【試走】ブルーアーカイブRTA 称号『特異現象消失』獲得 エイミチャート…? 作:和泉 元エイミ
なんとかエリドゥ決戦を阻止できたRTAのPart10、はーじまーるよ―
さて、前回無事にKeyを討伐できたわけですが(録画時は実績が進んでないことにまだ気が付いてない)その代償としてヴェリタスとヒマリの好感度が大きく下がってしまいましたね~ いったい何がいけなかったんでしょうね~ フシギダネ
ま、そんなことはさておきヴェリタスとの好感度を上げましょう。ここまでマキ以外とはほとんど関わってこなかったので初期値の50から下がって20ぐらいだと思います。あ、ちなみに現時点での参考資料としてユウカが75ってことだけ覚えておいてください。
ではヴェリタスの好感度をハイ、ドーン!!
チヒロ 0/100 【絶交】
ハ レ 3/100
コタマ 5/100
マ キ 13/100
おや、どうしたんだろう?(無能)
見間違いかもしれないのでもう一回見てみましょう。
チヒロ 0/100 【絶交】
ハ レ 3/100
コタマ 5/100
マ キ 13/100
……?低くね??????????????
理解できぬ。理解できぬ。
なんでぇ~~~?いったい何がいけなかったんでしょうね~(2回目)
予想ではチヒロが10、他が20ぐらいの予定だったんですけどまさか【絶交】になってしまうとは……
【絶交】というのはまあ文字通りなんですけど、絶交になったキャラが一切関わらなくなります。これを利用して前々回にウタハのお助けイベントが今後起こらないようにしたんですが…… うーん、ウタハ以外を絶交にするつもりはなかったんですけどねぇ……
こうなってしまうと、ヴェリタスの好感度稼ぎは諦めた方が良いでしょう。これは再走ですね。
ご視聴ありがとうございました。■■■先生の次回作にご期待ください。
とはいきません。なぜなら私は清楚系天才美少女RTA走者なのでリカバリールートをキチンと考えてあります。前々回に先生の相談に乗ったらゲーム開発部の行動が想定よりも早くなってGGA破壊ルートに切り替えたように上振れ、下振れ、ありとあらゆる事態を想定して私はチャートを組み立てています。
これは下振れですが前々回の上振れを考えると運が収束しただけとも言えます。切り替えていきましょう。
ヴェリタスを使うのはヒマリの負担を減らして安定感を確保するためだったのですがこれでは無理そうなので、ヒマリを酷使する作戦で行きます。全知、何とかしろ。
ヒマリの体力管理と信頼を失わないように調整が大切ですが問題ありません。なぜなら私は天才イケメン美少女RTA走者(自称)なので。(2回目)
……誰だ?今、「さっき好感度調整ガバガバだっただろ!このバカ!アホ!間抜け!基地外!頭がおかしい!ウスバカ!時代遅れ!乱暴で下品!バカ!意地汚い!みっともない!ガラクタ!無一文!狂っている!ひどい顔!悪い人間!鬼ババア!キショ!カス!かわいそうなお友達!なまこわんわん!黒ゴボウ!人間ロボット!ちゃだためあたま!スピード狂!肛門の穴、ホカホカや!あーウェイでたわ!かばばぶ!スミロドン!」って言ったのは!?!?
今度はミスらないので安心してください(ミスったつもりはないけど)。
ということでヒマリの好感度を上げる作業に集中します。
あっ、そうだ。ウタハとGGAで思い出しましたが、GGAの破壊に成功してエリドゥ籠城戦がなくなったからようやく軽トラを改造でき………ません!残念!!
