1週間経った。ほとんど人の気配のないアビドスというこの地は実験をするのに丁度良かった。おかげで不測の事態にも対応できそうだ。
そして今!アビドスの校舎へと足を進めたわけだが、
「あ、おはよう〜!初めまして!君がレクト君?今日からよろしくね!私はユメ!こっちは君と一緒に入ってきてくれたホシノちゃん!仲良くしようね!」
「...よろしくお願いします」
温度差すごいな...!てかホシノ...ホシノ!?いやでも俺が知ってるホシノとは随分雰囲気違うな...いやでもたまにこんな雰囲気のが流れてきたような...まいっか!
「?私の顔に何かついてますか?」
「い、いやなんでもない」
「おやおや〜もしかしてレクト君。ホシノちゃんに一目惚れかなーなんて」
「何言ってるんですかユメ先輩。そんな事あるわけないでしょう」
「まあ確かにホシノはめちゃくちゃ可愛いけど俺はそんなにチョロくないぞ」
「は、はぁ!?何言ってるんですかあなた!」
「まぁまぁいいじゃないホシノちゃんは可愛いってことで〜」
「ユメ先輩まで!」
「ところで、入学にあたって説明することとかあります?」
露骨な話題逸らしにホシノの厳しい視線を頂いたが無視することとする。
「そうだねぇ〜、まずこの学校借金あるんだよねぇ。具体的には9億くらい!」
「9億ぅ!?そりゃまたなんとも...」
「まぁ、分かってはいましたがとても返せる金額ではありませんね」
「大変だけど頑張ってこー!」
というわけで、アビドスの生徒会書記になった。会長はユメ先輩、副会長はホシノ。
そんなこんなで新生活を過ごしていたとある日。ホシノと二人で事務作業をしていたら、珍しくホシノの方から話しかけてきた。
「そういえばあなた、ヘイローないですよね」
「ヘイロー?ああ、頭の上の輪っかのことか。確かにないな」
「危機感が薄いですね...どうやって銃弾から身を守るつもりですか、あなたは銃弾一つで瀕死になる可能性があるんですよ?」
「なんだ、心配してくれるのか?まあ大丈夫だよ、たぶん。即死じゃない限りは」
俺は首に掛けてる“お守り”を手にしながらそう言った。
「そのお守りが守ってくれるとでもいうんですか?流石に馬鹿げていますよ。サンタクロースを信じる子供じゃあるまいし」
「ホシノもいる?本当に効果のあるお守り」
「いりませんよ!馬鹿にしてるんですか!!」
残念。今つけてるのは【自動回復・特、体力・特】のお守りで【自動回復・特、会心回復・特】のお守り余ってたからあげようと思ったのに。お守りマラソン大変だったんだぞ。
ちなみに前言ってた重ね着問題だが解決した。顔まで覆ってるような鎧でも上から別の服を着たいと思いながら着ればなんか着れる。なんで???原理は不明。なので俺の今の下は青電主装備改だ。ちなみに着心地とか体積とかは重ね着したものになる。でも兜はつけてる判定なので顔に銃弾飛んできてもガードされる。多分。攻撃と判定されたものだけ防がれる?わからない...。
まあとにかく、おそらく銃弾程度ではこの青電主装備には傷もつけられないよってこと。見た目アビドスの制服だけど。
ドォォォオオオオン
そんなこと考えながら事務作業やってたら外から爆音が聞こえてきた。
「ホシノ...これはアレかな、ユメ先輩が言ってたやつかな」
この学校は偶に不良が攻めてくるらしいというのは、悲しきかな本当のことだったようだ。
「多分そうですね。私が片してくるのであなたはそこで待っていてください」
「いや俺も行くけど。何のためにあそこに弓がたてかけられてると思ってんの」
「はぁ!?あの趣味の悪い弓お遊び用じゃなかったんですか!?」
「趣味の悪いとはなんだ失礼な!伝説の古龍から作られた最強の攻撃力の弓だぞ!!」
「ああもう!意味不明な事を!着いてくるなら何でもいいですけど、怪我しないでくださいね!」
外に出ると大量の不良たちが待ち構えていた。
「この校舎は我々カタカタヘルメット団が占拠すr『ズドォォオオオン』は?」
相手の宣言など待ってやらない。そんな暇があるなら撃つべし撃つべし。本家モンハンでも対策できているのなら咆哮中は攻撃するのが礼儀だ。
「あなた一体何したんですか?」
「何って...弓を撃っただけだが?」
「戦車弾撃ち込んだみたいになってますけど」
