筆をとるまでが長いんだ…本当に毎度申し訳ないと思っています。
久しぶりだし結構雑かもしれない…てか参戦させたキャラが多すぎて書ききれない…許してクレメンス
書きたいことは書きました
MHXX楽しいです
「ナビルー。ダメ元で聞くが、
『ああ!今でもナンバーズとしての力は健在だぜ!』
「そりゃあいい!最後は白の奇跡の再来と行こう!」
そんな独り言を放つ俺とマキリ・ノワに向かって並走するのはサクラに乗ったホシノ、ネル、レウス、魔王。
「魔王とか言ったか!あたしをあそこまで連れてけ!」
「言っとくけど俺のオトモンだからな!」
魔王は小さく唸るとネルを掬い上げ、背中に乗せたままマキリ・ノワの頭に特攻する。魔王が頭にぶつかり、ネルが頭の上に乗る。そのままネルは頭の上に立ちながらマキリ・ノワの頭を攻撃し続けている。余程の神秘が弾丸に込められているのか、マキリ・ノワが大きく仰け反った。
「ホシノ!頭だ!俺は尻尾に回る!」
「わかった!必ず壊すよ!」
マキリ・ノワは頭を部位破壊しない限り他の部位に攻撃が通らない。インチキバリアもいいところだ。そのせいで二回行動の条件である尻尾を部位破壊するのに一手間かかる。ゲームだとそんな苦労しなかったが、現実になるとここまでキツイとは。
先生が指揮してる他の生徒も頭を執拗に狙ってる。何か知ってそうなホシノが事前に情報共有したのだろうか。まあ攻略方法がわかってるならそれに越したことはない。頭は壊してくれると信じて俺は尻尾に向かう。
「レウス!乗せてくれ!」
並走してたレウスに呼びかけ乗せてもらい、尻尾の上空まで飛ぶ。地下空間とはいえここは巨大だ。マキリノワのさらに上に行くくらいならできる。
上空から様子を伺い、サクラとホシノが頭に攻撃を仕掛けるところだった。頭を壊した瞬間、尻尾を叩ききって地面に落とす!
はずだったが、ホシノとサクラの攻撃でも頭は壊れなかった。うっそだろオイ。ネルも相当攻撃してたぞ。
だがもう自由落下を始めてしまった。今更止められない。空中真溜めを決めようと思ったが、一度レウスに回収してもらうか…
その時、アルと目が合った。
―――任せなさい
そんな声が聞こえた気がした。
次に起きたのは爆発とマキリノワの頭が壊れたような音。
「流石だアル!!!」
俺は大きく輝王剣リオレウスを振りかぶり、リヴェルトのように力任せに剣を叩きつける。ザクリと肉を切る感触とともに、レウスに着地しその場を離脱する。
ここぞというときにアルは頼りになる。流石だ。
「なんか目が合ったから撃っちゃったけどこれでよかったのよね!?」等と内心アルが焦っていたことを俺は知る由もない。
「先生!あとは集中砲火で良いんだよね!?」
「”そう!アリスは砲撃準備!アカネはアリスの準備ができるまでできるだけ爆撃して!”」
セリカちゃんが作戦の内容を確認し、アリスが大きく禍々しい剣を持ちながら巨大な銃を構え、アカネがハンドガンを一発撃った後に爆弾を起動する。断続的に爆発するようにしているのか、爆発が途切れることはない。何ならアカネがハンドガン撃った後攻撃の通りがいい気がする。
全員で囲んで棒で殴るような行為だが、戦いにおいて一番強いのは「相手に何もさせない」だ。だが、これで終わるようならライダーはいらない。
「レクト、お願い」
私の最も信頼するライダーに、最後を託す。
皆がひるませてくれている間に決着をつける。
「レウス!ナビルー!」
『おうよ!』
空高く舞い上がり流星のように敵を穿つ。主人公とレウスを象徴する技。空から見たら集中砲火されてるマキリ・ノワの周りに黒紫色の結晶が生え始めている。間違いなく悪い兆候だ。
「悪いがこれで決めさせてもらう!」
俺たちが丁度急降下を始めたところで、マキリ・ノワが動き出す。こちらに向かって飛び立ち、角の間に
ライダーとナビルー、そしてレウスと黒の戒め。白と黒が、ぶつかり合う。
「ぐぁ…うぐッ…」
あまりの衝撃に意識が飛びそうになる。だが直接受けてるレウスはもっとつらい。ナビルーもついてる。耐えろ!奴を叩き落とすまで意識を飛ばすな!レウスを信じろ!
それでも押される、押し切られる。
ドォン!
轟音とともに、
黒が止まり、その向こう側にサクラに乗ったホシノと、なぜか魔王に乗ったネルが見える。
てか鏖魔ディアブロスって飛行能力ないよな?跳んできたのか?