なんとKey以外にもヒマリを監禁しないとスムーズにいかない相手がいるんですよ。めんどくさいなぁ……(本音)
例えば……原作最終編でのボスラッシュのあたり(アニメで入ってきた人へのネタバレ配慮)(そんな人はここまで読まないのでは?)ですね。
色彩化したボス、これは全部討伐対象でありRTA的にはおいしいシナリオです。すでにエイミが何体か討伐しているので総数が減っていますが、最終編までに残りを全部討伐するのは時間的に不可能です。
しかも実績はエイミが倒さないと進まないので、先生たちに任せるとこのRTAでは実績が実質達成不可になってしまうという恐ろしい罠が隠れています。
……別に達成不可になるわけではありませんが先生陣営が倒すと時間経過で再登場になってしまい、RTA的にはかなりのロスです。(2敗)
だからエイミが一人で全部焼き払う必要が出てくるんですね、博士?
そうじゃ、先生陣営にいると「一人に無理はさせられない」と丸め込まれてしまうんじゃ。じゃから独立軍(約2名)で楽しいボスしばきツアーを強行、ヴェリタスやらなんやらに止められないようにするため+ヒマリに乗っ取られないためにアナログな軽トラを使う必要があるのじゃ。ヒマリを酷使して無双する。まさに“酷使無双”というわけじゃ。
は?つまんな。黙れよジジイ。そんなチャートがうまくいくわけないだろ。
うるさい、燃やすぞ。オレのチャートに不備はない。
-終-
「……エイミ、少し散歩に行きませんか?」
おっと、そんな茶番をしていたらヒマリからお誘いがきました。好感度上げたかったのでありがたいですね~
もちろん行きますよ~行く行く!
ということで二人で川沿いを散歩しています。今日もいいペンキ☆
「エイミは……何かしたいこととかないんですか…?」
ヒマリとの会話イベントが始まりました。相手の会話デッキは決まっているのでこちらも攻略Wikiを見ながら適切な選択肢を選んでいきましょう。
(Wikiとにらめっこ中・・・)
よし、楽しく話せたな。(シャニP)
ヒマリは何か言いたげな顔をしていますが、Wikiを見ながら回答しているのでかんぺき~なはずです。
チャートを完璧に作れる私が編集したWikiなんですから間違いなどあるわけが……
「エイミ、少しで良いから私の話を聞いてください」
ん?なんだこの反応、僕のデータにないぞ!?!?
「……あなたは私が喜びそうな言葉だけを選んでいるのでしょう?」
は?
「“あなた”は私をまるでゲームのキャラクターか何かのように思っていませんか?それも感情移入したプレイでは無く、ただただスコアを稼ぐためだけに無感情に見つめているだけの」
はぁ……(クソでかため息)
「ほんの一言二言だけでも良いんです。ちょっとだけ、自分の言葉で話してみませんか?」
ヒマリはこういうとこあるからなぁ……
「ほら、ちゃんと私を見てください。私はあなたの目の前にいるんですよ?」
はいはい、オレの検証不足でした。負けで良いです。あとでWikiに付け加えておきます。
しょ~がね~な~ぁ~、ここからはお望み通り自分の言葉で会話させてあげましょう。その方が好感度稼げそうですしね。
操作をオートに切り替えてエデン条約調印式の日までスキップします。じゃ、エイミちゃん頑張ってね~
――
「エイミ、少しで良いから私の話を聞いてください」
「……あなたは私が喜びそうな言葉だけを選んでいるのでしょう?」
「“あなた”は私をまるでゲームのキャラクターか何かのように思っていませんか?それも感情移入したプレイでは無く、ただただスコアを稼ぐために無感情に見つめているだけ」
「ほんの一言二言だけでも良いんです。ちょっとだけ、自分の言葉で話してみませんか?」
「ほら、ちゃんと私を見てください。私はあなたの目の前にいるんですよ?」
「…………」
エイミは答えない。ただこちらを見据えるだけ。
その目は何かを考えているのか、それとも……
「……帰りましょうか。少しですがエイミとゆっくり過ごせたので私は楽しかったですよ」
「分かんないよ…… 今まで“私”は何もしていないから自分の言葉なんて……」
聞き逃してしまいそうなほどに小さな声がエイミの口から零れた。
「……エイミ?」
聞き返すもやはり返答はない。
だが、先ほどまでと決定的に異なる点が一つ。
__エイミは泣いていた。
「ど、どうしたんですか急にそんな……」
エイミの涙など初めて見た。
もしかして、言いすぎてしまったのでしょうか……?
