シナリオライターをシナリオレーターって書くとか疲れてたんですかね(?)
先生達が下に落ちてからしばらくして、モンスターイーターブーストでの狩が3回ほど終わった頃、先生達が戻ってきた。
「お、戻ってきたか。で、誰その女の子?」
黒髪を地面に着くほど長く垂らした可愛い女の子。だがその顔はどこか無表情に近く、感情が育ちきってないように見える。
「えーっとね...拾ってきた!!!」
「こんな立ち入り禁止の危険エリアで女の子拾えてたまるか」
至極真っ当な俺のツッコミに「デスヨネー」と言わんばかりの顔をしたモモイは「ちゃんと説明します...でも部室に戻ってからね!」と言って歩き始めた。
電子機器を封じられ周囲をしっかりと警戒しテキパキ歩くモモイの進みは速く、行きよりもあっさりと帰ることができた。
「んで、拾ったって言ってたけどこの子どうすんだ?」
部室に戻った俺たちは、まるで赤子のような行動をする女の子の処遇をモモイに聞いていた。
赤子のような行動...そう、例えば何でも口に物を入れたり、とかな。
「ああ、私のWeeリモコン食べないで!ぺってしなさい!ぺって!」
...今のはミドリである。
「まあ、こんな状態だし放っておくわけにもいかないでしょ?とりあえず、名前は必要だよね。【アリス】って呼ぼうかな」
「...本機の名称【アリス】。確認をお願いします」
「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!それ勝手につけちゃっていいの!?本当ならAL-1Sって名前になるんじゃ...」
「そんなに長いと呼びにくいじゃん!どう?アリス、気に入った?」
「...肯定。本機、アリス」
「ほらね!アリスもこの名前が気に入ったって!」
余程アリスという名前が気に入ったのか、今までほとんど無表情だったのが、僅かに表情筋を動かし、確かな笑顔を見せてくれた。...この前のユズの笑顔もそうだが、幼女の笑顔はなんか変な気分になりそうになる。ホシノ?ホシノは別だ。ホシノは...なんか、側にいると安心するんだよな。俺の魂がホシノの神秘でできてるせいもあるんだろうが。あの砂漠でホシノが泣きながら俺に飛びかかってきた時、ホシノを落ち着かせるために抱きしめたけど、一番落ち着いたのは俺だった。あのまま寝そうだった。
そんな話はさておき、今目の前でモモイが自身の部を廃部から逃れるためにこの子を偽装入学させ自身の部に入れさせようとしてるのだが...
「先生としてはこれは止めるべきでは?」
「“私達は廃部を止める手助けをするっていう依頼を受けてここに来てるから、ね?それに、私は生徒の味方だから”」
「学校の先生じゃなくて、生徒の先生ってわけね、了解」
そんな風に先生との会話を納得し、モモイ達の方に戻る。
「服装はある程度整ったし、あとは武器と、学生登録と、学生証があれば...学生証の方は私の方でなんとかするから、ミドリとレクト先輩達はアリスに『話し方』を教えてあげて」
「話し方、ね...まあ確かに今のままだとな」
「そういうこと!じゃあよろしくレクト先輩!」
そう言ってモモイは風の速さで部室から去っていった。と言ってもな...話し方なんて一朝一夕で覚えられるようなもんじゃないしな...。
「あ。アリスちゃん、それは...」
悩んでる内にアリスが手に取ったのはTSC...テイルズ・サガ・クロニクルの情報が書かれた雑誌だ。
「それは、ちょっと恥ずかしいけど、私たちの作ったゲームなの。すごい酷評されちゃった奴なんだけどね」
まあ愛があるとはいえ、その方向性がユーザーの理解できない方向に注ぎ込まれてしまったような作品で、かつその愛を理解できる人間がこのキヴォトスには0に近かった...それだけの話だ。
努力の方向性は間違ったかもしれないが、そこに注いだ情熱は間違いなく本物だから、最初にプレイするゲームに適さないにしても、思い出に残るゲームにはなるだろう。
いや、むしろ最初にやらせた方がいいかもな。フ◯ムゲーをゲーム初心者にやらせるみたいな。いやでもフロ◯ゲーはクソゲーとは程遠いから例えとしては間違いかもしれない。
「やらせてみてもいいんじゃないか?TSC」
「レクト先輩!?」
「どんな影響を与えるかはわからんが、思い出に残るゲームにはなるだろう。『会話』もあるからゲームをやって言葉を覚えると言うのは案外悪くないかもしれん」
「...ここまでの言動の意図、完璧には把握しかねます。しかし...肯定。アリスはゲームをします」
「本当!?アリスちゃんTSCやってくれるの!?ちょっと待ってて!すぐにセッティングするから!」
そうして慌ただしくミドリが諸々の準備をして数分後、アリスがコントローラーを握り、何も知らない少女の初めてのゲーム体験が始まろうとしていた...。
まあ、前世持ちの俺からして『愛のあるクソゲー』と言う評価だったのだ。初めてゲームをプレイするアリスにどんな感情を与えたかと言うと...。
「?????????」
困惑、混乱...に該当する表情だろうか。脳の処理が追いついてないように思える。まあしょうがないな。さっきまで赤子みたいな行動をとっていた精神未発達の少女にこんな劇物をやらせたらまあこうなる。
地獄のようなチュートリアルを抜け3時間、いつの間にか戻ってきたモモイを加え、開発者2人にこの世で数少ない全クリプレイヤー1人の助けを借り、見事トゥルーエンドに辿り着いたアリスは...
