作ジュルジュルジュルジュルうんめぇ^〜〜〜もっと読みてぇ〜〜〜〜〜よそのオリキャラが成す物語から得られる栄養素は最高や。そういう「解釈」も理解できる。(無邪気な司祭)」
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ワイ「書きてぇな……何か、クロスでもいいから。けどせっかくなら4/7スタートのブルアカアニメ見つつ原作知識補強してから……いやその前に色々やることあるだろ!いい加減にしろ!」
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ウァァ!!オレモ書イチャウゥゥゥ!!!ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウ!イィィイィィィイイイィイイイイイイイイイイイイ!!「ワイ」
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Fin.
第一話:砂漠から
どこまで歩いただろうか。
どこまでが砂の大地なのだろうか。
地平線から先は、透き通った青色に染まっていて、それ以外は全て砂。360度見渡した先に、見えるものがない。
ただ、ふと真上を見上げると、そこには数式、あるいは機械の回路のような、薄らと
広大な“グレート・デザート“を歩いていたはずだ。【都市連合】──全てを滅ぼした末に、ならず者の地と化した領地──の街を目指していたはずだが、気付けば何かが違っていた。
生き物の気配がない。それどころか人の気配も。ついにこの世界は滅んだのか?否、この世界はとっくに滅んでいて、私たちはその滅びの跡に縋って生きていたはずだ。
ならば、ここが私の死地となるのだろう。
始まりの場にて、終わりか。そう思った途端、目の前が揺らぎ、視界が真っ暗になった。先程まで、清々しいほどに澄み渡った空が見えていたというのに。
だが、どこか晴れた気分だった。
私も、結局そこらに生きる素寒貧のように死ぬのか。そう思うと、悔しさが溢れてくる。
それでも、そんな悔しさ以上に、私は自分の終わりに、安堵していた。
「……ん、死んでる……?っ……よい、しょっ……思った以上に重い」
目が覚めた。……目が覚めた?
勢いよく起き上がる。いや、そんな勢いよく起き上がれる体力が私にあったか?何故だろう、砂漠を歩いていた時より、体が軽く感じる。
そもそもここは、どこだ?
見たところ、コンクリートと木造の混じった、何となく新しさを感じるデザインの部屋だ。ベッドに使われている布団の材質もいいな。隣には薬品が入った瓶や包帯、本棚……なんだここは。貴族の家か?見える文字は、
あれ、本当にここはどこだ?
ベッドから出て見ると、全裸*1だった。かなり肌に砂が張り付いていたはずだが、全部取っ払われている。ありがたいことだが、私にここまで尽くしてくれる者が……?
呆然としていると、ガラガラとドアが開く。誰だと構えると、それは見たことのない人物。
「あ、起きてますよ!」
プラチナブロンドの、胸がたわわな少女が、私を見るやいなや、花のような笑顔で声を出した。とてもかわいい。頭の緑色のはなんだ???
そんな少女の声を輪きりに、後ろからゾロゾロと少女たちがやってくる。背の低いピンク髪の、オッドアイな少女。銀色の髪と獣めいた耳を頭に生やした、凛とした風貌の少女。長い黒色のツインテールが特徴的な、同じく獣めいた耳を頭に生やした少女。赤いフチの眼鏡をかけた、横に長い耳の黒髪少女。
なんだこの少女たちは。全員とてもかわいいな。全員頭の上に個性的な輪を浮かばせているが。
「おぉ、良かったぁ。おじさん一生起きないのかと思ってたよ〜」
「死んでたらそれはそれで困るでしょ!?とりあえず、なんかピンピンしてそうだし、良かったわ……」
「ん、じゃあ野に帰す?」
「あの、遭難者をまた遭難させるのはちょっと……」
そんな個性的な会話を繰り広げる彼女たち。私の様子を見に来てくれた、のだろうか。遭難という単語の意味を含めて、私は彼女たちに声をかける。
ひとまずは先に礼を言い、ここはどこだ?と聞いた。
「ここは“アビドス高等学校“ですよ〜」
アビドス……学校?そんな土地、あるいは国……いや学校機関?なんてあっただろうか?