おろおろと戸惑っているヒマリをよそにエイミはただただ泣き続けている。
「……?あれ……私…………なんで……」
数秒泣いた後、エイミが口を開いた。
すると、何かを確かめるかのように自分の顔や体をベタベタと触り始めた。
少しの間、腕を動かしていたエイミは確認が終わったのか辺りをキョロキョロと見回し、私と目が合った。
「……部長、ごめんなさい」
そう言ってエイミは私を抱きしめてきた。
エイミの高い体温が直接伝わってくる。
これは紛れもない“エイミ自身の言葉”です。何が根拠になっているのかは分かりませんが確信を持って言えます。
正直何がきっかけになったのかは知りませんが、“エイミの心が動いた”のは間違いありません。
……暑いですね。ですが今は引きはがさないで上げましょう。せっかくなので。
エイミがこんなに甘えてくるなんて初めてですから。
ここは橋の上で目立ってしまいますが周囲に誰もいないようなので助かりましたね。
「……いや、ダメだ」
「……?」
エイミはしばらくそのままでしたが、突然私から離れてしまいました。
その顔に先ほどまでの涙はなく、いつものクールな顔です。
いえ、クールというよりは覚悟を決めたような……
ヒマリから離れたエイミは彼女の愛用品である「マルチタクティカル」の銃口を自身の口の中に突っ込み、冷たい金属の引き金を引いた。
__銃声が静かな川沿いに響き渡る。
「ゲホッ……ゴホッ……やっぱりこれじゃダメか」
あまりの突然の出来事に私は何もできませんでした。
放たれた弾丸はエイミの口内を傷付け、一筋の赤い雫が口元から垂れる。そのまま続けざまに何回か発砲。
目の前の現実を受け止めるのにはかなりの時間を要してしまいました。
その間にもエイミはリロード。何故か
でもなぜ……?どうしていきなりこんなことを? いや、今はそんなことを考えている場合ではありませんでした。
早く止めないと……! 銃弾ではあまり傷つかないとはいえ、口内では……!!
「やめなさいエイミ!」
エイミの銃を掴み奪い取る。
勝てるわけのない賭けでしたが、私が奪い取ることを想定していなかったのかあっさり奪うことに成功しました。
「何してるんですか!!いきなりこんな……」
「ごめんね…部長。今…今この瞬間にやらないと……」
この時のエイミの顔にはかつてないほどの悲しみが浮かんでいた。目の前の私に奪われたマルチタクティカルを見つめた後、スタンガンを取り出した。その手に握られたスタンガンの出力は最大、彼女の手にはまるで雷が宿ったかのような力強さが漂っている。
そのスタンガンを見た私の脳裏には、チーちゃんの怯えた姿が浮かんできました。
エイミが私に襲いかかってくるのではないかとも思って身構えましたがそんなことはなく、そのまま自身の首元にスタンガンを当てようと……
私の手は考えるよりも先に動いていた。
「いっ……たぁ」
私が手に持っていたショットガンから放たれた弾丸はエイミの手に握られていたスタンガンを弾き飛ばし、スタンガンはエイミの手を離れるや否やそのまま弧を描くようにして欄干を飛び越えて消えていった。
………反動がすごい。やっぱり私に戦闘は向いていないようですね。
スタンガンが水の中に消えた音がした瞬間、水の中に閃光が走り感電して死んだ魚が続々と浮かび上がってきた。
それを見たエイミは欄干から身を乗り出し、そのまま暗い川底へと向かおうと試みる。
ここでようやく私は彼女が何をしようとしているかを理解しました。
いえ正確には、理解を拒否していたことを理解してしまったのです。
__エイミは死ぬつもりなのです。
「ちょ、ちょっとエイミ!やめなさい!!」
腕と肩が訴える鈍い痛みを無視してエイミの腕をつかんで止めようとしました。当然の結果ですが私のか弱い腕の力ではエイミを止めることなどできません。
「……離して。部長は、傷つけたくない」