「フレイムシェイバー!」
「とりあえず突っ込め!」
絆技を使うホシノと雑な命令をするネルとのギャップで笑ってしまいそうになるも、二人の攻撃で出来たすきを見逃すわけがない。
「スカイハイフォール!!」
最凶の黒は、ここに墜ちた。
誰かが呟いた。
「白の、奇跡…」
あぁ、めっちゃ疲れた。そのせいかな。すごい意識が朦朧とする。まあ数時間最凶の黒と死闘を繰り広げてたんだもんな。無理もないか。後は先生達に任せるとしよう。
「レクト!?レクト!!!」
俺は意識を失った。
「先生!レクトは!?レクトはどうしちゃったの!?」
「”落ち着いて、ホシノ。私たちがここに来るまで一人で持ちこたえてたんだ。私達には今ここで出来ることはない。だから急いでトリニティに戻って治療を受けさせないと”」
「…うん、そうだよね。ごめん、先生」
「”謝る必要はないよ。行こう、ホシノ”」
レクトをレウスに乗せて、立ち去ろうとした瞬間、後ろで何かが起き上がった音がした。振り向くと、異形の頭をした赤い女性がいた。…私の大人としての勘が告げている。こいつとは相容れないと。
「おのれ…おのれ龍塚レクトォ!私の計画をォ…!」
「”…あなたは?”」
「…ベアトリーチェ。このアリウスの生徒会長、ということになっている」
「サオリ!?」
後ろから4人の生徒達がやってきて、アズサが驚いている。アズサの知り合いだろうか。
「今更被害者面するわけではないが…アリウスを統治し、兵士として育て上げ迫害し、エデン条約を乗っ取ろうとしたのが、彼女だ」
サオリの言葉に、私の目が鋭くなる。
「ええ、ええ。そうです。私はこのアリウスを支配し、生徒から搾取し、私が崇高に至るための礎としました。それも白竜の卵が見つかるまでの間でしたが。何故、何故失敗したというのです!?白竜の卵の力さえあれば、私は崇高に至れたはず!!…やはり龍塚レクトの存在ですか。二年前のあの日、黒服に多少邪魔されても完全に殺しておくべきでした…!」
「”何?”」
ここにいる全員の顔が険悪なものになる。
「二年前龍塚レクトがビナーに斃れたあの日、私は龍塚レクトが障害になり得ると思い、何故か蘇生を開始していた龍塚レクトを殺そうとしました。黒服に邪魔され蘇生を止めることは失敗しましたが、二年ほど遅延させることはできました。ですがやはり、あそこで黒服に邪魔されようとも、絶対に殺しておくべきだったのです!生徒は私達大人に搾取されるべき存在です!それなのに私の計画を邪魔するなど…!」
「お前ェッ…!」
「”黙れ”」
ホシノが今にも発砲しそうなところで、ベアトリーチェに私らしくない強い言葉を浴びせる。
「”私の大切な生徒の前でそれ以上その口を開くな”」
「”あなたは生徒の未来を奪い、本来過ごすはずだった楽しい時間を潰した”」
「”私はあなたを絶対に許さない”」
「よ、よくも私の前でそのような言葉を…!」
「そこまでです。マダム」
首のないコートの男。後ろ向きの男性の顔の肖像画を持って登場したその男は、ゆっくりとベアトリーチェに近づいていく。
「マダム、あなたの計画は失敗しました。あなたはすでに、彼らの紡ぐ物語の体のいい踏み台にすぎないのです」
「ゴルコンダ…!」
「ああ、驚かせてしまったのなら申し訳ありません、先生。レクトさんには既に挨拶しましたが、他の皆さんは初対面ですね。私はゲマトリアのゴルコンダ。こちらは私の体を代行してくれているデカルコマニーです」
「そういうこった!」
「私は戦いに来たわけではありません。マダムを連れ戻しに来たのです」
「”行かせるとでも?”」
「ああ、先生。どうかそのような決断はなさらないでください。…そうですね。私はいくつかの道具を生み出すことができるのですが、例えばそう、ヘイローを破壊する爆弾などでしょうか」
「”…!!”」
「先生、私達はあなた…さらに言えば、レクトさんと敵対するつもりはありません。もうマダムから聞いているかもしれませんが、我々はむしろレクトさんの殺害を止めた側なのです」
「”…ここでは追わないよ”」
「ありがとうございます、先生。それでは、私はマダムを連れて帰ります。では」
黒い靄に包まれてベアトリーチェ達が去っていく。絶対に許せない大人の一人に、ベアトリーチェが加わった。
「先生!今は一刻も早く病院にレクトを連れて行こうぜ!」
「”そうだね、ネル”」
「リーダー、やっぱりレクト君にご執心だね!」
「うっせぇーぞアスナァ!」
「否定しなくなったな…」
トリニティの救護騎士団にて、私はレクトの容態を聞いていた。あれから事後処理に追われて2日間皆と書類仕事だったりトリニティ内でのミカやアリウスの扱いだったりでてんやわんやし、ようやくレクトのお見舞いに来れていた。…肝心のレクトは未だ目覚めていない。
「”セリナ、レクトは大丈夫なの?”」
「大丈夫…とは言い切れないかもしれません。一見ダメージは少ないように見えますが、内臓や骨がまるで何度も無理やり治したかのような…非常に体が脆くなっています。あと数日もしないうちに目覚めるでしょうが…目覚めた後の方が大変でしょう。元に戻るまでどれだけかかるか…」
「”そう…”」
横にいるホシノが顔を青くしているのを、私は気にかけてあげられるほど余裕がなかった。先生失格かな…
なんかアンケート見たら伝説の黒龍が逆転してましたね。
まあどっちも書くことにしたんで安心してください。
いつになったら完結すんだこれ