「君こそ、誰なのかな?シロコちゃんが砂漠で拾ってきたみたいだけど、あんなところを好き好んで歩く人は中々居ないよ〜?」
「ん」
ピンク髪の少女がそう言い、おそらくシロコという名の銀髪少女が同調して頷く。
確かに、そう言われればそうだ。私とて目的がなければ”グレート・デザート“を歩くなど──
あぁ、いや。目的は、とっくに失ったんだっけ。
ピンク髪の少女は、どこかのほほんとしている。しかしその眼差しは私を懐疑的に見ており、敵視している。私だからこそわかる。コイツは強い。恐らくこの少女たちのリーダー格なのだろう。きっと、私の言葉次第で、何か仕掛けてくるか。
であれば、正直に自分の経緯を話し、腹を括るべきか。私は一息ついて、語り出した。
「……私は、死に場所を求めて歩いていた」
何もかもを捨てた、その辺にいる素寒貧だよ。私は彼女に、そう告げた。
「私はどうして生まれたのかがわからない。気が付いたら砂漠に立っていて、お腹が空いていたから、街を襲うくらいの、なんてことのない
今思えば、その時ほど生に溢れていたに違いない。今と同じ格好で、左腕は無かった。今では義手*2を装着して誤魔化しているが、金も食料も人脈も力も左腕もない私が、当時どうやって生き延びていたのか。考えれば考えるほど、奇跡の連続だった。
グレート・デザート。私の知る砂漠では、スキマーというカマドウマ*3のような巨大な原生生物がいた。ソイツの屍を剥ぎ、その肉を食い、ほんのちょっと価値があるらしいスキマーの爪を売り捌いて、なんとか生きていた。
そこから、ただ生きるだけでは駄目だと思い、自らを鍛えることに専念した。砂漠を横断できるよう体力と走力を付け、野盗に見つからぬよう隠密技術を磨き、仮に戦うことになっても勝てるよう、様々な武器の扱い方を学んだ。
当然、上手く行かなかった。砂漠を彷徨いている【人狩り】に見つかっては捕まり、奴隷となった。自由を奪われ、必要最小限の食料だけを渡されながら、ただ働くだけの存在にまで堕とされた。それでも、ピッキング技術と隠密技術を鍛え上げて奴隷人生からさらばしたが。
砂漠を越え、人間の男性しか優しく迎えない宗教国家で一晩を明かした。人間以外の人種を嫌い、機械を見れば憤怒に染まる思想は、私の肌には合わなかった。たった一晩だけの恩に礼を言い、国を去った。
道中、野盗に襲われて野生動物に食われかけたが生きた。
”ハブ“と呼ばれる国境線の街で、ようやくまともな体作りと生活が始まった。そこからはトントン拍子だった。ようやく義手を手に入れた。徒党を組みたいという仲間ができた。私たちの拠点を作り、攻められ、それでも生きるために押し返した。例え、国に喧嘩を売ることになっても。
ホッブズ、ルカ、キャット、バーン、ビープ、アグヌ、サッドニール、グリフィン、ハムート、グリーン、エリス、レッド、イズミ、レイ、レーン……
いろんな仲間ができた。いろんなことが出来るようになった。古の帝国の技術を手に入れ、機械による文明再現──我々にとっての近代化を行い、力以外も強化した。色々な街を訪れ、私たちの命を狙う国は落とし、かつて存在した文明の遺跡や領地を訪れた。
あぁ、確かにいろんなことをした。世界を巡り、仲間と笑い合い──
ズドオォンッ!!!!
「げっ、もしかして」
「敵襲です!えぇっと、またカタカタヘルメット団です!」
「また!?昨日ので懲りてなかったの!?」
「ん、迎撃準備」
突然の爆発音。咄嗟に身構えた私だが、それとは裏腹に、少女たちはどこか呆れた様子で襲撃者の迎撃準備に行こうとしていた。あのメガネの子が持っている板らしきもの、アレは帝国の技術でも見たことのないものだな……
というか、私の語りを中断しやがって。許せぬ。私も行こうと思ったら、プラチナブロンドの大きな少女が、困った様子で私に近付く。
「……あの、流石に裸で外に出られても困るといいますか、今から襲撃が来ますので、安全な場所に移動した方がいいですよ」
「わかっている。襲撃なのだろう?だったら、私も出る」
「えっ?でも、銃も服もないのに!?」
「銃……?それはいい。服は……すまない、シャツだけでもいいから一枚借りれないか」
なんとなくだが、この世界は私がいた世界と違うのは把握していた。窓から見える景色と、空に浮かぶ円。周りにある品々は、明らかにあの滅びた世界とは文明が違い過ぎる。この“アビドス”とやらの周辺は滅びかけているのだが、少女たちの健康さや服装を見るに、この土地だけが砂漠地帯、なのかもしれない。
まあそんな考察は置いておこう。
プラチナブロンドの少女は、側にあった棚から、彼女が着ているのと同じ白いシャツと、黒のチェックのスカートを渡す。ついでに白いブラジャーと白いパンツ……いや待て待て待て。
「待って欲しい。私は男なんだが」
「……?あなたは、どこから見ても、立派な女の子ですよ?」
「えっ」
Huh?