「ダメです!!あなたこのまま死ぬつもりでしょう!?そんなこと許しませんよ!!…っていうか腕がすごく痛いので結構傷ついてますよ!!」
「違う、そういうことじゃない」
「何なんですかあなたはいつも……!せめて…せめて理由を教えてください!!抱え込まないでください!!」
「私なら何か力になれることが………」
「ないよ!!」
「……っ」
その大声に怯んでしまった私は一瞬だけ力を緩めてしまった。その隙にエイミは私の腕を振り払い川の中へと飛び込んでしまう。
一瞬の出来事は、まるで時間が止まったかのように感じられた。私の手から離れた彼女の顔はどこか満足気で……
「ごめんね、部長、それにみんなも……私のことなんか忘れてどうか自由に……」
ドボン、と大きな水音がして慌てて川を覗き込むもすでにエイミの姿はなく、ただ水面に波紋が広がっているのみ。
「あぁ…なんてこと……」
どうして……なぜエイミはいきなり……こんな……
「申し訳ありませんが少しの間これを持っていてください」
「はい…………えっ?」
思考がまとまらない中、突然きれいに畳まれたメイド服を渡され混乱は加速。そのまま訳が分からず戸惑っているとメイド服を渡してきた
少しすると彼女は意識のないエイミを抱えて浮上、そのまま泳いで川岸から陸に上がって戻ってきた。
水を吐き出させて脈と呼吸を確認した後、私に預けていたメイド服を布団のように敷きゆっくりとエイミを寝かせる。
「えっと、ありがとうございます……あの、あなたは…?」
「『謎の覆面スク水メイドA』です。覚えなくても結構ですので」
「は、はぁ……」
よく見れば覆面だと思っていたそれはスイムキャップを顔に被せてその上からゴーグルを着けているだけでした。
見学していた水泳の授業でそのふざけ方をしている人を見たことある気がします。
「すでに救急車は呼んでありますのでご安心を。命に別状はなさそうですし私はシャワーを浴びたいのでお先に失礼」
そのまま彼女はスク水のまま風のように駆けて消えていきました。
……このメイド服はとりあえずリオに渡しておきますね。
――
「先生、こちらです」
ヒマリから緊急で呼び出された私は案内されながら病院内を進んでいた。
ここはミレニアムでも最高クラスの医療施設、様々な設備による質の高い医療が提供されるため学区外から重症患者が運ばれてくることも珍しくない。
そんな場所の奥深くのとある病室にエイミは居た。いや、幽閉されていると言った方が正しいのかもしれない。
中に入ることができずガラス窓からしか見ることができない部屋の中でエイミは両手両足を拘束され、目隠しもされた状態で常に薬で眠らされていた。
「……あんまりじゃないかな、これは」
「そう思うのも無理はないわ。だけどこうでもしないと彼女は目を覚ました瞬間に実行可能なあらゆる手段を使って命を絶とうとしてしまうのよ」
「命を……?」
「……ああ、失礼。本当は生徒会長として正式に挨拶をする場を用意したかったのだけれど、今はそんな状況ではないし、あなたもトリニティの件でいろいろと忙しいのでしょう?今ここで軽く済ませてしまいましょうか」
そう言って彼女は手を差し出してきた。
「初めまして、私は調月リオ。このミレニアムサイエンススクールの生徒会長で……エイミの上司よ」
「こちらこそ初めまして、だね。自己紹介はいらないかな?」
「そうね、知っているもの」
差し出された手を握り返す。リオの手のひらは思っていたよりも小さく、若干手汗で湿っていて、少し震えていた。
「なる、ほど……?」
生徒会長室へと移動し、ヒマリとリオからエイミに何があったのか説明されても、よく分からないとしか言えなかった。
そもそも、最近のエイミの行動は全体的におかしかった。ミレニアム校舎内の“消火設備の故障”として表向きには処理されたあの一件の後から……
