転生ライダーinキヴォトス   作:KIARU

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モンハンワイルズのガンランスSUGEEEEかっけえええ!

となっていた3連休でした。ジャスガの判定緩々で助かる。


下江コハルはむっつりだった

「これが、私たちの現状です。限られた残りの時間を使って、何としても合格ラインの60点を超えられるよう効率的に勉強をしなければなりません!」

 

 一次模試を終え、ヒフミはそう力強く宣言する。確かに、このままだと待っているのは退学の二文字。効率的な勉強を図り、この短い期間で全体の学力の底上げをするのは必須。

 

「アズサちゃんとコハルちゃんは一年生用の試験ですので、私とハナコちゃんがお二人の勉強をお手伝いします!ハナコちゃん、最近何があったのかは知らないですが、一年生の時は高得点だったんですよね?」

 

「…あら?まあ、そうですが…」

 

 試験結果以外での行動で頭がめちゃくちゃいいのは見てて分かる。どうしてテストの結果があんななのかはわからないが…

 

「実は、ハナコちゃんの一年生の時の答案用紙を見つけてしまいまして…ハナコちゃんの方については、後ほどこうなってしまった原因をしっかり把握したうえで、私と先生と一緒に解決策を探しましょう!」

 

「…」

 

「今はまだ作成中ですが、他にも試験を作成中ですので、今日から定期的に模試を行って進捗具合を確認できればと思っています。レクトさんにも勉強してもらいながらサポートに回ってもらいますので、大変ですが頑張りましょう!きっと、頑張ればみんなで合格できるはずです…!」

 

 ヒフミがここまで努力してると、俺も先生も協力したくなるというものだ。彼女は今、自らに言い渡された過酷な任を100%目を背けられるわけではないだろうに、自分にできることを必死に頑張っている。

 

「そして今回、ご褒美も用意しちゃいました!…えっと、こちらです!いい成績を出せた方には、このモモフレンズのグッズをプレゼントしちゃいます!」

 

 …やっぱ布教したいだけかも。

 

 当然、かなり独特(オブラート)のキャラクター達なので受けが悪かった…アズサ以外。

 

「可愛すぎる…!なんだこれは、この丸くてふわふわした生物は…!」

 

「さすがはアズサちゃん!ペロロ様の可愛さに気づいてくれたんですね!」

 

 そこからはもう俺にはついていけない世界だった。いや、多分当人達以外置いて行かれてたんじゃなかろうか。

 兎も角、約一名のモチベーション維持と布教に成功したヒフミは喜びの感情を露わにし、本人の暗い思考も鳴りを潜めたようだ。

 

 そんな合宿二日目の夜、珍しくアズサがコハルに勉強を教わっていたので、彼女もちゃんと勉強を頑張っているんだなと感心した束の間、参考書としてコハルが取り出した本に、全員が視線を集めた。

 

 R18なエッチな本である。

 

 エッチな本である!!!

 

「それが参考書なのか?」

 

「うん!この参考…あれ?」

 

「エッチな本ですねぇ♡」

「…まあ、そうだな」

 

 俺はもうハナコの言葉に曖昧な同意をすることしかできなかった。

 

「うわぁぁぁ!?な、なんでっ!?」

 

「コハルちゃん、それエッチな本ですよね?まあある意味参考書かもしれませんが。隠しても無駄です、R18ってバッチリ書いてありましたよ?しかも結構ハードな…トリニティで、いやキヴォトスでも中々お目にかかれないレベルの内容とお見受けしました!」

 

「ち、違う!これはその、私のじゃなくて!」

 

「なるほど…あのまじめなコハルちゃんがエッチな本を…」

 

「話聞きなさいよこの変態!」

 

「いえ、よく考えてみればそう不思議な話でもありませんね?この合宿にはレクトさんというとても珍しい同年代の殿方がいらっしゃいますし、レクトさんからは()()()()()()()がしますからね。コハルちゃんがそういう本に走ってしまうのもよくわかります」

 

 えっなにそれ。知らないんだけど。それ俺が臭いって遠回しに言ってる?毎日風呂入ってんだけど。

 

「先生、俺ってそんな臭いの?」

 

「”臭いとかじゃないんだけど…うーん、危険な匂いがするかな?”」

 