「こ ろ し て...」
「壊れたな...」
叩く...は流石にダメだから撫でれば治るか?ストーリーズ2では撫でると体力回復したしな。
「でも凄いよアリスちゃん!私達がいるとはいえ、3時間でトゥルーエンドなんて!」
「というか、本当にゲームをやればやるほど、アリスちゃんの喋り方のパターンがどんどん多彩になってきてる...!?」
「勇者よ、汝が同意を求めるならば、私はそれを肯定しよう」
「ゲームからそのまま覚えたせいで偏ってるが、さっきまでより随分いいだろう」
「それで...こういうことを面と向かって聞くのは恥ずかしいんだけど...」
「「私達のゲーム、どうだった!?面白かった!?」」
...開発者としてはプレイした感想を聞きたくなるのは当然のことだ。しかし、このゲームは面白いかと言われれば...正しいゲームとしての面白さはないだろう。
「...説明不可」
「えぇ!?なんで!?」
「類似表現を検索...ロード中」
「もしかして悪口を探してる...?...そんなことないよね?」
ただ、このゲームには『愛』がある。情熱がある。例え捻じ曲がって歪んでしまったとしても、それらはきっと、まだ何にも染まってないこの子の心にきっと届いているはず...。多分。
「きっと、悪いことにはならないぞ」
「レクト先輩?」
「面白さ...それは、明確に存在」
「本当!?」
「プレイを進めれば進めるほど、まるで別の世界を旅しているような、夢を見ているような、そんな気分...もう一度...」
もう一度...と呟き、醒めた夢に追い縋るような表情で涙を流すアリスに俺はそっと頭に手を置いた。
「良いゲームが終わった後の余韻ってのはそんな感じだ。俺たちはその切なさを埋めるようにまた次のゲームに行ったり、同じゲームを繰り返したりするんだ。本当に最後の最後、やることが無くなって終わっちまったな...って思ったゲームでその感情を抱いたなら、それは運命のゲームだったってことだ」
「運命の、ゲーム...」
「アリスちゃんが私達のゲームでそのくらい喜んでくれるなんて!ユズにも見せたかったなー!」
「ちゃんと、見てたよ、全部...」
部室のロッカーが開き、中からユズが出てきた。居ることは気づいてたけど、本人が出てくる気無さそうだったから出てくるまで待ってたが...流石に自分の作ったゲームで泣いたプレイヤーが目の前にいたら出てくるか。
「ユズ!?いつからいたの?」
「みんなが廃墟から帰ってきたあたりから...」
「ずいぶん前だね...」
「アリスちゃん」
「?」
「面白いって、もう一度やりたいって言ってくれて...泣いてくれて、ありがとう...!面白いとか、もう一度とか、そう言う言葉がずっと聞きたかったの」
「俺はキヴォトスのゲーマーとは違う視点を持ってるだけだから、そういう感想は言えなかったしな」
「あっ、いや!レクト先輩が悪いって言いたいわけじゃなくて!」
「わかってるよ。大丈夫だ。お前らどれだけ情熱を込めてあのゲームを作ったかは見てないが知ってる。だからアリスは面白いって言ったし涙も流した。ゲームのゲの字も知らない子の心を見事に掴んだんだ。誇っていいと思うぞ」
「...はい!」
その後、アリスは集まったゲーム開発部にそれぞれのおすすめのゲームをおしつk...プレイすることになり、言語学習の一貫も兼ねて、アリスは一晩中それらをプレイし続けた。
俺?俺は一旦帰ったよ。だって女の子しかいない部室で雑魚寝とか出来るか?俺は無理。しかも先生とか言う劇物もいるし。無理です。
翌朝。
「おはよう、アリスは言葉覚えられたか?」
「あ!おはようレクト先輩!」
「おはようございます、レクト先輩」
「!! パンパカパーン!レクト先輩がパーティに再加入しました!きっと強力な助っ人キャラです!」
また変な言葉覚えたな...。
運命のゲーム云々とか書きましたけど、僕がやりきったな...って言うゲームないんですよね。僕の今を形成したゲームって言われても何かわからないと言う様
んーでも多分MHWIBな気もしますねpveゲーならあれが一番やったんじゃないでしょうか。でも傷つけは許してないよ(過激派)
パヴァーヌ一章が終わった後は?
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そのままパヴァーヌ2章
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原作時系列通りエデン条約
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カルバノグ(一章まで
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他イベスト(アビドスリゾート等