いや違う。多分、最初からずっとだ。ヒマリが部長に就任して常に横にいるようになったから見えていなかったものが見えてくるようになっただけに過ぎないのかもしれない。
「少し、私からいいでしょうか」
エイミの行動に含まれていた違和感を思い出すため考えをアレコレ巡らせているとヒマリが割って入ってきた。
「ヒマリ、何か分かったの?」
「いえ、これはあくまで私の推理になってしまうのですが……エイミは『二重人格』なのではないかと」
「二重人格か……」
【二重人格】
もしくは解離性同一性障害。
多くの場合は小児期にうけた極度のストレス、虐待やネグレクトもしくは
アリスが遊んでいたゲームに主人公が不思議なアイテムを手に入れ、その力で別の人格が宿り頼もしい相棒として数々の危機を乗り越えていく……なんてものがあったがあくまでそれはフィクションの話、ヒマリが言いたいのは症状としての解離性同一性障害だ。
……神秘的な出来事に満ちているキヴォトスならそのゲームみたいなことがあっても不思議ではないが一旦忘れる。
「私たちが接していたエイミに人格を仮にA、今あそこで眠っているエイミをBとして話を進めます」
「おそらく本来のエイミはBで小児期……とにかくミレニアム入学より前のどこかのタイミングで私たちが『特異現象』と呼んでいるような“何か”に襲われ、心的外傷を抱えてしまいました」
「そしてそのストレスを抱えたエイミは自分の殻に籠り、私たちが接していた人格Aを生み出します」
「AはBが受けたストレスの原因である“何か”をはじめとした『特異現象』をとにかく少しでも早く排除することに執着、内側から眺めていたBはその横暴な振る舞いを止めるべく自ら命を絶とうとする……もしくは心的外傷が原因となっているか……といった感じでしょうか」
「あくまで私の推理です。情報不足で不完全ですが……」
ヒマリの話をじっと聞いていた。
この推理を前提にしてエイミの行動を振り返ると納得がいくことがあるが、ヒマリも言うようにいくつか説明がつかないことがある。
「……エイミのことを入学前に一度調べさせてもらったけど、今の推理とその時の報告で合致する点が数点あるわ」
リオは手元のタブレットを操作し、エイミの過去を調査した資料を見せてきた。
「本当はヒマリにも見せたくないのだけれど……仕方ないわ。当然、生徒の個人情報だから他言禁止よ」
「もちろん、分かってるよ」
「なるほど、スランピアはエイミが……それに『ケセド』ですか……あの時、デカグラマトンが異様にエイミを警戒していた理由はこの辺ですかねぇ……でもまだ分からないことはあります」
「水とかね。それは一旦置いておいて、これが改めて調べた結果よ」
二つ目の資料を見た。そこに書かれていたのは主にエイミが小学生の頃に図書館から借りた本や閲覧した論文が細かく記載されていた。
「小学生の頃に『精神の病気』や『心の病気』についてやけに熱心に調べている……ということは」
「心的外傷を抱えたのはそのあたり、ですか」
確かにヒマリの推理は納得がいく。それでも分からないことはまだまだあった。
「私もエイミ二重人格説を踏まえると……いや関係ないかもしれないけど思い当たる節があるんだ、いいかな?」
「ええ、もちろんいいですよ。何がキッカケで核心に迫れるかは分かりませんから」
リオも頷いていたので懐からシッテムの箱を取り出す。
「シャーレで生徒たちに戦闘を頼むときにこれを使っていること……リオは知っているかな」
「ええ、連邦生徒会が所有するオーパーツの一つ、シッテムの箱。エイミが調べてくれたから知っているわ」
「……エイミをシャーレに行かせた理由の一つでしょう?」
「否定はしない」
何か政治の匂いがしたが本題とは関係ないので次に進める。
「このタブレットから私の指示をみんなに飛ばしているんだけど……指示を受ける側がどうなってるかはヒマリから説明した方が早いかな?」
