白亜の予告状のミニゲーム、ミドリが使いやすすぎますね...ステップキャンセル撃ちの難易度の低さが異常。攻撃速度なんていらねぇぜ
退院日が6/12に決定したのでそっからはさらに投稿頻度が落ちるかもです
「レクト君...?」
「ユメ先輩、お久しぶりです、ね...?」
久々に入った対策委員会の教室、そこにはだらだらしてるホシノと、ユメ先輩がいた。あれかな、ユメ先輩も久しぶりに母校訪問したくなっちゃった的なやつかな。奇遇ですね、俺もなんですよ。
2年ぶりに会えたことは喜ばしいが、かつてのホシノの反応を考えるとあまりこれからの事を想像したくない。
「わぁ〜!レクト君だぁ〜!!」
「ふげっ」
いくらライダーの体といえど、キヴォトス人のダイヴを受け止めるのはきついっす。てか前もあったなこんなの?俺は男にしては身長がさほど高くないため、ユメ先輩に抱きつかれた際に顔がすぐ近くに来てなんかもう色々すごいことになる。美少女だしめっちゃいい匂いするしすぐ目の前にある首とか耳の線の美しさとか、体前面から感じられるホシノとは違った柔らかさが感じられて、俺の男子としての警報がティガレックス亜種の咆哮レベルで鳴り響いてる。
早く引き剥がさねば、とそんな思いはなくなった。ユメ先輩の表情が悲壮なものに変わったからだ。
「本当に心配したんだよ?目が覚めてホシノちゃんにあの時の状況を説明したらホシノちゃんどっか行っちゃうし、改めてホシノちゃんと情報をすり合わせてみたら、レクト君はあの怪物と戦ってそれで...でも、そう思ってたけど、こうして帰ってきてくれたから、また会えたから、この3人で...ううん。アビドスの皆でいられるっていう奇跡を、今度はもっと大事にしてほしいな」
ほとんど何も知らず放り込まれたこのキヴォトスにおいて、初めて仲間と言えたアビドスの2人。不器用な優しさと隠れ持った女の子らしさを持った同級生と、周りを照らすような明るさと、疑いの心を持たぬようなちょっと抜けた先輩に、確かに救われたんだ。だから、その2人のためならこのデータの体の命だって捨てても良かった。
ああ、でも。違ったんだな。
とっくに2人の日常の中には“俺”も入ってて、俺が守る対象にはちゃんと俺自身も入ってなきゃダメなんだな。
俺はとっくに、この世界の住人なんだ。
なら、例えこの体に入ってるのが既に仮初の魂だとしても、それが尽きる最後まで一緒にいよう。どうせホシノが死ぬ時が俺が死ぬ時だろうしな。
「もう負けませんし、居なくなったりもしませんよ。俺が帰る場所は、アビドスで決まってますから」
「なら良し!...本当に、ホシノちゃんから連絡はもらってたけど、実際に会ってみないと実感湧かなくてさ。生きてて良かったよ」
それを聞いてホシノに目配せすると、ニコニコしながら手振ってきた。アイツまさか、俺が一回死んだという情報をいざという時のジョーカーとして持っておくつもりか?まあ確かにユメ先輩怒ると怖いけど...良い趣味してんな。
ユメ先輩がするりと腕を離し、目端に浮かんだ雫を指で拭う。
「あー!レクトがユメ先輩泣かせたー!」
「おいホシノ、人聞きの悪いこと言うんじゃない」
「レクト先輩がユメ先輩を泣かせたって!?」バァン
「ほらこういう誤解を生むから...」
ちょうど戻ってきた対策委員会の面々がセリカを先頭にし雪崩れ込んでくる。
「先輩の女の子を泣かせるなんて罪な殿方ですね、レクト先輩♧」
「レクト先輩!あのユメ先輩を泣かせるって何したの!?今なら怒らないであげるから、キリキリ吐きなさい!」
「セリカちゃん、もう怒ってる気がします...」
「み、みんな、ちょっと落ち着いて...私はレクト君に何かされたわけじゃなくて...」
「ん、ホシノ先輩も未だに2年前に買ってもらったらしい鯨のぬいぐるみを抱えてレクト先輩の名前を呟きながら寝てることあるし、レクト先輩は責任を取るべき」
「は?」
「シロコちゃん!?」
「あらら〜♤」
「ちょ、シロコ先輩、どこでそんなこと知ったの!」
「鍵がかかってる教室でピッキングの練習してたら偶々ホシノ先輩がいて...」
「シロコちゃん、後でお仕置きね」
「ん!ん!」
そんな首をブンブン振ってもダメなもんはダメだと思うぞシロコ。学校でピッキングの練習すんなよ。何を目指してんだお前は。
結局誤解を解くまで30分くらいかかった。
「疲れた...」
ホシノが座ってるソファの隣に座り込み、息を吐く。ホシノの隣なのは、ホシノの近くにいる方が安心するからだ。
向こうでは後輩達がユメ先輩が話す俺とホシノの昔話に花を咲かせている。
「そう言うレクトも、こんな
「...まあな。ホシノがいて、ユメ先輩がいて、今は愉快な後輩が4人もいる。...サクラはどっから来たかマジでわからんけどな」
「それを言ったらレクトのレウスもでしょ〜。...種族や見た目が違っても、サクラもレウスも、アビドスの仲間だよ。とっくにね」
「...そうだな」
思えば、レウスには2年間俺がいない間ずっとアビドスを守らせると言う重大で辛い任を一方的に押し付けてしまった。今更だが、今度労ってやらねばなるまい。
にしても、ホシノの近くにいるからか、眠いな...今なら熟睡出来そうだ。最近ゲーム開発部の方で激戦もあったしな...あ、やばい。意識が...