「いやいやいや、待て待て。私は確かにこんな喋り方だが、ちゃんと男性で…………」
胸元を見る。僅かだが丸く胸が膨らんでいるな。体は……鍛え上げた筋肉がつるつるのぷにぷに。あれ、バンプアップ出来るくらいにはムキムキだったんだがなぁ?そして視線が普段よりかなり低いことにも今気づいた。義足のチェンジで毎度背丈が変わるからな。ははは…………
パンツの中を見た。つるっつるだ。磨き立ての鉄板のようだ。
「失礼、姿見とかないだろうか?」
「どうぞっ☆」
彼女から差し出された手鏡を覗く。まんまるで小さく、幼い顔立ち。吊り目気味だが、ぱっちりと大きな黄金色の瞳。ミディアムカットされた、焦茶色のふんわりとした髪。そして頭の上に浮かぶは、鉄色の個性的な輪っか。
試しに口元を動かしたり、目を動かしたりすると、鏡の前のかわいい少女も、同じ表情をする。同じ動き、同じ動作、同じリアクション……
なんだこれは、たまげたなぁ。
私はかわいい少女だった……?????
いや有り得るか!?有り得ないが、有り得ている!なぜ私はこんなかわいらしい少女に!?何か、何かがトんでいる気がする……!
そうだ義手義足!そう思って接合部に指を当て、着脱用のスイッチを押す。すると、「カチャン!」と音を立てて、金属の接合面とサスペンションが露わになる。
「うわぁお♡」
「右腕、左腕、右脚、左脚……擬態用義肢、全部ある。ある、がッ!」
なんで義手義足はそのままで体と顔は性別ごと変わっとんじゃい!!整形外科医*4でも性別の垣根は越えられない領域のはずだぞ!しかもこの頭の上のはなんなんだ!掴めもしないし!
「んがあああぁぁぁぁぁ!!!!性別が!性別が変わっているーーーッ!!」
「よくわかりませんが、ネガティブから脱却したみたいで良かったです☆」
今まさに私はネガティブになりそうだが!?そんなやり取りをしていると、二度目の爆発音。建物が震えるほどの衝撃に、私と少女は目を合わせた。
流石に漫才をやっている場合ではないと思ったのか、彼女は有無を言わずに私の手を取り、ここから避難させようとする。しかし、私は奴らを倒すと決め、ちょっ、力強ッ!?義手なのに力差が凄いッ!
「待ってくれ!私は戦える!」
「駄目です!病み上がりなんですから、大人しく付いてきてくださいっ!」
「それでも、ぉおッ!?」
言うことを聞かないと思ったのか、彼女は私を米俵のように担いだ。誰か助けてくれ!誘拐される!いや誰もいねぇ!
「わがままな子はこのまま攫っちゃいます!」
「離せこのッ……ぐおぉおっ!?」
ジタバタするが、コイツの体幹は全然ブレない。一応、義手義足を付けているこの身はかなり重たいはずだが、もしかしてこの少女ムキムキなのだろうか。
駄目だ。離れられん。このままでは避難場所に連れて行かれる。ただ、その前に聞いておくべきことが一つあった。
「……そういえば、名前を聞いていなかった」
「
『保健室』とネームプレートが下げられた部屋を出て、白壁と木の床の廊下を、彼女は走る。戦闘音が遠ざかってゆくのを背に、私は考える。
名前。名前か。
私は、全てを捨てた。あの滅んだ大陸を全て股にかけ、未知を全て暴き、全ての強者をこの手で屠った。あらゆる勢力を敵に回し、あらゆる命を奪い、大陸一の強者となった。
結果、自分の周りから、何も無くなった。後に残ったのは、自分自身。私が、世界を滅ぼしたという結末だけ。
根幹を失い、緩やかに何もかもが消えてゆく世界に取り残された私は、全てを捨てた。仲間はとっくに消えていて、作り上げたものは風化して無くなった。共に歩んだ得物も失い、夢も失い──自分も捨てた。
だから、自分の名前と聞かれると、私は押し黙ってしまう。
ただ、
「……
「?」
自分を失っても、ルーツは覚えている。
全ての始まりは、広大な砂漠からだった。何もない自分が初めて地に足を付け、走り始めた場所。荒れ狂う砂の大地から、色々なものをかき集めて渡り歩いてきた人生。
そうだな。彼女の名前の雰囲気に倣って、名乗るのならば。
「荒砂トウハ」
この、透き通るような青い世界で、もう一度どん底からスタートしてみよう。
ドヤ顔で言ってみたものの、結局避難場所に放り込まれ、戦闘には参加できなかった。
私は悲しい。
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