「分かりました……感覚的な話になってしまいますがこう視野が広がったというか、私の能力が底上げされてサポートしやすくなったといいますか……私は後方支援担当なのでエイミのような前に出る人とは違うかもしれませんが、こんな感じですね」
ヒマリの話は自分の考えていることと概ね一致していた。ならこのまま話を進めても大丈夫か。
「私の認識とあってるね、それなら良いんだ。話の続きだけど、生徒に指示を飛ばして戦術を支援する。どういうタイミングで何をしてどこへ行けば良いのか、ヒマリみたいな子には誰に向けてどんな支援をするのか、その指示の手助けをしているのがこのシッテムの箱なんだ」
本題はここからだ。
「ゲーム開発部の子達に言われてしっくりきた例えだから使わせてもらうけど、これは言ってしまえばゲームのコントローラーなんだ」
「生徒たちを動かして戦況を操作する……あんまり良くない言い方かもしれないけどね」
「例外が1人だけいたんだ。それがエイミ」
「エイミはシッテムの箱を受け付けなかった」
「それって……」
「私の指示と結果的に違う行動をとる子はもちろんいるよ?うっかり転んでしまったとか実行するまでに状況が変わって実行不可になったとか、それでも基本的にはみんな素直に従ってくれる」
「でも、エイミは違ったんだ。そうだな……あんまり詳しくは言えないけど『誰が何をする』ってボタンがあるとして、エイミはそれが壊されているというか……」
「ああそうだ、さっきのコントローラーの例えをもう一回使うけどエイミは……」
「
今までそんな例はエイミ以外ない。指示を聞かないというよりは指示ができない。
エイミの最速を目指す性格と相まって戦術の難易度が上がっている。
それで任務に失敗したことはないけれど、作戦に同行した生徒が連携がうまく取れなくて小言を言ってきたり、エイミを怖がったり……後者は別問題か。
「で、さっきのエイミ二重人格説を踏まえると……シッテムの箱で指示できるのは本来のエイミである人格B、しかし実際に体を動かしているのは人格A、だからエイミはシッテムの箱を受け付けていない……というのが私の推理なんだけど、何かの参考になるかな?」
二人ほど頭がいいわけではないからボロはあるかもしれないがとりあえず自分が考えたことを言いきった。不思議なこともあるんだなぁとか思っていたけれど諸々を踏まえるとこういうことかもしれない。
私の話を聞いてヒマリは少しの間考え込んでいた。ふと、何かに気が付いたようで顔を上げてリオの方を見た。
「リオ、さっき言ってた資料を出してください」
「…………」
連邦生徒会の所有物である『シッテムの箱』についてまとめた資料だ。見せたくないのだろう、かなり嫌そうな顔をしている。
「リオ!」
「………これよ」
渋々といった感じで一度こちらを見た後、先ほどと同様にタブレットを操作してエイミがまとめたシッテムの箱についての調査報告書を見せてきた。ヒマリはそれを奪い取るように受け取った後、ものすごい勢いで隅々まで読み進めている。
「…………やっぱりそうだ」
報告書に一通り目を通したヒマリは驚愕した表情でこちらを見た。
「リオ、この報告書は
「そうだけど……まさか」
「どうしてシッテムの箱の影響を受け付けないエイミによる報告書で、私が感じていたことと同じような内容が記されているんですか?」
ヒマリが指をさした部分には先ほどヒマリ自身が言っていたこととほとんど一致する内容が書かれている。
シッテムの箱に表示されすらしないエイミがどうして箱の影響を正確に報告できるのか、何故知っているのか……
「人格Bが書いた可能性ってのは…」
「ないでしょう。出た瞬間に死を選ぶような精神状態で報告書をこんなに丁寧に書くとはとても思えませんが……」