「気にするな」
「て、撤退!撤退ー!」
どうやら数発撃ち込まれただけで撤退することに決めたようだ。まあ賢い選択かもしれない。というのもライダーとしての体に目覚めてからというもの、身体能力が高かったり、五感が妙に鋭い。その副産物としてか、ホシノの体から溢れんばかりのエネルギーのような物を感じるのだ。まあ意識しないと感じないのだが...。この小さな体に一体どれだけの生命力が?そんなわけで、この異常なまでの強さを持ってるであろうホシノに喧嘩を売る前に撤退したのは、賢い選択だったと言えるだろう。
「...はぁー、意味不明な力ですが、動かずに済んだのは事実です。ありがとうございます」
「大丈夫、この力に関しては俺もよく分かってない」
若干、いや大分呆れられながらも俺はその日を終えた。
さて、休日である。少し調べてみたのだがこの世界どうやら賞金稼ぎとか言うのが存在するらしく、指名手配犯を捕まえる事で賞金が貰えるらしい。これはもうやるしかない。しかし指名手配犯となると相手が有数の実力者であることは明白。となるとオトモンは呼び出したい。でもキヴォトスにモンスターなんているわけないしな、トラブルになること間違いないよな...。
!!。我。天啓を得たり。重ね着しないで顔隠した全身鎧でいけば正体不明のモンスターライダーとして通せるんじゃね?と。
いつも着てるアビドスの制服をぬぎぬぎするとあら不思議。そこにはかっこいい青電主装備に身を包んだライダーが...。もちろん兜で誰かはわからない。
いくつかの回復薬を手に持ち黒龍弓を携え、自宅から外に出る。ある程度進んだところで絆石に意識を集中する。絆石とは、ライダーとオトモンーーーライダーと共に行動するモンスターのことーーーが絆を深めるために必要な特別な石である。主人公達はこの石を通してオトモン達と通じ合っているとされているが...なんか1の主人公は最後の方無くてもレウスと通じ合ってたんだよな。やっぱすげえよあんた。
絆石に意識を集中してみると、今まで育ててきたオトモン達との繋がりを感じる。その数多の絆の中から、原初の絆を手繰り寄せる。
「来てくれ!レウス!」
何処からともなく
滑空してくるレウスにそのまま跨り、ゲヘナ自治区へ向かう。
広大な空を飛び、全ての障害物を無視し、進行不能エリアに遮られることもない。これが...自由か。
「そろそろ指名手配犯の目撃情報があるところか...降りよう、レウス」
レウスは短く唸って返事すると少し広めの路地裏に降りた。
「うわぁ!なんだこいつ!」
...まあ着地地点の近くに人がいるのはあんま考えてなかったが。
あれ?目の前にいるの指名手配犯じゃね?
挨拶がわりに弓を一発。
ズゴォオオオオン
指名手配犯っていうくらいだしあのくらいじゃ...気絶してますね。意外と指名手配犯って弱いのかな。ホシノと比べたら生命力めちゃくちゃ少なかったし。
「レウス、俺と一緒にこの人運べる?」
頷いてくれたので運んでもらうとしよう。目指すはヴァルキューレ。
めっちゃ怪しまれたし撃たれそうになったけどなんとか指名手配犯を引き取ってもらえた。次もあることを言っておいたので多分次からは大丈夫だろう。
結構金になったな...。もういっちょ行くか...。
それからしばらくして、青のドラゴンライダーという賞金稼ぎが名を馳せるようになった。
来たる決戦の時、共に戦うオトモンは?
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レウス
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ネルギガンテ
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イヴェルカーナ
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ディアブロス亜種
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ジンオウガ亜種
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ラージャン