転生ライダーinキヴォトス   作:KIARU

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やっと書けた...!


砂漠の奥に待ち受けたるは

 水族館へ行ってから数日後。久しぶりに家に篭っていた俺はだらけきっていた。

 ベッドの上で脱力してぐて〜ってするだけ。

 

『なあ相棒、久々に休みたいのはわかるけどよ。いいのかこんな緩みきってて?まさか一日中こんな感じで過ごすのか?』

「たまにはそんな一日があってもいいんじゃない?最近休まず動いてた気がするし」

『まあそうだけど...俺画面の中のこの空間でしか動けないから暇なんだよなぁー』

 

 それは確かに。考えてなかった。ナビルーは電子の妖精化したとは言え元々歴とした一人の生き物だ。プライステーションポータブルの中でしか動けないとなったらそりゃあ暇だろう。

 

「うーん、ゲームでもやってみるか?その空間でできるのか分からないけど。気になるのあったらオンラインショップで買っていいぞ」

『ゲームかぁ...ちょっと気になるしやってみるのもありだな!よし、相棒、ちょっとお金使うぞ!』

「おう、じゃあ俺はゴロゴロしてるから」

 

 

 

「ん、もう昼か...」

『お!起きたか相棒!ゲームって面白いな!時間を忘れてできそうだぜ!』

「そうか、そりゃよかったな。今はなんのゲームやってるんだ?」

『今は『ピッチャー3 ワイルドハント』っていうゲームやってるぜ!なんか3作目が一番完成されてるらしいから3作目から遊ぶことにしたんだ!』

「そ、そうか...まああるよなそういうシリーズを追うごとに洗練されていくのも。...逆のパターンも多いが」

 

 思いっきりウィッチャーやんけ...そこら辺もあるのかこの世界...。いや確かにモンハンとコラボしてたけども。

 ん?なんかモンスターイーターの方で告知来たな...。【ピッチャー3 ワイルドハント コラボアップデート】...そんなとこまで寄せなくていいから(震え声)。回復カスタム無いと息できないでしょうがぁ!この世界ではそんな事ないよね?

 

『ん?相棒どっか行くのか?』

「昼飯食わなきゃ行けないし、外食がてら外を散歩でもしようかと思ってね」

『ようやく重い腰を上げる気になったか!早く行こうぜ!半日ぶりのお天道様が待ち切れないぜ!』

 

 

 

「大将、柴関ラーメン一つ頼む!」

「あいよ、ちょっと待ってな!」

 

 というわけで、柴関ラーメンである。実は味の良さと気前のいい大将に気に入ってちょくちょく来ているので顔馴染みとなって久しい。てか前世の感覚でいるとここのラーメン並みでもめちゃくちゃでけえんだよな。ライダーの体だから食えるけど前世の俺だったら絶対残してる。いや味はめちゃくちゃ良いんだけど。

 

 腹ごしらえをした後は..どうしようかな、完全にノープランだった。普通の格好で来たからそのまま賞金稼ぎって訳にもいかないし...勿論下に鎧は着てるが。

 と、そんな時電話が掛かってきた。特に相手もよく見ず電話に出た。

 

『おや、出てくれないかと思いましたが...ククク』

「お前は...黒服か」

『ええ、お久しぶりですね、レクトさん』

「どうやって俺の番号を知ったか、何て言うのは気にしない事にする。何の用だ?」

『話が早いのは助かりますね。今から送る座標に行ったほうが良いと言う助言をしようと思いましてね』

「なに?」

『私としても、あなたを敵に回したくないのでね...早いところ向かったほうがいいですよ?救えるのはあなたしかいないでしょうから...ククク』

「救えるってどういう...切りやがった...んで、ご丁寧にきった直後に送信してきた座標が、アビドス砂漠の郊外、ねぇ...待てよ、“救える”っつったか?」

 

 ユメ先輩に電話する...繋がらない。嫌な予感がする。ホシノに電話する。

 

『はい、レクトですか?なんです?今ちょっと機嫌が悪いんです、用事なら後に...』

「ホシノ、ユメ先輩何処に行ったか知らないか」

『はぁ、ユメ先輩ならさっきアビドスの砂嵐の原因がどうとか言って飛び出していきましたよ、こっちの気も知らないで』

「わかった、ありがとう。まあ何があったか大体は察するが戻ったら仲直りしとけよ」

『言われなくともー』

 

 ホシノの言葉の途中で電話を切り、絆石に意識を集中する。

 

「来てくれ!レウス!」

 

 滑空してくるレウスに跨り飛翔する。

 

「レウス、なるべく急いでくれ、ユメ先輩が危ないかもしれない」

 

 レウスは小さく唸ると、さらにスピードを上げ、風になった。一秒が引き延ばされるような感覚の中、無限にも思える時間を経て、ソレは姿を現した。

 その正体たる超巨大な機械蛇は、その顎を開き、熱線をユメ先輩に放とうとしているところであった。

 

「レウス!!」

「GRAA!!」

 

 その掛け声で天高く舞い上がるレウス、超高高度から機械蛇を見下ろし、目標に向かって片足を突き出し急降下する。

 その片足は、ただの飛竜の爪と侮る事勿れ。天上から降るそれは、かつて世界を救った伝説の飛竜の爪であり、同じく世界を2()()()()()ライダーが直々に育成した最高の矛である。

 

 絆技・スカイハイフォール

 

 光線を今にも発射しそうだった機械蛇の横っ面に凄まじい勢いでレウスのキックが叩き込まれる。

 当然光線はキャンセルされ、機械蛇の横っ面は大きく凹み、火花を散らしながら倒れている。

 機械蛇がダウンしているのを確認してから、急いでユメ先輩のところに降り立つ。

 

「ユメ先輩!大丈夫ですか!」

 

 返事がない。

 ボロボロで意識はないが、息はしてる。前あげた貝殻のネックレスつけてるあたり、効果はあったのかもしれんな。

 

「レウス、急いで撤退するぞ。いつまた動き出すかわからん...って時既に遅しか...」

 

 機械蛇が、既に起き上がりこちらを向いていた。

 

「しょうがない。ぶっつけ本番だが...」

 

 今までオトモンは一度に一体しか呼び出せないと思っていた。何故ならそれがゲーム上での仕様だからだ。だが現実となった今なら?そもそもゲームでは編成が6体までだったが今となってはその常識にも囚われていない。ならオトモンを一度に複数体呼び出すこともできるのではなかろうか。

 絆石に意識を集中し、ユメ先輩を安全な場所へ送り届けるためのオトモンを呼び寄せる。

 

「来てくれ!ミツネ!」

 

 絆石を掲げると、後方から()()()()()タマミツネが現れる。レウスも消えてない。成功だ。

 

「ミツネ。この人をアビドスまで連れてって欲しい。校舎のところまででいいからな。置いてきたら帰っていいぞ。よし行け!」

 

 ミツネはユメ先輩を背中に乗せ頷くと、泡で滑って猛スピードで去っていった。タマミツネは突進のライドアクションがあるから移動が速いんだよな。

 

 さて。

 

「じゃあレウス。俺たちは...こいつの相手だ」

 

 レウスは短く唸り、俺の横に並んだ。

 




と言うわけで次回、ビナー戦です。それに伴いアンケート締め切ります。レウス一強でしたね(?)
黒服が紹介しないからビナーっていう単語が出てこねえ

来たる決戦の時、共に戦うオトモンは?

  • レウス
  • ネルギガンテ
  • イヴェルカーナ
  • ディアブロス亜種
  • ジンオウガ亜種
  • ラージャン
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