ヒマリは再び考えこんでしまった。
それもそうだ。人知の及ばないオーパーツである『シッテムの箱』、正直使っている自分ですら分からないことだらけなのに、なぜか正確に知っていた。
こうなったらエイミも何かしらの人知を超えた方法で知識を得ているとしか考えられない。
「知るはずのないシッテムの箱の情報を知っているとなると、G.Bibleもそういうことだったんでしょうか……そういえばリオ、G.Bibleが何だったのか分かりました?」
「申し訳ないけど実物が無いとゲーム作りに役立つモノ以上のことは何も分からないわ」
「……あるよ」
「「え?」」
「G.Bibleならあるよ」
――
「少しいいか?“教義”の完成を少し早めようと思う ……そうだな、調印式で使用するのが望ましい」
「何故?……ふむ、良いだろう。貴方は切り札として“教義”を使うつもりかもしれないが温存はやめた方が良い」
「彼ごときに必要ない?……違う、聖徒会という餌をバラまくのだ。あらゆる道理を無視して殲滅する『恐怖』と『神秘』を内包した炎の怪物は必ずやって来るぞ。備えておくことを勧める。兵士を遊園地の案内人と同じ目に合わせて無意味に消費したいなら好きにするがいい」
「もちろん起動は私が行う。一度会って話がしたいのだ」
――
はい、スキップ終わり!好感度はどれどれ~おお、ヒマリとリオが少し上がってますね。上出来です。
……それで、なんで病院で拘束されてるんですか?
(ステータス確認中……)
うーん、別にどこか病気って訳でも怪我してるってわけでもなさそうなので分かりませんねえ……ま、いいや。
多分ヒマリとかリオがエイミを独り占めしたかったんでしょう(適当)
ちなみに私はエイヒマ派です(隙自語)
あ!もうこんな時間だ!エデン条約調印式が始まっちゃう!
こんなところでじっとしているわけにいかないので、怒られるかもしれませんが周囲をぶっ壊して出ましょう。
え?両手両足固定されて目隠し状態なのにどうやって脱出するかだって?
……説明するとすげえ変態だな。拘束された露出多めのエイミちゃん………ふぅ…
さて、出る方法ですがスキルで焼きます。以上です。
なんか久しぶりですねこのスキル使うの。でも最近は受ける依頼が指名手配犯確保とかばっかりだったからねしょうがないね。これが一番報酬美味いんだもの。
じゃ、スキルドーン!!
やったぜ。
分かっていると思いますがこのスキルは生徒相手に使うものじゃないですね。
それではいつものように軽トラに乗ってエデン条約調印式に向かいましょう。
着くころには今回の討伐対象『ユスティナ聖徒会』が湧いていると思います。
(エイミちゃん移動中……)
移動中ですがこの間に調印式からの流れを説明しましょうか。
まずミサイルが落ちた直後の調印式を襲撃します。
すると聖徒会が湧いているので、スキルで焼きます。この段階だとそこら辺の生徒じゃ倒せないので最終章で懸念していることみたいなのは起こりません。
そして、ここで無限湧きする聖徒会を使ってエイミのスキルを最終段階にします。
んで、アリウスをしばきながらレベリングしてエロあるよ(笑)君の登場まで待ちます。出たら焼きましょう。
先生の見せ場ないやん(笑)
詳しいことは次回説明しますが最終段階まで進化させるとエイミの「発熱」に追加効果「特異現象特効」が付与されるのでストーリーを進めなくても聖徒会を焼き殺せるようになるんですよ
最終段階まで強化した「発熱」(もはや発熱ってレベルじゃねーだろ)はその辺の特異現象系ボスをワンパン可能な上に対象を完全に“焼失”させることができるようになります。(雑なタイトル回収)これのおかげで聖徒会も復活できなくなるし、その後出てくる不完全なエロあるよ(笑)君も焼き尽くして完成できなくします。
ということで今回はここまで。
次回は聖徒会焼き合作ですね。それでは