「...クト?...ト!」
「レクト、寝ちゃった...」
私と話してたと思ったら急に船を漕ぎ出して、そのままスッと眠ってしまったレクト。同じソファの隣で座って眠るその姿はあまりに無防備で、安心しきってるような表情で、まるで...
「私が隣にいるからって言われてるみたいだ」
首にかけてる貝殻のネックレスを弄りながら、なんとも言えないような、でも嬉しくて、幸せな気持ちが胸を駆け巡る。
「レクトは自分を守ってくれって私に言ったけれど、レクトがピンチになるような相手に、私は守ることができるのかなってずっと考えてたんだ」
「でも、あの時言った私が近くにいるだけで安心できるって言う言葉に、嘘はなかったんだね」
「...もう、取りこぼさないから」
眠っているレクトに一方的に語りかけ、決意を口にする。レクトも、ユメ先輩も、アビドスの後輩達も、もう、失わない。この両手からすり抜けないように、絶対に守ってみせる。レクトは生きている。でも助かってなんかいない。偶々レクトが見つけたネックレスを私がつけていたから、生き返っただけ。そもそも生き返ったのか、それとも紛い物の魂がレクトの器に入り込んだのかどうかすらわからない。今でも私の神秘が生み出した都合の良い人形なんじゃないかと思う時がある。
でも、レクトが今ここにいるのは確かで、この温もりを、レクトがいると言う現実を認めたくて、都合の悪い妄想は全部胸の奥底にしまい込んでいる。
例えいつかどうしようもなく非情な現実に打ちのめされようとも、今だけは、この幸せを噛み締めていたい。
そんなことを考えていると、レクトの体が私の膝に倒れ込んできた。
「あ!ホシノ先輩がレクト先輩に膝枕してます〜!」
「ん、皆の前で結構大胆」
「おじさんの膝はノノミちゃんほど柔らかくないんだけどなぁ〜。ぐっすり寝ちゃってるね。ダメだこりゃ」
「先輩達って本当に付き合ってないの...?」
「付き合ってはいないらしいのですが...これを見せられるとどうにも...」
「うーん、2人の間に恋愛感情ってあるのかなあ?」
側頭部に気持ちの良い感触と安心感を感じると共に目が覚めた。
起きるとそこは夕陽が差し込む対策委員会の教室だった。
「おはよう、レクト」
隣には寝る前と変わらずホシノの姿。これは、あれか。もしかしなくても...
「膝枕してもらってたのか...?」
「そうだよー。そりゃもう私の膝枕でぐっすりと眠ってましたとも。この時間までね。お陰様で足がプルプルだね」
「そりゃ悪いことしたな。...でも、ありがとう。おかげでよく眠れたよ。毎晩寝る時にホシノが欲しいくらいには」
「うへぇ!?」
「対策委員会の皆とユメ先輩はもう帰ってるみたいだし、俺たちも帰るか...どうした?ホシノ。そんな顔真っ赤にして」
「いや、なんでもないよ...」
校門前で互いにレウスとサクラに乗り、また今度と手を振り空へと飛び立つ。
帰りに便利屋にも寄ってくか...。ナビルーのおかげで場所わかってるし。道中の弁当屋で弁当でも買って土産にしよう。ついでに俺の分も。
そして到着した便利屋事務所にて。
「そういうことならその依頼、個人的に手伝おう」
流れで便利屋の依頼を手伝うことになり、ミカに会いに行くのが少し遅れることになった。
次回からオリイベ挟みまーす。
このタイミングでのこの流れでのオリイベ...?まさか...?と思ったそこのあなた。多分当たってます。
パヴァーヌ一章が終わった後は?
-
そのままパヴァーヌ2章
-
原作時系列通りエデン条約
-
カルバノグ(一章まで
-
他イベスト(アビドスリゾート等