 危険な匂いってなんだよ。どう考えても駄目な匂いじゃん。先生そんな奴の頭皮嗅がないで?ハナコがコハルを追い詰めてるのを宥めるヒフミ、そしてこちらに近寄ってくるアズサ。

 

 アズサは座ってる俺の真横に来ると、急に俺の頭皮に顔を近づけ…

 

「アズサさん?????」

 

 られる前に俺が椅子から立ち退いた。

 

「…確かに、今フワッと良い匂いがした。でも、石鹸とかの匂いじゃない。もっとこう、本能的にくすぐられる匂いだ」

 

「いやマジで何言ってんの????」

 

「”アズサ、嗅ぎすぎると精神に異常をきたすだろうから程ほどにね”」

 

「先生ェ!?」

 

「確かに、この匂いは…危険だ」

 

 まともなのがヒフミしかいないこの状況は、「だから違うんだってばぁぁぁああああ!」というコハルの叫びが響くまで続いた。

 

 結局、コハルのR18本は生徒から押収されたもので、そういったものを管理してたコハルがたまたま持っていたものだという。それならさっさと押収品は元ある場所に返してしまおう、ということでコハルと先生は先ほど出て行った。

 合宿所とトリニティ本校舎の正義実現委員会の部室は頑張れば歩ける、というレベルでそこそこ遠いので、帰りは遅くなるだろう。こっそり返しに行く名目なのでレウスもそんなに向いていない。

 

 コハルには先生がついてるし、今日は勉強もそこそこに就寝することとなり、俺は当然夜更かし。

 ここに来てから気づいたのだが、MHST2ではインベントリに全部のアイテム入ってたよな…ということを思い出し適当に服のポケットに手を突っ込むとアイテムボックスのものが全部出し入れできる仕様だったのは驚いた。武器は懐に服の下に仕舞おうととすると仕舞える。今まで全部携帯してた俺の苦労を返してくれ。

 

 そんな訳で、いつでも元気ドリンコを取り出せる俺はある程度睡眠時間が少なくとも平気というわけだ。まあ多分これ熟練のハンターでも吸っただけでバタンキューする強烈な睡眠ガスとかを飲んだだけで無効化するやべー薬だから今はまだ一回もお世話になっていないんだけども。

 

 で、俺がすること。ゲーム…と言いたいところだが状況が状況だ。根を詰めすぎない程度に勉強をしといたほうがいいだろう。自分でも意外と勉強できるな…とは思っているが、補習授業部を助けるのなら、学力はあればあるだけいい。ついでに俺の進級もかかっている…!

 

 そんな思いで勉強机に向かい合うこと十数分。ドアがノックされた。「どうぞ」、と言うなり入ってきたのは、ハナコだった。

 

「こんばんはレクトさん。少しお話でも、と思いまして。…部屋の鍵をかけていないのは不用心じゃありませんか?」

 

「鍵なんかかけなくてもいいだろう。ここは俺達以外いないんだし」

 

「あら、信用していただいてるということでしょうか?」

 

「ああ、信用も信頼もしてる。一番勉強教えてくれたしな」

 

「…テストの結果はあの通りですよ?」

 

「忘れたかもしれないが、俺は補習授業部じゃないから、試験に受かる必要はない。だから、俺の中ではハナコと過ごした時間だけが全てで、ちょっと奇抜な言動が目立つけど、それ以上に優しくて賢い、普通の女の子。それがハナコだ」

 

「…ふふ、そうですか」

 

 優しくて、頭が良くて、美少女。おそらく無敵の存在。でも、女の子だ。知っているわけではないだろうが、退学がかかっているにもかかわらず補習授業部を楽しんでる、青春を謳歌している、ただの女の子。

 ミカから聞いたトリニティの話を鑑みるに、この学校を嫌になってしまった生徒の一人ではないかと密かに思っている。

 

「それで、レクトさん。お話なのですが…」

 

「なんでも聞こう」

 

「レクトさんもコハルちゃんの持ってたような本に興味があるのでしょうか?」

 

 

 咽た。

 




久々のアンケートを取ります。
エデン条約編にも関係する重大なアンケートです。
まだ決まってませんが伝説の黒龍の場合テラコはいなくなる予定です。
どっちも構想は大体決まってるんで二択です。どちらでも好きに書きます。
どちらにしてもオリ路線です。

好きな方を選べ!(ドン

最終編は?

  • 伝説の黒龍
  • プレナパテス
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