投稿が遅れたのは全部…全部…いや自分が悪いな…
ミレニアムプライスが終わり、少しの日が過ぎ去った後。先生と俺はトリニティにレウスに乗って向かっていた。
「”レクト!これ凄いね!鳥になったみたい!”」
「あんまりはしゃいで落ちないようにしてくださいよ。そこまで高く飛んでないとはいえ落ちたら一大事ですから」
俺に後ろから引っ付いてる先生がはしゃいでいる。俺と先生だと先生の方が少し身長高いから先生の胸部が俺の肩らへんに当たるうえに先生の首回りの良い匂いがふわりと漂って来るんだよな。しんどい。なんでこの人こんな距離近いんだ…やはり「”私も乗せて!”」と言われても一緒に乗るべきではなかった。けどレウスは他人が乗るの嫌がるからなあ。俺と一緒じゃないと危ない。先生でさえ「まあ先生なら…」って感じだったし。エナ乗せてたじゃんとは思うけど俺のレウス初代の方だったわ。でもMHST2組のオトモンも俺以外乗せたがらないんだよな…そういえばセリカ救出した時もカゲが「え?俺が乗せてくの?」みたいな顔してた気がする。
「”レクトはいつもこの景色をみてるんだね。ちょっと羨ましく感じちゃうかな”」
「まあいつも視界のどこかで爆発やら銃撃戦が起こってますけどね」
「”キヴォトスでは普通なんだよね、これが”」
「そうですね。俺も初めて来たときは戸惑いました」
「”あれ?レクトもキヴォトスの外の人なの?”」
「言ってませんでしたっけ?俺もキヴォトスの外から来ましたよ。なので生身で銃弾受けたら普通に致命傷です」
「”普通に学生服で銃弾受けてるよね!?」
「ああ、あれは最初先生に会った時みたいな防具を下に着てるんで」
「”どう考えても無理があるけど!?”」
偶にはアビドス制服以外で出歩きたいという願望と普通の服が無かったという事実を鑑み、かなりまともな部類に入るミツネ装備を着てこうかと思ったが、自分の顔に合ってるかどうか微妙なところなのでシャーレの制服を着てきた。言ってしまえば連邦生徒会の制服とそんな変わらないのだが、俺が唯一の男であるというのも相まってオリジナル感は出ている。
顔は曲がりなりにもマイキャラなので愛着はあるのだが…髪型は片目で隠れてるショートヘアだし、色は濃い茶色、右の髪で隠れてる目元にはほくろがあり、左目は髪と同じ色だが、右目は空色というところまでゲームでやってた時まんまだ。ゲーム基準なので割と童顔でもある。そう、オッドアイなこと以外はちょっと幼い感じのいたって普通の少年なのである。間違ってもイケメンとかそういう類ではない。いや整ってはいるけど、かっこいいより可愛いの方が強そうな…そんな感じだ。
というわけで先生が異性なのに距離が近いのもこの見た目が大いに関係してるはずなんだ。そうに違いない。
「ほら、先生。そろそろ着きますよ。あと俺の頭嗅いでるのバレてますからね?」
「”いや、これはね!?ちょっと私の目の前の位置にレクトの頭があっただけでね!?”」
「はーい、後で然るべき人達に伝えておくんで大丈夫でーす」
「”達!?達って言った今!?複数なの!?”」
「冗談です。そこまでいません」
「”そこまでってことは少なくとも一人はいるってことだよね!?”」
後ろで叫んでる先生を無視し、トリニティ自治区に入り、目的地の校舎までもうすぐそこというところまで来た。
そこでふいに先生に少し真剣な声音で名前を呼ばれたので耳を傾ける。
「”レクトってなんで私に敬語になったの?”」
「何かと思えばそんな話ですか」
「”最初青星として来てもらったときから普通にタメ口だったのに最近になって急に敬語になったよね~って”」
「…最初は傭兵としてシャーレの活動してたんでそれでよかったんですけど、今はもう生徒と先生の立場なので。それにこれから先行く先々で先生に対してタメ口で話してたら先生が舐められますし。…まあ色々理由付けしましたけど、一番大きいのは先生が尊敬できる頼れる大人として再認識したからですかね」
「”そっか。じゃあこれからも期待を裏切らないよう頑張らないとね”」
実際先生が来てくれて助かった場面は何個もあった。それに、今まで行ったアビドスやミレニアム以外にもシャーレの活動として日々舞い込んでくる依頼や悩みを解決していってる。いや、シャーレとしてじゃなくても勝手に助けるんだろうなこの人は。そんな底無しの善人で、困ってる生徒に何の迷いもなく手を差し伸べる人間だから、俺も手を貸そうと思うのだ。
故に、若干キナ臭そうなこのトリニティの要請も、何かトラブルが起きた時に身を挺して守ろうと思ってたわけだが…
「先生、なんかナギサとかいう人シャーレの権限借りたって言ってましたけど」
「”うん?ああ、成績の振るわない生徒たちに対して補習授業部を早急に建てるのにシャーレの権限が必要だって聞いたから事前に来た書類にサインしたよ!”」
「おバカ!!!」
「”え…”」
「先生、シャーレの権限がどんなに規格外のものかわかってるんですか!?そんな臨時の部の創立にシャーレ程の権限なんて要らないですよ!!その学校の部なんて生徒会側で否応にもできるんですから!何騙されてんですかこれシャーレの権力悪いことに使われたら大問題ですよ!?」
「”ひぃん…”」
「過ぎた事はどうにもできない…!できないですけど…!」
というかトリニティの生徒会は会長が3人居て三権分立みたいな感じだって聞いてたんだが?なんでナギサとかいうやつしかおらんのだ??ミカについて聞いたら「最近不在のことが多く私にも何をしているかはわかりません…」って言うしもう一人の方は入院中で不在とか言うしもう怪しいところしかない。なんでそんな場所で「”私にできることなら、喜んで”」って快諾しちゃうの先生!?何?騙されやすいタイプなの先生?これじゃセリカの事なんも言えないよ先生!
「はぁ…もういいです。受けてしまったものは仕方ありません。めっっっっちゃ怪しいですけど今は依頼を遂行するしかありません。情報収集は追々やっていきましょう」
「”ありがとねレクト…”」
「で、補習授業部のメンバーの4人ですが…」
「”あ!それなんだけどね!部員じゃないけどレクトも一緒に勉強してもらうから!”」
「…はい?」
「”レクトって二年間もずっと眠ってたでしょ?だから一年生までの勉強しかできてないだろうし、実際レクトは留年してるからね!”」
「……はい???」
「”だからレクトは試験を受けないと卒業もできないしセリカやアヤネと同学年だよ!”」
「ちょっと待って突然の衝撃の事実に頭が追い付かない」
敬語も忘れて慌ててホシノにモモトークで確認する。帰ってきたのは肯定を意味する軽い返事。
「ウッソだろ…みんな俺の事先輩って言ってたしすげー先輩風吹かせちゃったんだが??…え?俺まだ一年なの?アヤネはともかくセリカと同学年なの?*1…アァ…アァァアアァアア」
「”レクトが溶けてく!?しっかりしてレクト!”」
この後正気を取り戻して補習授業部のメンバーを探しに行った。
どうしてナギサ様しか席にいないのか
エデンからオリ路線を突っ走ります
次回!補習授業部スタート!